JP3075345U - ダブルカム駆動式継手 - Google Patents

ダブルカム駆動式継手

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JP3075345U
JP3075345U JP2000005501U JP2000005501U JP3075345U JP 3075345 U JP3075345 U JP 3075345U JP 2000005501 U JP2000005501 U JP 2000005501U JP 2000005501 U JP2000005501 U JP 2000005501U JP 3075345 U JP3075345 U JP 3075345U
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rod
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世揆 謝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転棒の操作性の向上と操作中の事故を防ぐ
ダブルカム駆動式継手を提供する。 【解決手段】 楕円形のカムを採用することにより従来
1つであったカムを180度の角度で2つ設けることに
より、従来であれば円周のうち1カ所であった突き押す
ポイントを2つに増やすことができ、同時に釈放部も2
つに増やすことができる。また、押しボタン52が本体
の最大外径の外に突出しないように構成されているの
で、操作中の事故を防ぐことが可能となり操作の安全性
の確保が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来知られているように、スパナにはスリーブをはめ接するものがあり、これ でナットを回す。違ったサイズのスリーブをはめ接することができるようにする ために、スパナには一つの継手が設けられている。継手には一つの凸柱があり、 側壁面に一つの丸ボールがはめ設けられ、丸ボールは一つの凸柱の中に設けられ ているバネによって突き止められている。丸ボールの一部分は凸柱の外に凸出し て、該凸柱がスリーブとはめ接した時では、丸ボールによってスリープの内壁に 突き当り、スリーブを容易に脱離させない。丸ボールを突き止めるバネの弾性能 が比較的大きい時は、大きい力でスリーブをはめ接する或いは取り外すことが可 能であるが、バネの弾性が比較的小さい時で、有効にスリープを突き止めること ができないためにスリーブは容易に落ちるのである。
【0003】 この上記の欠点を解決するために、業界では図1および図2に示すような一種 の丸ボールを制御して、スリーブに掛け止めるか又は掛け止めない継手を開発し た。継手10の構造は、本体12と、その軸向にはめ孔13と軸孔14があり、 押し棒15は軸孔14の中に差し込まれ、バネ16の押し突きを受けて、上に向 けてすべり移動を保持して、押し棒15の壁面には円弧形の凹み部17が設けら れ、回転棒18が横向きに本体12に差し込まれ、人手で該回転棒18の押しボ タン19を押して回転させる。回転軸の軸体上にはカム部20が設けられ、丸ボ ール22は本体の通し孔24の中に差し込まれ、押し棒の押し突きで本体底端の 凸柱25を外に凸出する構造である。
【0004】 使用時は、該凸柱25をスリープに差しはめる。図2の状態では、該押し棒1 5は上の止め点にあって該カム部20の突き押しを受けていない。丸ボール22 はスリーブ26の内壁に突き当たり、丸ボールは内縮むことができないので、こ れによって有効にスリープを突き止めることができる。取り外す或いははめ接す る時は、押しボタン19を押して回転棒18を回し、図3に示すようにカム部2 0押して押し棒15を下に向けてすべり移動さし、凹み部17は丸ボール22の 移入をして、丸ボールを通し孔24の中に縮めさせて、スリーブを突き止めない のでスリーブを取り外すことができる。
【0005】 上記の構造は、操作者の操作によって丸ボールの位置を制御する、これによっ て従来の継手の欠点を解決することができる、これでスリーブは容易に取り外し 、はめ接ができると、並びにはめ接続のスリーブはめけ落ちしない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構造には下記の欠点があって、改善する必要がある。 上記の構造中で、カム部が下に向かった時は、押し棒を突き押しするが、大部 分の角の位置中では、回転棒はみんな押し棒を突き止めることができない。操作 者が図3の位置から該回転棒18を回した時に、カム部20は押し棒15を突押 さない。回転棒を釈放した後は、回転棒は任意の位置にある可能性がある。図4 と図5には、二つの角の位置を示す。図4では操作者が時計の回転方向で該回転 棒を回転させた時である。必ず270°回転した後に、始めてカム部が押し棒に 突き押可能となる。図5では、時計の回転方向又は逆の方向でも操作者は必ず1 80°回した後で始めて押し棒を下に向けて突き押すことが可能となる。以上の ように従来の構造で押し棒を下に向かって突き押すには、必ず大きい角度で回転 棒を回す必要があり、操作上では便利でない。
【0007】 押し棒が上の止め点にある時は、回転棒は任意の角の位置にある可能性がある 。言い換えれば、回転棒は特定の定位点を持つことができない。これでは、操作 者は必ず回転棒を多少の角度を回せば良いとのことを知ることができないために 、何度回して、始めて押し棒を突き当たるかがわからない。
【0008】 この外に、従来の構造の中で、押しボタン19は本体12の外に凸出ているの で、操作の時の不注意では、容易に使用者のあたり傷を生じることがある。 したがって、本考案の主な目的は、回転棒に特定の定位点を持たせることにある 。これにより操作性を向上させることが可能となる。 本考案の他の目的は、操作中、押しボタンにより傷を生じる可能性を取り除くこ とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の請求項1に記載のダブルカム駆動式継手 は、カムを180度の角度で2つ設けることにより小さな角度で操作の効果が出 る。 また、本考案の請求項3に記載のダブルカム駆動式継手は、押しボタンが本体 の最大外径の外に突出しないように構成されているので、操作中の事故を防ぐこ とが可能となり操作の安全性の確保が可能となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図6、図7に継手本体およびカム部を示す。 継手30は下記のものを含む。本体40は柱状体で、その底端には一つの外径 が比較的小さい凸柱状のはめ接部42があり、軸孔44は本体の軸向けに沿って 設けられはめ接部42に貫通している。
【0011】 回転棒50は、その棒体の一端に一つの押しボタン52を有し、一つのカム5 4は断面が楕円形で、その二側に各一つカム部を形成している。カム54はその 孔部55を回転棒50の棒体にはめ設けられて、回転棒の径向きには180°の 間隔の2つのカム部56があり、二つのカム部の間には180°の間隔の釈放部 58があり、二つのカム部は、回転棒の上に最大の径向を形成して、そして二つ の釈放部は同じの位置に最小の径向を形成し、且つ二つのカム部の径向の連結線 と該二つの釈放部の径向の連結線は垂直である。回転棒50は本体40の径向に ある枢孔46に差し設けられて、回転可能であり、カム部56と釈放部58は軸 孔44の中にあって、押しボタン52は本体の外に設けられていて、人手で操作 させる、同時に本体の外壁に設けた凹み部48は、本体の最大外径の外に凸出す ることがないものである。
【0012】 すべり棒60は、底端の周壁に凹み部62を設け、すべり棒は軸孔44に差し 設けて、そして上下のすべり移動ができる、一つのバネ65は該すべり棒60に はめ設けて、その一端は、該軸孔44の中にある肩面441に突き止めて、そし て別の一端は、すべり棒の頂端のヘッド部64に突き止め、その弾性能は該すべ り棒を押し上げて、上に向けてすべり移動を保持させる、すべり棒の頂端は、該 回転棒に突き止めて定位する。
【0013】 一つの丸ボール70は、該本体のはめ接部42の径向に設けた通し孔43の中 にあってそして該通し孔の外に脱出することがない。該丸ボールは並びに該すべ り棒の凹入部62に対応さす。
【0014】 使用する時は、図8の如しで、操作者は本体の外側から該押しボタン52を押 して、該回転棒50を回転させる。回転棒が図6と図10の所にいた時では、一 つの釈放部58ですべり棒60に突き止め、この時では、すべり棒は上始点にあ って、すべり棒の底端は、該丸ボール70を外に向けて押し上げて、丸ボールを 該はめ接部42の外に凸出し、はめ接部42はスリーブにはめ接した時に、丸ボ ールはスリーブの内壁に設けている凹み溝に掛け止めて、スリーブが脱離するこ とができない。
【0015】 操作者は、回転棒50を図9の位置に回した時は、カム部56ですべり棒60 を突き押して下に向かって移動さす。この時は、凹入部62は、丸ボール70に 向いて丸ボールは凹入部62の中に移動することができる、これでスリーブの内 壁に掛け止めた状態を解除し、操作者はスリーブを取り外す或いは、はめ接する ことができる。回転棒の施力を釈放して押した後では、回転棒はすぐに図6の状 態に回復する。
【0016】 図11の継手80の構造は、第一の実施例の概造および概略が同じのもので ある。異なる箇所は、本体82の頂端にははめ孔83が凹設されていて、適当な る手工具85をはめ込んで使用するもので、回転棒86の二端には各一つの押し ボタン87が設けられ、それぞれ本体の両側の凹み部88にあって、これによっ て使用者は本体から任意の一側で回転棒を回転させることが可能である。
【0017】 図12の継手90は本体92の軸向に沿って一つの長いの棒部93を延伸し、 棒部93の自由端にはめ接部94が設けられる。軸孔95は本体92、棒部93 とはめ接部94に延伸する。すべり棒96も相対して延長する。本実施例の操作 状態は上記の実施例と同じである。
【0018】 図13の継手100は図12とほぼおなじで、差は、回転棒106は本体10 2の上に枢接していないで、長形の棒部104に枢接している。棒部104の外 径は、本体102より小さいためであるので、回転棒の押しボタン107も本体 の外に凸出していない。
【0019】 図14の継手110は、その本体112の頂端は横向に一つの棒体114を差 し設けて、一つの完全の手工具を形成している。 図15の継手120は、本体122の頂端に一体で横向に一つの長形の棒体1 24を延伸して一本の固定式スパナを形成している。 図16の継手130は、その本体132の頂端は一つの長形棒体134を枢接 して、一種の回転ができるタイプのスパナを形成している。
【0020】
【考案の効果】
図10でわかるように、本考案の回転棒上に設けた両カム部の設計は、時計の 回転方向と同じ又は、逆の方向でも、該回転棒は、90度の回転で一つのカム部 をすべり棒に突き押すことで、突き掛けを解除する作用を生じるので、使用者は 、只小さい角度の操作だけで良い。このために操作上では相当に便利である。小 さい角度の回転ですべり棒の作動ができるので、操作上では、敏捷性がある。 操作者が回転棒を回し、図9の釈放状態から図6、図10の突き押し状態に回 復させる時は、どの時計の回転方向に係わらず回転棒を回しても、回転棒を小さ い角度で回転させることにより、カム部56の先端をすべり棒60の頂端から離 した後には、カム部とすべり棒の頂端間には一本のカアームがすぐに生じ、該バ ネが貯存した弾性能は該すべり棒を押し動かして上位に向いて移動した時は、す べり棒はすぐにカム部の上に施力して、回転棒を回転させ、自身で図6、図10 の位置に回復し、一つの釈放部58ですべり棒の頂端に定位する。このために、 本考案は回転棒を自動で一つの釈放部ですべり棒の頂端に定位することができる ので、特定の定位点があって、操作者を時計の回転方向あるいは、逆の方向で回 転棒を回し、みんな90°だけ回すことで、完全にすべり棒を突き押しすること ができて、無駄なる回転をすることがない。 本考案は、押しボタンを本体の外側に凸出すことがないので、操作者のあたり 傷を生じるのを減らすことができるので、操作の安全性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の継手の分解立体図である。
【図2】従来の継手の断面図である。
【図3】従来の継手の断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継手
においてスリーブを突き止めた状態を示す断面図であ
る。
【図7】本考案の一実施例による回転棒を示す分解斜視
図である。
【図8】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継手
においてスリーブを突き止めた状態を示す側面図であ
る。
【図9】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継手
においてスリーブを釈放した状態を示す断面図である。
【図10】図6の10―10線断面図である。
【図11】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継
手を示す断面図である。
【図12】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継
手を示す断面図である。
【図13】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継
手を示す断面図である。
【図14】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継
手を示す一部切り欠き断面図である。
【図15】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継
手を示す一部切り欠き断面図である。
【図16】本考案の一実施例によるダブルカム駆動式継
手を示す一部切り欠き断面図である。
【符号の説明】
30 継手 40 本体 42 はめ接部 43 通し孔 44 軸孔 46 枢孔 48 凹み部 50 回転棒 52 押しボタン 54 カム 55 孔部 56 カム部 58 釈放部 60 すべり棒 62 凹み部 64 ヘッド部 65 弾性部品 70 丸ボール

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の継手本体と、 前記本体下部に前記本体外周より一回り小さい外形で設
    けられているはめ接部と、 前記本体および前記はめ接部内に設けられている軸孔
    と、 前記はめ接部に前記軸孔と垂直に通じるように設けられ
    ている通し孔と、 前記継手本体内に横向きに置かれ人手で回転可能である
    回転棒と、 前記回転棒の一端に前記継手本体の外側に突出するよう
    に設けられている押しボタンと、 前記回転棒に設けられ前記軸孔内に置かれているカム部
    と、 側面にくぼみ部が設けられ前記軸孔内を上下に移動可能
    であるすべり棒と、 前記継手本体と前記すべり棒との間に設けられ前記すべ
    り棒を上に向けて押すための弾性部品と、 前記通し孔の中に設けられ前記すべり棒の押す力により
    前記通し孔の外に押し出され前記カム部により前記すべ
    り棒が押されたときは前記くぼみ部にはいるように構成
    されている丸ボールとを備え、 前記カム部と180度の間隔で第2カム部が設けられ、
    前記二つのカム部の間には2つの釈放部が設けられ、前
    記回転棒上の所定位置で前記カム部は最大の距離をと
    り、前記回転棒上の別の所定位置では前記釈放部が最小
    の距離をとり、前記2つのカム部を結ぶ線と前記2つの
    釈放部を結ぶ線とが垂直に交わることを特徴とするダブ
    ルカム駆動式継手。
  2. 【請求項2】前記カム部および前記釈放部は、楕円形状
    のカムが前記回転棒にはめ止められていることにより構
    成されていることを特徴とする請求項1記載のダブルカ
    ム駆動式継手。
  3. 【請求項3】前記押しボタンは前記継手本体の最大外径
    の外に突出しないことを特徴とする請求項1記載のダブ
    ルカム駆動式継手。
  4. 【請求項4】 前記継手本体にくぼみ部が設けられ、前
    記押しボタンは前記継手本体に貫通して置かれている前
    記回転棒の一端に設けられ前記くぼみ部に設置されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のダブルカム駆動式継手。
  5. 【請求項5】 前記継手本体の底端に下に向かって外径
    の小さい棒部を延伸し、前記棒部の底端に前記はめ接部
    が設けられ、前記回転棒は前記棒体に貫通して設けられ
    ていることを特徴とする請求項3記載のダブルカム駆動
    式継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013139069A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Maeda Metal Industries Ltd ボルト締付機

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