JP3078521U - コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他のコネクタと対接される時に良好な連結を
提供し、並びにコネクタの接地効果を増強したＵＳＢコ
ネクタの提供。 【解決手段】 絶縁本体、金属ケース、複数の導電端子
及びコネクタの対接面に設けられた弾性案内手段を具
え、該案内手段がコネクタを案内して対接コネクタの挿
入に便利とし、該案内手段が固定端と連接端を具え、分
岐設置された連接端がコネクタより突伸して弾性力を提
供してコネクタと対接コネクタを強固に結合させ、固定
端がコネクタの各部分を固定し、並びに金属ケースとそ
の他の導電手段の連接導通を提供し、コネクタの接地効
果を増強している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のコネクタに係り、特に、案内手段を具えたＵＳＢコネクタに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

コネクタの対接に便利で対接が連接に行えるようにするため、コネクタの多く は案内装置の係合を採用しており、周知のコネクタの案内装置はいずれも絶縁本 体の一部に一体に成形され、絶縁本体とその他の電気手段の組立には別の組合せ 手段、例えば係止装置或いは螺接装置が必要であった。これに関係する技術には 米国パテント第６，００７，３６４号があり、それは一種のコネクタを提供して おり、その案内手段は一体に絶縁本体に設置され、且つそれは僅かに案内機能し か有さず、絶縁本体とその他の部品の組立は別に増加した手段によらねばならな かった。このためコネクタの複雑度が増し、コネクタ構造の簡素化に不利であり 、このために生産及び組立コストを下げることができなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一種のコネクタを提供することを課題とし、それは、その案内手段が 案内と強固な連接機能を共に有し、且つ案内手段が弾性収縮可能な連接端を有し てコネクタがその他のコネクタと対接される時に良好な連結を提供し、並びにコ ネクタの接地効果を増強するようにしたコネクタであるものとする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、コネクタにおいて、少なくとも、 対接面を具えると共に内部に複数の端子チャネルが開設された絶縁本体と、 該端子チャネル内に設置されて端子コネクタと電性接触を形成する導電端子と 、 絶縁本体の対接面に組付けられ、連接端と固定端を具え、該連接端に弾性収縮 部分が設けられてその他のコネクタとの対接時に良好な連結を提供する案内手段 と、を具えたことを特徴とする、コネクタとしている。 請求項２の考案は、請求項１に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体外周を包囲する金属ケースと、絶縁本体後部に嵌め置かれた嵌置片と 、案内手段を固定するブラケットとを具えたことを特徴とする、コネクタとして いる。 請求項３の考案は、請求項２に記載のコネクタにおいて、 案内手段の固定端がストッパ部と、連接部及び固定部を包括し、該連接部がブ ラケット内に設置され、固定部が絶縁本体及び嵌置片を貫通することを特徴とす る、コネクタとしている。 請求項４の考案は、請求項１に記載のコネクタにおいて、 案内手段の連接端が分岐構造とされたことを特徴とする、コネクタとしている 。 請求項５の考案は、請求項２に記載のコネクタにおいて、 ブラケットが固定板と連接板を包括するＬ形構造とされたことを特徴とする、 コネクタとしている。 請求項６の考案は、請求項１に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体に前向きに延伸された凸板があり、複数の端子チャネルが該凸板内に 設置されたことを特徴とする、コネクタとしている。 請求項７の考案は、請求項６に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体の凸板付近に凹溝と貫通孔が開設されたことを特徴とする、コネクタ としている。 請求項８の考案は、請求項６又は請求項７に記載のコネクタにおいて、 連接板において絶縁本体の凸板に対応する位置に矩形孔が開設されたことを特 徴とする、コネクタとしている。 請求項９の考案は、請求項３に記載のコネクタにおいて、 嵌置片に組合せ孔が設けられたことを特徴とする、コネクタとしている。 請求項１０の考案は、請求項３に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体後部に凸部が設けられ、該凸部に水平方向の貫通孔が設けられたこと を特徴とする、コネクタとしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案のコネクタは、少なくとも、絶縁本体、金属ケース、複数の導電端子及 びコネクタの対接面に設けられた弾性案内手段を具え、該案内手段がコネクタを 案内して対接コネクタの挿入に便利とし、該案内手段が固定端と連接端を具えた コネクタにおいて、分岐設置された連接端がコネクタより突伸して弾性力を提供 してコネクタと対接コネクタを強固に結合させ、固定端がコネクタの各部分を固 定し、並びに金属ケースとその他の導電手段の連接導通を提供し、コネクタの接 地効果を増強することを特徴とする。

【０００６】

【実施例】

図１に示されるように、コネクタ１は、絶縁本体１０、導電端子２０、嵌置片 ２１、金属ケース３０、ブラケット４０及び案内手段５０で組成され、そのうち 、絶縁本体１０はプラスチックで成形され、前方に延伸された凸板１１を具え、 該凸板１１内に複数の端子チャネル１１０が開設されて前述の導電端子２０を収 容し、且つ絶縁本体１０の凸板１１付近に三つの凹溝１００が開設され、絶縁本 体１０の両側に対称設置された二つの貫通孔１０２があり、該貫通孔１０２の上 方の絶縁本体１０の対接面に係止溝１０４が設けられている。図３も参照された い。導電端子２０は対接端２２と後端２４を具え、該対接端２２と後端２４の間 に係止溝２６が設けられ、導電端子２０は絶縁本体１０の後端より挿入され、対 接端２２が端子チャネル１１０に進入して後端２４が絶縁本体１０の後部より突 出し、係止溝２６が絶縁本体１０と相互に係合して導電端子２０がしっかりと端 子チャネル１１０内に設置される。絶縁本体１０の後端に凸部１０６があり、凸 部１０６に水平方向の貫通孔１０７が開設され、その高さは前述の凸板１１に対 応する。嵌置片２１は二片式構造とされ、その一端が内向きに凸伸し、上述の貫 通孔１０７内より絶縁本体１０に嵌め置かれ、嵌置片２１と絶縁本体１０が位置 決めされる。嵌置片２１の別の一側が延伸されて係止片２１０が設けられ、該係 止片２１０が前向きに折り曲げられて前述の係止溝１０４に嵌置かれ、これによ り絶縁本体１０、導電端子２０及び嵌置片２１が相互にしっかりと位置決めされ る。嵌置片２１において絶縁本体１０の貫通孔１０２に対応する位置に組合せ孔 ２１２が開設されている。

【０００７】 図１及び図２に示されるように、金属ケース３０は矩形構造とされ、その底部 に、対接方向に対して垂直な方向に沿って三つの凸片３００が延伸されて前述の 凹溝１００に対応し嵌置かれ、これにより金属ケース３０と絶縁本体１０の位置 決めが達成される。ブラケット４０はＬ形構造を呈し、連接板４００と固定板４ ０２を包括し、固定板４０２に三つの固定孔４０４が開設され（図４参照）てそ の他の構造（図示せず）の固定に供される。連接板４００は垂直に設置され、前 述の凸板１１に対応する位置に矩形孔４０１が開設され、該矩形孔４０１の両側 に連接孔４０３が設けられ、凸板１１に套設された金属ケース３０が該矩形孔４ ０１より突出する時、連接孔４０３と前述の嵌置片２１の組合せ孔２１２の高さ が同じ位置となる。

【０００８】 図４も参照されたい。案内手段５０は略長方形の棒状を呈し、それは固定端５ ２と連接端５４を具え、連接端５４の前端は分岐構造とされて、コネクタ１と対 接コネクタ（図示せず）が挿接される時の案内位置決めを行い、並びに良好な弾 性力を提供してコネクタ１と対接コネクタを弾性力によりしっかりと結合させる 。固定端５２は案内手段５０の末端に設置され、棒体に対して突出状を呈するス トッパ部５２２、連接部５２４及び末端に位置し且つ寸法が連接部５２４よりや や小さい固定部５２６を包括する。固定端５２がブラケット４０の連接孔４０３ 内に挿入され、該ストッパ部５２２が上述の連接板４００の表面に当接し、連接 部５２４がブラケット４０の連接孔４０３に収容され、固定部５２６は絶縁本体 １０の貫通孔１０２と嵌置片２１の組合せ孔２１２を貫通し、並びに一部が外部 に突出し（図３参照）、機械加工ステップ（例えば溶接、かしめ接合）により固 定され、こうしてコネクタ１の絶縁本体１０、導電端子２０、嵌置片２１、金属 ケース３０、ブラケット４０がいずれも案内手段５０の固定端５２により結合さ れて一体とされ、且つ金属ケース３０とブラケット４０が相互に接触し、コネク タ１の電磁シールド効果が増強される。

【０００９】

【考案の効果】

総合すると、本考案は確実に実用新案登録の要件に符合する。しかし以上の説 明は本考案の望ましい実施例に関するものであり、本考案の請求範囲を限定する ものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考 案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のコネクタの分解斜視図である。

【図２】本考案のコネクタの斜視図である。

【図３】本考案のコネクタの別の角度からみた斜視図で
ある。

【図４】本考案のコネクタの平面図である。

【符号の説明】

１ コネクタ １０ 絶縁本体 １００ 凹溝 １０２ 貫通孔 １０４ 係止溝 １０６ 凸部 １０７ 貫通孔 １１ 凸板 １１０ 端子チャネル ２０ 導電端子 ２１ 嵌置片 ２１０ 係止片 ２１２ 組合せ孔 ２２ 対接端 ２４ 後端 ２６ 係止溝 ３０ 金属ケース ３００ 凸片 ４０ ブラケット ４００ 連接板 ４０１ 矩形孔 ４０２ 固定板 ４０３ 連接孔 ４０４ 固定孔 ５０ 案内手段 ５２ 固定端 ５２２ ストッパ部 ５２４ 連接部 ５２６ 固定部 ５４ 連接端

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コネクタにおいて、少なくとも、 対接面を具えると共に内部に複数の端子チャネルが開設
   された絶縁本体と、 該端子チャネル内に設置されて端子コネクタと電性接触
   を形成する導電端子と、 絶縁本体の対接面に組付けられ、連接端と固定端を具
   え、該連接端に弾性収縮部分が設けられてその他のコネ
   クタとの対接時に良好な連結を提供する案内手段と、を
   具えたことを特徴とする、コネクタ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体外周を包囲する金属ケースと、絶縁本体後部に
   嵌め置かれた嵌置片と、案内手段を固定するブラケット
   とを具えたことを特徴とする、コネクタ。
3. 【請求項３】 請求項２に記載のコネクタにおいて、 案内手段の固定端がストッパ部と、連接部及び固定部を
   包括し、該連接部がブラケット内に設置され、固定部が
   絶縁本体及び嵌置片を貫通することを特徴とする、コネ
   クタ。
4. 【請求項４】 請求項１に記載のコネクタにおいて、 案内手段の連接端が分岐構造とされたことを特徴とす
   る、コネクタ。
5. 【請求項５】 請求項２に記載のコネクタにおいて、 ブラケットが固定板と連接板を包括するＬ形構造とされ
   たことを特徴とする、コネクタ。
6. 【請求項６】 請求項１に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体に前向きに延伸された凸板があり、複数の端子
   チャネルが該凸板内に設置されたことを特徴とする、コ
   ネクタ。
7. 【請求項７】 請求項６に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体の凸板付近に凹溝と貫通孔が開設されたことを
   特徴とする、コネクタ。
8. 【請求項８】 請求項６又は請求項７に記載のコネクタ
   において、 連接板において絶縁本体の凸板に対応する位置に矩形孔
   が開設されたことを特徴とする、コネクタ。
9. 【請求項９】 請求項３に記載のコネクタにおいて、 嵌置片に組合せ孔が設けられたことを特徴とする、コネ
   クタ。
10. 【請求項１０】 請求項３に記載のコネクタにおいて、 絶縁本体後部に凸部が設けられ、該凸部に水平方向の貫
    通孔が設けられたことを特徴とする、コネクタ。