JP3077588U

JP3077588U - 多機能携帯通信装置

Info

Publication number: JP3077588U
Application number: JP2000007999U
Authority: JP
Inventors: 世芳徐
Original assignee: 世芳徐
Priority date: 2000-11-08
Filing date: 2000-11-08
Publication date: 2001-05-25
Anticipated expiration: 2006-11-08

Abstract

(57)【要約】【課題】内容不足、速度が遅い、相通性及び安全性に劣
る等の問題を解決するの多機能携帯通信装置を提供す
る。【解決手段】携帯通信モジュール装置１に、メインボー
ド２１リソース、ソフト及びハードウェア駆動装置２
４、２５並びにCD ROM２６、各種インターフェイスカー
ド、SIMカード１１等を有するパソコンの設備２を結合
させることで、インターネット及びメールの受発信、フ
ァクス、使用者識別や料金及び通話の記録等の機能まで
も有し、マウスやキーボードを併用することで更に操作
を簡便にし、ワイヤレスの通信において伝送速度が高速
で高効率、且つ多元化された管理を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、多機能携帯通信装置に係り、主に通信において受発信のモジュール装置（GSMやGPRS、CDMA等のモジュール）及びパソコン設備を結合させたもので、データ伝送の安全性を高め、通信機能を増加した多機能携帯通信装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在通信の主流となっているのは、老若男女を問わず使用できる携帯電話である。特にWAP（Wireless Application Protocol）では、従来のインターネットと大きく異なるワイヤレスの通信環境が提供されている。また、インターネットで伝送するデータ等は、重要なデータやクレジットカードの番号等において、ハッカー等によって機密が漏れたり、データを破壊されたりすることを恐れ、SSL（S ecure Sockets Layer）や、SET（Secure Electronic Transaction）、或いはEDI （Electronic Data Interchange）等の技術でデータの漏れを防いでいる。こうすることで、インターネットはチャンネルが広帯域であり、ダウンロードする時間が短かったり、受信妨害が少なかったりと、長所が多々ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記WAPにおいては、設計上、ワイヤレスの通信環境が現存のインターネットと異なる他、チャンネル帯域が明かに狭いこと、また上記GSMでもCDMAでも、インターネットのダウンロードの速度には到底追いつけないこと、その他使用者のワイヤレス末端設備の携帯電話、或いはPDA（Palm Digital Assi stant）では、共通してCPUの機能が弱い、モニタが小さい、記憶容量が少ない、電源に限りがある、データインプットの方法が独特である、等の欠点があるため、ディスプレイ及びインターフェイスの設計において慎重に考慮する必要がある。更に、携帯電話やPDAを通して情報の伝送を行なう場合には、操作が煩雑である、速度が遅い、効率が悪い、安全性に劣る等の欠点もある。このように、現存の通信装置では、どれをとっても内容不足、速度が遅い、相通性及び安全性に劣る等の解決すべき問題を具有している。

【０００４】本考案は、これらの欠点を解決した多機能携帯通信装置を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の多機能携帯通信装置は、GSM、GPR、CSMA等の携帯電話のモジュールと、少なくともメインボードリソース、ソフト及びハードウェア駆動装置並びにCD ROM、各種インターフェイスカード、SIMカード等ワイヤレス受発信モジュールを具えたパソコン設備を結合させ、マウスやキーボードと併せて、これを携帯通信装置の核心とすることで、使用の際はパソコンを利用することによって情報の受発信が簡便になるばかりか、グループ分けして使用することが可能になり、一対一の通信方式をも改善することを可能とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

GSM、GPR、CSMA等の携帯電話のモジュールを含み、本考案の実施の形態では六組のGSMモジュール１、及びパソコン設備２の二つの部分より構成される。図１、２、３に示すように、該六組のGSMモジュール１をパソコン設備２中に配置し、これをワイヤレスの携帯通信機器の核心とする。該GSMモジュール１には、ワイヤレス電波モジュール（Wavecom Module）が内設されており、多数の通信業者のSIMカードに挿し込むことができるようにしている。また、各GSMモジュール１は、それぞれのアンテナを有し、それはSIMカード１１に合わせたもので、アンテナアウトプットポイント１２より信号を送り出し、多方面の情報のダイジェストやデータを発信、受信するようになっている。さらに、この種のGSMモジュール１は、それぞれRS232通信連結インターフェイスのタイプがマルチポート１３と連結するタイプのものを採用し、信号及び情報を別々に六つのGSMモジュール１に伝送するようになっている。

【０００７】パソコン設備２においては、図１、２、３に示すように、外殻の内部底面に設置されるメインボード２１を備えており、更にはCPU２２、RAM等の基本的なメモリ構造、並びに辺設備を拡張するインターフェイス拡張区２３、ソフトウェアー駆動装置２４、ハードウェアー駆動装置２５、及び個人の必要に応じて増減のできるCD ROM２６が設けられている。各インターフェイスカードは、ディスプレイカード２１１、ファクスインターフェイスカード２１２、データカード２１３、交換機カード２１４、影像データカード２１５等を含み、インターネットやメールの受信送信としての機能を有している。多数の通信業者のSIMカード（Subscri ber Identification Module）１１は、GSMのデジタル式携帯電話のマイクロプロセッサーチップであり、使用者、通話、料金等の記録等の機能を有する。GSMモジュール１内のメインワイヤレス受信発信モジュールを含み、ワイヤレス通信伝送タイプとなっており、使用者がキーボードやマウス等の補助道具を利用して操作をするのに便利にしている（キーボード、マウス接続個所２７で接続ができる）。インターフェイスにおいては、USB式のものを採用しており、三つの電源供給器（200W）２８、及び該電源供給器２８で電源を同時に供給するファン２０１等の放熱装置を有し、若しその内の１つの電源供給器２８の電源が壊れたり電気が無くなっても、電源分配器２９によって電源の切り換えができ、持続して作業を行なうことができるようになっている。

【０００８】 GSMモジュール１及びパソコン設備２内の各設備を組み合わせることにより、１つのワイヤレス携帯タイプの組織が完成し、本考案を実際に使用する際は、基本的には使用者が携帯電話とパソコン設備２の連結、及びキーボタンやマウスによりソフトウェアーをコントロールすることにより、或いは直接パソコン設備２を利用してキーボードでインプット作業を行なう等により簡単な情報の伝送の機能を確立ができる。

【０００９】また、GSMモジュール１とパソコン設備２とを結合する技術は、WAP（Wireless Application Protocol）の基本的機能が得られること以外に、データカードとして応用でき、同時にインターネットの機能としても使用でき、こうすることでメールやファクスの受信発信の用途にも便利となる。本考案中ではインターネットともワイヤレスで連結されるため、例えばハッカーなどの侵入者によるデータベース等の機密が漏れる恐れがなく、しかもモビルデータ伝送方式（point to p oint）によるデータの伝送では、文字、図、影像、音などが伝送できる他、これに暗証番号やウィルスを防ぐソフトを加えればデータ確保の安全性がさらにアップする。

【００１０】この他、情報の伝送上で、本考案では同時に数個の末端（使用者）へ伝送することができ、パソコン設備２のソフトウェアのコントロールラインにより個別に発信と規制がかけられ、使用と管理が多方面にて行なえる。

【００１１】更に本考案では、パソコン設備２を現在使用されている電話と結合することで、オペレータのように転送や内線通話、リダイアルや保留などの機能をも提供することができ、更には映像つきの電話として等影像の伝送の効果も提供することができ、本来のパソコン設備２の利用が多様化できる。

【００１２】作業時電源の提供が正常かつ安定している三つの電源供給器２７の他、UPS（u ninterruptible power supply）を併設することでは、突然の停電等の状況下、スピーディーに後続作業が続けられるのみならず、緊急時などの救援通信（信号）用としても使用でき、一般の通信システムが何らかの災害等で破損を受けても、本考案には前述の機能のため、救援の際の重要な機材となる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によると、WAPとインターネットの機能を備えており、グループ等の単元に分けて情報の受発信や管理が行なえる他、電源供給が安定し、データ管理上での安全を確保できるなど効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の実施の形態を示す斜視図であ
る。

【図２】図２は、本考案の実施の形態のパソコン側面を
示す説明図である。

【図３】図３は、本考案の実施の形態のもう一方のパソ
コン側面を示す説明図である。

【符号の説明】

１ＧＳＭモジュール１１ＳＩＭカード１２アンテナアウトプットポイント１３マルチポート２パソコン設備２１メインボード２２ＣＰＵ２３インターフェイス拡張区２４ソフトウェアー駆動装置２５ハードウェアー駆動装置２６ＣＤＲＯＭ２７キーボード、マウス接続個所２８電源供給器２９電源分配器２０１ファン２１１ディスプレイカード２１２ファクスインターフェイスカード２１３データカード２１４交換機カード２１５影像データカード

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】携帯通信モジュール装置と、 CPUカード、メモリ、インターフェイス拡張域等の基本
的な機能を備えたメインボードのリソースを含むパソコ
ン設備と、ハードディスク駆動装置と、インターネット及び受発信の機能を有する各種インター
フェイスカードと、使用者、通話、料金記録等の機能を有する各種SIMカー
ドと、上記携帯通信モジュール装置内に設置され、ワイヤレス
の通信伝送形式を確立するためのワイヤレス受発信用モ
ジュールと、操作に使用するキーボード或いはマウスと、電源供給器と、を含むことを特徴とする多機能携帯通信装置。
【請求項２】上記各種インターフェイスカードは、デ
ィスプレイカード、ファクスインターフェイスカード、
データカード、交換機カード、影像データインターフェ
イスカードを含むことを特徴とする請求項１記載の多機
能携帯通信装置。
【請求項３】上記携帯通信モジュール装置は、複数の
RS232通信連結インターフェイスとマルチポートとの連
結により、信号と情報とを別々に六組のGSMモジュール
装置に伝送することを特徴とする請求項１記載の多機能
携帯通信装置。
【請求項４】上記パソコン設備は、UPSを併設して使
用することを特徴とする請求項１記載の多機能携帯通信
装置。
【請求項５】上記パソコン設備は、ワイヤレス伝送方
式により多種の伝送機能と結合し、且つ該伝送機能は
音、ファクス、情報伝送、データ伝送、電子メール及び
影像伝送を含むことを特徴とする請求項１記載の多機能
携帯通信装置。
【請求項６】蓄電システムと併せて使用し、電話やイ
ンターネット、ファクス等のラインがなく独立して作業
を完成することを特徴とする請求項１記載の多機能携帯
通信装置。
【請求項７】上記パソコン設備は、電話交換台装置と
結合し、転送、内線通話、リダイアル、保留等の機能を
有することを特徴とする請求項１記載の多機能携帯通信
装置。