JP3075508U - 自転車無人化駐車管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 自転車の増加数は物凄く、現代、全国で一億台を突破す
る状況にあり、自動車の増加数をはるかに凌駕する。住
居の近隣の鉄道・地下鉄等の近辺に無法に放置される数
は膨大であり近隣の住民、商人に大小の迷惑を掛けてい
る状況で、行政や民間の管理体制を無に帰す勢いであ
る。このような状況に簡便で安価な自転車駐車場の管理
システムを提供する。本考案の管理システムは自動的に
開閉される装置で、多少上下に自転車導入レールを位置
することによって多数の自転車を収納できる駐輪機にコ
ンピューターを設置しブロック化された情報を中央管理
室において管理し、盗難や時間超過した自転車を管理す
るシステムを内蔵とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は有料自転車駐車装置において無人で管理できるように配置したシステム に関する。

【００２】

【従来の技術】

従来より自転車の有料管理は有人の駐車場が殆どであり、発券機の設置、早朝・ 深夜の区域分け等の試みがなされているが人件費の高騰からも行き詰まった様相 を見せていて急増する自転車に対応できているものではない。有料の無人化駐車 場の種々な試みもなされていて、扉やバーまたは鎖などによるオートゲート方式 、コインポスト方式による管理等の方法があるが、コインポストでは管理人が超 過した自転車を管理しなければならないものであったリバーまたは鎖による出入 口の管理は自動車と異なって潜ったり越えたりすることが容易であったりする。 扉によるオートゲートの駐車場に関しては檻の中に入れられるような感じであり 、やり方も習熟しなければならない等の欠点があった。 また、従来の技術では、磁気カードによる管理システムもなく、本体を自動的に 固定する装置は自動車についても実施されていない。 また、時間超過した自転車を警告する点滅器もなかった。

【００３】

【考案が解決しょうとする課題】

有人の駐車場の最大の欠点は通勤・通学の忙しい時に管理ボックスまで行って金 を払い伝票を付けてもらわなければならないことにある。 忙しい時に悠長な管理をされれば感情的にも嫌悪感に苛まれるものである。また 、数時間駐車しても一日分を支払わねばならない不合理な面もあった。 我々は自転車本体を自動的に固定保管する装置と磁気カードシステム及びコンピ ューターシステムを採用し、無人で最低の単位を時間で管理することが出来る自 転車駐車場を提供する。 これらのシステム管理された装置によって違法放置自転車の激減と自転車を正当 に安価に安心して利用できるシステムを提供する事を目的とするものである。

【００４】

【課題を解決するための手段】

盗難防止や長時間放置自転車の管理に関しては有人の方が優れている面もあるが 人件費が高価であり、以下の欠点も有する。それはすなわち本システムの長点で もある。機械が管理するのでミスが少ない状態で各々の自転車の時間管理が出 来る。監視テレビを設置することによって盗難防止が図られ、記憶もできる。 現在の一日単位の管理を時間管理に変更でき自転車の利用者が簡便に安価に本 システムの駐車場を利用できる。人管理でないので感情的にならなく利用数が 上がる等を目指すものである。 事実、管理ボックスに行かなくてよいコインポストの設置だけでも通常の二倍以 上の利用数が得られている。 これらの目的を達成するためには自動的に自転車本体を固定する装置と磁気カー ドによる装置の開閉と各々の駐車場を集中システム管理をすることによって課題 が可能となる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施の形態を、その実施例に基づいて説明する。 説明図、図１に示すように駐車場には単位面積当りの駐車台数を多くするために Ａ，Ｂ二種類の駐輪機を構成とする。Ａ，Ｂの駐輪機は、それぞれに駐車した自 転車のハンドルが接しないように設置される。レール７が異なった駐輪機が交互 に、出来る範囲に設置せられ、駐車時には自転車の前輪で６を押すことによって 開閉機５が閉じられる。退去時には１のコンピューターを内蔵した装置の磁気カ ード口２に磁気カードを挿入することにより開閉機５を開けて自転車を取り出す 仕組みである。挿入したカードは返却され、次回に対応される。 レールの間隔は３００ｍｍ以上で可能であり、レールを斜めに配置することによ って単位面積当りの駐車台数を増加することができる。３は経過時間を表示する 。この表示を見て利用者は駐車費用が分かるものである。４は点滅ランプである 。中央制御システムによって点滅させることができる。超過した自転車を報せる ことによって利用者に注意を換気する目的も有する。 ８は駐車する自転車を表している。 １の装置は頭が丸い方がコーヒー缶等の廃棄物を起きにくい形状である。

【０００６】 説明図、図２のＣは各ブロックごとのカード販売機を内蔵した作動制御装置であ り、各ブロックの情報は中央管理室の遠隔監視・制御システムＤに連結されてい る。 例えば短期利用者が４８時間放置されれば、また、長期利用者が一ヵ月を越えた 時は、すぐ対応できる体制が取れる。 これらは設置角度を選択した監視テレビの設置、また、カード販売機のない装置 の設置を妨げるものではない。

【０００７】

【考案の効果】

以上述べてきた如く本考案によれば無人化した自転車駐車場の管理が可能になる 。自転車を利用する者は管理人に接することなく、短時間に安価で安心した駐車 が可能となる。各交通機関の出入口付近の違法放置自転車も本装置を利用し、ま た、訓練することによって激減することが可能である。 巨大に増加する自転車を管理し訓練するには適切な設置場所と簡便な駐輪機が要 求されている。例えば二段式の駐輪機では上部の利用は殆ど無いのが実情である 。本装置システムは自転車を装置に押すだけで安心した駐車が可能であり、容易 に管理が出来る。本システムを利用すれば人件費が省けることになり、また、短 期利用者は一日単位ではなく利用する時間によって支払えば良いことになり合理 的管理になる事で利用数が増加する。そして、その省力化した費用を訓練費用に 回すことも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態に係わる自転車駐車装置の
全体斜視図である。

【符号の説明】

Ａ 符号７の一部が斜めに作られた自転車駐輪機 Ｂ 符号７が真っすぐに作られた自転車駐輪機 １ コンピューターを内蔵した制御機 ２ カード挿入口 ３ 時間表示部 ４ 点滅器 ５ 開閉機 ６ 作動板 ７ 自転車導入レール ８ 自転車の前輪部

【図２】カードシステムと中央制御管理システムを示す
説明図である。 Ｃ カード発券機（システム内蔵） Ｄ 遠隔監視・制御システム

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月２９日（２０００．９．２
９）

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】 自転車無人化駐車管理システム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自転車の前輪を押すことによって自動的に
   開閉し、自転車をロックする装置を内蔵し、自転車の導
   入レールを斜めに配置し、レールの一部を上下させた二
   種類の駐輪機を構成として交互に駐車場に設置し、時間
   が超過すれば点滅器が働くように装置され、磁気カード
   で保管した自転車を取り出すことができ、中央制御され
   た集中管理システムを構成とした自転車駐車装置。