JP3076197U - 釣り用手袋 - Google Patents

釣り用手袋

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JP3076197U
JP3076197U JP2000006514U JP2000006514U JP3076197U JP 3076197 U JP3076197 U JP 3076197U JP 2000006514 U JP2000006514 U JP 2000006514U JP 2000006514 U JP2000006514 U JP 2000006514U JP 3076197 U JP3076197 U JP 3076197U
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JP
Japan
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fishing
hand
finger
wrist
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JP2000006514U
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Inventor
淳二 内海
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サングローブ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指先及び釣竿等の握持時の感覚を十分に把握す
ることができ、また着用時に蒸れを生じず、手のサイズ
に関係無く着用できる釣り用手袋を提供することを課題
とする。 【解決手段】 手の甲部とこれに連続する手の甲側の手
首及び各指の基節を被覆する甲皮(1)と、伸縮性を有す
るバンド部材(2)(3)とからなり、前記甲皮(1)における
各基節被覆部(10)及び手首被覆部(11)に、バンド部材
(2)(3)の両端を夫々取付けて、ループ状の指通し部(20)
及び開口部(30)を形成したことを特徴とする釣り用手袋
を、課題を解決するための手段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、釣りをする際に装着、使用する釣り用手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、釣り用手袋は、釣竿を把持する際の滑り止め、グリップ性の向上、 防寒等を目的として着用するが、特に手指の感覚や器用さが阻害されることから 、魚の当たりがあった際に、これを十分に感じ取ることができず、釣果がふるわ ないことがあるばかりか、仕掛けを作ったり、餌を取付けるといった作業を行う 場合、手指が器用に扱えないからといって、わざわざ手袋を着脱していたのでは 、煩わしいことこの上なく、手指の自由が利かない手袋は、実質的に用をなさな いものとなる。
【0003】 従って、前記した滑り止め、グリップ性の向上、防寒等も勿論大切ではあるが 、釣りを行う際における手指の感覚、器用さを担保することは極めて重要である 。
【0004】 ここで、従来より、図6に示すように、指先の感覚、器用さを担保するために 、各指の基節までを残して指先部分をカットし、手のひら部分(93)及び手の甲を 被覆した一般的な釣り用の手袋(90)(以下、先行考案1)が公知となっている。
【0005】 また、指先の感覚や器用さを担保するものではないが、手のひら部分(93)及び 四指の握り感覚を担保するものとして、図7に示すような、手のひら部分の生地 と、拇指を除く四指の基節部分とをカットした釣り用又は他のスポーツ汎用の手 袋(91)(以下、先行考案2)が公知である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、先行考案1は、指先の器用さについては担保されるものの、釣 竿を把持すると、当該釣竿と一緒に手袋の生地が握り込まれることとなるから、 手のひら部分の感覚は非常に判り難いという難点がある。
【0007】 また、釣りは一般的なスポーツのような激しい運動量こそないものの、長時間 にわたって行われることが多く、これに伴って発汗量も多くなることもしばしば であるから、発汗による蒸れを防止するための十分な通気性を有することが望ま しい。
【0008】 ここで、先行考案1においては、例えば、手袋の生地に複数の通気孔を設ける ことによって、多少は通気性を向上させることができるが、事実上さほどの蒸れ 防止効果までは期待できない。
【0009】 次に、先行考案2は、前記したように手のひら部分の生地と、拇指を除く四指 の基節部分とをカットした構成としたことから、手のひら部分及び四指の握り感 覚を担保するものとしては優れているが、当該先行考案2自体では、指先の器用 さを担保できないのは明らかである。
【0010】 ここで、例えば先行考案1に対して、先行考案2の優れた特徴部分である手の ひら部分の生地及び拇指を除く四指の基節部分をカットするとすれば、当該基節 及び手の甲の生地は手袋状とはならず、手袋としては成立しないものとなり、四 指の基節部分をカットせずに手のひら部分をカットするものとすれば、手袋状に 維持できるが、四指の基節部分がだぶつき、正常な釣竿等の把持等を阻害する結 果となる。
【0011】 一方、一般的に手袋は手指の大きさによって自分が着用するために適したサイ ズを選ばなければならないから、サイズ不適合による返品や、或いは不適合なサ イズの手袋を使用することによる不快感、或いは使用頻度の多少に関わらず成長 や肥満によって使用できなくなれば買い替えをしなければならない点、また販売 に際しては、例えばLサイズ、Mサイズ、Sサイズといった異なる各サイズを用 意しなければならず、商品管理上、非常に面倒である等の弊害がある。
【0012】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたものであり、指先及び釣竿等の握持時の 感覚を十分に把握することができ、また着用時に蒸れを生じず、着用者の手のサ イズに差が生じても無理なく着用できる釣り用手袋を提供することを課題とする ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
手の甲部とこれに連続する手の甲側の手首及び各指の基節を被覆する甲皮と、 少なくとも長手方向に伸縮性を有するバンド部材とからなり、前記甲皮における 各基節被覆部及び手首被覆部に、バンド部材の両端を夫々取付けて、ループ状の 指通し部及び開口部を形成した釣り用手袋等を、課題を解決するための手段とす る。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、手の甲部とこれに連続する手の甲側の手首及び各指の基節を 被覆する甲皮と、少なくとも長手方向に伸縮性を有するバンド部材とからなり、 前記甲皮における各基節被覆部及び手首被覆部に、バンド部材の両端を夫々取付 けて、ループ状の指通し部及び開口部を形成したことから、釣竿を把持する際に は、露出した指先及び手のひらが直接釣竿と当接することとなり、これまで不十 分であった釣竿を把持する際における釣竿にかかる瞬間的な力の変化を、直接的 に把握することができ、極めて微妙な魚の当たりを、確実且つ十分に感知するこ とができる。
【0015】 また、各指の基節及び手首において、伸縮性を有するバンドによって固定する ことから、該バンドが当該各指の基節及び手首にしっかりフィットして、手袋の ずれをも防止することから、違和感無く釣竿等を確実に把持することができ、ま た素手に近い開放的な着用感を得ることができる。
【0016】 更に、手の甲と夫々手の甲側となる手首及び各指の基節を甲皮であてがう程度 に被覆するものであることから、全体として手を袋状に包まないことから、着用 時における蒸れが極めて生じにくいものとすることができる。
【0017】 また、甲皮における各基節被覆部及び手首被覆部に対して、長手方向に伸縮性 を有するバンド部材の両端を夫々取付けて、ループ状の指通し部及び開口部を形 成し、手首及び各指の基節に取付けられる伸縮性のバンドによって固定すること から、当該指通し部と開口部との距離に余裕を持たせて製作することにより、サ イズ不適合による種々の不具合を解消でき、手の大きさや指の長さといった個人 差に関係無く、当該釣り用手袋を着用することができる。
【0018】 そして、釣竿を把持した状態においては、手のひら側は釣竿と当接して露出せ ず、結果として、露出する手の甲等の殆どを当該釣り用手袋によって被覆するこ とができることから、必要にして十分な耐寒性をも担保することができる。
【0019】 また、当該釣り用手袋を着用して、釣竿を把持する際に、末節に取付けられた バンド部材は、前記釣竿に直接当接することから、素手で釣竿を把持する場合と 比べ、滑り止め、グリップ力を担保することができる。
【0020】 一方、甲皮における小指の基節被覆部の根元部分に、生地の起伏を形成する絞 り部を設けた場合においては、より一層、甲皮が手の甲にフィットし、着用感を 向上させることができる。
【0021】
【考案の実施の形態及び実施例】
図1は本考案の実施例に係る釣り用手袋の背面図(手のひら側)、図2は同実 施例に係る釣り用手袋の正面図、図3は同実施例に係る釣り用手袋の使用状態を 示す背面図、図4は同使用状態を示す正面図、図5は同実施例に係る釣り用手袋 の平面図である。
【0022】 本考案の実施例に係る釣り用手袋は、図1及び図2に示すように、手の甲とこ れに連続する手の甲側の手首及び各指の基節を被覆する厚さ0.8mm程度の皮 製の甲皮(1)における各基節被覆部(10)及び手首被覆部(11)に対して、いずれも 全方向にゴムによる伸縮性を有する幅20mm、厚さ2mmのバンド部材(2)及 び幅40mm、厚さ2mm程度のバンド部材(3)の両端を夫々縫着して、ループ 状の指通し部(20)及び開口部(30)を形成したものである。
【0023】 また、一般的な手袋と同様に、釣り用手袋の開口部が、手が入る大きさを担保 するため、該開口部(30)を一端とする長さ60mm程度の切込部(13)を形成する とともに該切込部(13)における縁部(14)に連続してフラップ(4)を縫着し、該フ ラップ(4)の内面とこれに対応する甲皮(1)上に相互に対応する雌雄の面ファスナ ー(5a)(5b)を設けたものとしている。
【0024】 更に、小指における基節被覆部の根元近傍に20mm程度の切込みを設けて、 該切込みの縁相互を縫合することにより絞り部(15)を形成したことから、手の甲 に対して甲皮(1)が自然にフィットすることとなり、良好な使用感を得ることが できる。
【0025】 着用に際しては、雌雄の面ファスナー(5a)(5b)で係着したフラップ(4)を剥が し、バンド部材(3)及び甲皮(1)の手首被覆部(11)でループを形成した開口部(30) に手を挿通した後、バンド部材(2)及び甲皮(1)の基節被覆部(10)でループを形成 した指通し部(20)に各指を通すことにより、装着する。
【0026】 この際、指通し部(20)は、伸縮性を有するものとしているから、指通し部(20) に当該指を挿通しない状態で、先に開口部(30)を手首に固定した場合であっても 、当該指通し部(20)を引張ることによって、簡単に当該指通し部(20)に指を通し て装着することができる。
【0027】 また、本実施例に係る釣り用手袋においては、前記フラップ(4)は、手のひら 側とせず、手の甲側に設けたことにより、釣竿を持つ際に、フラップ(4)が釣竿 に引掛からないものとすることができる。
【0028】 尚、本考案にいうバンド部材は、伸縮性を有する部材であれば、種々の合成ゴ ム材若しくは天然ゴム材や、ゴム糸と繊維とを編み込み、或いは織り込んだもの 等、種々の公知の伸縮性部材を利用することができる。
【0029】 また、本考案は基本的に釣りをする際に使用することを目的として創作したも のであるが、例えば、テニス、ゴルフ、野球等の球技や、空手等の武道の練習な どにも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る釣り用手袋の背面図であ
る。
【図2】本考案の実施例に係る釣り用手袋の正面図であ
る。
【図3】本考案の実施例に係る釣り用手袋の使用状態を
示す背面図である。
【図4】本考案の実施例に係る釣り用手袋の使用状態を
示す正面図である。
【図5】本考案の実施例に係る釣り用手袋の平面図であ
る。
【図6】先行考案1に係る釣り用手袋の背面図である。
【図7】先行考案2に係る釣り用手袋の背面図である。
【符号の説明】
(1) 甲皮 (10) 基節被覆部 (11) 手首被覆部 (13) 切込部 (14) 縁部 (15) 絞り部 (2) バンド部材 (20) 指通し部 (3) バンド部材 (30) 開口部 (4) フラップ (5a) 雌面ファスナー (5b) 雄面ファスナー (90) 先行考案1に係る釣り用手袋 (91) 先行考案2に係る釣り用手袋 (92) 手のひら部分 (93) 手のひら部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手の甲部とこれに連続する手の甲側の手
    首及び各指の基節を被覆する甲皮(1)と、伸縮性を有す
    るバンド部材(2)(3)とからなり、前記甲皮(1)における
    各基節被覆部(10)及び手首被覆部(11)に、バンド部材
    (2)(3)の両端を夫々取付けて、ループ状の指通し部(20)
    及び開口部(30)を形成したことを特徴とする釣り用手
    袋。
  2. 【請求項2】 甲皮(1)における小指の基節被覆部(10)
    の根元部分に、生地の起伏を形成する絞り部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の釣り用手袋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149466A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Sea Shell Co., Ltd. グローブ

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