JP3077296B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JP3077296B2 JP3077296B2 JP23985291A JP23985291A JP3077296B2 JP 3077296 B2 JP3077296 B2 JP 3077296B2 JP 23985291 A JP23985291 A JP 23985291A JP 23985291 A JP23985291 A JP 23985291A JP 3077296 B2 JP3077296 B2 JP 3077296B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- cross
- section
- ink jet
- flow path
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/19—Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
の構造に関するものであり、詳しくは流路の断面形状に
関する。
の構造に関するものであり、詳しくは流路の断面形状に
関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、インク噴射
ヘッドのノズル部の内径が数ミクロンから数十ミクロン
と非常に小さく、僅かな異物がノズル部に流入しただけ
でも目詰まりを起こしてインク吐出不良となってしま
う。
ヘッドのノズル部の内径が数ミクロンから数十ミクロン
と非常に小さく、僅かな異物がノズル部に流入しただけ
でも目詰まりを起こしてインク吐出不良となってしま
う。
【０００３】従来、図５に示すように、ガイド軸１０６
に係合したキャリッジ１０５上に取り付けられたインク
噴射ヘッド１０１のノズル部１０１ａへの異物の流入を
防止する為に、インク噴射ヘッド１０１とインクタンク
１０２とを結ぶ流路管１０３の途中にインクろ過用のフ
ィルタ１０４を設けており、フィルタ１０４を境にして
インクタンク１０２側の流路の断面形状１０３ａは円形
であった。前述のフィルタ１０４はインク噴射ヘッド１
０１のノズル部１０１ａへ流入する異物を、ノズル部１
０１ａが目詰まりを起こさない程度の大きさにろ過する
必要がある為、メッシュが細かいものを用いている。
に係合したキャリッジ１０５上に取り付けられたインク
噴射ヘッド１０１のノズル部１０１ａへの異物の流入を
防止する為に、インク噴射ヘッド１０１とインクタンク
１０２とを結ぶ流路管１０３の途中にインクろ過用のフ
ィルタ１０４を設けており、フィルタ１０４を境にして
インクタンク１０２側の流路の断面形状１０３ａは円形
であった。前述のフィルタ１０４はインク噴射ヘッド１
０１のノズル部１０１ａへ流入する異物を、ノズル部１
０１ａが目詰まりを起こさない程度の大きさにろ過する
必要がある為、メッシュが細かいものを用いている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、フィルタのメッシュが細かい為にインクタンク
側からインク噴射ヘッド側に流れる異物をトラップする
と同時に、インクタンク交換時に外部から流入する気泡
や、インクタンク内から流入する気泡もインクの表面張
力によってフィルタにトラップされる。このように、フ
ィルタのインクタンク側の面には気泡が蓄積してゆく
が、インクの表面張力によって複数の気泡は一体にな
り、且つ球面を形成しようとする。気泡の蓄積に伴って
球面状の気泡はしだいに増大してゆくが、フィルタを境
にしてインクタンク側の流路の断面形状が円形になって
いる為、ついには球面状の気泡が円形断面を有する流路
の内周全周わたって内接して占有するに至るまで増大
し、インク噴射ヘッドへのインクの供給を停止させてイ
ンクの吐出不良を引き起こすという課題を有していた。
術では、フィルタのメッシュが細かい為にインクタンク
側からインク噴射ヘッド側に流れる異物をトラップする
と同時に、インクタンク交換時に外部から流入する気泡
や、インクタンク内から流入する気泡もインクの表面張
力によってフィルタにトラップされる。このように、フ
ィルタのインクタンク側の面には気泡が蓄積してゆく
が、インクの表面張力によって複数の気泡は一体にな
り、且つ球面を形成しようとする。気泡の蓄積に伴って
球面状の気泡はしだいに増大してゆくが、フィルタを境
にしてインクタンク側の流路の断面形状が円形になって
いる為、ついには球面状の気泡が円形断面を有する流路
の内周全周わたって内接して占有するに至るまで増大
し、インク噴射ヘッドへのインクの供給を停止させてイ
ンクの吐出不良を引き起こすという課題を有していた。
【０００５】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、フィルタにトラップされる球面状
の気泡の増大によって生じるインクの供給停止を引き起
こさないような流路を形成し、印字に必要なインクをイ
ンク噴射ヘッドへ確実に供給できるインクジェット記録
装置を提供することを目的としている。
なされたものであり、フィルタにトラップされる球面状
の気泡の増大によって生じるインクの供給停止を引き起
こさないような流路を形成し、印字に必要なインクをイ
ンク噴射ヘッドへ確実に供給できるインクジェット記録
装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明にインクジェット
記録装置は、インクを印字紙に噴射するインク噴射ヘッ
ドと、該インク噴射ヘッドにインクを供給する為のイン
ク供給手段と、前記インク噴射ヘッドと前記インク供給
手段を接続する流路管と、前記流路管の一部に設けられ
たインクろ過用のフィルタを有するインクジェット記録
装置において、前記流路管は、前記フィルタを境にして
上流側、即ちインク供給手段側に第１の断面を、下流
側、即ちインク噴射ヘッド側に第２の断面を備えるよう
に形成されており、前記第１の断面の形状が、少なくと
も１カ所の角部を有する形状に形成されており、かつ、
前記第１の断面の全面が、前記第２の断面に含まれるよ
うに、前記フィルタ付近の前記流路管の断面が形成され
ていることを特徴とする。ここで、前記第１の断面は、
円形断面を、前記角部を有するように複数の断面に分割
した形状にしてもよい。
記録装置は、インクを印字紙に噴射するインク噴射ヘッ
ドと、該インク噴射ヘッドにインクを供給する為のイン
ク供給手段と、前記インク噴射ヘッドと前記インク供給
手段を接続する流路管と、前記流路管の一部に設けられ
たインクろ過用のフィルタを有するインクジェット記録
装置において、前記流路管は、前記フィルタを境にして
上流側、即ちインク供給手段側に第１の断面を、下流
側、即ちインク噴射ヘッド側に第２の断面を備えるよう
に形成されており、前記第１の断面の形状が、少なくと
も１カ所の角部を有する形状に形成されており、かつ、
前記第１の断面の全面が、前記第２の断面に含まれるよ
うに、前記フィルタ付近の前記流路管の断面が形成され
ていることを特徴とする。ここで、前記第１の断面は、
円形断面を、前記角部を有するように複数の断面に分割
した形状にしてもよい。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【０００８】図１、図２及び図３は本発明の一実施例を
示す図である。
示す図である。
【０００９】図１は本発明の一実施例の構造を示す斜視
図であり、図中１はインク噴射ヘッド、１ａはノズル
部、２はインクを貯蔵し、インク噴射ヘッド１にインク
を供給するインク供給手段であるインクタンク、３はイ
ンク噴射ヘッド１とインクタンク２を接続する流路管、
３ａは流路管３の流路の断面形状、３ｂは流路の断面の
角部、４はインクタンク２からインク噴射ヘッド１に供
給されるインクをろ過するために流路管３内に設けられ
たフィルタ、５はインク噴射ヘッド１及びインクタンク
２を取り付けるキャリッジ、６はキャリッジ５が印字桁
方向へ往復するためのガイド軸である。また、図中には
示されていないが、ノズル部１ａに対向する位置には印
字紙、印字紙をガイドするプラテン、そして紙送り装置
を有している。
図であり、図中１はインク噴射ヘッド、１ａはノズル
部、２はインクを貯蔵し、インク噴射ヘッド１にインク
を供給するインク供給手段であるインクタンク、３はイ
ンク噴射ヘッド１とインクタンク２を接続する流路管、
３ａは流路管３の流路の断面形状、３ｂは流路の断面の
角部、４はインクタンク２からインク噴射ヘッド１に供
給されるインクをろ過するために流路管３内に設けられ
たフィルタ、５はインク噴射ヘッド１及びインクタンク
２を取り付けるキャリッジ、６はキャリッジ５が印字桁
方向へ往復するためのガイド軸である。また、図中には
示されていないが、ノズル部１ａに対向する位置には印
字紙、印字紙をガイドするプラテン、そして紙送り装置
を有している。
【００１０】図２及び図３は本発明の一実施例における
流路管の断面図であり、各々インクが流れる矢印Ａ方向
に対して平行な断面及び垂直な断面を示している。図中
７はインク、８はフィルタ４でトラップされた増大した
球面状の気泡である。
流路管の断面図であり、各々インクが流れる矢印Ａ方向
に対して平行な断面及び垂直な断面を示している。図中
７はインク、８はフィルタ４でトラップされた増大した
球面状の気泡である。
【００１１】図２においてフィルタ４を境にして右側が
インクタンク側、左側がインク噴射ヘッド側であり、フ
ィルタ４にトラップされた気泡８はインクタンク側から
流入して来る微細な気泡が蓄積して一体になり増大した
もので、インク７の表面張力によって球面を形成しよう
とするが、インク７の流れによってフィルタ４に押しつ
けられて偏平形状になっている。
インクタンク側、左側がインク噴射ヘッド側であり、フ
ィルタ４にトラップされた気泡８はインクタンク側から
流入して来る微細な気泡が蓄積して一体になり増大した
もので、インク７の表面張力によって球面を形成しよう
とするが、インク７の流れによってフィルタ４に押しつ
けられて偏平形状になっている。
【００１２】図３はインクタンク側から見た状態である
が、流路管３のインクタンク側の流路の断面形状３ａが
正方形となっており、４ヶ所の角部３ｂを有している。
そのため、増大した気泡８はインク７の表面張力によっ
て球面を形成しようとするので、４ヶ所の角部３ｂは気
泡８によって占有されることは無い。したがって、イン
ク７は気泡８に占有されていない４ヶ所の角部３ｂから
図２で示したフィルタ４を通過してインク噴射ヘッドに
確実に供給される。
が、流路管３のインクタンク側の流路の断面形状３ａが
正方形となっており、４ヶ所の角部３ｂを有している。
そのため、増大した気泡８はインク７の表面張力によっ
て球面を形成しようとするので、４ヶ所の角部３ｂは気
泡８によって占有されることは無い。したがって、イン
ク７は気泡８に占有されていない４ヶ所の角部３ｂから
図２で示したフィルタ４を通過してインク噴射ヘッドに
確実に供給される。
【００１３】図４は本発明の他の実施例における流路管
の断面図であり、前述の図３と同様にインクが流れる方
向に対して垂直な断面を、気泡がトラップされたフィル
タを境にしてインクタンク側から見た状態を示してい
る。
の断面図であり、前述の図３と同様にインクが流れる方
向に対して垂直な断面を、気泡がトラップされたフィル
タを境にしてインクタンク側から見た状態を示してい
る。
【００１４】図４に示す本実施例においては、流路管９
のインクタンク側の流路の断面形状９ａは円形断面の流
路を４つに仕切った形状であり、１２ヶ所の角部９ｂを
有する。前述の一実施例と同様に流路の角部９ｂは球面
状の気泡１１に占有されないためインク１０は１２ヶ所
の角部９ｂを通過してインク噴射ヘッド側へ流れて行
く。
のインクタンク側の流路の断面形状９ａは円形断面の流
路を４つに仕切った形状であり、１２ヶ所の角部９ｂを
有する。前述の一実施例と同様に流路の角部９ｂは球面
状の気泡１１に占有されないためインク１０は１２ヶ所
の角部９ｂを通過してインク噴射ヘッド側へ流れて行
く。
【００１５】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イン
ク噴射ヘッドとインク供給手段とを結ぶ流路管の途中に
設けられたインクろ過用のフィルタを境にして、フイル
タ上流側の流路管の断面の形状を少なくとも一ヶ所の角
部を有する形状に形成し、且つ、この上流側の断面の全
面が、フイルタ下流側の断面に含まれるようにフィルタ
付近の前記流路管の断面を形成したため、フィルタの上
流側の面にトラップされた球面状の気泡がたとえ増大し
ても、流路管の角部まで気泡に占有されることが無く、
この角部からインクがフィルタを通過してインク噴射ヘ
ッドに確実に供給され、気泡の増大によるインクの供給
不足を防止する事ができるという効果を有する。
ク噴射ヘッドとインク供給手段とを結ぶ流路管の途中に
設けられたインクろ過用のフィルタを境にして、フイル
タ上流側の流路管の断面の形状を少なくとも一ヶ所の角
部を有する形状に形成し、且つ、この上流側の断面の全
面が、フイルタ下流側の断面に含まれるようにフィルタ
付近の前記流路管の断面を形成したため、フィルタの上
流側の面にトラップされた球面状の気泡がたとえ増大し
ても、流路管の角部まで気泡に占有されることが無く、
この角部からインクがフィルタを通過してインク噴射ヘ
ッドに確実に供給され、気泡の増大によるインクの供給
不足を防止する事ができるという効果を有する。
【図１】本発明の一実施例の構造を示す斜視図。
【図２】本発明の一実施例における流路管の断面図。
【図３】本発明の一実施例における流路管の断面図。
【図４】本発明の他の実施例における流路管の断面図。
【図５】従来の構造を示す斜視図。
１ インク噴射ヘッド ２ インクタンク ３、９ 流路管 ４ フィルタ ７、１０ インク ８、１１ 気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/175
Claims (2)
- 【請求項１】 インクを印字紙に噴射するインク噴射ヘ
ッドと、該インク噴射ヘッドにインクを供給する為のイ
ンク供給手段と、前記インク噴射ヘッドと前記インク供
給手段を接続する流路管と、前記流路管の一部に設けら
れたインクろ過用のフィルタを有するインクジェット記
録装置において、前記流路管は、前記フィルタを境にして上流側に第１の
断面を、下流側に第２の断面を備えるように形成されて
おり、 前記第１の断面の形状が、少なくとも１カ所の角部を有
する形状に形成されており、かつ、前記第１の断面の全
面が、前記第２の断面に含まれるように、前記フィルタ
付近の前記流路管の断面が形成されていることを 特徴と
するインクジェット記録装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記第１の断面は、
円形断面を、前記角部を有するように複数の断面に分割
した形状であることを特徴とするインクジェット記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23985291A JP3077296B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23985291A JP3077296B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577440A JPH0577440A (ja) | 1993-03-30 |
| JP3077296B2 true JP3077296B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=17050837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23985291A Expired - Fee Related JP3077296B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3077296B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5812165A (en) * | 1991-08-29 | 1998-09-22 | Hewlett-Packard Company | Leak resistant ink-jet pen |
| US5969739A (en) * | 1992-03-18 | 1999-10-19 | Hewlett-Packard Company | Ink-jet pen with rectangular ink pipe |
| DE19540472B4 (de) * | 1994-10-31 | 2006-05-11 | Hewlett-Packard Development Co., L.P., Houston | Tintenstrahlstift mit rechteckiger Tintenleitung |
| JP3467676B2 (ja) * | 1996-03-14 | 2003-11-17 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置及びインクカートリッジ |
| EP1097816B1 (en) * | 1999-11-04 | 2005-04-06 | Domino Printing Sciences Plc | Filter for use in an inkjet printer |
| JP3801003B2 (ja) * | 2001-02-09 | 2006-07-26 | キヤノン株式会社 | 液体供給システム、インクジェット記録ヘッド、および液体充填方法 |
| JP4761042B2 (ja) * | 2005-11-14 | 2011-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP23985291A patent/JP3077296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0577440A (ja) | 1993-03-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616 |
|
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