JP3075343B2 - 飛しょう体 - Google Patents
飛しょう体Info
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- JP3075343B2 JP3075343B2 JP09167319A JP16731997A JP3075343B2 JP 3075343 B2 JP3075343 B2 JP 3075343B2 JP 09167319 A JP09167319 A JP 09167319A JP 16731997 A JP16731997 A JP 16731997A JP 3075343 B2 JP3075343 B2 JP 3075343B2
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- thruster
- propellant
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- Expired - Lifetime
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
Description
すサイドスラスタを搭載した飛しょう体に関する。
しょう体における推力発生の様子を示す図である。
ょう体で、推力源として高圧ガスを発生するガスジェネ
レータを用いた場合の例を示す。図3において、1は飛
しょう体であり、サイドスラタ2はその一部をなす。
るガスジエネレータ3と、ダイバート(軌道制御)用ス
ラスタノズル9と、姿勢制御用スラスタノズル10と、
ガスを噴出するノズルを切り換える方向切換バルブ8か
ら成る。
薬4が充填されている。この様なサイドスラスタでは、
ガスジェネレータ3で発生したガスを、方向切換バルブ
8で、いずれかの方向のノズルに導き、ノズルからガス
を噴射して、機軸に垂直な方向の推力を発生し、飛しょ
う体の制御を行う。
体は、飛しょう体を目標に向かわせるための軌道制御
(ダイバート)と、飛しょう体の姿勢を保つめの姿勢制
御を行う。
重心付近に配置したダイバート(軌道制御)用スラスタ
ノルからガスを噴射し、横推力を出すことにより行う。
その様子を図4(a)に示す。
ト(軌道制御)用スラスタノズル9の後方に取り付けら
れているので、推薬4の消費に伴い、飛ょう体全体の重
心Gは前方に移動する。
スタノズルの位置と、飛しょう体の重心Gは、常に同位
置に合わせることはできない。そのため、機体を回転さ
せるようなモーメントが発生する。
した姿勢制御用スラスタノズル9からガスを噴射して行
う。その様子を図4(b)に示す。
以外の方法、例えば空力的な翼により行う場合もある。 (2)特開平7−334224号に示す従来の技術につ
いて。
ススラスタによる制御装置は、小インパルスのスラスタ
を重心の前後に多数個配置し、必要に応じ未使用のもの
を順次点火して制御を行うものである。このようなイン
パルススラスタによる制御では、 (a)スラスタ1個のインパルスは一定であるので、ス
ラスタが発生する制御力は離散的となる。 (b)運用状況によっては、重心前後で使用量に差が生
じ、重心は一定にならない。
ような問題がある。 (1)サイドスラスタを有する飛しよう体は、ダイバー
ト(軌道制御)用サイドスラスタ9を飛しょう体重心付
近に取り付け、その推力で軌道制御を行っている。
り、直接軌道変更が可能なため、目標への誘導誤差に反
応して、素早く軌道を修正できるという特徴がある。一
般に目標との相対速度が大きくなるほど、機敏に誤差を
修正する必要があるため、飛しょう速度の大きい目標に
対応するには、このようなサイドスラスタを有する飛し
ょう体が有効であり、速応性ガ高いほど誘導の精度を高
めることが出来る。
は、ノイズのような外乱に対しても素早く反応してしま
うため、外乱が存在する場合には、速応性を高めても、
逆に誘導精度が悪化することがある。
速応性を高めることに加え、外乱を抑圧することが不可
欠である。 (2)しかしながら、従来の方法では、推薬4の消費に
つれて飛しょう体の重心Gが移動するため、ダイバート
(軌道制御)用スラスタ推力の作用点と飛しょう体の重
心Gを常に一致させることはできない。
要なモーメント、すなわち、機体の回転が発生し、誘導
システムへの外乱となる。 (3)この外乱は、重心Gが移動する従来のサイドスラ
スタを有する飛しょう体では不可避であるので、速応性
を向上させても、誘導精度の向上には限界があり、高速
の目標に対する能力が限定される。
できる飛しょう体、すなわち、スラスタ推薬消費による
飛しょう体の重心の移動をなくし、スラスタ噴射時の外
乱モーメント(飛しょう体の重心移動による不必要なモ
ーメント)を減少し、誘導精度を向上することができる
飛しょう体を提供することを目的とする。
タによる制御を行う飛しょう体において、飛しょう体の
重心の前に、側方に向けて配置される複数の前部スラス
タノズルと、 飛しょう体の重心の後に、側方に向けて配
置される複数の後部スラスタノズルと、 飛しょう体の内
部に設けられ、充填された推薬を燃焼して推力源のガス
を発生するガスジェネレータと、 前記ガスジェネレータ
により発生したガスを前記複数の前部スラスタノズルに
選択的に切換えて供給する第1の方向切換バルブと、 前
記ガスジェネレータにより発生したガスを前記複数の後
部スラスタノズルに選択的に切換えて供給する第2の方
向切換バルブと を具備し、前記ガスジェネレータを内部
に充填される推薬の重心位置が飛しょう体の重心位置と
一致するように配置し、推薬が消費されても飛しょう体
全体の重心位置の移動が発生しないように構成したこと
を特徴とする。
ート(軌道制御)用スラスタノズルを飛しょう体の重心
Gの前後に配置することにより、飛しょう体の重心Gと
推薬の重心を一致させるようにしたことを特徴とする。
では、スラスタノズルを、飛しょう体の重心Gの前後に
配置しているため、飛しょう体の重心Gと推薬の重心を
一致させることができる。そのため、推薬4の消費によ
る飛しょう体の重心Gの変位をなくし、ダイバート(軌
道制御)時の外乱モーメントをなくすことができる。
〜図2に示す。図1は、第1の実施の形態に係る飛しょ
う体の全体図。
体における推力発生の様子を示す図である。図1〜図2
において、1は本発明における飛しょう体であり、サイ
ドスラスタ2はその一部をなす。
するガスジェネレータ3と、前部スラスタノズル5と、
後部スラスタノズル6と、ガスを噴出するノズルを切り
替える方向切換バルブ8からなる。
4が充填されている。推薬4は、内面から一様に燃焼す
るので、推薬4が消費されても、推薬自身の重心の移動
は最小化されている。
薬4の重心位置が飛しょう体の重心位置7と一致するよ
うに、配置される。このことによって、推薬が消費され
ても、飛しょう体全体の重心位置7は移動しない。
う体の制御方法について、図2により説明する。第1の
実施の形態では、飛しょう体の重心Gの前後に配置した
サイドスラスタのうち、それぞれ同じ方向を向いている
サイドスラスタを噴射することにより、その合力が横推
力となり、ダイバート(軌道制御)を行う。
は、推薬4の消費による飛しょう体の重心Gの移動がな
いので、全燃焼期間にわたって、飛しょう体の重心Gの
周りのモーメントが発生しないようにすることが出来
る。
方向を向いているものを噴射し、その合力によって、飛
しょう体の重心Gの周りのモーメントを発生させ、姿勢
制御を行うことが出来る。
前部あるいは後部に配置されたサイドスラスタだけを噴
射することにより、姿勢制御を行うと同時に、ダイバー
ト(軌道制御)を行う制御方法もある。その様子を図2
(c)に示す。
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)本発明では、飛しょう体の重心の前後にスラスタ
ノズルを配置することにより、飛しょう体の重心Gと、
推薬の重心を一致させ、その結果として、推薬が消費さ
れても、飛しょう体の重心Gの移動をなくすことができ
る。 (2)飛しょう体の重心Gの移動が起きないので、ダイ
バート(軌道制御)の際に、飛しょう体の重心Gの移動
に伴う不必要なモーメントは発生しない。 (3)従って、誘導システムに外乱は発生しないので、
速度のより高い目標に対処することが可能になる。 (4)すなわち、本発明の飛しょう体においては、連続
燃焼するガスジェネレータとノズルの組合せにより、発
生するインパルを可変とすることにより、精密な飛しょ
う体の制御を可能にし、推薬の重心を飛しょう体の重心
Gと一致させることにより、飛しょう中に重心の移動を
なくすことができる。
ノズルの組合せにより、スラスタ推薬消費による飛しょ
う体の重心Gの移動をなくし、スラスタ噴射時の外乱モ
ーメントを減少し、誘導精度を向上するという効果が得
られる。これは、インパルススラスタによる制御を行う
特開平7−334224号に示す従来の技術では得られ
ない効果である。
全体図。
力発生の様子を示す図。
す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 サイドスラスタによる制御を行う飛しょ
う体において、飛しょう体の重心の前に、側方に向けて配置される複数
の前部スラスタノズルと、 飛しょう体の重心の後に、側方に向けて配置される複数
の後部スラスタノズルと、 飛しょう体の内部に設けられ、充填された推薬を燃焼し
て推力源のガスを発生するガスジェネレータと、 前記ガスジェネレータにより発生したガスを前記複数の
前部スラスタノズルに選択的に切換えて供給する第1の
方向切換バルブと、 前記ガスジェネレータにより発生したガスを前記複数の
後部スラスタノズルに選択的に切換えて供給する第2の
方向切換バルブと を具備し、前記ガスジェネレータを内
部に充填される推薬の重心位置が飛しょう体の重心位置
と一致するように配置し、推薬が消費されても飛しょう
体全体の重心位置の移動が発生しないように構成 したこ
とを特徴とする飛しょう体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09167319A JP3075343B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 飛しょう体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09167319A JP3075343B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 飛しょう体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1114300A JPH1114300A (ja) | 1999-01-22 |
JP3075343B2 true JP3075343B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=15847553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09167319A Expired - Lifetime JP3075343B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 飛しょう体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075343B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2870932B1 (fr) * | 2004-05-27 | 2006-08-11 | Mbda France Sa | Engin volant pour l'observation du sol |
FR2975481B1 (fr) * | 2011-05-19 | 2017-09-01 | Snecma Propulsion Solide | Systeme pour le pilotage en force et le controle d'attitude en vol d'un vehicule et engin comportant un tel systeme |
CN107314716B (zh) * | 2017-07-13 | 2019-02-12 | 乐清市拓展机械科技有限公司 | 一种跟踪发射体 |
DE102021003972A1 (de) | 2021-08-03 | 2023-02-09 | Diehl Defence Gmbh & Co. Kg | Antriebssystem für einen Lenkflugkörper |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP09167319A patent/JP3075343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1114300A (ja) | 1999-01-22 |
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