JP3075692B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP3075692B2
JP3075692B2 JP08175843A JP17584396A JP3075692B2 JP 3075692 B2 JP3075692 B2 JP 3075692B2 JP 08175843 A JP08175843 A JP 08175843A JP 17584396 A JP17584396 A JP 17584396A JP 3075692 B2 JP3075692 B2 JP 3075692B2
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知之 奥村
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  • Level Indicators Using A Float (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する被検出体
の位置を検出する位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動する被検出体の位置を検出す
る位置検出装置は、例えば、タンク等に充填される液体
面のレベルを検出するために用いられ、図5に示される
ように、2つの部分がボルト15により合わせられるケ
ース1と、液体3が充填された図示されないタンク等の
容器に連通され、液体3の量に対応して、内部において
液体3の表面4が上下動し、ケース1にボルト16によ
り固定されて設けられるパイプ2と、パイプ2内におい
て液体3の表面4に浮くフロート5と、フロート5に接
続固定され、ほぼ水平方向にN極およびS極が位置する
第1の永久磁石6と、一端8に、ほぼ水平方向にN極お
よびS極が位置する第2の永久磁石9を有し、第1の永
久磁石6がフロート5と共に、液体3の量に対応してパ
イプ2内を上下動するに伴い、第2の永久磁石9が第1
の永久磁石6に吸引されて、回転軸11を中心に一端8
および他端10が、回動するようにケース1に設けられ
るカムレバー7と、カムレバー7が回動されることによ
り、カムレバー7の他端10により、突起部13が押
圧、あるいは、押圧が解除されることによりオン・オフ
され、ケース1に設けられるスイッチ12と、から成
る。 ス イ ッ チ12は、ピン17によりケース1
に固定され、出力部14から出力し、図示されない制御
装置により、液体3のレベルを検知制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、一方の側からのみ第2の永久磁石9の磁力を第1
の永久磁石6に作用させるため、第1の永久磁石6の磁
極方向が不安定で、十分な吸引力あるいは反発力を得ら
れなかった。このため、第1の永久磁石6がフロート5
と共に、スムーズにパイプ2内を上下動できず、液体3
のレベル、つまり、被検出体である第1の永久磁石6の
位置の検出精度が悪いという問題点があった。また、カ
ムレバー7の回動した状態を保持する機能を有していな
いため、スイッチ12のオン・オフの動作が不確実であ
るという問題点があった。そこで、本発明は、被検出体
の位置の検出精度が高く、スイッチのオン・オフの動作
が確実な位置検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動方向に対
して垂直方向にN極およびS極が位置する第1の永久磁
石から成り、位置が検出される被検出体と、前記被検出
体が移動する通路と、一端に、ほぼ前記垂直方向にN極
およびS極が位置する第2の永久磁石を有し、前記被検
出体が前記通路内を移動するに伴い、前記第2の永久磁
石が前記被検出体に吸引されて、回転軸を中心に前記一
端および他端が回動するように設けられるカムレバー
と、前記カムレバーが回動されることにより、前記カム
レバーの前記他端によりオン・オフされるスイッチと、
前記通路を中心として前記カムレバーの反対側に、前記
被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、前記垂直方向
にN極およびS極が位置する第3の永久磁石、または、
前記通路を中心として前記カムレバーの反対側に、前記
被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、前記垂直方向
にN極およびS極が位置する第1の電磁石、または、前
記通路を中心として前記カムレバーの反対側に、前記被
検出体と、互いに吸引可能に設けられ、鉄を含む第1の
含鉄体と、から成ることを特徴とする位置検出装置であ
る。
【0005】さらに、本発明は、前記第2の永久磁石の
代わりに、第2の電磁石が用いられる位置検出装置であ
る。さらに、本発明は、前記第2の永久磁石の代わり
に、鉄を含む第2の含鉄体が用いられる位置検出装置で
ある。
【0006】さらに、本発明は、鉄を含む第3の含鉄体
から成り、移動中の位置が検出される被検出体と、前記
被検出体が移動する通路と、一端に、前記被検出体の移
動方向に対して垂直方向にN極およびS極が位置する第
2の永久磁石を有し、前記被検出体が前記通路内を移動
するに伴い、前記第2の永久磁石が前記被検出体に吸引
されて、回転軸を中心に前記一端および他端が回動する
ように設けられるカムレバーと、前記カムレバーが回動
されることにより、前記カムレバーの前記他端によりオ
ン・オフされるスイッチと、前記通路を中心として前記
カムレバーの反対側に、前記被検出体と、互いに吸引可
能に設けられ、前記垂直方向にN極およびS極が位置す
る第3の永久磁石、または、前記通路を中心として前記
カムレバーの反対側に、前記被検出体と、互いに吸引可
能に設けられ、前記垂直方向にN極およびS極が位置す
る第1の電磁石と、から成ることを特徴とする位置検出
装置である。さらに、本発明は、前記第2の永久磁石の
代わりに、第2の電磁石が用いられる位置検出装置であ
る。
【0007】本発明によれば、通路を中心としてカムレ
バーの反対側に、被検出体と、互いに吸引可能に、被検
出体の移動方向に対して垂直方向にN極およびS極が位
置する部品が設けられるため、被検出体に対して、両側
からバランス良く磁力が作用する。このため、被検出体
の移動方向が安定するため、被検出体の位置の検出精度
が高くなる。さらに、カムレバーの一端の両側に、1対
のピンが設られるため、回動時にカムレバーの一端が吸
引当接されて、回動状態を確実に保持するため、スイッ
チのオン・オフの動作が確実に行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照し
て、その実施の形態に基づいて説明する。図1は、本発
明の一実施の形態の部分断面図を含む正面図、図2は、
部分断面図を含む平面図である。 ケース1は、縦割り
された2つの部分が、ボルト15により合わせられる。
パイプ2は、被検出体である第1の永久磁石6が通過
する通路で、液体3が充填された図示されないタンク等
の容器に連通され、液体3の量に対応して、内部におい
て液体3の表面4が上下動し、ケース1にボルト16に
より固定されて設けられる。 フロート5は、パイプ2
内において液体3の表面4に浮くものである。位置が検
出される被検出体である第1の永久磁石6は、フロート
5に接続固定され、移動方向に対して垂直方向にN極お
よびS極が位置する。
【0009】カムレバー7は、一端8に、前記垂直方向
にN極およびS極が位置する第2の永久磁石9を有し、
第1の永久磁石6がフロート5と共に、液体3の量に対
応してパイプ2内を上下動するに伴い、第2の永久磁石
9が第1の永久磁石6に吸引されて、回転軸11を中心
に一端8および他端10が回動するようにケース1に設
けられる。スイッチ12は、カムレバー7が回動される
ことにより、カムレバー7の他端10により、突起部1
3が押圧、あるいは、押圧が解除されることによりオン
・オフされ、ケース1に設けられる。 このスイッチ1
2は、ピン17によりケース1に固定され、出力部14
から出力し、図示されない制御装置により、液体3のレ
ベルを検知制御する。第3の永久磁石18は、パイプ2
を中心としてカムレバー7の反対側のケース1に、第1
の永久磁石6と、互いに吸引可能に、前記垂直方向にN
極およびS極が位置するように設けられる。第3の永久
磁石18の代わりに、通路であるパイプ2を中心として
カムレバー7の反対側に、被検出体である第1の永久磁
石6と、互いに吸引可能に設けられ、前記垂直方向にN
極およびS極が位置する第1の電磁石を用いる場合もあ
る。さらに、第3の永久磁石18の代わりに、通路であ
るパイプ2を中心としてカムレバー7の反対側に、被検
出体である第1の永久磁石6と、互いに吸引可能に設け
られ、鉄を含む第1の含鉄体を用いる場合もある。
【0010】さらに、上記の全ての実施の形態におい
て、第2の永久磁石9の代わりに、第2の電磁石、ある
いは、鉄を含む第2の含鉄体を用いる場合もある。
【0011】次に、カムレバー7の一端8の第2の永久
磁石9が吸引当接されて、カムレバー7の回動角度が制
限されるように、一端8の両側に、1対の鉄、ニッケル
またはコバルトのいずれか1以上を含むピン19が設ら
れることが好適である。このピン19の直径、すなわ
ち、容積を調整することにより、第2の永久磁石9が、
適当に吸引当接されるように調整される。ピン19は、
1対の永久磁石から成る場合もある。ここで、第2の永
久磁石9の代わりに、鉄を含む第2の含鉄体を用いる場
合は、ピン19は、1対の永久磁石から成る場合に限定
される。
【0012】次に、図1の実施の形態の変形例として、
第1の永久磁石6の代わりに、鉄を含む第3の含鉄体を
用い、さらに、第2の永久磁石9、および、第3の永久
磁石18から構成される場合もある。さらに、図1の実
施の形態の変形例として、第1の永久磁石6の代わり
に、鉄を含む第3の含鉄体を用い、第3の永久磁石18
の代わりに第1の電磁石を用い、さらに、第2の永久磁
石9から構成される場合もある。さらに、図1の実施の
形態の変形例として、第1の永久磁石6の代わりに、鉄
を含む第3の含鉄体を用い、第2の永久磁石9の代わり
に、第2の電磁石を用い、さらに、第3の永久磁石から
構成される用いる場合もある。さらに、図1の実施の形
態の変形例として、第1の永久磁石6の代わりに、鉄を
含む第3の含鉄体を用い、第2の永久磁石9の代わり
に、第2の電磁石を用い、第3の永久磁石18の代わり
に第1の電磁石を用いる場合もある。次に、カムレバー
7の一端8の第2の永久磁石9が吸引当接されて、カム
レバー7の回動角度が制限されるように、一端8の両側
に、1対の鉄、ニッケルまたはコバルトのいずれか1以
上を含むピン19が設られることが好適である。このピ
ン19の直径、すなわち、容積を調整することにより、
第2の永久磁石9が、適当に吸引当接されるように調整
される。これら図1の実施の形態の変形例の場合、ピン
19は、1対の永久磁石から成る場合もある。
【0013】上記全ての実施の形態において、外部の図
示されない移動体であるドア、油圧シリンダ等に接続さ
れている接続棒が、被検出体に接続固定される場合もあ
る。さらに、上記第1の含鉄体、第2の含鉄体および第
3の含鉄体において、鉄の代わりに、ニッケルまたはコ
バルトが含まれる場合もある。また、上記第1の永久磁
石6、第2の永久磁石9、第3の永久磁石18、第1の
電磁石、第2の電磁石の磁極方向は、部分平面図である
図3(a)(b)(c)(d)、図4(e)(f)
(g)(h)に示されるように種々の場合がある。ヨー
ク9a,9b,9c,9d,9e,9f,9g,9h、
さらに、ヨーク18a,18b,18c,18d,18
e,18f,18g,18hが付加される場合もある。
また、カムレバー7およびスイッチ12は、複数、ピン
19は複数対設けられることが好適である。同様に、第
3の永久磁石18も、複数設けられることが好適であ
る。ここで、上記永久磁石、電磁石、ピンの形状は、円
柱、円筒、四角柱等が好適であるが、特に、限定されな
い。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、通路を
中心としてカムレバーの反対側に、被検出体と、互いに
吸引可能に、被検出体の移動方向に対して垂直方向にN
極およびS極が位置する部品が設けられるため、被検出
体に対して、両側からバランス良く磁力が作用する。
このため、被検出体の移動方向が安定するため、被検出
体の位置の検出精度が高くなる。さらに、カムレバーの
一端の両側に、1対のピンが設られるため、回動時にカ
ムレバーの一端が吸引当接されて、回動状態を確実に保
持するため、スイッチのオン・オフの動作が確実に行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の部分断面図を含む正面
ある。
【図2】本発明の一実施の形態の部分断面図を含む平面
ある。
【図3】本発明の一実施の形態の部分平面図ある。
【図4】 本発明の一実施の形態の部分平面図である。
【図5】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 パイプ 3 液体 4 表面 5 フロート 6 第1の永久
磁石 7 カムレバー 8 一端 9 第2の永久
磁石 10 他端 11 回転軸 12 スイッチ 18 第3の永久磁石
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/62 G01B 7/00 G01D 5/04 G01D 5/12

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向に対して垂直方向にN極および
    S極が位置する第1の永久磁石から成り、位置が検出さ
    れる被検出体と、 前記被検出体が移動する通路と、 一端に、ほぼ前記垂直方向にN極およびS極が位置する
    第2の永久磁石を有し、前記被検出体が前記通路内を移
    動するに伴い、前記第2の永久磁石が前記被検出体に吸
    引されて、回転軸を中心に前記一端および他端が回動す
    るように設けられるカムレバーと、 前記カムレバーが回動されることにより、前記カムレバ
    ーの前記他端によりオン・オフされるスイッチと、 前記通路を中心として前記カムレバーの反対側に、前記
    被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、前記垂直方向
    にN極およびS極が位置する第3の永久磁石、 または、前記通路を中心として前記カムレバーの反対側
    に、前記被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、前記
    垂直方向にN極およびS極が位置する第1の電磁石、 または、前記通路を中心として前記カムレバーの反対側
    に、前記被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、鉄を
    含む第1の含鉄体と、から成ることを特徴とする位置検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の永久磁石の代わりに、第2の
    電磁石が用いられる請求項1記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記カムレバーの前記一端が吸引当接さ
    れて、前記カムレバーの回動角度が制限されるように、
    前記一端の両側に、1対の鉄、ニッケルまたはコバルト
    のいずれか1以上を含むピンが設られる請求項1または
    2記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記カムレバーの前記一端が吸引当接さ
    れて、前記カムレバーの回動角度が制限されるように、
    前記一端の両側に、1対の永久磁石から成るピンが設ら
    れる請求項1または2記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の永久磁石の代わりに、鉄を含
    む第2の含鉄体が用いられる請求項1記載の位置検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カムレバーの前記一端が吸引当接さ
    れて、前記カムレバーの回動角度が制限されるように、
    前記一端の両側に、1対の永久磁石から成るピンが設ら
    れる請求項5記載の位置検出装置。
  7. 【請求項7】 鉄を含む第3の含鉄体から成り、移動中
    の位置が検出される被検出体と、 前記被検出体が移動する通路と、 一端に、前記被検出体の移動方向に対して垂直方向にN
    極およびS極が位置する第2の永久磁石を有し、前記被
    検出体が前記通路内を移動するに伴い、前記第2の永久
    磁石が前記被検出体に吸引されて、回転軸を中心に前記
    一端および他端が回動するように設けられるカムレバー
    と、 前記カムレバーが回動されることにより、前記カムレバ
    ーの前記他端によりオン・オフされるスイッチと、 前記通路を中心として前記カムレバーの反対側に、前記
    被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、前記垂直方向
    にN極およびS極が位置する第3の永久磁石、 または、前記通路を中心として前記カムレバーの反対側
    に、前記被検出体と、互いに吸引可能に設けられ、前記
    垂直方向にN極およびS極が位置する第1の電磁石と、
    から成ることを特徴とする位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の永久磁石の代わりに、第2の
    電磁石が用いられる請求項7記載の位置検出装置。
  9. 【請求項9】 前記カムレバーの前記一端が吸引当接さ
    れて、前記カムレバーの回動角度が制限されるように、
    前記一端の両側に、1対の鉄、ニッケルまたはコバルト
    のいずれか1以上を含むピンが設られる請求項7または
    8記載の位置検出装置。
  10. 【請求項10】 前記カムレバーの前記一端が吸引当接
    されて、前記カムレバーの回動角度が制限されるよう
    に、前記一端の両側に、1対の永久磁石から成るピンが
    設られる請求項7または8記載の位置検出装置。
  11. 【請求項11】 液体が充填された容器に連通され、前
    記液体の量に対応して、内部において前記液体の表面が
    上下動するように設けられるパイプから前記通路は構成
    され、 前記パイプ内において前記液体の前記表面に浮くフロー
    トを有し、 前記被検出体が前記フロートに接続固定される請求項1
    から10のいずれかに記載の位置検出装置。
  12. 【請求項12】 外部の移動体に接続されている接続棒
    が、前記被検出体に接続固定される請求項1から10の
    いずれかに記載の位置検出装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の含鉄体、第2の含鉄体およ
    び第3の含鉄体において、前記鉄の代わりに、ニッケル
    またはコバルトが含まれる請求項1から12のいずれか
    に記載の位置検出装置。
  14. 【請求項14】 前記カムレバーおよび前記スイッチ
    は、複数、前記ピンは、複数対設けられる請求項1から
    13のいずれかに記載の位置検出装置。
  15. 【請求項15】 前記第3の永久磁石は、複数設けられ
    る請求項1から14のいずれかに記載の位置検出装置。
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