JP3078162U - 穿孔ポンチ - Google Patents

穿孔ポンチ

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JP3078162U
JP3078162U JP2000008646U JP2000008646U JP3078162U JP 3078162 U JP3078162 U JP 3078162U JP 2000008646 U JP2000008646 U JP 2000008646U JP 2000008646 U JP2000008646 U JP 2000008646U JP 3078162 U JP3078162 U JP 3078162U
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JP
Japan
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hole
punch
punch body
cutting blade
inner diameter
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Expired - Lifetime
Application number
JP2000008646U
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English (en)
Inventor
哲朗 高芝
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TAKASHIBA GIMUNE MFG.CO.,LTD.
Original Assignee
TAKASHIBA GIMUNE MFG.CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】棒状のポンチ本体1の先端から軸方向に抜け孔
2を穿設し、ポンチ本体1先端の開口縁に切り刃3を形
成するとともに、ポンチ本体の側面に抜け孔2に連通す
る窓孔4を設けるポンチにおいて、抜け孔2に押し出さ
れる穿孔屑の排出を円滑に行わせる。 【解決手段】切り刃3を形成する抜け孔2の開口縁を絞
り込んで、切り刃3の直径D1を抜け孔2の内径D2よりも
小径とする。これにより、抜け孔2に押し込まれる穿孔
屑は抜け孔2内に詰まることなく窓孔4から円滑に排出
することができる。また、窓孔4の幅を抜け孔2の内径
よりも大きく形成することによって、抜け孔に押し出さ
れてくる穿孔屑を窓孔から円滑に排出させることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、革や布、紙など平面的な被穿孔物に一定寸法の孔を穿設するために用 いる穿孔ポンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
革や布、紙などの被穿孔物に一定寸法の孔を穿設するために、棒状のポンチ本体 の先端から軸方向に一定寸法の抜け孔を穿設し、ポンチ本体先端の開口縁に切り 刃を形成するとともに、ポンチ本体の側面に前記抜け孔に連通する窓孔を形成し た穿孔ポンチが使用されている。従来より公知の穿孔ポンチは、ポンチ本体先端 の切り刃を被穿孔物に当接させてハンマーで叩くなどの手段で切り刃を押し進め ることによって被穿孔部に切り刃の形状と同じ形状の孔を穿孔する。このとき、 穿孔屑は抜け孔を通って窓孔から外部に排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の穿孔ポンチは、ポンチ本体先端の外周部分を切除して切り刃を形 成しているため、切り刃の直径は抜け孔の内径と等しく形成されるのが普通であ る。したがって、抜け孔に供給される抜き屑はは、その直径が抜け穴の内径と等 しいものであるが、切り刃によって押し切りされた抜き屑は、応力が開放される 抜け孔内部で膨張する傾向があり、抜け孔の内部に詰まり、窓孔から円滑に排出 されずに次の穿孔作業に支障を来すことがあった。 このような従来技術の欠点に鑑み、本考案は抜き屑が窓孔から円滑に排出され、 常に能率的な穿孔作業を行うことができる穿孔ポンチを提供せんとするものであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、二つの解決手段を工夫した。第一の解決手段は、切 り刃3を形成する開口縁を絞り込んで切り刃3の直径D1を抜け孔2の内径D2より も小径とすることである。これにより、抜け孔2の内部に供給される抜き屑は抜 け孔2の内径よりも小さなものとなり、抜け孔2の内部で抜き屑が詰まるのを回 避でき、抜き屑を窓孔4から円滑に排出できることになる。
【0005】 第二の解決手段は、ポンチ本体1の側面に形成する窓孔4の幅Wを抜け孔2の内 径D2よりも幅広とし、幅Wの領域を少なくとも抜け孔2の中心まで抉り込む。こ れにより抜け穴2内部に送り込まれた抜き屑が窓孔の位置に達すると自然に排出 される。この第二の解決手段は、単独で実施しても抜け孔2内を押し出されてく る抜き屑を窓孔の位置に達すると自然に排出することができる。しかしながら前 記第一の解決手段と併用することによってより効果的に抜き屑を窓孔4から排出 することが可能となる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る穿孔ポンチの実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図 1は、円形の穿孔ポンチの一例を示すもので、円形断面の棒状のポンチ本体1に は、先端から基方に向けて軸方向に抜け孔2を穿設するとともに、ポンチ本体の 側面に抜け孔2に連通する窓孔4を形成している。ポンチ本体1の上半部外表面 には、操作性を高めるために滑り止めのローレット加工5を施している。
【0007】 ポンチ本体1の先端部は、内径D2の抜け孔2を加工した後に開口部を絞り込んで 内周縁の直径を前記内径D2よりも小径のD1とし、下端外周部分を研削して刃付け することによって切り刃3を形成する。その結果、ポンチ本体1の下端部には抜 け孔2の内径D2よりも小径である直径D1の切り刃が形成される。切り刃4の直径 D1と抜け孔2の内径D2の寸法差は極端に違う必要はなく、僅かな寸法差であって も抜き屑を円滑に排出する上で効果がある。本考案者の実験によれば、D1とD2の 寸法差が0.1 〜0.3 ミリメートル程度で十分な抜き屑排出効果を発揮することが できた。
【0008】 図1に示すように、抜け孔2の内径D2よりも切り刃3の直径D1を小さく形成した 穿孔ポンチの切り刃3を被穿孔物Aに当接させ、ハンマーや木槌で叩くことによ って白矢印で示すようにポンチ本体を押し進めると、被穿孔物Aに切り刃の形状 と同じ形状の貫通孔を穿設することができる。貫通孔を穿設することによって発 生した穿孔屑A'は、二点鎖線の矢印で示すように抜け孔2を遊動状態で通過し、 ポンチ本体4の側面に形成した窓孔4から外部に排出される。
【0009】 ポンチ本体1の側面に形成する窓孔4は、図2,図3に示すようにその幅Wを抜 け孔2の内径D2よりも幅広とし、少なくとも抜け孔2の中心位置まで抉り込んで おく。これにより、抜け孔2を押し出されてきた抜き屑は、窓孔4の位置に達す ると完全に開放され、窓孔から円滑に排出される。幅Wの窓孔4は、幅Wの切削 工具による一回の切削加工によって形成することができる。窓孔4の幅Wと抜け 孔2の内径D2との差は特に大きなものである必要はなく、例えば0.1 〜1.0 ミリ メートル程度で実施するのが好ましい。
【0010】 図1に示すように、切り刃の直径をD1を抜け孔2の内径D2よりも小径としたもの では、必ずしも窓孔4の幅を抜け孔2の内径D2よりも幅広とする必要はない。な ぜならば、抜け孔2内において穿孔屑A'はすでに遊動状態にあるため、窓孔4の 幅が抜け孔2の内径D2と同じであっても、穿孔屑A'は窓孔4を自由に通過するこ とが可能である。しかしながら、図示例のように窓孔4を抜け孔2の内径D2より も広い幅Wとすることによって、穿孔屑A'は窓孔4をより自由に通過することが 可能となる。
【0011】 窓孔4の幅Wを抜け孔2の内径D2よりも幅広とするものでは、切り刃3の直径と 抜け孔2の内径を同じものとすることもできる。この場合、穿孔屑A'は抜け孔2 内を押せ押せの状態で押し上げられることになるが、押し出された穿孔屑が窓孔 4の位置に達すると一気に開放され、窓孔に達した穿孔屑が順次器外に排出され るため、従来の穿孔ポンチのように抜け孔内に穿孔屑がつまって穿孔作業ができ なくなるといった状況の発生は少なくなる。ただし、切り刃3と窓孔の間におい て穿孔屑が押せ押せの状態で保留される可能性はあるが、抜け孔2内に多少の穿 孔屑が保留されても窓孔からの穿孔屑の排出が円滑に行われるため、穿孔作業を 支障なく実施することができる。
【0012】
【考案の効果】
請求項1に記載した本考案の穿孔ポンチによれば、穿孔ポンチの切り刃によって 穿孔される孔が、ポンチ本体内部に形成される抜け孔よりも小さくなる。したが って、ポンチ本体内部の抜け孔に押し出される穿孔屑の直径が、抜け孔の内径よ りも小さくなって穿孔屑が抜け孔の内部を遊動可能となり、抜け孔の内部に穿孔 屑が詰まると要った事態をなくすることができる。そして、ポンチ本体の側面に 形成された窓孔から穿孔屑を円滑に排出させることができ穿孔作業を円滑に進め ることができる効果がある。
【0013】 請求項2記載の考案によれば、切り刃によって切断されて抜け孔2の内部を押し 出されてきた穿孔屑が、窓孔の位置に達すると一気に開放されて窓孔から排出さ れる。したがって、従来の穿孔ポンチのように抜け孔2内に穿孔屑が詰まってし まい、穿孔作業ができなくなってしまうといった事態の発生を防止することがで きる。
【0014】 請求項3記載の考案によれば、穿孔ポンチ内部の抜け孔内に穿孔屑が押せ押せの 状態で詰まることを防止するとともに、窓孔からの穿孔屑の排出をより円滑に行 わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切断して示す本考案に係る穿孔ポンチの
一例を示す側面図、
【図2】本考案に係る穿孔ポンチの一例を示す正面図、
【図3】図2のA−A線拡大断面図、
【図4】図2のB−B線断面図。
【符号の説明】
1…ポンチ保本体、 2…抜け孔、 3…切り刃、 4c
… 窓孔、 5…ローレット加工、 D1…切り刃の直
径、 D2 …抜け孔の内径、 A…被穿孔物、 A'…穿
孔屑。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状のポンチ本体1の先端から軸方向に抜
    け孔2を穿設し、ポンチ本体1先端の開口縁に切り刃3
    を形成するとともに、ポンチ本体の側面に前記抜け孔2
    に連通する窓孔4を形成する穿孔ポンチにおいて、切り
    刃3を形成する開口縁を絞り込んで切り刃3の直径D1
    抜け孔2の内径D2よりも小径としたことを特徴とする穿
    孔ポンチ。
  2. 【請求項2】棒状のポンチ本体1の先端から軸方向に抜
    け孔2を穿設し、ポンチ本体1先端の開口縁に切り刃3
    を形成するとともに、ポンチ本体の側面に前記抜け孔2
    に連通する窓孔4を形成する穿孔ポンチにおいて、ポン
    チ本体1の側面に形成する窓孔4の幅Wを抜け孔2の内
    径D2よりも幅広とし少なくとも抜け孔2の中心まで抉り
    込んだことを特徴とする穿孔ポンチ。
  3. 【請求項3】棒状のポンチ本体1の先端から軸方向に抜
    け孔2を穿設し、ポンチ本体1先端の開口縁に切り刃3
    を形成するとともに、ポンチ本体の側面に前記抜け孔2
    に連通する窓孔4を形成する穿孔ポンチにおいて、切り
    刃3を形成する開口縁を絞り込んで切り刃3の直径D1
    抜け孔2の内径D2よりも小径とし、ポンチ本体1の側面
    に形成する窓孔4の幅Wが抜け孔2の内径D2よりも幅広
    であって、該窓孔4を少なくとも抜け孔2の中心まで抉
    り込んだことを特徴とする穿孔ポンチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013018428A1 (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 カール事務器株式会社 パンチ及び穿孔刃
JP2014118998A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 被覆管に対するサドル付分水栓の着装方法
JP2016203269A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 俊介 池谷 パンチ

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