JP3077754B2 - コンピュータ冷却装置 - Google Patents

コンピュータ冷却装置

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JP3077754B2
JP3077754B2 JP10323076A JP32307698A JP3077754B2 JP 3077754 B2 JP3077754 B2 JP 3077754B2 JP 10323076 A JP10323076 A JP 10323076A JP 32307698 A JP32307698 A JP 32307698A JP 3077754 B2 JP3077754 B2 JP 3077754B2
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敬介 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの冷
却装置に関し、特に、着脱式蓄電池を利用するコンピュ
ータから発生する熱を冷却するための冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータの冷却装置とし
ては、例えば、特開昭63−173111号公報(以
下、文献1という)、特開昭62−271115号公報
(以下、文献2という)、特開平6−332574号公
報(以下、文献3という)、特開平7−20966号公
報(以下、文献4という)、実開平3−66416号公
報(以下、文献5という)等に記載されるものが知られ
ている。これらは、主にコンピュータ内部の回路から発
生した熱をコンピュータ筐体の内部から外部に排出する
構造を開示するものであり、特に文献1〜文献4は、冷
却用ファンを筐体内部に実装する構造である。一方、文
献5は、冷却装置を着脱可能した構造である。
【0003】図9は、従来の冷却装置の具体例を示す要
部斜視図である。図示のように、コンピュータの筐体2
には通気口4が形成されており、また、筐体2内には配
線基板1等が配置されている。そして、冷却用ファンを
有する冷却装置3は、筐体2内の通気口4と配線基板1
との間に配置されており、通気口4から取り込んだ冷却
風を配線基板1側に供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の文献1〜文献4および図9に示す従来例に共通する
第1の問題点は、小型で薄型のコンピュータにおいて、
冷却用ファンをコンピュータ筐体の内部に実装すること
が困難であるという点にある。すなわち、携帯可能な小
型で薄型のコンピュータは、内部回路の実装密度が高い
ので、コンピュータ筐体の内部に冷却用ファンを実装す
るためには、冷却用ファンの大きさや形状が限定される
ため、目的とする冷却効率を得ることが難しいという問
題点がある。
【0005】次に、上記従来の文献1〜文献5に共通す
る第2の問題点は、発熱した回路の周辺機器やコンピュ
ータ筐体に伝播した熱を効果的に冷却することが困難で
あるという点にある。その理由は、発熱した回路を中心
に冷却用ファンを用いて冷却する構造であるため、コン
ピュータの内部回路を全体的に冷却するには、大型の冷
却用ファンもしくは複数の冷却用ファンを用いなければ
ならず、実装することが不利だからである。
【0006】次に、上記従来の文献1〜文献4に共通す
る第3の問題点は、冷却用ファンを容易に交換できない
ことである。すなわち、コンピュータ筐体の内部に冷却
用ファンを実装するため、冷却用ファンと取り外すこと
が難しいため、コンピュータの発熱状態に応じて必要な
冷却効果を得るための冷却用ファンに容易に交換するこ
とができないという問題点がある。
【0007】次に、上記従来の文献5が有する第4の問
題点は、冷却用ファンを交換するための着脱構造を必要
とすることである。すなわち、冷却用ファンを着脱可能
にするためには、冷却用ファンをコンピュータ筐体から
自由に着脱するための着脱構造をコンピュータ筐体に追
加する必要が有り、特に携帯可能な小型で薄型のコンピ
ュータで冷却用ファンのための着脱構造を追加すること
は、コンピュータの構造と外観を設計する点から不利で
ある。
【0008】そこで本発明の第1の目的は、以上のよう
な従来技術の問題点に鑑み、従来のコンピュータの外観
を維持したまま、携帯可能な小型で薄型のコンピュータ
の内部に冷却用ファンを実装せずに冷却構造を実現する
ことにある。また、本発明の第2の目的は、従来のコン
ピュータの外観を維持したまま、必要な冷却効率が得る
ことが可能な冷却装置と蓄電池の交換とを同時に行うこ
とを実現することにある。さらに、本発明の第3の目的
は、冷却装置によってコンピュータ筐体の内部と外部と
を同時に冷却することで冷却効率の向上を実現すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、着脱式蓄電池を電源に利用するコンピュータ
の冷却装置であって、前記コンピュータ筐体及びコンピ
ュータの内部回路を冷却するための冷却用ファンを前記
着脱式蓄電池筐体内に設けるとともに、前記着脱式蓄電
池筐体内に前記冷却用ファンによって発生する冷却風の
通路を有し、前記冷却風の通路は、冷却風の吸気口から
排気口に向かって徐々に狭くすることにより、排気流速
を吸気流速よりも高め、コンピュータの冷却効率を向上
するように構成されていることを特徴とする。
【0010】以上のような本発明によるコンピュータ冷
却装置では、コンピュータに着脱可能に設けられる着脱
式蓄電池筐体内に冷却用ファンを設けて、コンピュータ
を冷却するようにしたことから、従来のコンピュータの
外観を維持したまま、携帯可能な小型で薄型のコンピュ
ータの内部に冷却用ファンを実装せずに冷却構造を実現
することができる。また、従来のコンピュータの外観を
維持したまま、必要な冷却効率が得ることが可能な冷却
装置と蓄電池の交換とを同時に行うことができる。さら
に、冷却装置によってコンピュータ筐体の内部と外部と
を同時に冷却することで冷却効率の向上を実現すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるコンピュータ
冷却装置の実施の形態について説明する。図1は、本発
明によるコンピュータ冷却装置の第1の例を示す斜視図
であり、図2は、図1に示すコンピュータ冷却装置の分
解斜視図である。また、図3は、図1に示すコンピュー
タ冷却装置をコンピュータに接合した状態を示す部分断
面図である。本例のコンピュータ冷却装置は、着脱可能
な蓄電池の筐体5に冷却用ファン8a、8bを設け、こ
の冷却用ファン8a、8bから発生する冷却風を蓄電池
の内部に設けた冷却風の通路によってコンピュータ筐体
の内部及び外部に同時に吹き付けることにより、コンピ
ュータの冷却を行うものである。
【0012】図1に示すように、蓄電池の筐体5は、や
や細長い円筒状に形成されており、円筒の一側部に、コ
ンピュータと電気的及び機械的に接合されるコネクタ部
5aが突設されている。すなわち、このコネクタ部5a
は、円筒状の筐体5の軸方向に沿って平板形のほぼフラ
ンジ状に設けられており、中央部にコネクタ23の接点
部が臨む櫛状の開口部5bが設けられている。また、円
筒状の筐体5の両端には、それぞれ吸気口13a、13
bが設けられており、これら吸気口13a、13bに臨
む状態で、冷却用ファン8a、8bが設けられている。
【0013】また、図2に示すように、筐体5は上下の
分割体9a、9bよりなり、筐体5の内部には、蓄電池
6、制御回路基板7、コネクタ23を収容しており、こ
れらの部材を収容固定するためのリブ形状を有してい
る。また、筐体5の内部には、リブ形状により、冷却用
ファン8a、8bによって発生する冷却風の通路18
a、18bが形成されている。一方、筐体5のコネクタ
部5aには、冷却用ファン8a、8bによって発生する
冷却風の排気口11a、11b、12a、12bが形成
されている。そして、これら排気口のうち、排気口11
a、12aは、通路18aを介して吸気口13aに連通
しており、排気口11b、12bは、通路18bを介し
て吸気口13bに連通している。したがって、各冷却用
ファン8a、8bの作動により、吸気口13a、13b
から取り込まれた外気は、冷却風として各通路18a、
18bを介して各排気口11a、12a、11b、12
bに供給される。
【0014】また、図3に示すように、本例の冷却装置
を設けるコンピュータは、例えば携帯型ノートパソコン
であり、コンピュータ筐体16の上面にヒンジ部25a
を介して液晶パネル部25bが折り畳み自在に設けられ
ている。そして、本例の蓄電池筐体5は、コンピュータ
の筐体16に接合した状態で、蓄電池筐体5の下面がコ
ンピュータ筐体16の下面に突出してコンピュータ筐体
16を支持する脚部の一部を構成するようになってい
る。このように接合された蓄電池筐体5の排気口11
a、11bは、コンピュータの筐体16の内部に連通す
るように配置され、排気口12a、12bは、コンピュ
ータの筐体16の下面に臨む位置に配置される。
【0015】したがって、排気口11a、11bからの
冷却風は、矢線14で示すように、コンピュータ筐体1
6の内部に供給され、コンピュータの内部回路(回路基
板17等)に沿って流れ、コンピュータ筐体16の排気
口(図示せず)より外部に輩出される。一方、排気口1
2a、12bからの冷却風は、矢線15で示すように、
コンピュータ筐体16の下面に沿って流れる。
【0016】コンピュータ筐体16の下面には、蓄電池
筐体5と反対側に脚部16aが設けられており、排気口
12a、12bからの冷却風を受け止める構造となって
いる。したがって、排気口12a、12bからの冷却風
は、脚部16aにぶつかって筐体16の下面で循環して
拡散し、効率よく冷却を行うことができる。以上のよう
な冷却風を分岐する構造により、コンピュータ筐体16
の内部で発熱した配線基板17等を直接冷却でき、同時
に、この内部の発熱で加熱されたコンピュータ筐体16
を直接冷却でき、有効な冷却効果を得るものである。ま
た、このような冷却風が通路18a、18bを流れるこ
とにより、蓄電池筐体5内の蓄電池6及び制御回路基板
7も冷却することができる。
【0017】また、図2に示すように、各通路18a、
18bは、冷却風の吸気口13a、13bから排気口1
1a、11b、12a、12bに向かって徐々に狭く形
成されており、排気流速を吸気流速よりも高め、冷却効
率を向上するものである。また、本例の冷却装置では、
コンピュータ側に温度センサ(図示せず)を設け、コン
ピュータの発熱温度を検出することにより、この検出信
号をコネクタ23の信号線を介して制御回路基板7に搭
載された冷却用ファンの制御回路に供給し、この検出し
た発熱温度に応じて、冷却用ファン8a、8bの制御を
行うようになっている。したがって、本例では、コンピ
ュータの発熱温度に応じて、冷却風の流速、流量を適正
に制御し、必要十分な冷却動作を行い、無駄な電力消費
を抑制する。
【0018】図4は、本発明の第2の例によるコンピュ
ータ冷却装置をコンピュータに接合した状態を示す部分
断面図である。図1〜図3に示す第1の例では、蓄電池
筐体5側で吸気した冷却風を、コンピュータ側に排気す
る冷却構造について説明したが、図4に示す例は、反対
にコンピュータ側から吸気した冷却風を蓄電池筐体5側
に排気する冷却構造を有するものである。すなわち、本
例において、蓄電池筐体5の両端には吸気口13a、1
3bの代わりに排気口21a、21bを設ける。また、
蓄電池筐体5のコネクタ部5aには、排気口11a、1
1bの代わりに吸気口19a、19bを設け、排気口1
2a、12bの代わりに吸気口20a、20bを設け
る。
【0019】そして、コンピュータの内部を冷却する吸
気口19a、19bをコンピュータ内部に連通させ、コ
ンピュータの外部を冷却する吸気口20a、20bをコ
ンピュータ筐体16の外壁に沿うような構造とする。ま
た、冷却用ファン8a、8bについては、第1の例と反
対方向に風を送るように、ファンの方向を変更する。
【0020】このような冷却構造においては、コンピュ
ータ筐体16の内部と外部の冷却風の流れが、図4の矢
線14、15に示すように、図3と反対方向となる。す
なわち、吸気口19a、19bにより吸気した冷却風
(矢線14)は回路基板17を冷却して排気口21a、
21bから外部に排出される。また、吸気口20a、2
0bにより吸気した冷却風(矢線15)は、コンピュー
タ筐体16の外壁を冷却して排気口21a、21bから
外部に排出される。したがって、本例においても第1の
例と同様の冷却効果を得ることができる。なお、その他
の構成については、第1の例と同様であるので、共通の
部材には共通の符号を付し、説明は省略する。
【0021】図5、図6は、本発明の第3の例によるコ
ンピュータ冷却装置をコンピュータに接合した状態を示
す図であり、図5は上面方向から見た概略斜視図、図6
は底面方向から見た概略斜視図である。図1〜図3に示
す第1の例では、蓄電池筐体5側で吸気した冷却風を、
コンピュータ側に排気する冷却構造について説明した
が、図5、図6に示す例は、蓄電池筐体5側で吸気した
冷却風をコンピュータに供給し、この供給した冷却風を
再び蓄電池筐体5側に吸気して排気する冷却構造を有す
るものである。すなわち、本例において、蓄電池筐体5
の一方の端部には排気口21aを設け、他方の端部には
吸気口13bを設ける。
【0022】また、蓄電池筐体5のコネクタ部5aに
は、一方の端部に設けた排気口21aに対応して吸気口
19a、20aを設け、他方の端部に設けた吸気口13
bに対応して排気口11b、12bを設ける。そして、
コンピュータの内部を冷却する吸気口19a及び排気口
11bをコンピュータ内部に連通させ、コンピュータの
外部を冷却する吸気口20a及び排気口12bをコンピ
ュータ筐体16の外壁に沿うような構造とする。また、
冷却用ファン8a、8bについては、一方の冷却用ファ
ン8aが排気口21aに対応して排気方向に風を送り、
他方の冷却用ファン8bが吸気口13bに対応して吸気
方向に風を送るよう、ファンの方向を設定する。
【0023】このような冷却構造においては、コンピュ
ータ筐体16の内部と外部の冷却風の流れが、図5、図
6の矢線14、15に示すようになる。すなわち、蓄電
池筐体5の吸気口13bから吸気された冷却風が排気口
11b、12bよりコンピュータ側に供給され、コンピ
ュータ筐体16の内部と外部でそれぞれ循環(矢線1
4、15)する。そして、コンピュータ側の熱を吸収し
た後、吸気口19a、20aより蓄電池筐体5側に吸気
され、排気口21aより排出される。このように、冷却
風を循環させることで、より有効な冷却効果を得ること
ができる。なお、その他の構成については、第1の例と
同様であるので、共通の部材には共通の符号を付し、説
明は省略する。
【0024】図7、図8は、本発明の第4の例によるコ
ンピュータ冷却装置を示す図であり、図7は冷却装置を
コンピュータに接合した状態を示す部分断面図、図8は
分解斜視図である。本例は、例えば図1に示した構成に
おける排気口11a、11bと排気口12a、12bと
の間を、それぞれ冷却風量調整板22によって仕切るよ
うにしたものである。
【0025】この冷却風量調整板22は、基端側に支持
軸22aを有し、この支持軸22aを蓄電池筐体5に形
成した軸受け部24に軸支されている。そして、例えば
圧電素子等を用いた機構により、その傾斜角度を調整可
能な構造で支持され、制御回路基板17側からの制御に
よって所望の傾斜角度に制御されるものである。したが
って、このような冷却風量調整板22の傾斜角度を調整
することで、排気口11a、11bに流れる風量と、排
気口12a、12bに流れる風量とを調整でき、コンピ
ュータ筐体16の内部と外部へ供給する冷却風の割合を
可変調整できるので、両者の発熱量に応じた最適な制御
を行うことが可能となる。なお、このような冷却風量調
整板22を設ける構成は、図1〜第3で説明した第1の
例に限らず、図4〜図6で説明した第2、第3の例にも
応用することが可能である。
【0026】以上説明したように、本発明の各実施例に
おいては、以下のような効果が得られる。まず、第1の
効果は、携帯可能な小型で薄型なコンピュータの内部に
従来技術のように冷却用ファンを内蔵する場合と比べ
て、冷却用ファン8a、8bを配置することが容易で自
由度が高く、なおかつ、コンピュータの外観に大きな変
更を加える必要が無い点である。すなわち、着脱式蓄電
池は、コンピュータ筐体の外側に設置することが可能で
あるため、着脱式蓄電池の形状と大きさの制限が少な
く、冷却用ファンを実装する容積を確保するのが容易で
ある。そのため、コンピュータ内部に冷却用装置を持つ
ことを必ずしも必要としない点が実装上の利点となる。
【0027】また、第2の効果は、蓄電池6を収める蓄
電池筐体5に冷却用排気口11a、11b及び12a、
12b等を設けることが可能であるため、冷却風の分配
と、冷却風の供給形状と、冷却風の流速と、冷却風の流
量とを容易に調整することが可能である点である。すな
わち、冷却用ファンから発生した冷却風を着脱式蓄電池
の内部に設けた冷却風用通路の形状によって、例えば、
冷却風用通路を途中で分岐することで冷却風を分配する
ことが可能になり、コンピュータの内部とコンピュータ
の外部を同時に冷却することが実現できる。
【0028】また、冷却風用通路の形状により冷却風の
形状は調節することが可能になり、コンピュータ全体を
冷却できるような冷却風の形状にすることが実現でき
る。また、例えば、冷却風の進行方向に向かって徐々に
冷却風用通路を狭めることで、冷却風の流速を高めるこ
とが可能であり、流速の高い冷却風により冷却効率を向
上することを実現できる。さらに、冷却風用通路に設け
た冷却風調整板によって冷却風の風量を調節することが
可能になり、コンピュータの発熱状態に応じて、コンピ
ュータの内部冷却風の風量とコンピュータの外部冷却風
の風量とを調整することが実現できる。
【0029】また、第3の効果は、脱着式蓄電池5の交
換とともに冷却装置の交換も行えるため、まず、冷却装
置をコンピュータ筐体に着脱するための着脱構造を新た
に設ける必要がないので、コンピュータの外観に大きな
変更を加える必要が無い。さらに、必要に応じて冷却効
率の高い冷却用ファンへ交換することが、着脱式蓄電池
の交換とともに行うことが可能である。その理由は、着
脱式蓄電池に冷却用ファンを実装しているからである。
【0030】また、第4の効果は、着脱式蓄電池に冷却
用ファンを実装することで、コンピュータ内部とコンピ
ュータの外部を同時に冷却することを可能にする。その
理由は、冷却風の排気口をコンピュータ筐体の外側に出
すことで、コンピュータ筐体の外壁を冷却することを実
現しているからである。これにより、コンピュータ筐体
が高熱になることを抑制できるため、特に携帯可能なコ
ンピュータを持ち運ぶ場合に安全性が高まる。
【0031】また、第5の効果は、コンピュータの発熱
による利用者の不快感が軽減される。すなわち、本実施
例の冷却構造によって流速が高まるため、コンピュータ
を冷却した後に排気された冷却風が体に当たっても、利
用者の不快な感じを軽減することが実現される。
【0032】以上、本発明の具体例について説明した
が、本発明は上述のような例に限定されるものではな
く、例えば蓄電池筐体の具体的形状や、冷却風の各吸排
気口および通路の具体的形状等については、本発明を実
施するコンピュータの外観形状等に対応して適宜変形が
可能である。また、上述の例はいずれも2つの冷却用フ
ァンを設けたものであったが、1つの冷却用ファンを設
けたものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンピュ
ータ冷却装置では、コンピュータに着脱可能に設けられ
る着脱式蓄電池筐体内に冷却用ファンを設けて、コンピ
ュータを冷却するようにした。このため、従来のコンピ
ュータの外観を維持したまま、携帯可能な小型で薄型の
コンピュータの内部に冷却用ファンを実装せずに冷却構
造を実現することができる。また、従来のコンピュータ
の外観を維持したまま、必要な冷却効率が得ることが可
能な冷却装置と蓄電池の交換とを同時に行うことができ
る。さらに、冷却装置によってコンピュータ筐体の内部
と外部とを同時に冷却することで、冷却効率の向上を実
現することができる。また、特に本願の請求項1の発明
では、冷却風の通路を冷却風の吸気口から排気口に向か
って徐々に狭くすることにより、排気流速を吸気流速よ
りも高め、コンピュータの冷却効率を向上することがで
き、流速の高い冷却風により冷却効率を向上することを
実現できる。また、本願の請求項2、3の発明では、冷
却風用通路を途中で分岐することで冷却風を分配するこ
とが可能になり、コンピュータの内部とコンピュータの
外部を同時に冷却することが実現できる。さらに、本願
の請求項4の発明では、内部用冷却風と外部用冷却風の
風量の割合を調節する調節手段を有することにより、コ
ンピュータの内部冷却風の風量とコンピュータの外部冷
却風の風量とを調整することが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンピュータ冷却装置の第1の例
を示す斜視図である。
【図2】図1に示すコンピュータ冷却装置の分解斜視図
である。
【図3】図1に示すコンピュータ冷却装置をコンピュー
タに接合した状態を示す部分断面図である。
【図4】本発明の第2の例によるコンピュータ冷却装置
をコンピュータに接合した状態を示す部分断面図であ
る。
【図5】本発明の第3の例によるコンピュータ冷却装置
とコンピュータを上面方向から見た概略斜視図である。
【図6】図5に示すコンピュータ冷却装置とコンピュー
タを底面方向から見た概略斜視図である。
【図7】本発明の第4の例によるコンピュータ冷却装置
をコンピュータに接合した状態を示す部分断面図であ
る。
【図8】図7に示すコンピュータ冷却装置の分解斜視図
である。
【図9】従来の冷却装置の具体例を示す要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
5……蓄電池筐体、6……蓄電池、7……制御回路基
板、8a、8b……冷却用ファン、11a、11b、1
2a、12b……排気口、13a、13b……吸気口、
16……コンピュータ筐体、18a、18b……通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/20 G06F 1/26 H05K 7/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱式蓄電池を電源に利用するコンピュ
    ータの冷却装置であって、 前記コンピュータ筐体及びコンピュータの内部回路を冷
    却するための冷却用ファンを前記着脱式蓄電池筐体内に
    設けるとともに、前記着脱式蓄電池筐体内に前記冷却用
    ファンによって発生する冷却風の通路を有し、 前記冷却風の通路は、冷却風の吸気口から排気口に向か
    って徐々に狭くすることにより、排気流速を吸気流速よ
    りも高め、コンピュータの冷却効率を向上するように構
    成されている、 ことを特徴とするコンピュータ冷却装置。
  2. 【請求項2】 着脱式蓄電池を電源に利用するコンピュ
    ータの冷却装置であって、 前記コンピュータ筐体及びコンピュータの内部回路を冷
    却するための冷却用ファンを前記着脱式蓄電池筐体内に
    設けるとともに、前記着脱式蓄電池筐体内に前記冷却用
    ファンによって発生する冷却風の通路を有し、 前記冷却風の通路は、前記冷却用ファンによる冷却風を
    前記着脱式蓄電池筐体に設けた排気口より排気して前記
    コンピュータ筐体及びコンピュータの内部回路に供給す
    る順方向の冷却構造を有し、 前記冷却風の排出口を複数に分割し、一方の排出口をコ
    ンピュータ内部を冷却する内部用冷却風の排出口として
    利用し、他方の排出口をコンピュータ筐体を冷却する外
    部用冷却風の排出口として利用する、 ことを特徴とするコンピュータ冷却装置。
  3. 【請求項3】 着脱式蓄電池を電源に利用するコンピュ
    ータの冷却装置であって、 前記コンピュータ筐体及びコンピュータの内部回路を冷
    却するための冷却用ファンを前記着脱式蓄電池筐体内に
    設けるとともに、前記着脱式蓄電池筐体内に前記冷却用
    ファンによって発生する冷却風の通路を有し、 前記冷却風の通路は、前記冷却用ファンによる冷却風を
    前記着脱式蓄電池筐体に設けた吸気口より吸気して前記
    コンピュータ筐体及びコンピュータの内部回路 側から吸
    い込む逆方向の冷却構造を有し、 前記冷却風の吸気口を複数に分割し、一方の吸気口をコ
    ンピュータ内部を冷却する内部用冷却風の吸気口として
    利用し、他方の吸気口をコンピュータ筐体を冷却する外
    部用冷却風の吸気口として利用する、 ことを特徴とするコンピュータ冷却装置。
  4. 【請求項4】 内部用冷却風と外部用冷却風の風量の割
    合を調節する調節手段を有することを特徴とする請求項
    2または3記載のコンピュータ冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記着脱式蓄電池筐体内に複数の冷却装
    置を有し、一方の冷却装置が、前記冷却用ファンから外
    気を吸気して、排気口から冷却風として排気する順方向
    の冷却構造を有し、他方の冷却装置が、コンピュータ内
    の空気を前記排気口から吸気し、冷却用ファンから外気
    に排気する前記逆方向の冷却構造を有することを特徴と
    する請求項1、2、3、または4記載のコンピュータ冷
    却装置。
  6. 【請求項6】 前記蓄電池筐体は円筒状に形成され、前
    記円筒の一側部に前記コンピュータ側に接合されるコネ
    クタ部が突設されるとともに、前記円筒の両端に、それ
    ぞれ前記冷却用ファンが設けられ、さらに前記コネクタ
    部に冷却風の排気口または吸気口が設けられていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5コンピュー
    タ冷却装置。
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