JP3076315U - 滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール - Google Patents

滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール

Info

Publication number
JP3076315U
JP3076315U JP2000006661U JP2000006661U JP3076315U JP 3076315 U JP3076315 U JP 3076315U JP 2000006661 U JP2000006661 U JP 2000006661U JP 2000006661 U JP2000006661 U JP 2000006661U JP 3076315 U JP3076315 U JP 3076315U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
slip
paper base
base material
mouse pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000006661U
Other languages
English (en)
Inventor
勇介 本荘
篤 島津
Original Assignee
株式会社本荘美術印刷
株式会社富山陽成社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社本荘美術印刷, 株式会社富山陽成社 filed Critical 株式会社本荘美術印刷
Priority to JP2000006661U priority Critical patent/JP3076315U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3076315U publication Critical patent/JP3076315U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブルや机等の平面上に簡単に固定する。 【解決手段】 裏面に滑止め層12を形成する紙材10
を所定サイズに裁断し、紙基材11の表面に透明な保護
層13を形成し、たとえばマウスパッドMPとする。マ
ウスパッドMPは、滑止め層12を介してテーブルや机
等の平面に擬似的に接着して簡単に固定することがで
き、表面上をマウスが移動しても、マウスとともに不用
意に動くことがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、テーブルや机等の平滑な平面上に簡単に固定することができる滑 止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止め シールに関する。
【0002】
【従来の技術】
テーブルの上面を保護するために、テーブルクロスを使用することがある。
【0003】 従来のテーブルクロスは、たとえば塩化ビニル製のフィルムにより形成されて いる。そこで、このものは、テーブル上に敷き、テーブルの上面を保護すること ができる。なお、テーブルクロスは、織物や編物等の繊維製品を使用する場合も ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、テーブルクロスは、滑り易く、所定位置に安定 にセットしておくことが難しい上、合成樹脂製であると、焼却処分により有害物 質を発生させるおそれがあるという問題があった。
【0005】 そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、紙基材の裏面に滑 止め層を形成することによって、テーブルクロスなどとして好適に使用すること ができる上、焼却処分が可能な滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウ スパッド、滑止めシート、滑止めシールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1考案の構成は、紙基材と、紙 基材の裏面に形成する滑止め層とを備えてなり、滑止め層は、水性コート剤を紙 基材に塗布して形成することをその要旨とする。
【0007】 なお、紙基材は、再生紙としてもよく、表面に梨地エンボス加工を施してもよ く、表面に絵柄を表示してもよい。
【0008】 第2、第3考案の構成は、それぞれ第1考案に係る紙材を所定サイズに裁断し てなり、紙基材は、表面に透明な保護層を形成することをその要旨とする。
【0009】 第4考案の構成は、第1考案に係る紙材を所定サイズに裁断してなり、紙基材 は、表面に接着層を形成することをその要旨とする。
【0010】 なお、第4考案において、紙基材には、接着層をカバーする剥離紙を付設する ことができる。
【0011】
【作用】
かかる第1考案の構成によるときは、滑止め層は、紙基材の裏面に水性コート 剤を塗布して形成されているから、紙基材に対して良好な滑止め性を付与するこ とができる。そこで、紙基材は、裏面を下にしてテーブルや机等の平面にセット して軽く押えると、平面に擬似的に接着して固定することができ、押えを止める と、平面から容易に剥がして分離させることができる。
【0012】 なお、紙基材は、たとえば厚さ0.1〜0.5mm程度のクラフトライナやジュ ートライナ等を使用することができる。また、滑止め層を形成する水性コート剤 は、たとえば水性ワニスを主成分とするサカタインクス株式会社製のブライトー ンFC505が使用可能である。水性コート剤は、紙基材に対し、たとえばロー ラを介して乾燥重量約10g/m2程度を塗布し、紫外線照射とヒータとを併用して 120〜150℃において約1分間程度加熱処理して塗膜を形成することができ る。
【0013】 紙基材は、故紙を再分解して作る再生紙(ジュートライナを含む)とすること により、資源の有効利用を図ることができる。
【0014】 紙基材の表面に梨地エンボス加工を施すときは、紙基材は、表面の微細なエン ボス模様を介し、表面上に置く皿やコップ等の物品を適度に滑止めし、また、表 面上を転動するマウスボールのスリップを防ぐことができる。ただし、梨地エン ボスは、いわゆる布目エンボス、砂目エンボスなどを含む細かいエンボス模様の 総称である。
【0015】 表面に絵柄を表示する紙基材は、それを使用する製品の商品価値を向上させる ことができる。なお、絵柄は、紙基材に梨地エンボス加工を施した後であっても 、オフセットカラー印刷により高品質の印刷表示をすることができる。また、絵 柄は、一色または多色の任意の模様、絵、写真の他、文字、数字、記号や、単色 の無地模様等を含むものとする。
【0016】 第2考案の構成によるときは、紙基材は、テーブル上にセットすると、裏面の 滑止め層を介し、テーブル上に擬似的に接着してマウスとともに移動することが なく、表面の保護層により耐摩耗性、耐水性を向上させ、マウスのボデーが接触 しても早期に損耗するおそれがない。なお、保護層は、たとえば水性ワニスを主 成分とするアメリカ、マイケルマン社製のVAPOR COAT 2200を塗 布して透明な塗膜に形成することができる。
【0017】 第3考案の構成によるときは、紙基材は、テーブル上にセットし、テーブルク ロスや、コースタ等として使用することができ、上に載せるコップや皿等の重さ により、テーブル上に擬似的に接着して固定することができる。なお、このとき の保護層も、第2考案のそれと同一でよい。
【0018】 第4考案の構成によるときは、紙基材は、表面の接着層を介して物品搬送用の トレーや、ブックエンド等の任意の用品の下面に貼り付け、滑止め層を介し、用 品が不用意に移動してしまうことを有効に防止することができる。なお、接着層 は、いわゆる感圧接着剤により形成するものとする。
【0019】 紙基材に剥離紙を付設すれば、剥離紙は、接着層を機械的にカバーして保護す ることができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、図面を以って考案の実施の形態を説明する。
【0021】 紙材10は、紙基材11と、紙基材11の裏面に形成する滑止め層12とを備 えてなる(図1、図2)。
【0022】 紙基材11は、たとえば厚さ0.1〜0.5mm程度のクラフトライナである。 紙基材11の表面には、不規則な梨地エンボス加工が施され、オフセットカラー 印刷により任意の絵柄11aが表示されている。ただし、図2に示す絵柄11a は、単なる一例である。滑止め層12は、水性コート剤を紙基材11の裏面に塗 布して不透明な塗膜に形成され、紙基材11に対して良好な滑止め性を付与する ことができる。
【0023】 紙材10は、紙基材11の表面に透明な保護層13を形成し、所定サイズに裁 断してマウスパッドMPとすることができる(図2、図3)。保護層13は、た とえば水性ワニスを主成分とするコート剤を紙基材11の表面に塗布して透明な 塗膜に形成されており、紙基材11の表面に耐摩耗性、耐水性を付与することが できる。
【0024】 かかるマウスパッドMPは、テーブルT上に置くことにより、滑止め層12を 介してテーブルTに擬似的に接着して固定することができる。このとき、マウス パッドMPは、テーブルTとの境界に過大な段差を形成することがなく、上面に おいてマウスMを移動させても、マウスMとともに移動することがない。また、 マウスMは、マウスパッドMPの上面の梨地エンボス加工によりマウスボールが スリップするおそれがなく、軽快に操作することができる。さらに、マウスパッ ドMPは、マウスMのボデーが接触しても上面が損耗し難く、汚れも付着し難い 。
【0025】
【他の実施の形態】
紙材10は、表面に保護層13を形成し、所定サイズに裁断することにより、 滑止めシートSTとすることができる(図4)。なお、滑止めシートSTに使用 する紙基材11の表面には、梨地エンボス加工を施しても施さなくてもよく、絵 柄を表示してもしなくてもよい。滑止めシートSTは、たとえばテーブルT上に 置いてランチョンマットやテーブルクロス、コースタなどとして使用し(図5) 、コップ、皿等の物品Wの重さによりテーブルT上に擬似的に接着して固定する ことができる。
【0026】 紙材10は、紙基材11の表面に接着層14を形成し、滑止めシールSSを形 成することができる(図6)。ただし、図6(B)は、同図(A)の要部拡大断 面図である。接着層14は、感圧接着剤を紙基材11の表面に塗布して形成され ており、接着層14の上面には、剥離紙15が付設されている。なお、滑止めシ ールSS用の紙基材11は、表面に梨地エンボス加工を施す必要がなく、絵柄を 表示する必要もない。
【0027】 滑止めシールSSは、適切なサイズに裁断し、剥離紙15を剥がし、たとえば 物品搬送用のトレーなどの用品Wa の下面に貼着して使用する(図7)。ただし 、図7(B)は、同図(A)の要部拡大図である。なお、滑止めシールSSは、 用品Wa の下面全体に貼着してもよく、用品Wa の下面に部分的に貼着してもよ い。
【0028】 滑止めシールSSは、用品Wa をテーブルT上に置くと、用品Wa や、用品W a 上の物品Wb 、Wb の重量によりテーブルTに押し付けられ、滑止め層12を 介して用品Wa をテーブルT上に固定することができる。なお、用品Wa は、上 方に持ち上げることによりテーブルTから容易に分離させることができる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、この出願に係る第1考案によれば、紙基材の裏面に滑止 め層を形成することによって、紙基材は、滑止め層を介して良好な滑止め性を備 えることができるから、テーブルや机等の平面に擬似的に接着して容易に固定す ることができる上、不要時に問題なく焼却処分することができるという優れた効 果がある。
【0030】 第2考案によれば、第1考案の紙材の紙基材の表面に透明な保護層を形成する ことによって、紙基材は、保護層を介して表面の耐摩耗性、耐水性を向上させる ことができるから、マウスの移動によって損耗することなく耐用期間を向上させ ることができる上、薄い紙基材がマウスの移動によって不用意に動いてしまうこ とがなく、マウスの使い勝手を向上させることができる。
【0031】 第3考案によれば、第2考案と同一の構成をとることによって、滑止め機能を 有するテーブルクロスやコースタ等として好適に使用することができる。
【0032】 第4考案によれば、第1考案の紙材の紙基材の表面に接着層を形成することに よって、任意の用品の下面に接着し、滑止め層を介して用品を滑止めすることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 紙材の拡大断面図
【図2】 マウスパッドの分解斜視図
【図3】 図2の使用状態説明図
【図4】 他の実施の形態を示す構成模式図
【図5】 図4の使用状態説明図
【図6】 他の実施の形態を示す構成説明図
【図7】 図6の使用状態説明図
【符号の説明】
MP…マウスパッド ST…滑止めシート SS…滑止めシール 10…紙材 11…紙基材 11a…絵柄 12…滑止め層 13…保護層 14…接着層 15…剥離紙

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材と、該紙基材の裏面に形成する滑
    止め層とを備えてなり、該滑止め層は、水性コート剤を
    前記紙基材に塗布して形成することを特徴とする滑止め
    機能を有する紙材。
  2. 【請求項2】 前記紙基材は、再生紙であることを特徴
    とする請求項1記載の紙材。
  3. 【請求項3】 前記紙基材は、表面に梨地エンボス加工
    を施すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    紙材。
  4. 【請求項4】 前記紙基材は、表面に絵柄を表示するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載
    の紙材。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか記載
    の紙材を所定サイズに裁断してなり、前記紙基材は、表
    面に透明な保護層を形成することを特徴とするマウスパ
    ッド。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれか記載
    の紙材を所定サイズに裁断してなり、前記紙基材は、表
    面に透明な保護層を形成することを特徴とする滑止めシ
    ート。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の紙材を所
    定サイズに裁断してなり、前記紙基材は、表面に接着層
    を形成することを特徴とする滑止めシール。
  8. 【請求項8】 前記紙基材には、前記接着層をカバーす
    る剥離紙を付設することを特徴とする請求項7記載の滑
    り止めシール。
JP2000006661U 2000-09-13 2000-09-13 滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール Expired - Lifetime JP3076315U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006661U JP3076315U (ja) 2000-09-13 2000-09-13 滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006661U JP3076315U (ja) 2000-09-13 2000-09-13 滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3076315U true JP3076315U (ja) 2001-03-30

Family

ID=43209382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000006661U Expired - Lifetime JP3076315U (ja) 2000-09-13 2000-09-13 滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3076315U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU783774B2 (en) Mat, and method of manufacturing a mat
US5876010A (en) Combination computer mouse pad and writing pad
US20120148778A1 (en) Mat apparatus preventing the spread of bacteria infection
US20120060283A1 (en) Bed Sheet with Indicia and Method
WO2008038483A1 (fr) feuille de transfert non thermique ET SON PROCÉDÉ DE FABRICATION
JP2020515281A (ja) ベーキング基材
JP3076315U (ja) 滑止め機能を有する紙材と、それを使用するマウスパッド、滑止めシート、滑止めシール
US7073762B2 (en) Detachable computer mouse pad surface in multiple sheet form
JP3266197B2 (ja) 転写シール用キットとその転写使用法
JP2007152594A (ja) 印刷転写用シートおよび印刷画像の転写形成方法
KR20160067352A (ko) 문신 스티커와 그 제조방법
KR200434504Y1 (ko) 인테리어용 장식시트지
KR101211858B1 (ko) 인쇄층 교체형 디아이와이 타입 인테리어 벽지 및 그시공방법
US20020146534A1 (en) Moisture impermeable printed article
TWI549808B (zh) 止滑墊
WO2008092811A1 (en) A single-use multi-ply tablecloth
US20060269726A1 (en) Graphic mat and method of producing the same
WO1995021064A1 (en) Method for producing decorative articles using transfer foils
CN203241954U (zh) 键盘鼠标一体垫
JP2002103495A (ja) 機能性材料
KR200192637Y1 (ko) 미끄럼방지 패드
JP3058446U (ja) マウスパッド
JP3022999U (ja) マウスパッド
JP3038788U (ja) マウス用図柄パッド
JP3049780U (ja) 花瓶の横転防止機能をもつ絵柄付きインテリアマット

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term