JP3078307U - 包茎矯正具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は包茎を矯正するのに手術を用いず、
自然治癒力を発揮させて包茎を矯正する器具で、簡易な
構造で使用法が簡易で日常装着可能な包茎矯正具を提供
すること課題とする。 【解決手段】 形状記憶合金等を素材とするひも状の金
属で、装着リングと、陰茎亀頭の形状に合わせて形成し
中央に装着脱用の摘み突出部を設けた弾性リングを連結
部で一体につなぎ、容易に装着脱でき長時間の装着可能
な包茎矯正具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は包茎を矯正するために用いられる包茎矯正具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術では包茎を根本的に治療するには手術による治療が行われていた。 しかし医学的に分類して、包茎は真性包茎と仮性包茎とがあり、いずれも亀頭と 包皮の間は不潔になりやすく、衛生上好ましくなく、健康的な社会生活を営むこ とに障害を生じることになる。真性包茎においては包皮を切除する輪状切除手術 により余分な包皮を取り除くが、手術費用と時間を要して手軽に行える治療では なかった。仮性包茎は余剰な包皮のために亀頭が包皮に覆われるだけであり、手 術によらずに矯正することが可能である。従来より種々な包茎治療具や矯正具が 知られている。そのひとつに包皮を反転させて、亀頭と包皮の間に治療具のゴム 輪をはめて締め付け、包皮がその状態で固定されるのを待ち治療の目的を達成し ようとするものである。又従来のリングをもちいた包茎矯正具は陰茎に装着脱可 能でかつ包皮戻り防止の突起が設けられているので、包皮を反転させて陰茎に装 着した後自然に亀頭側に戻ろうとする包皮は包皮戻り防止の突起によってせき止 められて包皮が亀頭にかぶり再度包茎状態となることを防止するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら従来の治療具にあっては、そのリング状のゴム輪を装着して歩い たり座ったりなど日常生活をするうちに包皮が戻ろうとする復元力に押されて、 包皮は亀頭を乗り越えて元に戻り、効果を十分に発揮しないという問題点があっ た。又包茎治療や矯正を行う上で障害となっているところの秘密にして他人に知 られずに治療したいという課題を解決するために、陰茎に個人的に容易に装着脱 可能で矯正効果が高く、簡易な構造で包茎を矯正できる矯正具を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案の包茎矯正具は、２個のリング状の金属弾性体のうち亀頭側の弾性リン グの１カ所に突起を形成することにより、陰茎の根本に装着脱する装着リングと 亀頭押さえの弾性リングとそこから突出する突起とを形成する手段であって、装 着時に違和感がなく、又きわめて簡易な構造をもって包皮を矯正することができ る。かかる手段であれば装着リングが弾性体で構成されているのでリング直径が 自由に伸び縮みして陰茎にフィットし、しかも突起部も弾性リングの一部で構成 されているため装着時に痛みを感じることもなく、さらにズボンを着用した状態 にあっては連結部も折れ曲がるので、違和感もなく日常の生活に支障をきたさな い。又陰茎に装着脱可能な装着リングと着脱時に摘みとして装着を助ける突起と を形成することができるので、きわめて簡易な構造をもって包茎矯正をすること ができる。使用者によって陰茎の直径と、余分な包皮の量は異なるものであるか ら、請求項１に記載の手段によれば使用者が適宜自分の状態に合わせて装着リン グと弾性リングの内径および形状を容易に変えることができ矯正具が外れること もない。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の包茎矯正具の実施の形態を図面によって説明する。図１において陰茎 ５の根本部に装着リング１を形成し、亀頭７側に中央に突起４を設けた弾性リン グ２と両リングを連結する連結部３よりなるものである。本考案にかかる矯正具 のリング内径と突起４の長さは弾性リング２と装着リング１を開くことにより任 意に調整可能である。

【０００６】 本考案にかかる矯正具の使用方法について図２で説明する。まず使用者が陰茎 ５の直径を合わせて装着リング１と弾性リング２の内径を調節する。この際に使 用者は突起４の突出長を調節してもよい。

【０００７】 次ぎに図２に示すように、余り皮膚６を反転させ陰茎５の根本側に引き寄せ突 起４を指先で摘み、装着リング１を少し拡張させながら上から余り皮膚６を被せ て装着する。装着に際し弾性リング２と亀頭７とを密着させながら装着する。か かる包茎矯正具の装着で、余り皮膚６が亀頭７側に戻ろうとする復元力は装着リ ング１により阻止されて余り皮膚６の包皮はせき止められて、再び包茎となるこ と防止することができる。

【０００８】 本考案の矯正具は弾性のある形状記憶合金等を素材として形成される。従って 包茎矯正具を装着して動いたり座ったりなどして体を動かしても包皮が亀頭７に かぶさることがなく、長期間にわたり装着していると包皮が安定した状態を保持 し自然に包茎が治癒するのである。このように本考案にかかる包茎矯正具は、陰 茎５の根本に余り皮膚６を集めて装着リング１に被せて固定し弾性リング２は亀 頭７により固定される極めて簡易な構造をもって包茎の矯正をするのであるから 、誰でも手軽に矯正具の装着を行うことができる。

【０００９】 また上述のように装着リング１に余り皮膚６を被せて固定し、包皮の戻りが阻 止されるので、従来の包茎治療具のように、着脱防止のためにリング等を陰茎５ にきつく絞め付けて装着する必要はなく、さらにひも状の弾性体から構成されて いるので使用状況に合わせて弾性リング２の位置で突起４が適時変形するから包 茎矯正具を装着している違和感もなくふだんの生活に支障をきたさない。

【００１０】 また弾性リング２がひも状金属からなるので矯正具を装着した際には陰茎５の 形状を合わせて自由に変形し陰茎５にフィットする。さらに突起４はひも状の弾 性リング２と同一素材で構成されたもので、包皮に常時接触しても刺激を感じる こともない。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の包茎矯正具は、簡易に装着脱可能な装着リングと、亀頭に近接して弾 性リングが常に余り皮膚を根本側に押しつけることで反転させた包皮が元に戻っ て亀頭にかぶさるのを防止することができる。従って包茎矯正具を装着して体を 動かしていても亀頭には包皮がかぶさらず、長時間装着している間も常時包皮が 反転した状態となり自然に包茎が矯正治癒する。簡易な構造であり製造原価も安 価でかつその使用方法も簡単なものとなる。したがって手軽に包茎矯正を行うこ とができる。このひも状金属線を用いれば容易に装着リングの内径及び突起の長 さを変更し、密着して装着することができるという利点がある。したがって装着 中に包茎矯正具が陰茎から不用意に外れるという事態も生じないのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の包茎矯正具の斜視図である。

【図２】本考案の包茎矯正具の使用例を示す側面図であ
る。

【図３】本考案の包茎矯正具の正面図である。

【符号の説明】

１ 装着リング ２ 弾性リング ３ 連結部 ４ 突起 ５ 陰茎 ６ 余り皮膚 ７ 亀頭

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 輪状の装着リング（１）と突起（４）を
   形成した弾性リング（２）とを連結部（３）で結合して
   なることを特徴とする包茎矯正具。
2. 【請求項２】 金属ひも状の弾性体からなることを特徴
   とする請求項１記載の包茎矯正具。