JP3077142B2 - 画像出力装置における階調表示方法 - Google Patents

画像出力装置における階調表示方法

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JP3077142B2 JP01156259A JP15625989A JP3077142B2 JP 3077142 B2 JP3077142 B2 JP 3077142B2 JP 01156259 A JP01156259 A JP 01156259A JP 15625989 A JP15625989 A JP 15625989A JP 3077142 B2 JP3077142 B2 JP 3077142B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は画像出力装置における階調表示方法に関し、
特に、再現する画像を微小面積の画素に分割し、その画
素をさらに微小な面積の微画素に分割し、前記画素内に
おいて網点を形成する着色微画素の全微画素に対する割
合によって階調を表示するようにした階調表示方法に関
する。
(2) 従来の技術 従来、印刷機、プリンタまたはデジタル式複写機等の
画像出力装置において、階調をもった画像を表示する
際、擬似的に階調を表示する方法が採用されている。
前記擬似的な階調表示方法では、階調は、画像を微小
な単位画素に分割し、その単位画素内における微小要素
(たとえば、点または線等の着色部分)の占める面積の
大小により、連続的に類似した濃淡が表示される。
そして、前記単位画素内の微小要素として、規則正し
く配列された大小の網点を用いる方法が多く採用されて
いる。
前記網点を用いる方法として、濃度パターン法(すな
わち、面積階調法)が知られている。この濃度パターン
法は、原画の1画素に対応する表示側(画像出力装置
側)の1画素を複数の微画素に分割し、その微画素の中
から画素の階調に対応する所定数の微画素を選択し、そ
の選択した微画素を所定の色(たとえば、黒色)に着色
して表示する方法である。この方法では、前記階調に対
応する所定数の着色微画素から網点が形成されている。
前記濃度パターン法では、前記表示側の1画素を形成
する微画素数に応じた数の階調表示を行うことができ
る。
たとえば、前記1画素を形成する前記微画素の数を、
第7図に示すように4×4=16とし、各微画素Sで2値
表示を行うとすれば、前記1画素は全部で(4×4)+
1=17の階調数を再現することができる。すなわち、各
微画素Sが全て無着色のときを第0階調、16個の微画素
Sの中の1個だけが着色したときを第1階調、16個の微
画素Sの中の2個だけが着色したときを第2階調、…、
16個の微画素Sの中の16個全てが着色したときを第16階
調、とすることにより、前記画素を合計17の階調数で表
示することができる。
一般に前記1画素を形成する微画素数をm個とすれ
ば、表現できる階調数はm+1となる。
そして、各階調でどの微画素を着色するかによって、
網点形状が異なるので、表示される画像の品質に差が生
じる。
そこで、前記1画素を構成する微画素の中で各階調に
おいてどの微画素を着色するかについては、従来から種
々提案されている。
たとえば、着色微画素の定め方は、「画像処理ハンド
ブック」(画像処理ハンドブック編集委員会偏、株式会
社昭晃堂、昭和62年6月8日発行、75〜76頁)に記載さ
れている。そこには、第8A図に示す網点形、第8B図に示
すベイヤー(Bayer)形または第8C図に示す渦巻形、等
の着色微画素の定め方が記載されている。なお、これら
の第8A図〜第8C図において、1つの画素は複数の微画素
Si(i=1,2,…,16)から構成されており、各微画素の
添字は微画素を着色していく順序を示している。
(3) 発明が解決しようとする課題 普通、網点を構成する微画素の大きさが画像出力装置
の解像限界に近く設定されている場合、もしくは高精細
の画像を再現する場合、例えば、網点を形成する着色微
画素数が1個または2個のように少ないときには、網点
を正確に再現することが容易でない。すなわち、微小な
着色部分は画像として再現するために高い解像力と再現
性が必要であり、このような部分は通常の画像出力装置
においてその再現が不安定であり、画像の着色面積を所
定の値に保って再現するのが困難である。したがって、
第8A図〜第8C図に示す従来のいずれの階調表示方法を採
用した場合でも、ハイライト部を表示する低濃度階調の
網点を安定して再現することが困難であった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、濃度
パターン法(面積階調法)による階調表示において、階
調数の低い網点の着色濃度を多値化することにより、ハ
イライト部の安定した表示を可能にすることを課題とす
る。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本出願の画像出力装置に
おける階調表示方法の第1発明は、画像を微小面積の画
素に分割し、その画素をさらに微小な面積の微画素に分
割し、前記画素内において網点を形成する着色微画素の
全微画素に対する割合を変化させることにより、階調を
表示するようにした階調表示方法において、第1階調〜
第L階調の網点を1固まりの複数の所定の着色微画素の
集合体により構成し、前記網点を形成する所定の着色微
画素の着色濃度を順次増加させるとともに、第L+1階
調〜第N階調における着色微画素数を前記各階調毎に順
次増加させることを特徴とする。
また本出願の画像出力装置における階調表示方法の第
2発明は、レーザ光の照射により形成された静電潜像を
現像することにより画像を再現するに際し、前記画像を
微小面積の画素に分割し、その画素をさらに微小な面積
の微画素に分割し、前記画素内において網点を形成する
着色微画素の全微画素に対する割合を変化させるととも
に、前記レーザ光のパワーレベルを変えることにより、
階調を表示するようにした階調表示方法において、第1
階調〜第L階調の網点を1固まりの複数の所定の着色微
画素の集合体により構成し、前記レーザ光のパワーレベ
ルを前記各階調毎に変化させて前記網点を形成する所定
の着色微画素の着色濃度を順次増加させるとともに、第
L+1階調〜第N階調におけるレーザ光のパワーレベル
を一定とし、その着色微画素数を前記各階調毎に順次増
加させることを特徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本出願の第1発明の画像出力装置
における階調表示方法は、ハイライト部の表示に用いら
れる第1階調〜第L階調の網点が1固まりの複数の所定
の着色微画素の集合体により構成されており、この網点
を形成する複数の所定の着色微画素が異なる濃度に着色
されて階調が表示される。また、第L+1階調〜第N階
調においてはその網点を構成する着色微画素数を順次増
加させることにより階調が表示される。
また、前述の構成を備えた本出願の第2発明の画像出
力装置における階調表示方法は、ハイライト部の表示に
用いられる第1階調〜第L階調の網点が1固まりの複数
の所定の着色微画素の集合体により構成されており、こ
の網点を形成する複数の所定の着色微画素がパワー変調
したレーザ光により異なる濃度に着色されて階調が表示
される。また、第L+1階調〜第N階調においてはレー
ザ光のパワーレベルが一定とされ、その網点を構成する
着色微画素数を順次増加させることにより階調が表示さ
れる。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明による画像出力装置にお
ける階調表示方法の一実施例について説明する。
第2図は本発明を適用したデジタル複写機Fの全体説
明図である。デジタル複写機Fは、機械本体部F1とこの
機械本体部F1の上面にヒンジ連結されたカバーF2とから
構成されている。
前記機械本体部F1は、その上面に透明ガラスから構成
されたプラテン(原稿置き台)1を備えている。このプ
ラテン1の下方には、露光用光学系2が配設されてい
る。この露光用光学系2は、移動可能なランプユニット
3を有しており、このランプユニット3は、原稿照明用
のランプ4と第1ミラー5とが一体化されて構成されて
いる。また、前記露光用光学系2は、前記ランプユニッ
ト3の移動速度の1/2の速度で移動する移動ミラーユニ
ット6を有している。この移動ミラーユニット6は、第
2ミラー7および第3ミラー8から構成されている。ま
た、前記露光用光学系2は、レンズ9、第4ミラー10等
をも有している。そして、前記ランプユニット3が原稿
に対して平行に前後方向に移動し、前記移動ミラーユニ
ット6が前記ランプユニット3の移動速度の1/2の速度
で1/2の距離だけ移動すると、原稿とレンズ9との間の
距離は一定に保たれるので、その間、前記ランプ4によ
って照明された原稿の反射光は、前記露光用光学系2を
通り画像読取部11において収束されるように構成されて
いる。
画像読取部11では、前記原稿の各画素における反射光
量を電気信号に変換する。この電気信号は濃度データと
して後で詳述する画像処理部12に送信される。画像処理
部12では、濃度データを網点の面積率に変換するととも
に、後述のレーザスキャナ13でラスタ画像として出力で
きるように、各走査線毎の2値のデータとして変換す
る。このデータにしたがってレーザスキャナ13から出射
されるレーザ光14が変調されることにより潜像がドラム
上の感光体15に書き込まれる。
前記感光体15の周囲には、その感光体15の回転方向に
沿って帯電用チャージャ16、現像ユニット17、転写用チ
ャージャ18およびクリーナユニット19等が配設されてい
る。また、前記機械本体部F1には、転写用紙収納トレイ
20と、この転写用紙収納トレイ20内の転写用紙を前記感
光体15と前記転写用チャージャ18との間に供給する給紙
機構21が配設されるとともに、前記感光体15と転写用チ
ャージャ18との間を通過して転写の終了した転写終了紙
を感光体15から剥離させて搬送する搬送機構22も配設さ
れている。さらに、機械本体部F1には、前記搬送機構22
によって搬送された転写終了紙を定着する定着ユニット
23と、この定着ユニット23から排出された転写終了紙を
受け取る排紙トレイ24が配設されている。
第3A図は、前述の画像処理部12の具体的構成の一例を
示すブロック図である。
前記画像読取部11(第2図参照)は、CCD等のセンサ
により構成されており、そのアナログ階調信号は、前記
画像処理部12のアナログデジタル変換器121(第3A図参
照)に入力される。アナログデジタル変換器121は、前
記アナログ階調信号を例えば8ビットのデジタル階調信
号に変換する。ラインバッファ122は、前記デジタル階
調信号を1ライン分記憶できる容量を有している。この
ラインバッファ122はコントローラ123により、その読出
し、書込みが制御される。
コントローラ123はカウンタ等で構成されており、前
記レーザ光14(第2図参照)が各微画素を走査するタイ
ミングと同期したXクロック信号、レーザ光が各画素
(4微画素)を走査する毎に発生するXリセット信号、
前記レーザ光が感光体15上を1ライン走査する毎に発生
するYクロック信号、4ライン(すなわち、副走査方向
に並んだ4微画素(1画素)を含むライン)走査する毎
に発生するYリッセト信号、1ページのプリントの先頭
に発生するページクリア信号、各ライン走査の先頭に発
生するラインクリア信号、により動作する。これらの信
号の発生タイミングは第3B図,第3C図に示されている。
前記ラインバッファ122に記憶されたデジタル階調信
号は、画像を形成する微画素が本実施例のように4×4
のマトリックスで構成されている場合、1ラインの画素
を出力する間に4回読出される。そして、読出された信
号は、ルックアップテーブル124により、前記8ビット
のデジタル階調信号から階調数17を表示するのに充分な
5ビットのデジタル階調信号「00000」〜「10000」に変
換される。ルックアップテーブル124は、ROM,RAM等の記
憶素子により構成され、入力信号をアドレスとして、そ
のアドレスに記憶されているデータを出力信号とする。
そのため、原稿から読取った信号を再現する間の非直線
性、例えば、画素の黒色化された面積率と濃度との非直
線性を考慮したデータを記憶させておくことにより、そ
の非直線性を補正するための階調再現補正器(Tone Re
production Corrector)として動作する。そして、ル
ックアップテーブル124の出力信号は、第0階調を表示
する場合には「00000」であり、第1階調を表示する場
合には「00001」であり、…、第16階調を表示する場合
には「10000」となる。
前記コントローラ123は前記レーザ光14が1微画素を
走査する周期でタイミング信号を発生しており、リング
カウンタ125は、コントローラ123のタイミング信号を計
数(カウント)し、計数値が「00」〜「11」の間を繰返
し計数するもので、その出力信号は前記微画素S11〜S44
のXアドレス(第3B図のX1,X0参照)を指定する。ま
た、リングカウンタ126は、前記感光体15(第2図参
照)が1微画素分回転する毎に前記コントローラ123か
ら発生するタイミング信号を計数し、計数値が「00」〜
「11」の間を繰返し計数するものであり、その出力信号
は前記微画素S11〜S44のYアドレス(第3C図のY1,Y0
照)を指定する。
前記ルックアップテーブル124、およびリングカウン
タ125,126の出力信号は、フォントメモリ127のアドレス
指定信号として入力される。フォントメモリ127はROM等
の記憶素子で構成されており、そのデータはレーザ光14
のパワーレベルを5段階に特性するための3ビットのデ
ータ「000」〜「100」である。すなわち、本実施例にお
いてはイメージ露光が採用されているため、パワーレベ
ルが「000」であるときにはレーザ光14は照射されず、
対応する微画素は着色されない。そして、パワーレベル
が「001」,「010」,「011」と変化するに伴ってレー
ザ光14の強度は次第に増加し、最終の「100」に対応す
るレーザ光14の強度は、感光体15の表面の電荷を完全に
除電して微画素を100%濃度である黒色に着色する強度
になっている。そして、パワーレベル「001」に対応す
る着色濃度は、100%濃度の1/4の濃度、すなわち、その
着色微画素4個で1個の100%濃度の微画素に相当する
濃度に設定されている。同様に、パワーレベル「010」
または「011」に対応する着色濃度は、それぞれ黒色の
微画素の2/4または3/4に相当する濃度になるように設定
されている。
第4B図に示すフォントメモリ127のデータは、前記各
網点P0〜P16を表示するための16個の微画素を、着色す
るためのパワーレベル「000」〜「100」が記録されたデ
ータであり、前記ルックアップテーブル124の出力信号
によって網点P0〜P16が特定され、前記リングカウンタ1
25,126によってX,Yアドレスが特定される。そして、上
述のフォントメモリ127の3ビットの信号が入力された
レーザ出力コントローラ128はレーザスキャナ13のレー
ザ変調器を制御し、所定の強度のレーザ光14が照射され
る。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用を、
主として第1図および第4図により説明する。
第1図は、第0階調から第16階調までの17種の階調に
おいて、各網点P0〜P16を構成する着色微画素S11〜S44
の配列と、その微画素S11〜S44の着色濃度を示すもので
ある。
ルックアップテーブル124の出力信号が第0階調を表
示する場合に、各微画素S11〜S44に対応するフォントメ
モリ127の出力信号は第4B図に示すように全て「000」と
なってレーザ光14は照射されず、網点P0の16個の微画素
S11〜S44は全て無着色となる。
ルックアップテーブル124の出力信号が第1階調を表
示する場合に、フォントメモリ127の出力信号のうち、
4個の微画素S22,S23,S32,S33に対応するものが「001」
となり、他は全て「000」となる。したがって、2×2
のマトリックスを構成する網点P1は前記1/4の着色濃度
で着色される。そして、出力信号が第2階調〜第4階調
を表示する場合には、網点P2〜P4の形状は変わらずにレ
ーザ光14のパワーレベルが変化し、その着色濃度が2/4,
3/4および100%(黒色)と順次増加することにより階調
が表示される。
ルックアップテーブル124の出力信号が第5階調を表
示する場合には、フォントメモリ127の出力信号のう
ち、5個の微画素S13,S22,S23,S32,S33に対応するもの
が100%濃度を示す「100」となり、他は全て無着色を示
す「000」となる。そして、ルックアップテーブル124の
出力信号が第6階調を表示する場合には、更に1個の微
画素S34が100%濃度で着色され、合計6個の微画素が10
0%濃度で着色されることになる。
このようにして、第4階調〜第16階調においては、各
網点P4〜P16を構成する着色微画素が全て100%濃度で着
色され、かつ着色微画素の数が1個ずつ増加することに
より階調が表現される。
上述のようにして、第1階調〜第4階調においては2
×2のマトリックスを形成する4個の微画素を4値に着
色し、第5〜第16階調においては5個〜16個の微画素を
黒色に着色することにより、第0階調を含めて17種の階
調を表示することができる。
次に、前述の実施例に特有の効果を述べる。
前述の実施例によれば、ルックアップテーブル124に
より非直線性の補正を行うことができる。更に、ルック
アップテーブル124をRAMで構成した場合には、その記憶
データを変更することにより、ネガポジ反転、特定の階
調の強調等の各種の画像処理を容易に行うことができ
る。
第5図は画像処理部12の第2実施例を示すブロック図
であり、この第2実施例も前記第1図の網点を表示する
ように構成されている。
この第2実施例では、第5図に示すようにリングカウ
ンタ125,126の出力するXアドレス信号とYアドレス信
号がフォントメモリ127と閾値テーブル129に入力され
る。
第6A図は1画素を構成する微画素SijとそのX,Yアドレ
スを示し、第6B図はフォントメモリ127に記録されたデ
ータを示している。また第6C図は閾値テーブルに記録さ
れた閾値データであり、この第6C図のSn(n=4,5,…,1
6)は第n階調以下で着色される微画素であることを示
している。
第6C図に示すように、前記閾値テーブル129には、X
アドレスとYアドレスによって指定される16個の微画素
S11〜S44に対応する5ビットの閾値データAが記憶され
ている。この閾値データAは判別回路130においてルッ
クアップテーブル124の出力する5ビットの階調信号B
と比較され、閾値データA≦階調信号Bである場合に、
微画素を100%黒色に着色するパワーレベルを示す信号
「100」が出力される。
一方、第6B図に示すように、前記フォントメモリ127
には、階調信号Bが0〜3である場合に対応する4個の
網点P0〜P3について、その網点P0〜P3を表示するための
16個の微画素S11〜S44を、それぞれ4値(無着色を含め
て4値)に着色するためのレーザ光14のパワーレベル
「000」〜「011」が記憶されている。そして、このフォ
ントメモリ127の出力信号と前記判別回路130の出力信号
はセレクタ131に入力される。
ルックアップテーブル124の出力する階調信号Bは判
別回路132に入力され、この階調信号Bが3以下である
場合に、前記セレクタ131はフォントメモリ127の出力信
号をデジタルアナログ変換器128に出力し、前記階調信
号Bが4以上である場合にセレクタ131は判別回路130の
出力信号をデジタルアナログ変換器124に出力する。
次に、前述の第2実施例の作用を、第1図,第5図お
よび第6A図〜第6C図により説明する。
ルックアップテーブル124の出力する階調信号Bが3
以下である場合に、判別回路132の出力信号によりセレ
クタ131はフォントメモリ127の信号を出力する。したが
って、たとえば前記階調信号Bが0である場合、フォン
トメモリ127に記憶された第0階調に対応する出力信号
がデジタルアナログ変換器128を介してレーザスキャナ1
3に入力される。そして、この第0階調に対応する出力
信号は全ての微画素S11〜S44について「000」であるた
め(第6B図参照)、レーザ光14は非照射となって全微画
素S11〜S44は無着色となり、網点P0(第1図参照)が表
示される。
同様に、ルックアップテーブル124の出力する階調信
号Bが1〜3である場合にも、フォントメモリ127に記
憶された第1階調〜第3階調に対応する出力信号がデジ
タルアナログ変換器128を介してレーザスキャナ13に入
力される。そして、この第1階調〜第3階調に対応する
出力信号は、第6B図から明らかなように、4個の微画素
S22,S23,S32,S33に対応するものが「001」,「010」,
「011」であり、他の微画素については全て「000」とな
っている。したがって、第1図に示すように、第1階調
の網点P1は4個の微画素S22,S23,S32,S33がパワーレベ
ル「001」に対応する1/4の着色濃度で着色され、第2階
調の網点P2は同じ4個の微画素S22,S23,S32,S33がパワ
ーレベル「010」に対応する2/4の着色濃度で着色され、
第3階調の網点P3は同じ4個の微画素S22,S23,S32,S33
がパワーレベル「011」に対応する3/4の着色濃度で着色
されることになる。
一方、ルックアップテーブル124の出力する階調信号
Bが4以上である場合には、判別回路132の出力信号に
よりセレクタ131は判別回路130の信号を出力する。この
とき、判別回路130において、閾値テーブル129に記憶さ
れた閾値データA(第6C図参照)と前記階調信号Bが比
較され、閾値データA≦階調信号Bである場合に出力信
号「100」がセレクタ131に出力され、この出力信号はデ
ジタルアナログ変換器128を介してレーザスキャナ13に
入力される。
したがって、階調信号Bが4である場合、第6C図から
明らかなように、16個の微画素S11〜S44のうち、閾値デ
ータA≦階調信号Bを満たす4個の微画素S22,S23,S32,
S33のみが100%濃度に着色され、他の微画素は着色され
ない。同様に、階調信号Bが5である場合には、前記4
個の微画素S22,S23,S32,S33に加えて更に1個の微画素S
13が着色される。このようにして、第1図に示すよう
に、階調信号Bが1ずつ増加するに伴って着色微画素の
数も1ずつ増加し、第16階調においては全て微画素S11
〜S44が着色されることになる。このとき、各階調にお
いて新たに着色される微画素は第6C図においてSnとして
示されている。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更
を行うことが可能である。
例えば、実施例においては本発明をデジタル複写機に
適用した例を示したが、これをレーザプリンタに適用す
ることもできる。また、感熱プリンタ、インクジェット
プリンタ等の網点により階調表示が可能なものであれ
ば、どのような画像出力装置でも適用することが可能で
ある。その場合には、レーザ光のパワーレベルをサーマ
ルヘッドの電流値、インクミストの量等に対応させれば
よい。
また、実施例では画素を形成する微画素を4×4のマ
トリックスで構成するとともに、微画素の着色濃度を1/
4,2/4,3/4,100%の4段階として合計17階調の表示を行
っているが、他のマトリックスサイズ、他の段階の多値
表示を用いてもよい。その場合には、それらの数に対応
したビット数の構成を用いればよい。さらに、ビット数
を8ビットとして、各構成を入手しやすい汎用のものを
用いて、その下位ビットまたは上位ビットのみを使用す
ることも当然可能である。
また、実施例ではモノクロ表示を示したが、カラー表
示の各色に適用することも可能である。
C.発明の効果 前述の本発明の画像出力装置における階調表示方法に
よれば、低濃度階調の網点を1固まりの着色微画素の集
合体により構成するとともに、レーザ光のパワーレベル
を順次変化させて前記各階調を表示しているので、低濃
度階調の網点を1個または2個のように少ない微画素で
形成する必要が無い。したがって、従来困難であった低
濃度階調の安定した表示が可能となり、これによりハイ
ライト部を正確に再現することが可能となる。
また、第1階調〜第4階調の網点をそれぞれ2×2の
マトリックスよりなる4個の着色微画素の集合体により
構成し、第1階調〜第3階調の着色微画素の着色濃度
を、それぞれ第4階調の着色微画素の着色濃度の1/4,2/
4,3/4とすれば、その網点の形状が正方形となって一層
安定した画像の再現性を得ることが可能となる。すなわ
ち粒状性の良い画像を再現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による階調表示方法の一実施例の各階調
毎の網点を示す図、第2図は本発明を適用したデジタル
複写機の全体説明図、第3A図はその画像処理部の構成を
示す図、第3B,3C図は第3A図に示された各作動信号のタ
イミングチャート、第4A図は同実施例のX,Yアドレスと
微画素の配置関係を示す図、第4B図は同実施例のフォン
トメモリに記憶されたX,Yアドレスと網点データとの関
係を示す図、第5図は本発明の他の実施例による画像処
理部の構成を示す図、第6A図は同実施例のX,Yアドレス
と微画素の配置関係を示す図、第6B図は同実施例のフォ
ントメモリに記憶されたX,Yアドレスと網点データとの
関係を示す図、第6C図は同実施例の閾値テーブルに記憶
されたX,Yアドレスと閾値データとの関係を示す図、第
7図および第8A〜8C図は従来例の説明図で、第7図は画
素を構成する微画素の説明図、第8A,8B,8C図は従来の網
点形状の説明図である。 14……レーザ光、 S11〜S44……微画素、P0〜P16……網点

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素をさらに微小な面積の微画素に分割
    し、前記画素内において網点を形成する着色微画素の全
    微画素に対する割合を変化させることにより、階調を表
    示するようにした階調表示方法において、 第1階調〜第L階調の網点を1固まりの複数の所定の着
    色微画素の集合体により構成し、前記網点を形成する所
    定の着色微画素の着色濃度を順次増加させるとともに、
    第L+1階調〜第N階調における着色微画素数を前記各
    階調毎に順次増加させることを特徴とする画像出力装置
    における階調表示方法。
  2. 【請求項2】レーザ光の照射により形成された静電潜像
    を現像することにより画像を再現するに際し、前記画像
    を微小面積の画素に分割し、その画素をさらに微小な面
    積の微画素に分割し、前記画素内において網点を形成す
    る着色微画素の全微画素に対する割合を変化させるとと
    もに、前記レーザ光のパワーレベルを変えることによ
    り、階調を表示するようにした階調表示方法において、 第1階調〜第L階調の網点を1固まりの複数の所定の着
    色微画素の集合体により構成し、前記レーザ光のパワー
    レベルを前記各階調毎に変化させて前記網点を形成する
    所定の着色微画素の着色濃度を順次増加させるととも
    に、第L+1階調〜第N階調におけるレーザ光のパワー
    レベルを一定とし、その着色微画素数を前記各階調毎に
    順次増加させることを特徴とする画像出力装置における
    階調表示方法。
  3. 【請求項3】第1階調〜第4階調の網点をそれぞれ2×
    2のマトリックスよりなる4個の着色微画素の集合体に
    より構成し、第1階調〜第3階調の着色微画素の着色濃
    度を、それぞれ第4階調の着色微画素の着色濃度の1/4,
    2/4,3/4とした第1項または第2項記載の画像出力装置
    における階調表示方法。
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