JP3075331U - 吹付および掃除両用機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に吹付機能と吸引機能を変換できる吹付
および掃除両用機を提供する。 【解決手段】 圧縮空気の開閉機能を制御可能な空気バ
ルブ２１と、空気バルブ２１との間に空気孔が形成され
る本体２２とを備える。本体２２の後端部には塵吸引軟
管を嵌合するための延伸体２２１が形成される。本体２
２の内管室２２２の末端部には喉部が形成される。内管
室２２２の前端部には塵吸引バルブ３０が設置される。
塵吸引バルブ３０のねじ山部３１には環状溝３３が形成
され、環状溝３３には塵吸引バルブ３０に接続される通
気孔３４が形成される。通気孔３４の内ねじ山３５には
吹付バルブ３５が螺合される。したがって、いかなる部
品も取り外されることなく、容易に吹付機能および吸引
機能を変換できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、吹付および掃除両用機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、工業用に各種工場で用いられている掃除機は、ほこり、鉄屑および木 屑等、様々な物を吸引除去する作業に使われ、塵吸引のみの単一機能を有する。 図１に示すように、現在市販されている掃除機は、圧縮空気の高速噴流から生じ る強力な吸引力により塵吸引が行われる。本体１２の内部の圧縮空気の流通の開 閉を制御可能な流通空気バルブ１１を備え、本体１２の内部の空気バルブ１１と 隣接して方向バルブ１３が設置され、嵌合管１４が本体１２の後端部に螺合固着 され、方向バルブ１３が押圧される。方向バルブ１３の前後端部には、空気漏れ 防止のための環状Ｏ型体１３１および環状Ｏ型体１３２が嵌合される。方向バル ブ１３の外周の窪みには、空気流入を引導するための通気孔１３３が傾斜して設 置される。嵌合管１４の後端部には、塵吸引軟管１５の一端が嵌合され、管束１ ６が締着される。塵吸引軟管１５の他端は塵収集袋あるいは塵収集容器に嵌入さ れ、吸引した塵は集められる。空気バルブ１１の制御により圧縮空気は方向バル ブ１３の通気孔１３３から後端部の嵌合管１４内に噴流される。環状に配列され た通気孔１３３間に生じる強力な吸引力により、本体１２の前端部の塵吸引管口 に強力な塵吸引力が生じるため、ほこり、木屑および鉄屑等の物が吸引され塵収 集容器内に集められる。

【０００３】 図２および図３に示すように、異なる形状の塵吸引補助部品が塵吸引管口に嵌 合され、様々な環境および場所で塵吸引補助作業が行われる。 吹付機として使用されるとき、方向バルブ１３の方向が変えられる。図４に示 すように、管束１６が緩められ、塵吸引軟管１５が嵌合管１４から取り外され、 嵌合管１４が本体１２の後端部から取り外され、環状Ｏ型体１３１および環状Ｏ 型体１３２とともに方向バルブ１３が取り出される。図５に示すように、方向バ ルブ１３の前後方向が逆方向に設置され、通気孔１３３が前方向となり、方向バ ルブ１３は本体１２内に収納され、嵌合管１４は螺合固着される。

【０００４】 図６に示すように、方向バルブ１３の前後方向が逆方向に設置されると、通気 孔１３３の噴流方向が前向きになり、圧縮空気の噴流方向が変化され、前方向に 噴流する吹付機が形成される。 したがって、方向バルブ１３の方向が変化され、掃除機と吹付機が形成され、 実用性に非常に優れている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の吹付機兼掃除機は次のような欠点を有する。掃除機から 吹付機への変換は、管束１６が調節され、塵吸引軟管１５が取り外され、さらに 、嵌合管１４が緩められ方向バルブ１３が取り出され、方向バルブ１３が逆方向 に設置され、嵌合管１４が螺合される。このため、変換過程が非常に面倒で複雑 である。

【０００６】 機能変換のために方向バルブ１３が置き換えられ、各部品が取り外しおよび取 り付けが行われるとき、部品は互いにぶつかり合い、損傷を生じ塵の吹付吸引機 能に影響を与える。 方向バルブ１３が方向転換されるとき、方向識別が難しく、表面で識別される ことは非常に困難である。このため、誤った方向で取り付けられやすい。

【０００７】 二つの環状Ｏ型体１３１および環状Ｏ型体１３２は、方向バルブ１３の両端部 に嵌合され、端部が圧迫され密封され、さらに、本体１２の内管径と緊密に嵌合 され、密封される。方向バルブ１３が取り出されるとき、内側の環状Ｏ型体１３ １は内管径に引っかかり易く、容易に離脱する。方向バルブ１３が逆方向に内管 径内に嵌入されると、方向バルブ１３の内側端部は密閉され、外側端部は空気漏 れが生じる。

【０００８】 頻繁に環状Ｏ型体の抜き取りおよび取り付けが行われると、内管径および内側 のねじ山は摩擦により、表面に損傷を生じる。また、内管径に嵌入される環状Ｏ 型体が先端部が尖った物で取り出されるとき、損傷を受け、環状Ｏ型体は漏れや 損傷を生じ、機能に影響する。

【０００９】 方向バルブ１３を置き換える場合に取り外ししなければならない部品が非常に 多く、時間がかかるばかりでなく、部品の遺失や、取り外しの脱落が起こりやす い。 方向バルブ１３が新たに取り付けられるとき、方向バルブ１３の内側への押圧 により変形を防ぎ、漏れが発生しないように、環状Ｏ型体の取付位置は調節され なければならない。

【００１０】 誤って塵吸引軟管１５が取り外される前に掃除機に変換されると、塵収集容器 内に吸引されて集められた、ほこり、木屑、鉄屑などが本体外に飛び出し空気汚 染が引き起こされる。

【００１１】 そこで、本考案の目的は、容易に吹付機能と吸引機能を変換できる吹付および 掃除両用機を提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

本考案の一実施例による吹付機兼掃除機によると、圧縮空気の開閉機能を制御 可能な空気バルブと、空気バルブとの間に空気孔が形成される本体とを備える。 本体の後端部には塵吸引軟管を嵌合するための延伸体が形成され、管束が螺合さ れ、本体に形成される内管室の末端部には喉部が径が末端方向に徐々に大きくな るよう形成される。内管室の前端部には塵吸引バルブが設置され、塵吸引バルブ に形成されるねじ山部には内管室を密閉するための環状Ｏ型体が嵌合される。ね じ山部には空気孔と対応して環状形の空気室が形成される環状溝が形成され、環 状溝には塵吸引バルブに接続される通気孔が形成される。通気孔に形成される内 ねじ山には吹付バルブが螺合され、吹付バルブには環状制御体が形成され、環状 制御体には内ねじ山が螺合される外ねじ山が延伸して形成される。外ねじ山と環 状制御体の間には塵吸引バルブを密閉する環状Ｏ型体が設置され、外ねじ山には 延伸体が形成され、延伸体の端部の内部には一体的に形成される複数の肋骨体が 設置される。肋骨体の間は軸殻で連接され、肋骨体の間には空気が流通するため の空間溝が形成される。軸殻の内孔径にはばねが貫通して設置されている滑動桿 が嵌入され、軸殻の端部に前記滑動桿はねじで螺着される。滑動桿に形成される 突出体の端部には突出軸が形成され、漏防止ワッシャーが嵌合される。環状制御 体の他端に形成される延伸銃管には先端部の径が小さいテーパー嵌合体が螺合さ れる。

【００１３】 本体の後端部の延伸体に直接塵吸引軟管が螺合され、吹付および吸引機能が変 換されるとき部品を取り外す必要がない。本体の前端部に塵吸引バルブが螺合さ れ、圧縮空気は後方向に噴流され、塵吸引が行われる。したがって、容易に吹付 機能と吸引機能が変換できる。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図７および図８に示すように、本考案の一実施例による吹付機兼掃除機は、圧 縮空気の開閉機能を制御する空気バルブ２１が設置され、空気バルブ２１と本体 ２２間には空気孔２３が貫通される。本体２２後端部には塵吸引軟管２４が嵌合 される延伸体２２１が突出して形成され、管束３１が螺合される。本体２２内の 内管室２２２の末端部には、徐々に径が小さくなっている喉部２２３が形成され 、喉部２２３は末端方向に徐々に径が大きくなるよう形成される。

【００１５】 本体２２の内管室２２２前端部には、塵吸引バルブ３０が螺合され、塵吸引バ ルブ３０のねじ山部３１には内管室２２２が密閉されるための環状Ｏ型体３２が 嵌合される。ねじ山部３１の一端の環状溝３３には、本体２２の空気孔２３と対 応して環状形の空気室が形成される。環状溝３３の一端には、塵吸引バルブ３０ に接続される通気孔３４が形成され、通気孔３４一端には、吹付バルブ４０が螺 合されるための内ねじ山３５が形成される。

【００１６】 図９および図１０に示すように、吹付バルブ４０は、環状制御体４１の一端に 塵吸引バルブ３０の内ねじ山３５が螺合されるための外ねじ山４２が延伸して形 成され、外ねじ山４２の一端と環状制御体４１の間には、塵吸引バルブ３０が密 閉されるための環状Ｏ型体４３が設置される。外ねじ山４２の他端の延伸体４４ 端部の内面には、複数の肋骨体４５が一体的に設置され、肋骨体４５は軸殻４６ で連接され、各肋骨体４５間の空間溝により空気は流通する。軸殻４６の内孔径 ４６１にばね４８が貫通する滑動桿４７の一端が嵌入され、軸殻４６の端部で滑 動桿４７はねじ４９で螺着される。滑動桿４７の他端に形成される突出体４７１ の端部には突出軸４７２が形成され、漏防止ワッシャー４７３が嵌合される。ま た、環状制御体４１の端部の延伸銃管には、先端部の径が小さく形成されるテー パー嵌合体５０が螺合され、銃型塵吸引機構造が形成される。

【００１７】 図８および図１１に示すように、掃除機として使用されるとき、本体２２に塵 吸引バルブ３０が螺合される。また、塵吸引バルブ３０の端部に延伸吸引管６１ が嵌合され、塵吸引の補助作業が行われる。空気バルブ２１が押され、圧縮空気 が空気孔２３から塵吸引バルブ３０の環状溝３３内に流入され、通気孔３４から 本体２２の内管室２２２内に噴流される。通気孔３４の噴流により大きな吸引力 が形成され、さらに塵吸引機能が形成される。一般の木屑、鉄屑などの不要物の 吸引除去作業が可能である。

【００１８】 図１０および図１２に示すように、吹付機として使用されるとき、空気吹付バ ルブ４０は塵吸引バルブ３０内に螺合され、空気吹付バルブ４０の末端部の漏防 止ワッシャー４７３は本体２２の喉部２２３を押圧し、ばね４８の上部を押圧し ているため、喉部２２３は密閉される。このため、空気バルブ２１が押されると き圧縮空気は喉部２２３から流出されず、空気吹付バルブ４０の肋骨体４５の隙 間から流入され空気吹付バルブ４０から排出され、吹付機能を有する。

【００１９】 掃除機が吹付機に変換されるとき、いかなる部品も緩める必要はなく、空気吹 付バルブが螺合され、吹付機能を有する。操作は非常に素早く簡単で、塵収集容 器に吸引して集められた塵等が排出されることはなく、実用的、創造性に富んだ 、吹付機兼掃除機が形成される。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の吹付機兼掃除機を示す断面図である。

【図２】従来の吹付機兼掃除機の塵吸引部品を示す断面
図である。

【図３】従来の吹付機兼掃除機の塵吸引部品を示す断面
図である。

【図４】従来の吹付機兼掃除機を示す分解断面図であ
る。

【図５】従来の吹付機兼掃除機を示す分解断面図であ
る。

【図６】従来の吹付機兼掃除機を示す断面図である。

【図７】本考案の一実施例による吹付機兼掃除機を示す
分解斜視図である。

【図８】本考案の一実施例による吹付機兼掃除機を示す
断面図である。

【図９】本考案の一実施例による吹付機兼掃除機の空気
吹付バルブを示す分解斜視図である。

【図１０】本考案の一実施例による吹付機兼掃除機を示
す断面図である。

【図１１】本考案の一実施例による吹付機兼掃除機を示
す断面図である。

【図１２】本考案の一実施例による吹付機兼掃除機を示
す断面図である。

【符号の説明】

１１ 空気バルブ １２ 銃型塵吸引機本体 １３ 方向バルブ １３１ 環状Ｏ型体 １３２ 環状Ｏ型体 １３３ 通気孔 １４ 嵌合管 １５ 塵吸引軟管 １６ 管束 ２１ 空気バルブ ２２ 本体 ２４ 塵吸引軟管 ３０ 塵吸引バルブ ３１ ねじ山部 ３２ 環状Ｏ型体 ３３ 環状溝 ３４ 通気孔 ３５ 内ねじ山 ４０ 空気吹付バルブ ４１ 環状制御体 ４２ 外ねじ山 ４３ 環状Ｏ型体 ４４ 延伸体 ４５ 肋骨体 ４６ 軸殻 ４７ 滑動桿 ４８ ばね ４９ ねじ ５０ テーパー嵌合体 ２２１ 延伸体 ２２２ 内管室 ４６１ 内孔径 ４７１ 突出体 ４７２ 突出軸 ４７３ 漏防止ワッシャー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 圧縮空気の開閉機能を制御可能な空気バ
   ルブと、前記空気バルブとの間に空気孔が形成される本
   体とを備え、 前記本体の後端部には塵吸引軟管を嵌合するための延伸
   体が形成され、管束が螺合され、前記本体に形成される
   内管室の末端部には喉部が径が末端方向に徐々に大きく
   なるよう形成され、 前記内管室の前端部には塵吸引バルブが設置され、前記
   塵吸引バルブに形成されるねじ山部の一端には前記内管
   室を密閉するための環状Ｏ型体が嵌合され、前記ねじ山
   部の他端には前記空気孔と対応して環状形の空気室が形
   成される環状溝が形成され、前記環状溝の端部には通気
   孔が形成され、前記通気孔の一端は前記塵吸引バルブに
   接続され、 前記通気孔の他端に形成される内ねじ山には吹付バルブ
   が螺合され、前記吹付バルブには環状制御体が形成さ
   れ、前記環状制御体の一端には前記内ねじ山が螺合され
   る外ねじ山が延伸して形成され、前記外ねじ山の一端と
   前記環状制御体の間には前記塵吸引バルブを密閉する環
   状Ｏ型体が設置され、 前記外ねじ山の他端には延伸体が形成され、前記延伸体
   の端部の内部には複数の一体的に形成される肋骨体が設
   置され、前記肋骨体の間は軸殻で連接され、空気が流通
   するための空間溝が形成され、 前記軸殻の一端の内孔径にばねが貫通して設置されてい
   る滑動桿が嵌入され、前記軸殻の他端に前記滑動桿の一
   端はねじで螺着され、前記滑動桿の他端に形成される突
   出体の端部には突出軸が形成され、漏防止ワッシャーが
   嵌合され、 前記環状制御体の他端に形成される延伸銃管には先端部
   の径が小さいテーパー嵌合体が螺合されることを特徴と
   する吹付および掃除両用機。