JP3077788U - アジテータ車のドラム内面自動洗浄システム - Google Patents
アジテータ車のドラム内面自動洗浄システムInfo
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ドラム内付着生コンの除去をアジテータ車運
行中に効率的に行うための自動洗浄システムの提供。 【解決手段】 アジテータ車のドラム内面を自動洗浄す
るシステムであって、アジテータドラム内筒2外面部の
近傍にアジテータドラムの回転軸と実質的に平行に、ア
ジテータドラム排出口外部より排出口内部に向かって突
入する洗浄水噴射ノズル8を有する洗浄筒9を含むこと
を特徴とする、前記システム。
行中に効率的に行うための自動洗浄システムの提供。 【解決手段】 アジテータ車のドラム内面を自動洗浄す
るシステムであって、アジテータドラム内筒2外面部の
近傍にアジテータドラムの回転軸と実質的に平行に、ア
ジテータドラム排出口外部より排出口内部に向かって突
入する洗浄水噴射ノズル8を有する洗浄筒9を含むこと
を特徴とする、前記システム。
Description
【0001】
本考案は、アジテータ車のドラム内面自動洗浄システムに関する。
【0002】
アジテータ車は生コン工場で、積み荷であるレディミクストコンクリート(以 下生コン)やモルタルなどを回転式ドラム(以下ドラム)内に積み込み、ドラム を攪拌作動させることによって積み荷の流動性および均質性を確保しながら指定 された場所に搬送する。建設現場に到着後、アジテータ車は指示された場所にお いてドラム回転方向を逆転させ、積み荷である生コンやモルタルの荷卸し作業を 行う。
【0003】 荷卸し作業中には、生コンがホッパおよびドラム内に付着する。該生コン付着物 は水との接触により水酸化カルシウムを生成し、経時的に成長した結晶が複雑に 絡み合い、水分の蒸発と相まって硬化する。
【0004】 該生コンの多量の付着およびその硬化物は、荷卸し量の不足、生コンのオーバ ーフロー、所定量の積載不能、および/またはトラックアジテータとしての攪拌 性能の低下を来す。最終的には、ドラムへの積み込み口や排出口が付着物によっ て塞がれ、生コンやモルタルなどの積載および搬出が不可能になる。したがって 、ドラム内に付着した生コンおよびその硬化物は、少量のうちに極力早期に除去 することが望ましい。
【0005】 前記除去作業は、ホッパおよびドラムの排出口付近、フローガイド内面および荷 卸しシュートなどに付着したものを、アジテータ車に装備された水タンク(容積 約200リットル)に貯蔵された洗浄用の水を、ポンプの操作によって手動ノズ ルを使用して行うか、またはホッパ、ブレードおよびスクープ用の各シャワーな どの車両に装備されたバルブを手動操作によって作動させることによって行う。
【0006】 前述の通り、前記除去作業は除去のしやすさの点から、荷卸し後極力早い時点で 行うことが望ましい。したがって、本来除去作業は工事現場で行うのが最適であ る。しかしながら、工事現場での除去作業には該除去作業に伴って発生する廃棄 物処理の問題が生じるため、工事現場での除去作業は行われていない。そのため 、運転手は工事現場近くで比較的交通の妨げにならない路上に移動し、そこで洗 浄作業を行うことが通例である。
【0007】 しかし、近時においては騒音対策等を目的として、工事関係業者に、工事関係 車両の工事現場近隣での駐停車を禁ずるための誓約事項が公的に通達される例が 増加している。このことによって従来のような工事現場近隣での除去作業は実行 するのが困難になりつつあるため、生コン工場の配車場(以下配車場)へ帰着後 に除去作業を行うことを余儀なくされる場合も増加している。しかしながら、配 車場への帰着時には生コンの固化が進行しているため、除去作業は困難を極める 。また、除去作業が困難になるに伴い、作業の危険性も増加する傾向がある。
【0008】 配車場帰着前の走行中に付着生コンの除去が可能な洗浄システムとして、ドラ ムの排出部の外側に洗浄水噴射口を設けた洗浄筒を含むシステムが開発されてい る。しかし、該洗浄システムにおいては、洗浄筒がアジテータドラム排出口内面 部の排出ブレードとの接触域内に突入していないため、洗浄水がドラムの排出口 の外側から噴射される。そのため、走行中に稼働させると洗浄水が外部に飛散す ること、および洗浄筒がブレードと実質的に平行に設置されていることによって 洗浄水がブレードとほぼ直交する角度で噴射されることから、洗浄効率が極めて 低いものであった。しかも排出ブレードは螺旋状の形状を有するため(図1)、 前記洗浄システムはその内面に付着した生コンおよびその硬化物の洗浄には効果 がなかった。そのため、荷卸し後生コンの硬化が進行する前、すなわち生コン車 が配車場に帰着する前の走行中に付着生コンの除去が可能な、より洗浄効率の高 い洗浄システムの開発が強く望まれている。
【0009】
本考案の課題は、従来の問題点を解決し、ドラム内付着生コンの除去を生コン 車運行中に効率的に行うための自動洗浄システムを提供することにある。
【0010】
本考案者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の形状を有す る洗浄筒を適切な角度でドラム内に搭載しすることにより、上記課題を解決する ことを見出し本考案を完成するに至った。 すなわち、本考案は、アジテータ車のドラム内面を自動洗浄するシステムであ って、アジテータドラム内筒外面部排出ブレードの接触部近傍に、アジテータド ラム排出口外部より排出口内部に向かって突入する洗浄水噴射ノズルを有する洗 浄筒を含むことを特徴とする、前記システムに関する。
【0011】 また、本考案は、洗浄筒が異なる2以上の角度に噴射する2以上の洗浄水噴射 ノズルを有することを特徴とする、前記システムに関する。 さらに、本考案は、洗浄筒の洗浄水噴射ノズルが、排出ブレードの面に対して 5〜70度の角度で洗浄水を噴射することを特徴とする、前記システムに関する 。 また、本考案は、洗浄筒がアジテータドラムの排出口外部から屈曲して内面部 に突入することを特徴とする、前記システムに関する。 さらに、本考案は、積み込み口上部に、積み込みホッパよりアジテータドラム の内筒内部に向かって突入する、アジテータドラムの内筒内面を洗浄する洗浄水 噴射ノズルを有する洗浄筒をさらに含むことを特徴とする、前記システムに関す る。 また、本発明は、洗浄筒の洗浄水噴射ノズルが、アジテータドラム内筒内面に 対して10〜20度の角度で洗浄水を噴射することを特徴とする、前記システム に関する。 さらに、本発明は、水の噴射を制御する電気的または機械的管理装置を有する ことを特徴とする、前記自動洗浄システムに関する。
【0012】 本考案の自動洗浄システムによれば、洗浄筒がドラム内部に突入しているので 、生コン車の運行中でも洗浄水が飛散することがない。また、必要に応じて洗浄 筒をL字型または弓型に屈曲させて突入させることもでき、洗浄水噴射ノズルか らの洗浄水噴射が種々の角度で行われるため、アジテータドラム内筒外面は勿論 、洗浄がしづらいアジテータドラム排出ブレード内面をも効率的に洗浄すること ができる。洗浄水噴射の角度の調節はノズルの設置角度を適宜改変することによ って行うことができる。
【0013】 本考案に設置される洗浄作業管理装置は、通常の電気的または機械的な系統を 用いるものであればいずれも好適に使用することができ、特に限定されない。す なわち、電気的系統を用いる場合は洗浄水を噴射させる電動モーターを時間で制 御することができる。また、機械的系統においては、洗浄水貯蔵タンクの水位セ ンサーによって電源を制御することができる。 また、本考案による洗浄作業管理装置において使用する洗浄水は、水道水のみ またはJIS A 6204規格に適合する減水剤遅延型、AE減水剤遅延型も しくは高性能AE減水剤遅延型を併用してもよい。また、JIS A 5308 付属書10に規定された安定剤を併用してもよい。洗浄水の必要量は10〜20 0リットルの範囲でよく、好適には30〜50リットルである。洗浄後の廃液は アジテータドラムに保管して持ち帰る。 以下に本考案の実施態様を、図を用いて説明する。
【0014】
まず、アジテータドラムおよびその周辺部位の横断面図である図2を用いて、 生コンが搬入から搬出されるまでの移動の概略を説明する。 生コンはホッパ1から搬入された後、アジテータドラム内筒2を通りアジテー タドラム3の内部に入り、そこで攪拌される。搬出時には、生コンはアジテータ ドラム内筒2の外面下部を通過し、シュート4を通って外部に到達する。搬入か ら搬出の間に生コンがドラムおよびその周辺部に付着する。生コンが固化しやす い部位はアジテータドラム内筒2の内外面およびアジテータドラムブレード5で あるが、アジテータドラムブレード5に付着したものは、アジテータドラムブレ ード5の形状および配置のため、最も洗浄が困難である。一方、ドラム内部は空 気の対流が少ないため固化は起こりにくい。 アジテータドラム内筒2およびその周辺部の横断面図である図3において、本 願考案によるアジテータドラムブレード洗浄筒6は、ブレード洗浄ノズル7を有 し、ドラムの回転軸とほぼ平行に設置される。図4に示すように種々の角度に設 置されたブレード洗浄ノズル7から洗浄水をドラム3を回転させながら噴射する ことによって、アジテータドラムブレード5およびアジテータドラム内筒2下部 の洗浄を行うことができる。アジテータドラム内筒内面洗浄ノズル8を有するア ジテータドラム内筒内面洗浄筒9から噴射される洗浄水10によって、アジテー タドラム内筒2の内面を洗浄することができる(図5)。
【0015】 本考案の洗浄システムの管理装置の電気的および機械的構成を図6および図7 に示す。図6は水位センサー15による水位の検知にを用いる管理装置であり、 図7は電気的な作動コントロールユニット17による時間的な管理を用いる管理 装置である。いずれの管理装置においても、主構成は洗浄水タンク12、ポンプ 10、ブレード洗浄ノズル7、アジテータドラム内筒内面洗浄ノズル8および水 位センサーまたはタイマー制御による制御系統である。洗浄水タンク12からポ ンプ10によって送水された洗浄水は、ホッパ1を通りブレード洗浄ノズル7お よびアジテータドラム内筒内面洗浄ノズル8から噴射されて排出ブレードおよび アジテータドラム内筒内外面を洗浄する。
【0016】
本考案による自動洗浄システムによれば、ドラム内付着生コンの除去を生コン 車運行中に効率的に行うことができる。その結果、路上洗浄による交通妨害、作 業時に発生する騒音および排出ガスの問題が解消される。また、作業時間が短縮 されるため、アジテータ車の運行効率も向上する。
【0017】
【図1】アジテータドラム内部の排出ブレードの形状を
示す図である。
示す図である。
【図2】アジテータドラムおよびその周辺部位の横断面
図である。
図である。
【図3】アジテータドラム内筒2およびその周辺部の横
断面図である。
断面図である。
【図4】種々の角度に設置された洗浄水噴射ノズルを表
す図である。
す図である。
【図5】アジテータドラム内筒内面洗浄装置による、ア
ジテータドラム内筒内面洗浄の形態を表す図である。
ジテータドラム内筒内面洗浄の形態を表す図である。
【図6】水位センサーによる水位の検知にを用いる管理
装置を表す図である。
装置を表す図である。
【図7】電気的な作動コントロールユニットによる管理
装置を表す図である。
装置を表す図である。
1 ホッパ 2 アジテータドラム内筒 3 アジテータドラム 4 シュート 5 アジテータドラムブレード 6 アジテータドラムブレード洗浄筒 7 ブレード洗浄ノズル 8 アジテータドラム内筒内面洗浄ノズル 9 アジテータドラム内筒内面洗浄筒 10 洗浄水 11 ポンプ 12 洗浄水タンク 13 モーター 14 スイッチ 15 水位センサー 16 バッテリー 17 作動時間コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 深見 寛夫 東京都大田区中央8−5−16−303 (72)考案者 水野 孝 東京都大田区萩中3−16−2 (72)考案者 鈴木 久雄 東京都品川区東品川1−38−5
Claims (7)
- 【請求項1】 アジテータ車のドラム内面を自動洗浄す
るシステムであって、アジテータドラム内筒外面部と排
出ブレードの接触部近傍に、アジテータドラム排出口外
部より同排出口内部に向かって突入する、洗浄水噴射ノ
ズルを有する洗浄筒を含むことを特徴とする、前記シス
テム。 - 【請求項2】 洗浄筒が、異なる2以上の角度に噴射す
る2以上の洗浄水噴射ノズルを有することを特徴とす
る、請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】 洗浄筒の洗浄水噴射ノズルが、排出ブレ
ードの面に対して5〜70度の角度で洗浄水を噴射する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のシステ
ム。 - 【請求項4】 洗浄筒が、アジテータドラムの排出口外
部から屈曲し内面部に突入することを特徴とする、請求
項1〜3のいずれかに記載のシステム。 - 【請求項5】 積み込み口上部に、積み込みホッパより
アジテータドラムの内筒内部に向かって突入する、アジ
テータドラムの内筒内面を洗浄する洗浄水噴射ノズルを
有する洗浄筒をさらに含むことを特徴とする、請求項1
〜4のいずれかに記載のシステム。 - 【請求項6】 洗浄筒の洗浄水噴射ノズルが、アジテー
タドラム内筒内面に対して10〜20度の角度で洗浄水
を噴射することを特徴とする、請求項5に記載のシステ
ム。 - 【請求項7】 水の噴射を制御する電気的または機械的
管理装置を有することを特徴とする、請求項1〜6のい
ずれかに記載の自動洗浄システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008232U JP3077788U (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | アジテータ車のドラム内面自動洗浄システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008232U JP3077788U (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | アジテータ車のドラム内面自動洗浄システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3077788U true JP3077788U (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=43210777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008232U Expired - Lifetime JP3077788U (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | アジテータ車のドラム内面自動洗浄システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077788U (ja) |
-
2000
- 2000-11-20 JP JP2000008232U patent/JP3077788U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |