JP3076173B2 - くさび型クランプ - Google Patents
くさび型クランプInfo
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- JP3076173B2 JP3076173B2 JP05131355A JP13135593A JP3076173B2 JP 3076173 B2 JP3076173 B2 JP 3076173B2 JP 05131355 A JP05131355 A JP 05131355A JP 13135593 A JP13135593 A JP 13135593A JP 3076173 B2 JP3076173 B2 JP 3076173B2
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Description
り、特に、両くさび型のクランプを小型、軽量化したも
のに関する。
条を挟持するくさび体と、線条を挟持した状態のくさび
体を挿入してくさび効果を付与し、かつ送電線鉄塔へ接
続されるクランプ体とから構成されている。
なるくさび体で線条を挟持する片くさび型も存在する
が、一対のくさび片で線条を挟持してくさび効果を高め
るようにした両くさび型が多用されるようになってきて
いる。
(以下、クランプという)を示すものであって、図4は
その平面図、図5はその正面図及び図6は図4のB−B
線拡大断面図である。
a,11bからなり、その全体形状は、所定長さの直方
体からなり、一方の対面する側は、先細りに形成され、
つまりテーパ面に形成され(図5参照)、そのテーパ面
を上,下にし、かつ長手方向に沿って中央部を縦割に2
分して上記一対のクランプ片11a,11bが構成され
ている。
て挿入孔13が設けられている。この挿入孔13は、ク
ランプ体11と同様に、一方の対面は上記テーパ面に対
応するように先細りに形成されているとともに、他方の
対面は平行に形成されている。そして、テーパ面の付さ
れている挿入孔13の中央部分は、互いに接近してい
る。したがって、挿入孔13の横断面形状は鼓状を呈し
ている。
12bからなり、その一対のくさび片12a,12bを
線条Lを介在させて重ね合わせた状態で上記挿入口13
に挿入できる大きさに形成されている。したがって、各
くさび片12a,12bの長手方向の一側面には、線条
Lの断面形状に合致した断面半円状の溝条14aが設け
られているとともに、他側面には中央部が最も窪んだ凹
状の溝条14bが形成されている。
するくさび片12b)の一端部(クランプ体11に挿入
されない方の端部)には、ジャンパ線を支持するための
ジャンパ線受片イが設けられているとともに、両クラン
プ片11a,11bの一端部(先細りと反対側の端部)
には、クランプ体11をがいし装置を介して送電線鉄塔
へ取付けるための取付金具ロがそれぞれ設けられてい
る。
は、取付金具ロを送電線鉄塔側に接続し、線条Lを一対
のくさび片12a,12bで挾んだ状態でクランプ体1
1の挿入孔13に挿入すると、線条Lが取付金具ロと反
対側に引張られるに従ってくさび片12a,12bはく
さび効果を発揮し、線条Lを保持することができる。
対のくさび片で線条を挟持するので、くさび効果が大き
く、優れたクランプ機能を果すが、大型化して重量が大
きくなるという欠点があった。
の上で行なわれるので、小型・軽量化された作業性の優
れたクランプの出現が待たれていた。
45288号において、上記欠点を解消した小型・軽量
化されたクランプを提供した。
は、線条と接する面と反対側の面にそれぞれテーパ面を
有するとともに、そのテーパ面に沿い、かつそのテーパ
面の両端側に一対の突条を有し、また、クランプ体は、
前記くさび体が前記線条を挾んだときの前記一対のくさ
び片に設けられた相対する突条に対応する凹条溝を有す
ることを特徴としている。
さらに説明すると、図7はその平面図、図8はその正面
図及び図9は図7のC−C線拡大断面図である。なお、
上記従来と同一構成要素には同一符号を用い、これら構
成要素については説明が重複するため新規な部分のみに
ついて異なる符号を付して説明するとともに、上記従来
の構成要素に対応する構成要素には、上記従来の符号の
数字の1桁の数字を付している。
1bからなり、両クランプ片1a,1bを合せたときの
全体形状は、所定長さの直方体からなり、各クランプ片
1a,1bの一方の対面する側(図示の例では上,下面
側)は、先細りに形成され、つまりテーパ面に形成され
ている(図8参照)。
れていない一方の面には、長手方向中心に沿って、凹部
3がそれぞれ設けられている。この凹部3の内側は、ク
ランプ片1a,1bと同様に、上,下面は上記テーパ面
に対応するように先細りに形成されているとともに、そ
のテーパ面の付されている凹部3の先端部分は、互いに
接近していて、凹条溝5a,5bがそれぞれ形成されて
いる。
からなり、その一対のくさび片2a,2bを線条Lを介
在させて重ね合わせた状態で上記凹部3に挿入できる大
きさに形成されている。したがって、各くさび片2a,
2bの長手方向の一側面は線条Lの横断面形状に合致し
た断面半円状の溝条4aが設けられているとともに、他
側面の両側には上記凹条溝5a,5bに対応した突条6
a,6bがそれぞれ形成されている。そして、両突条6
a,6b間は、上記溝条4aと同じ曲面に形成されてい
る。
は、取付金具ロを送電線鉄塔側に接続し、線条Lを一対
のくさび片2a,2bで挾んだ状態でクランプ体1の凹
部3に挿入すると、線条Lが取付金具ロと反対側に引張
られるに従って、くさび片2a,2bは、第9図の一点
鎖線枠で拡大して示されるように、凹条溝5a,5bの
先端部が突条6a,6bの窪みに当接してくさび効果を
発揮し、線条Lを保持することができる。
ランプ片1a,1bの間隙は、従来は接合状態であった
のに対し間隙が設けられており、また、くさび片2a,
2bも小さく形成されている。このため、全体の形状を
小型・軽量化することができる。この小型・軽量化につ
いて、従来例の図6と先願の図9とを比較してさらに説
明すると、両図は共に同一線条Lを同一のクランプ圧で
挟持したときの同一箇所の断面図で、実物に忠実に比例
して示されている。これら図から明らかなように、先願
に係るクランプの方が明らかに小型化されていることが
分る。さらに具体的に説明すると、従来のクランプ体1
とくさび体2の合計重量が19kgであるのに対し、先
願に係るそれは12.5kgで、実に34%の重量軽減
となる。
プは、従来のクランプよりも十分に小型・軽量化された
ものであるが、クランプは高所作業を伴うので、さらに
小型・軽量化されたクランプの出現が待たれていた。
めになされたものであって、上記先願よりもさらに小型
・軽量化されたクランプを提供することを目的としてい
る。
は、上記目的を達成するために、くさび体2とクランプ
体1′とからなるくさび型クランプであって、前記くさ
び体2は、線条Lの所定長さを対向して挾むように配置
される一対のくさび片2a,2bからなり、各くさび片
2a,2bは線条Lと接する面と反対側の面にそれぞれ
テーパ面を有するとともに、そのテーパ面に沿い、かつ
そのテーパ面の両端側に一対の突条6a,6bを有し、
前記クランプ体1′は、前記くさび体2が前記線条Lを
挾んだときの前記一対のくさび片2a,2bに設けられ
た相対する突条6a,6bに当接する凹条溝5a,5b
を有するクランプ片1a′,1b′からなるとともに、
それら相対するクランプ片1a′,1b′間に所定の間
隙を有し、前記くさび体2が前記線条Lを挾んで前記ク
ランプ体1′に挿入されたとき、前記くさび片2a,2
bの前記突条6a,6bの先端部分が前記クランプ片1
a′,1b′の前記凹状溝5a,5bに当接するように
した、ことを特徴としている。
が線条Lを挾んだ状態で一対のクランプ片1a′,1
b′の凹条溝5a,5bに挿入されると、一対のくさび
片2a,2bの突条6a,6bの先端部分が一対のクラ
ンプ片1a′,1b′の凹状溝5a,5bに当接され
る。そして、一対のくさび片2a,2bが挿入されるに
したがって、相対する突条6a,6bは凹状溝5a,5
bにより徐々に狭められ、線条Lを強固に挟持する。
する。図1〜図3は、一実施例に係るくさび型クランプ
を示し、図1はその平面図、図2はその正面図及び図3
は図1のA−A線拡大断面図である。なお、上記先願の
図7〜図9と同一構成要素には同一符号を用い、これら
構成要素については説明が重複するため新規な部分のみ
について異なる符号を付して説明するとともに、先願の
構成要素に対応する構成要素には、符号に「′」を付し
て説明する。
片1a′,1b′は、図1及び図3に鎖線で示される先
願のクランプ片1a,1b(図7及び図9参照)よりも
小型に形成されている。そして、くさび片2a,2bの
突条6a,6bが、直接、クランプ片1a′,1b′の
凹条溝5a,5bに当接するように構成されている。
5bに当接している部分の拡大図である。この図から明
らかなように、突条6bの先端部分が凹条溝5b内に当
接している。この当接状態は、他の3箇所においても同
様である。
2の当接状態は、図9の一点鎖線枠内に示されるよう
に、本実施例とは逆に突条6bの先端部分から内側部分
に形成されるくさび片2bの凹部にクランプ片1aの凹
条溝5bの先端部分が当接している。したがって、当接
部分に加わるくさび押込力に対する反力が先願と同じの
とき、当接部分が先願よりも外側(線条Lと反対側)に
移動しているので、クランプ片1a,1bに加わるモー
メント荷重は先願よりも小さくなる。このため、クラン
プ片1a,1bの断面積を小さくすることが可能とな
る。
ランプ体とくさび体の当接関係を逆にしたことにより、
クランプ片1a′,1b′の断面積を小さくでき、具体
的には、図1及び図3に示されるように、鎖線で示され
る先願よりも厚みが薄くなり、その分だけ、小型・軽量
化が図られることとなる。
前記線条Lを挾んでクランプ体1′に挿入されたとき、
くさび体2のくさび片2a,2bの突条6a,6bの先
端部分がクランプ体1′のクランプ片1a′,1b′の
凹状溝5a,5bに当接するようにしたので、従来に比
べ小型・軽量化でき、作業性に優れるとともに、材料費
も少なくてすみ低コストに製造することができる。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 くさび体2とクランプ体1′とからなる
くさび型クランプであって、 前記くさび体2は、線条Lの所定長さを対向して挾むよ
うに配置される一対のくさび片2a,2bからなり、各
くさび片2a,2bは線条Lと接する面と反対側の面に
それぞれテーパ面を有するとともに、そのテーパ面に沿
い、かつそのテーパ面の両端側に一対の突条6a,6b
を有し、 前記クランプ体1′は、前記くさび体2が前記線条Lを
挾んだときの前記一対のくさび片2a,2bに設けられ
た相対する突条6a,6bに当接する凹条溝5a,5b
を有するクランプ片1a′,1b′からなるとともに、
それら相対するクランプ片1a′,1b′間に所定の間
隙を有し、 前記くさび体2が前記線条Lを挾んで前記クランプ体
1′に挿入されたとき、前記くさび片2a,2bの前記
突条6a,6bの先端部分が前記クランプ片1a′,1
b′の前記凹状溝5a,5bに当接するようにした、 ことを特徴とするくさび型クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05131355A JP3076173B2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | くさび型クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05131355A JP3076173B2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | くさび型クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319218A JPH06319218A (ja) | 1994-11-15 |
JP3076173B2 true JP3076173B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=15055994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05131355A Expired - Lifetime JP3076173B2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | くさび型クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076173B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2897673B2 (ja) * | 1995-02-24 | 1999-05-31 | 大同電機工業株式会社 | マニピュレータ工法用くさび型引留クランプ |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP05131355A patent/JP3076173B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06319218A (ja) | 1994-11-15 |
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