JP3075978U - 止め具 - Google Patents

止め具

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JP3075978U
JP3075978U JP2000006243U JP2000006243U JP3075978U JP 3075978 U JP3075978 U JP 3075978U JP 2000006243 U JP2000006243 U JP 2000006243U JP 2000006243 U JP2000006243 U JP 2000006243U JP 3075978 U JP3075978 U JP 3075978U
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康彦 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、机と本棚や置き台等を連結する金具
において、机と本棚や置き台等を安定に連結する金具
で、かつ見た目の美しい、机と本棚や置き台等を連結す
るための止め具と、机上の置き台の採光性をよくすると
ともに、これらを好みの色に組み合わせることができる
止め具を提供する。 【解決手段】机20と当該机に載置する本棚その他の置
き台30とを固定する止め具10において、下部11は
前記机20の天板21裏面に固定するネジ穴11aを設
け、上部は折り返す15とともに、前期置き台30の側
板31に固定するネジ穴15aを設けて、前記置き台3
0における机20との当接面から突出する前記机20の
天板21の一部を覆う13止め具10とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
本考案は、机の上に設置される本棚その他置き台等の側面を固定するために使 用される机と本棚や置き台等を連結するための止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来机と本棚や置き台等を連結するための止め具は、図1に示す ような金具があり、この構造は机の天板の突出部を避けるように下部は円弧状に なっているが、棚に固定する部分は垂直になっており、円弧状部位は突出部を避 けることだけを目的とした構造で、振動などを受けた場合にその衝撃を吸収する ことを目的とするものではなかった。さらに、最近コンピューターの普及につれ 、机の設置場所にも変化がみられ、以前は部屋の壁面に設置されていた机が部屋 の真ん中に設置される場面が増えてきた。このように、机の設置場所が部屋の壁 面等の固定金具が人目に付かない位置にある場合は、前記のような固定だけを目 的とする金具でも問題はなかったが、壁より離して部屋の真ん中に設置した場合 、机の背面や側面が人目に付き易く、また振動などにより本棚等がずれる心配も あり、また、本棚や置き台により光が遮られる問題が生じてきた。そこで、机と 本棚や置き台等を固定している金具の目的が上記のような2つの物体を単に固定 するという目的の他に、振動に対する安定性、更には色彩の施されたものも求め られるようになってくるとともに、本棚や置き台などにも、採光性の良いものが 求められている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記実状に鑑みてなされたもので、 机と本棚や置き台等を連結する金具において、机と本棚や置き台等を安定に連結 する金具で、かつ見た目の美しい、机と本棚や置き台等を連結するための止め具 と、机上の置き台の採光性をよくするとともに、これらを好みの色に組み合わせ ることができる止め具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決するため、鋭意工夫を重 ねた結果、机20と当該机に載置する本棚その他の置き台30とを固定する止め 具10において、下部11は前記机20の天板21裏面に固定するネジ穴11a を設け、上部15は折り返すとともに、前期置き台30の側板31に固定するネ ジ穴15aを設けて、前記置き台30における机20との当接面から突出する前 記机20の天板21の一部を覆う13ことを特徴とする止め具。
【0005】 すなわち、本考案の机20と当該机に載置する本棚その他の置き台30とを固 定する止め具10(以下「本考案止め具」という。)は、机20と本棚その他置 き台30の側面31を固定するための止め具10で、本考案止め具10の下部1 1を直角に曲げて、机20の天板21の裏面に固定するためのネジ穴11aを設 け、机20の天板21下にネジ12で固定する。ついで、机20の天板30の突 出部位を避けるために斜面視した場合に略円弧状13となし、この円弧状13の 上部15をU字型に折り返し、円弧状13の背面のネジ穴13aとU字型の一方 端に向けてネジ穴15aを設けて、机20の上に設置される本棚その他置き台3 0を、本棚その他置き台30の側面31とネジ14によって固定する構造とした 。
【0006】 本考案止め具の別形態として、下部11を湾曲に折り返し前記机20の天板2 1裏面に固定するネジ穴11aを設け、上部15はU字型に折り返すとともに、 前記本棚その他置き台30の側板31に固定するネジ穴13a、15aを設けて 、斜面視した場合に略円弧状13としたことを特徴とする止め具とした。
【0007】 また、本考案止め具の別形態として、下部11を直角にして、机20の天板2 1裏面に固定するネジ穴11aを設け、上部15は直角に折り返すとともに、本 棚その他置き台30の側板31に固定するネジ穴13a、15aを設けて、斜面 視した場合に台形状13としたことを特徴とする止め具とした。
【0008】 さらに、本考案止め具の別形態として、下部11を直角にして、机20の天板 21裏面に固定するネジ穴11aを設け、上部15は直角に折り返すとともに、 本棚その他置き台30の側板31に固定するネジ穴13a、15aを設けて、斜 面視した場合にコ状13としたことを特徴とする止め具とした。
【0009】 本考案止め具10は、机20等と本棚その他置き台30を固定するための金具 で、上部は折り返す構造であれば特に限定はなく、上記のようなU字型、V字型 、あるいはコ字型であっても良い。また、その側面は、机20と本棚その他置き 台30との当接面を避ける構造であれば限定されるものではなく、略円弧状、球 状、コ状の形態などが例示できる。さらに、本考案止め具10の下部11の構造 は、机20の天板21に取り付けられる構造であれば特に限定されるものではな く、直角に折り返してもよく、または、本考案止め具10の上部15構造にあわ せてU字型、V字型、あるいはコ字型に折り返して、机20の天板21に固定で きる構造であればよい。さらに本考案止め具は、見た目も美しく、男女の好みに 合わせて選べるように、美麗な彩色が施されている。
【0010】 これを取り付けると、図7に示すように、机20の天板21の下に美麗に彩色 された本考案の止め具10を、当該止め具10の下部11に設けられたネジ穴1 1aを通してネジ12で固定する。次いで、机20に載置された背板等が美麗に 彩色された本棚30の側面31に、本考案の止め具10の円弧状13の背面から 上部15のU字型の一方端に設けられた固定用のネジ穴13aを通して、ネジ1 4により本棚その他置き台30の側面31に固定する形態となる。
【0011】 また、図8は、採光のための孔が設けられ、かつ美麗に色彩が施された背板3 2を有する置き台30と机20とを、背板同様に美麗に色彩の施された本考案止 め具10で固定した状態を示す。ここで、背板に設けられた採光孔は、光の通り をよくする一方で、フックを懸けて、筆入れ等の物入れを懸けることができる。
【0012】 上記置き台に用いられる背板32について、部屋の色彩に合わせたり、使用者 の気分に合わせたりできるように、表面と裏面の色彩が異なるリバーシブルな背 板や、色彩の施されていない背板とすることもできる。さらに、背板のない置き 台としても使用できる等、背板の取り外し、交換が容易な構造であることが好ま しい。
【0013】 ここで、机20と本棚その他置き台30とを固定するための、本考案止め具1 0は、机20の天板21と本棚その他置き台30の側面31を固定する位置、個 数は特に限定されるものではなく、一カ所から数カ所など、机20の上に載置す る本棚その他置き台30の大きさ、重量により適宜変更できる。
【0014】 この結果、机20が振動を受けた場合には、本考案の止め具10の側面に設け られた円弧状13部位のクッション作用により、振動を受け止めることができる とともに、図1の従来の止め具に比較して、安定性が高く、また彩色を施すこと によって、美観も良く、男女の好みにより色彩を選択できるようになった。
【0015】
【考案の実施の形態】次に上記のように構成した本考案について、図面を参照し て説明する。図2は、机20と当該机に載置する本棚その他の置き台30とを固 定する止め具10において、下部11には前記机20の天板21裏面に固定する ネジ穴11aを設け、上部15は折り返すとともに、前期置き台30の側板31 に固定するネジ穴13a、15aを設けて、前記置き台における机20との当接 面から突出する前記机20の天板21の一部を覆う13ことを特徴とする止め具 とした。
【0016】 図3は、机20と本棚その他置き台30の2つの物体を固定する金具10にお いて、斜面視した場合に略円弧状13となし、下部11を直角にして机20の天 板21の裏面に固定するネジ穴11aを設け、上部15はU字型に折り返すとと もに、本棚その他置き台30の側板31に固定するネジ穴13a、15aを設けた ことを特徴とする、机20と本棚その他置き台30を連結するための止め具10 である。
【0017】 本考案の別の形態は、図4に示すように、下部11を湾曲にして下部固定用の ネジ穴11aを設け、側面は机20の天板21等の突出部位を避けるために、斜 面視した場合に略円弧状13となし、上部15はU字型に折り返し、湾曲部位の 背面のネジ穴13aからU字型の一方端にネジ穴15aを設けた机20と本棚その 他置き台30等を連結するための止め具10とした。
【0018】 また、本考案の別の形態は、図5に示すように、本考案止め具10の下部11 は机20の天板21裏面に固定するためのネジ穴11aがあり、ネジ12で固定 する。その止め具10の側面は天板21の突出を避けると共に振動を吸収するた めに台形状13になっており、そして上部15は折り返され、台形状13の背面 のネジ穴13aから、上部15の折り返しの一方端に向けてネジ穴15aが設けら れており、これを通してネジ14により、本棚その他置き台30の側面31に固 定される。
【0019】 さらに、本考案の別の形態は、図6に示すように、本考案止め具10の下部1 1は直角にして、机20の天板21裏面に固定するためのネジ穴11aがあり、 ネジ12で固定する。その止め具10の側面は天板21の突出を避けると共に振 動を吸収するためにコ状13になっており、そして上部15は直角に折り返され 、コ状13の背面のネジ穴13aから、上部の15折り返しの一方端に向けてネ ジ穴15aが設けられており、これを通してネジ14により、本棚その他置き台 30の側面31に固定される構造とした。
【0020】 本考案止め具10を机20と本棚30に取り付けた状態を示すと、図7に示す ように机20のに乗せた本棚30の側面に、本考案の止め具10を机20の天板 21の下面に、本考案の止め具10の下部に設けられたネジ穴11aを通してネ ジ12で固定すると共に、本考案の止め具10の略円弧状13の背面に設けられ たネジ穴13aを通して、本考案止め具10の上部のU字型の一方端に設けられ たネジ穴15aを通して、本棚30の側面31にネジ14により固定する形態と した。
【0021】 さらに、図8に示すように、背板が美麗に彩色された置き台30を、机20の 上に載置し、背板同様に美麗に彩色された本考案止め具10で固定された状態を 示す。
【0022】
【考案の効果】机とその上に設置する棚の側面に本考案止め具を取り付けた結果 、机と本棚その他置き台を連結する固定部分を略円弧状、台形状、コ状などにす ることにより、クッション作用で机が振動を受けた場合に、その衝撃を和らげら れ、安定性があり、しかも、彩色を施すことによって、美観も良好になった。
【0023】 また、彩色の施された本考案止め具と、机と彩色の施された背板を有する置き 台を組み合わせることにより、設置場所も明るくなるとともに、机上にも十分光 が通るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】既存の止め金具の斜視図
【図2】本考案の金具の斜視図
【図3】本考案金具の側面図
【図4】本考案金具の側面図
【図5】本考案金具の側面図
【図6】本考案金具の側面図
【図7】本考案金具を取り付けた斜視図
【図8】本考案金具を取り付けた斜視図
【符号の説明】
10:本考案金具 11:本棚の天板下部への取り付け部 11a:ネジ穴 12:下部固定ネジ 13:円弧状を有する側面 13a:円弧状の上部に設けられたネジ穴 14:側面固定ネジ 15:U字型の折り返し 15a:U字部のネジ穴 20:机 21:机の天板 30:本棚 31:本箱の側面 32:置き台の背板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A47B 65/00 601 A47B 65/00 601C

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】机と当該机に載置する本棚その他の置き台
    とを固定する止め具において、下部は前記机の天板裏面
    に固定するネジ穴を設け、上部は折り返すとともに、前
    記本棚その他置き台の側板に固定するネジ穴を設けて、
    前記本棚その他置き台における机との当接面から突出す
    る前記机の天板の一部を覆うことを特徴とする止め具。
  2. 【請求項2】机と当該机に載置する本棚その他の置き台
    とを固定する止め具において、下部を直角にして前記机
    の天板裏面に固定するネジ穴を設け、上部はU字型に折
    り返すとともに、前記置き台の側板に固定するネジ穴を
    設けて、斜面視した場合に略円弧状としたことを特徴と
    する止め具。
  3. 【請求項3】机と当該机に載置する本棚その他の置き台
    とを固定する止め具において、下部を湾曲にして前記机
    の天板裏面に固定するネジ穴を設け、上部はU字型に折
    り返すとともに、前記本棚その他置き台の側板に固定す
    るネジ穴を設けて、斜面視した場合に略円弧状としたこ
    とを特徴とする止め具。
  4. 【請求項4】机と当該机に載置する本棚その他の置き台
    とを固定する止め具において、下部に前記机の天板裏面
    に固定するネジ穴を設け、上部を折り返すとともに、前
    記本棚その他置き台の側板に固定するネジ穴を設けて、
    斜面視した場合に台形状としたことを特徴とする止め
    具。
  5. 【請求項5】机と当該机に載置する本棚その他の置き台
    とを固定する止め具において、下部を直角にして前記机
    の天板裏面に固定するネジ穴を設け、上部を折り返すと
    ともに、前記本棚その他置き台の側板に固定するネジ穴
    を設けて、斜面視した場合にコ状としたことを特徴とす
    る止め具。
  6. 【請求項6】机と当該机に載置する本棚その他の置き台
    とを固定する止め具において、下部は前記机の天板裏面
    に固定するネジ穴を設け、上部は折り返すとともに、前
    記本棚その他置き台の側板に固定するネジ穴を設けて、
    前記本棚その他置き台における机との当接面から突出す
    る前記机の天板の一部を覆う止め具において、前記止め
    具が美麗に彩色されたことを特徴とする請求項1〜5記
    載の止め具。
  7. 【請求項7】天板に本棚その他の置き台を載置して、こ
    れらを請求項1か5記載の止め具により固定した机にお
    いて、前記止め具を美麗に彩色を施し、前記本棚その他
    置き台の背板に採光用の孔が設けられているとともに、
    前記止め具と同様に美麗に彩色されたことを特徴とする
    請求項1か5記載の止め具により固定された本棚その他
    置き台と机。
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