JP3076538U - ズボン - Google Patents

ズボン

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JP3076538U
JP3076538U JP2000006895U JP2000006895U JP3076538U JP 3076538 U JP3076538 U JP 3076538U JP 2000006895 U JP2000006895 U JP 2000006895U JP 2000006895 U JP2000006895 U JP 2000006895U JP 3076538 U JP3076538 U JP 3076538U
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JP
Japan
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pocket
flap
cloth
patch
mobile phone
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Application number
JP2000006895U
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Inventor
知定 馬屋原
Original Assignee
クロダルマ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話を含む各種収納物を簡便に収納し分
けることができ、しかも動作適応性及び装飾性に優れた
ズボンを提供する。 【解決手段】 左右身頃部の少なくとも片側に、腰ポケ
ット、脇ポケット及びこの脇ポケット下方に一定方形寸
法のフラップ付きパッチポケットを設けると共に、この
パッチポケットをポケット布の左右側縁部及び底縁部に
一定巾寸法の襠布を設けて箱形に縫着形成するほか、ポ
ケット布の前面側にその横巾寸法の凡そ1/2程度とな
した縦長の携帯電話用ポケットを別途取り付け、且つフ
ラップとポケット本体の開閉操作が面ファスナを介して
行われる構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はズボン、詳しくは複数のポケットを整然と配置させ、且つその収納性 及び操作性を良好となしたカジュアル用或いは作業用に最適なズボンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ズボンは、用途に応じて使い分けられるが、中でも作業用ズボンは種々の機能 を取り入れて使い勝手が徐々に改善されており、近年にあっては、作業能率の向 上、危害防止、動作適応性のみならず、カジュアル用ズボンと同様に装飾性など も考慮して設計されている。
【0003】 一方、収納性及び使い勝手を考慮した作業用ズボンとして、脇ポケット下方の 大腿部にパッチポケットを設けたもの(カーゴパンツと称す)が存在するが、こ れらの特性に加え、その装飾的効果に注目して、近年では、このカーゴパンツを カジュアル用として着用するケースも増えている。 このパッチポケットは、他の脇ポケットや腰ポケットに比べ、立位姿勢、座位 姿勢のいずれの状態に於いても収納物を容易に出し入れでき、またその内容積が 比較的大きく作成されていることから、専ら嵩が張る剛性物や使用頻度の高いも のを収納するのに使用されている。
【0004】 他方、携帯電話の普及に伴い、それを安定且つ確実に収納し、然も咄嗟の使用 に対応した迅速な取り扱い操作を可能となす収納構造が衣類に対して要求される ようになった。これに対し、従来は、携帯電話を単独に収納するポケットを既存 の脇ポケットや腰ポケットの内部に作成したり、或いは直接身頃布に作成するこ とで対応してきた。 しかしながら、前者の場合、外観上の損失はないものの、携帯電話の出し入れ については他の収納物との関係で、とりわけ座った状態での出し入れ作業には甚 だ困難を有し、またその縫製作業にも手間が掛かるという問題があった。後者の 場合は、他の収納物による出し入れ時の不便さは解消するものの、比較的小さな ポケットを別途作成する手間やそれによるズボン全体の美的バランスの調整など の問題が依然としてあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記に於ける問題点を改善するために考案されたものであり、縫製 に手間を掛けずに、各種収納物をそれぞれのポケットに簡便に収納し分け、しか も動作適応性及び装飾性に優れたズボンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のズボンは、左右身頃部の少なくとも片側に、腰ポケット、脇ポケット 及び該脇ポケット下方に一定方形寸法のフラップ付きパッチポケットを設けると 共に、該パッチポケットをポケット布の左右側縁部及び底縁部に一定巾寸法の襠 布を設けて箱形に縫着形成するほか、該ポケット布の前面側にその横巾寸法の凡 そ1/2程度となした縦長の携帯電話用ポケットを別途取り付けたものとなし、 且つ該フラップ付きポケットのフラップとポケット本体の開閉操作が面ファスナ を介して行われる構成とする。
【0007】 この際、フラップ付きパッチポケットのフラップ下縁の中央付近に、手摘み用 の舌片を垂設させて、フラップの開閉操作を楽に行えるようになしたりする。
【0008】 また、携帯電話用ポケットは、縦巾寸法をパッチポケットのそれより凡そ1c m〜2cm程度小さくなしたものとなし、且つ該ポケットの左右側縁部のうち少 なくとも片方の側縁部に襠布を介在させたものとなして、携帯電話を該ポケット 内部へ安定的に保持するようになされる。
【0009】 また、脇ポケット内方の開口部付近に小型のチェンジポケットを設け、該チェ ンジポケットの上縁部をズボンの中央から脇線に向けて下方に傾斜させたものと なしたりする。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案に係るズボンの実施の形態を以下図示例によって説明する。 図1は、本考案に係るズボン1の右側面図であり、図2は正面図、図3は背面 図である。ズボン1は、左右脚部及び腰部をそれぞれ前身頃布2及び後身頃布3 を縫着して形成され、その脇縫線上方部には脇ポケット4、その後側腰部には腰 ポケット5、そして大腿部には一定方形寸法のフラップ付きパッチポケット6と 携帯電話用ポケット7が形成されている。
【0011】 フラップ付きパッチポケット6は、図4に示す如く、ポケット本体6aとフラ ップ6bとからなり、脇ポケット4の少し下方へ、即ち脇線pを跨設させて縫着 形成される。この際、該ポケット本体6aは、ポケット布の左右側縁部6a’及 び底縁部6a”に襠布8を介在させて、ポケット内部に立体的空間を有する箱形 に形成される。また、フラップ6bは、ポケット本体6aの開口部全域を覆うよ うに少し大きく形成し、且つその開閉操作を両者に設けた面ファスナ9、9’を 介して行うようになされる。ここに、該パッチポケット6の大きさは任意に設計 されるが、縦巾寸法Hを凡そ15cm〜20cm程度、横巾寸法Lを凡そ13c m〜20cm程度、襠巾寸法Wを凡そ2cm〜4cm程度となされる。
【0012】 携帯電話用ポケット7は、図4に示す如く、上記パッチポケット本体6aの前 面側に一定寸法の別布7aを縦長に当接して縫着形成される。ここに、携帯電話 用ポケット7は任意に設計されるが、その縦巾寸法H’を上記パッチポケット6 のそれよりも1cm〜2cm程度小さくなしたものは、携帯電話をポケット内部 へ簡便に挿入できるものとなる。即ち、携帯電話を挿入する際に、携帯電話の底 部をこの段差部分へ押し当てポケット内方へ滑らせるようにして挿入するのであ る。該ポケット7の横巾寸法L’は、携帯電話の大きさとの関係から通常5cm 〜10cm程度となされる。
【0013】 また、携帯電話用ポケット7は、左右側縁部7a’の少なくとも片方の側縁部 に襠布10を設けて(図には左側縁部に設けた場合を示す)、携帯電話の出し入 れや収まりをよくなしてある。この襠布10の巾寸法W’は、携帯電話の厚みに 対応させられるものであり、通常1cm〜3cm程度となされる。
【0014】 また、携帯電話用ポケット7の開口部は、上記パッチポケット6のフラップ6 bを兼用して開閉自在となされる。この際、携帯電話用ポケット7の襠布10を 設けない他方の側縁部7a’をパッチポケット6の側縁部6a’へ重合させ、更 に両者の底縁部6a”、7a”を重合させて縫着形成したものは、縫製作業を簡 略化できると共に、違和感のない外観を呈するものとなる。
【0015】 上記フラップ6bは、通常より少し大きく形成すると共に、下縁の中央付近m に手摘み用の舌片11が垂設される。而して、フラップ6bの開閉操作は、該舌 片11を手で摘んで行われるものとなる。ここに、該舌片11をフラップ6bの 下縁の中央付近mに設けたことで、開閉操作が僅かな動作範囲で簡便に行われる のである。この際、9’、9’は裏面側に設けた面ファスナであって、ポケット 本体6aと携帯電話用ポケット7aに設けた面ファスナ9、9と対応して止着が 図られるように設けてある。
【0016】 脇ポケット4は、一般的なものであり、身頃の内方へポケット袋を吊り下げ状 に形成したものである。本考案に於いては、図5に示す如く、右脇ポケット4の 開口部付近の前身頃布2上へ、別布12aを当接して小型のチェンジポケット1 2が形成される。該チェンジポケット12は任意に設計されるが、通常、開口巾 寸法qを脇ポケット4の開口巾寸法の凡そ1/2〜2/3程度、深さ寸法dを5 cm〜9cm程度となし、別布12aの上縁部12a’を脇ポケット4の上縁部 4aから突出させて縫着形成される。ここに、該上縁部12a’をズボンの中央 から脇線に向けて下方に一定角度θだけ傾斜させたものは、ポケット12内部へ 手が挿入しやすくなる上で好ましい。
【0017】 腰ポケット5は、脇ポケット4と同様に一般的なものであり、例えば、後身頃 布3に切り込みを設け、該身頃布3の内方へポケット袋を吊り下げ状に形成し、 収納物が不意に飛び出したりしないように、該切り込みを覆うフラップ13を面 ファスナで開閉自在に取り付けたりする。
【0018】 また、本考案に於いては、上記の如く形成した各種ポケットに種々の小物を収 納した場合に、ズボンの腰回りに適当なゆとりが配分され、動きやすく、また窮 屈さを感じたりしないように、ズボンの腰回り付近に任意個数のダーツやタック を適宜形成してもよい。
【0019】 上記実施例では、携帯電話用ポケット及びチェンジポケットを右身頃部へ設け た場合について説明したが、本考案に於いては、これらのポケットを左右身頃部 の両方へ設けるようになしたり、或いは左身頃部のみへ設けるようになしてもよ い。
【0020】 以上の如く構成した各種ポケットは、収納物の形状や用途に応じて適宜使い分 けられる。例えば、脇ポケット4にはハンカチやティッシュ、腰ポケット5には 財布や手帳、フラップ付きパッチポケット6にはタバコ、ライターや巻き尺、携 帯電話用ポケット7には携帯電話、チェンジポケット12には小銭、鍵や切符な どを収納したりする。この場合、各収納物が安定的に保持されると共に、その出 し入れ操作を簡便に行えることから、作業能率や動作適応性は良好となり、また 優れた着用感も得られるものとなる。
【0021】
【考案の効果】
本考案品は以上の通り構成されることから、各ポケットに種々の収納物を適宜 収納し分けることができるため、着用者は収納物の在処を迷うことなく迅速且つ 的確に取り出し使用することができる。とりわけ携帯電話用ポケットをフラップ 付きパッチポケット上へ一体的に形成したことから、携帯電話の出し入れに何ら 支障をきたすことなく簡便に取り扱い操作できるのであり、また外観を損なうこ となく、装飾的バランスの優れたズボンを比較的安価に作成できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の一実施形態を示すズボンの右側面図
である。
【図2】図1に於けるズボンの正面図である。
【図3】図1に於けるズボンの背面図である。
【図4】本考案に係るフラップ付きパッチポケット部分
の詳細説明図である。
【図5】本考案に係る脇ポケット部分の詳細説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ズボン 2 前身頃布 3 後見頃布 4 脇ポケット 5 腰ポケット 6 フラップ付きパッチポケット 7 携帯電話用ポケット 8、10 襠布 9 面ファスナ 11 舌片 12 チェンジポケット 13 フラップ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右身頃部の少なくとも片側に、腰ポケ
    ット、脇ポケット及び該脇ポケット下方に一定方形寸法
    のフラップ付きパッチポケットを設けると共に、該パッ
    チポケットをポケット布の左右側縁部及び底縁部に一定
    巾寸法の襠布を設けて箱形に縫着形成するほか、該ポケ
    ット布の前面側にその横巾寸法の凡そ1/2程度となし
    た縦長の携帯電話用ポケットを別途取り付けたものとな
    し、且つ該フラップ付きポケットのフラップとポケット
    本体の開閉操作が面ファスナを介して行われる構成とな
    したことを特徴とするズボン。
  2. 【請求項2】 フラップ付きパッチポケットのフラップ
    下縁の中央付近に、手摘み用の舌片を垂設させたことを
    特徴とする請求項1記載のズボン。
  3. 【請求項3】 携帯電話用ポケットは、縦巾寸法をパッ
    チポケットのそれより凡そ1cm〜2cm程度小さくな
    したものとなし、且つ該ポケットの左右側縁部のうち少
    なくとも片方の側縁部に襠布を介在させたものとなした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のズボン。
  4. 【請求項4】 脇ポケット内方の開口部付近に小型のチ
    ェンジポケットを設け、該チェンジポケットの上縁部を
    ズボンの中央から脇線に向けて下方に傾斜させたことを
    特徴とする請求項1、2又は3記載のズボン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153851A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Kyukichi Shintaku 脊椎の牽引ズボン

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