JP3076079U - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

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JP3076079U
JP3076079U JP2000006395U JP2000006395U JP3076079U JP 3076079 U JP3076079 U JP 3076079U JP 2000006395 U JP2000006395 U JP 2000006395U JP 2000006395 U JP2000006395 U JP 2000006395U JP 3076079 U JP3076079 U JP 3076079U
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JP
Japan
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suction port
centrifugal blower
blade set
underpan
blade
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JP2000006395U
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English (en)
Inventor
國 正 林
栢▲はう▼ 張
裕 鴻 黄
Original Assignee
台達電子工業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音が減少し、効率的に冷却できる遠心送風
機を提供する。 【解決手段】 吸込口及び該吸込口から吸い込まれた空
気を吐き出す吐出口を有するハウジングと、複数のブレ
ードを環状に配設して成り且つ上記吸込口に臨設される
ブレードセットとを備えた遠心送風機において、上記吐
出口を外側に向かうほど口径が大きくなるようにラッパ
状に形成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯用コンピュータ(以下、ノートパソコン)等の発熱部品の冷 却に使用される遠心送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
科学技術の発達により、コンピュータはその必要性が益々高まり、各家庭の必 需品となっている。その中でも、ノートパソコンの市場は、人々の経済レベルの 向上及びそれに伴う商業上の重要性が増すにつれて急速に拡大されている。
【0003】 ところが、ノートパソコンの品質向上を妨げるものとして発熱部品の放熱の問 題があり、現在十分に解決されていない。
【0004】 ノートパソコンの特性は、ユーザーが携帯していかなる場所でも使用でき、バ ス、公園等の机のない場所でも膝に上に置いて操作できることであるが、ノート パソコンの温度が高すぎると、使用に不便をきたし、携帯時も心地が悪く、ノー トパソコンの利便性が著しく減殺されることとになる。
【0005】 この放熱の問題は、送風機でノートパソコン内の空気を強制的に流すことによ り解決している。すなわち、ノートパソコン内部で発生する加熱空気を排出し、 外部の比較的温度の低い空気をノートパソコン内に取り入れてノートパソコンの 機体温度を低下させるようにしている。
【0006】 ところが、ノートパソコンは、体積が小さく且つ薄型であることが要求され、 厚みが薄くなるほど送風機による内部空気の流れが遮断され易く、流れを良くす るのは容易ではない。
【0007】 ここで、発熱体の冷却に用いられる軸流型送風機及び遠心送風機の放熱効率な どを比較する。図4はウインデージ(Windage)と風流量との関係を示す相関曲 線図である。同図において、横軸Qは風流量71を、横軸Pはこれに対するウイン デージ72をそれぞれ示しており、73は軸流型送風機の相関曲線を、74は遠 心送風機の相関曲線をそれぞれ示している。
【0008】 同図からも分かるように軸流型送風機は、ウインデージが低いときでもある程 度の風流量を有するが、ウインデージがある程度まで上昇すると、失速現象を起 こし易く放熱効率が低下すると共に騒音が大きくなる。これに対して、遠心送風 機74は、風流量とウインデージ72とが反比例的に変化し、失速現象が起き難 い。
【0009】 従って、放熱効果は軸流型送風機よりも遠心送風機の方が優れ、また、遠心送 風機を使用すればガスの動力流動の原則に合致し、エネルギーの拡大を減少でき るので、ノートパソコンの冷却には遠心送風機が採用されることが多い。しかし 、従来の遠心送風機にあっては、次に述べるように騒音発生や送風量不足の問題 が十分解消されたものとは言えなかった。
【0010】 図5及び図6は、従来の遠心送風機の平面図であって、ハウジング11aの天 板には吸込口15aが、ハウジング11aの側板には吐出口31aがそれぞれ形 成され、このハウジング11aの内部には吸込口15aに臨設される複数のブレ ード12aを環状に配設して成るブレードセット14aをアンダパン13aで支 持している。そして、図外のモータの駆動軸に連結されたアンダパン13aが回 転することによりブレードセット14aが回転して吸込口15aから空気を吸い 込み、ハウジング11aの側面の吐出口31aから排気するように構成されてい る。
【0011】 しかし、図7のようにブレード12aの外側端部の角部は吸込口15aに近接 するために渦流による騒音の問題が発生する。また、ハウジング11a内での空 気の流れがアンダパン13aによって妨げられ、図6のように吐出口31aの口 径が全長にわたって同径に形成されているので、吐き出される空気の拡散が促進 され難く、送風量が制約されるという問題があった。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであって、騒音が減少し、効率的に 冷却できる遠心送風機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、 吸込口及び該吸込口から吸い込まれ た空気を吐き出す吐出口を有するハウジングと、複数のブレードを環状に配設し て成り且つ上記吸込口に臨設されるブレードセットとを備えた遠心送風機におい て、上記吐出口を外側に向かうほど口径が大きくなるようにラッパ状に形成した ことを特徴とする遠心送風機を提供する。
【0014】 また、上記ブレードセットを支持して上記ブレードセットを回転させるアンダ パンを上記ブレードセットのうち上記吸込口に臨む側とは反対側に配設し、上記 アンダパンの外周縁を前記各ブレードの外側端部よりも内側に位置させている。
【0015】 また、上記ブレードの外側端部のうち上記吸込口の口縁部寄りに位置する角部 には、吸い込み時に渦流の発生を防止するための切欠きが設けられている。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図1乃至図3に基づいて具体的に説明する。
【0017】 遠心送風機は、吸込口15と吸込口15から吸い込んだ空気を吐き出す吐出口 31とを有するハウジング11と、ハウジング11内に配設されるブレードセッ ト14とを備え、吐出口31はハウジング11の天板に設けられ、吸込口15は ハウジング11の側板に設けられている。
【0018】 図2のように、吐出口31は、外側に向かうほど口径が大きくなったラッパ状 の吐出コーン32にて形成されている。これにより、吐出口31から吐き出され る空気を吐出口31内で急速に拡散させることができるようになっている。
【0019】 ブレードセット14は、複数のブレード12を環状に配設して構成され、ブレ ードセット14は吸込口15に臨設されている。
【0020】 各ブレード12は円板状のアンダパン13に固定され、このアンダパン13の 中心部は図外のモータの駆動軸の連結されている。
【0021】 アンダパン13を碗状に形成することによりアンダパン13を小径にしてアン ダパン13の外周縁を前記各ブレード12の外側端部寄りも内側に位置させ、こ れにより各ブレード12の外側端部がアンダパン13の外周縁寄りも外側方に突 設させている。なお、アンダパン13を平板状にしたまま小径にしても良い。
【0022】 したがって、アンダパン13の外周縁を各ブレード12の外側端部寄りも内側 に位置させた分だけ、空気流路が拡がって風流量を増加できるようになっている 。
【0023】 図3のように、ブレードセット14の各ブレード12は、外側端部の角部のう ち吸込口15の口縁部寄りの位置する角部が切り欠かれている。
【0024】 そして、この切欠き部61の存在により、吸込口15の口縁部を形成するハウ ジング11からブレード12を遠ざけることができる。したがって、ブレードセ ット14を回転させた場合には、ハウジング11の吸込口15付近での過剰な騒 音の原因となる渦流の発生を抑えることができる。
【0025】 このように構成される遠心送風機の特徴部分は、従来の遠心送風機の製造工程 を変更することなく遠心送風機に付与できるので、製造コストの増加を抑えるこ とができる。
【0026】 なお、本考案の実施の形態はこれだけに限定されるものではなく、実用新案登 録請求の範囲を逸脱しない限り、実施形態の変更は可能である。
【0027】
【考案の効果】
上記のように本考案の遠心送風機によれば、吐出口を外側に向かうほど口径が 大きくなるラッパ状に形成したので、吐き出される空気を吐出口内で急速に拡散 させて送風量を増加させることができ、放熱効果を向上させることができる。
【0028】 また、アンダパンの外周縁を各ブレードの外側端部寄りも内側に位置させたの で、空気流路が拡がって送風量をさらに増加させることができる。
【0029】 また、各ブレードの外側端部のうち吸込口の口縁部寄りに位置する角部を切り 欠いて吸い込み時の渦流の発生を防止できるので、送風量を増加させても過剰な 騒音が発せず、発熱部を効果的に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態の遠心送風機を示す平面図
である。
【図2】 本考案の実施形態の遠心送風機を示す側断面
図である。
【図3】 本考案の実施形態の遠心送風機のアンダパン
付きブレードセットの側面図である。
【図4】 軸流型送風機及び遠心送風機のウインデージ
(Windage)と風流量との関係を示す相関曲線図であ
る。
【図5】 従来の遠心送風機を示す平面図である。
【図6】 従来の遠心送風機を示す側断面図である。
【図7】 従来の遠心送風機のアンダパン付きブレード
セットの側面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 ブレード 13 アンダパン 14 ブレードセット 15 吸込口 31 吐出口 32 吐出コーン 61 切欠き部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口及び該吸込口から吸い込まれた空
    気を吐き出す吐出口を有するハウジングと、複数のブレ
    ードを環状に配設して成り且つ上記吸込口に臨設される
    ブレードセットとを備えた遠心送風機において、 上記吐出口を外側に向かうほど口径が大きくなるように
    ラッパ状に形成したことを特徴とする遠心送風機。
  2. 【請求項2】 上記ブレードセットを支持して上記ブレ
    ードセットを回転させるアンダパンを上記ブレードセッ
    トのうち上記吸込口に臨む側とは反対側に配設し、上記
    アンダパンの外周縁を前記各ブレードの外側端部よりも
    内側に位置させたことを特徴とする請求項1に記載の遠
    心送風機。
  3. 【請求項3】 上記ブレードの外側端部のうち上記吸込
    口の口縁部寄りに位置する角部に、吸い込み時に渦流の
    発生を防止するための切欠きを設けたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の遠心送風機。
  4. 【請求項4】 吸込口及び該吸込口から吸い込まれた空
    気を吐き出す吐出口を有するハウジングと、複数のブレ
    ードを環状に配設して成り且つ上記吸込口に臨設される
    ブレードセットとを備えた遠心送風機において、 上記ブレードセットを支持して上記ブレードセットを回
    転させるアンダパンを上記ブレードセットのうち上記吸
    込口に臨む側とは反対側に配設し、上記アンダパンの外
    周縁を前記各ブレードの外側端部よりも内側に位置させ
    たことを特徴とする遠心送風機。
  5. 【請求項5】 上記アンダパンを碗状に形成することに
    より上記アンダパンの外周縁を前記各ブレードの外側端
    部寄りも内側に位置させたことを特徴とする請求項2か
    ら4のいずれかに記載の遠心送風機。
  6. 【請求項6】 吸込口及び該吸込口から吸い込まれた空
    気を吐き出す吐出口を有するハウジングと、複数のブレ
    ードを環状に配設して成り且つ上記吸込口に臨設される
    ブレードセットとを備えた遠心送風機において、 上記ブレードの外側端部のうち上記吸込口の口縁部寄り
    に位置する角部に、吸い込み時に渦流の発生を防止する
    ための切欠きを設けたことを特徴とする遠心送風機。
JP2000006395U 1999-09-03 2000-09-04 遠心送風機 Expired - Lifetime JP3076079U (ja)

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TW88215120 1999-09-03
TW88215120U TW453468U (en) 1999-09-03 1999-09-03 Improved fan

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Family Applications (1)

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JP2000006395U Expired - Lifetime JP3076079U (ja) 1999-09-03 2000-09-04 遠心送風機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7123283B1 (ja) * 2020-12-24 2022-08-22 三菱電機株式会社 遠心ファンおよび遠心ファンを用いた回転電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7123283B1 (ja) * 2020-12-24 2022-08-22 三菱電機株式会社 遠心ファンおよび遠心ファンを用いた回転電機

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TW453468U (en) 2001-09-01

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