JP3078274U - 静電畳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者をリラックスさせる。 【解決手段】 直流負電圧の出力装置２に接続した負電
極３を畳４の裏面に設けることにより、健康増進器具を
和室の雰囲気に馴染ませ、健康増進器具を意識させない
様にして使用者の緊張感をほぐす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、高圧電気（数百ボルト〜千数百ボルト）の作用により健康の増進を 図る様にした静電畳に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、数百ボルト〜千数百ボルトの高圧電気のエネルギーを一定の絶縁物を隔 てて人体に作用させることで、血液の酸性化を防止すると共に、適度な弱アルカ リ性の状態にする健康増進方法が知られており、その方法に使用する器具として は、マット等の絶縁物で被覆された電極に高圧電気を導通する様にした所謂静電 床が利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上記の健康増進器具は、静電床を和室に設置した場合、周囲の雰囲 気に馴染まないため、使用者が緊張してしまって、高圧電気による健康増進効果 を充分に得られない恐れがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題に鑑み、直流負電圧の出力装置に接続した負電極を畳の裏 面に設けることにより、健康増進器具を和室の雰囲気に馴染ませ、健康増進器具 を意識させずにリラックスした状態で使用させる様にした静電畳を提供して、上 記課題を解決する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図１〜４は本考案に係る静電畳を示す図であり、図１は一部断面斜視図、図２ は縦断面図、図３はブロック図、図４は回路図である。

【０００６】 本考案の静電畳１の基本的構成としては、直流負電圧の出力装置２に接続した 負電極３を畳４の裏面に設けている。

【０００７】 具体的には、交流外部電源５への差込プラグ5aを突設した容器６に、交流外部 電源５からの電流量を規制して出力するヒューズ等の安全回路７と、該安全回路 ７からの入力を昇圧して出力するトランス等の変圧回路８と、該変圧回路８から の入力を整流すると共に、更に昇圧して出力する倍圧整流回路９と、該倍圧整流 回路９からの入力の電流量を規制して出力する限流保護抵抗10を内蔵して、直流 負電圧の出力装置２と成している。 上記倍圧整流回路９は、ダイオード11、11a と、コンデンサー12、12a と、抵 抗13、13a から成り、倍圧整流回路９に入力した交流をダイオード11、11a で半 波整流して直流化し、かかる直流をコンデンサー12、12a で平滑化し、抵抗13、 13a を利用して昇圧する様にしている。 又、出力装置２の安全回路７と変圧回路８の中間部に、電源ランプ14を接続し 、容器６の蓋15に設けた表示レンズ16を通して静電畳１への通電状態を目視確認 可能にしている。

【０００８】 又、出力装置２の直流負電圧出力端子（限流保護抵抗10の出力端子）に接続し たコネクター17付の出力コード18を容器６の外方に突出させ、出力コード18の先 端に編線19を介して導電性不織布製の負電極３を接続すると共に、該負電極３を 畳４の裏面に設け、更に負電極３の裏面側に絶縁体20、クッション材21、畳22を 順次設けている。

【０００９】 次に本考案の静電畳の作用について説明する。 先ず、一般的な畳と共に静電畳１を和室に敷き、静電畳１の上に使用者を座ら せるか、或いは仰臥させる。 次に、出力装置２を交流外部電源５に接続して負電極３に数百ボルト〜千数百 ボルトの高圧負電圧を印加する。 すると、高圧電気の作用により、畳４の上方空間に陰イオン（空気中の微粒子 が陰電気を帯びたもの）の厚い層が形成され、使用者は陰イオンで包み込まれる ため、使用者の血液中に含まれるナトリウム及びカルシウムのイオン化が促進さ れ、身体をアルカリ化する。

【００１０】

【考案の効果】

要するに本考案は、直流負電圧の出力装置２に接続した負電極３を畳４の裏面 に設けたので、一般的な畳と共に和室に敷けば、周囲に馴染んで目立たないため 、使用者は緊張せず、高圧電気を利用した健康増進器具をリラックスした状態で 使用することが出来る。 従って、例えば高齢者等の緊張し易い人であっても、慣れ親しんだ自宅の和室 でくつろぎながら使用できるため、老若男女を問わず頗る簡単且つ効率良く健康 の増進を図ることが出来る。

【００１１】 又、他の畳と共に和室に敷くことで、家庭の和室に常設しても邪魔にならず、 而も出力装置２を容器５に接続するだけで、何時でも簡単に高圧電気による健康 増進作用を享受できるため、家庭用の健康増進器具として最適である等その実用 的効果甚だ大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る静電畳の一部断面斜視図である。

【図２】静電畳の縦断面図である。

【図３】静電畳のブロック図である。

【図４】静電畳の回路図である。

【符号の説明】

１ 静電畳 ２ 出力装置 ３ 負電極 ４ 畳

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 直流負電圧の出力装置に接続した負電極
   を畳の裏面に設けたことを特徴とする静電畳。