JP3075142U - 傘入れ - Google Patents

傘入れ

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JP3075142U
JP3075142U JP2000005283U JP2000005283U JP3075142U JP 3075142 U JP3075142 U JP 3075142U JP 2000005283 U JP2000005283 U JP 2000005283U JP 2000005283 U JP2000005283 U JP 2000005283U JP 3075142 U JP3075142 U JP 3075142U
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英世 小柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傘を立てた状態に保持しておくことができ、
建物内、車両内等ではその傘から垂れ落ちる水を漏れな
いように溜めておくことができ、溜まった水を建物外、
車両外等において容易に排出することができ、天井が低
い場所でも傘を容易に出し入れすることができ、使用し
ないときはコンパクトに折り畳んでおける傘入れを提供
する。 【解決手段】 上端部13及び下端部14に開口131
A(131B)、141A(141B)を有する傘入れ
鞘部1と、傘入れ鞘部1に設けた鞘部1の全長より短い
任意に開閉可能な傘出し入れ用スリット16A(16
B)と、傘入れ鞘部の下端部14に連設され傘先端部を
挿入できる水溜め部2と、水溜め部2の下端部開口23
1を折り返して留めておく留め具3と、傘入れ鞘部1の
上端部を上に、水溜め部2を下に位置させて保持する保
持具4とを有する折り畳み可能の傘入れH

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は建物、車両等のなかに濡れた傘を持ち込むときに傘を収納しておく傘 入れに関する。
【0002】
【従来の技術】
雨の日等で建物、車両等のなかに濡れた傘を持ち込む場合、そのまま持ち込ん では建物内、車内等を濡らしてしまうので傘入れ、合成樹脂袋等に収納して持ち 込むことがある。
【0003】 従来の傘入れ、傘用合成樹脂袋は畳んだ傘を収納するために細長い袋状の構造 を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、傘入れや合成樹脂袋に傘を収納した場合でも、それらと共に傘 を床に寝かして置くと傘入れや袋の開口部から水が漏れ、床を濡らす可能性があ る。
【0005】 また、従来の傘入れ、傘用合成樹脂袋は細長い袋状の構造を有しているため、 袋状構造の奥に溜まった水分を排出するのが困難であり、そのまま放置するとカ ビや異臭の原因となる。
【0006】 また、従来の傘入れ、傘用合成樹脂袋は細長い袋状の構造を有しているため、 車両内等のように狭い空間で細長い袋の上端部から傘を出し入れする場合、傘を 出し入れしにくい。特に車内での傘の出し入れは車内天井が干渉して困難な場合 が多い。
【0007】 そこで、本考案は傘を立てた状態に保持しておくことができ、建物内、車両内 等ではその傘から垂れ落ちる水を漏れないように溜めておくことができ、溜まっ た水を建物外、車両外等において容易に排出することができる傘入れを提供する ことを課題とする。
【0008】 また本考案は、車両内等の狭い空間でも傘の出し入れが容易である傘入れを提 供することを課題とする。
【0009】 さらに本考案は、傘から垂れ落ちる水を漏れないように溜めておける正しい状 態に容易に傘を保持させることができる傘入れを提供することを課題とする。
【0010】 また本考案は、使用しないときはコンパクトに折り畳んでおける傘入れを提供 することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は次の傘入れを提供する。すなわち、 上端部及び下端部に開口を有するとともに上端部開口に連続して下端部の方へ 延びるスリットを有し、上端部開口側に傘の柄が位置するとともに該傘先端部が 下端部開口から突出した状態で傘を保持することができる傘入れ鞘部と、 前記傘入れ鞘部の下端部に連設され、下端部に水抜き開口を有し、前記傘入れ 鞘部に挿入されて該傘入れ鞘部の前記下端部開口から突出する傘先端部を挿入で きる水溜め部と、 前記水溜め部を前記水抜き開口が前記傘入れ鞘部の方へ向くように折り返して 留めておく留め具と、 前記傘入れ鞘部の上端部開口を上に、前記水溜め部を下に位置させて保持する ための該鞘部に連結された保持具と、 を有する折り畳み可能の傘入れであり、 前記傘入れ鞘部のスリットは、該傘入れ鞘部の少なくとも上端部又はその近傍 部分に設けたスリット開閉具により前記傘入れ鞘部上端部開口を形成するように 閉じ、又は該上端部開口とともに大きい開口を得るように開くことができ、 前記水溜め部は非通水性シートで形成されており、前記留め具にて折り返し留 めされることで水漏れ防止状態を得ることができ、該留め具を解いて延ばすこと で前記水抜き開口から排水できる傘入れである。
【0012】 また本考案は、 上端部及び下端部に開口を有し、上端部開口側に傘の柄が位置するとともに該 傘先端部が下端部開口から突出した状態で傘を保持することができる傘入れ鞘部 と、 前記傘入れ鞘部の下端部に連設され、下端部に水抜き開口を有し、前記傘入れ 鞘部に挿入されて該傘入れ鞘部の前記下端部開口から突出する傘先端部を挿入で きる水溜め部と、 前記水溜め部を前記水抜き開口が前記傘入れ鞘部の方へ向くように折り返して 留めておく留め具と、 前記傘入れ鞘部の上端部開口を上に、前記水溜め部を下に位置させて保持する ための該鞘部に連結された保持具と、 を有する折り畳み可能の傘入れであり、 前記水溜め部は、非通水性シートで形成されており、前記留め具にて折り返し 留めされることで水漏れ防止状態を得ることができ、該留め具を解いて延ばすこ とで前記水抜き開口から排水でき、前側部分の上端部が前記傘入れ鞘部から分離 しており、且つ、該傘入れ鞘部の下端部に外側から覆い被さっている傘入れも提 供する。
【0013】 これら本考案に係るいずれの傘入れの場合も、建物内の適当な部位や、車両の 座席ヘッドレストや車両座席背面の手すり(例えばタクシーにおける前部座席背 面の手すり)等に前記保持具にて傘入れ鞘部を保持させるなどして、該傘入れ鞘 部に濡れた傘を挿入して保持させることができ、且つ、該傘の先端部を水溜め部 に挿入して該傘から垂れ落ちる水を受け溜めることができる。この場合、水溜め 部は水抜き開口が前記傘入れ鞘部の方へ向くように折り返して前記留め具にて留 めておく。
【0014】 水溜め部に溜まった水は、建物外、車両外等において留め具を外して水溜め部 を延ばすことで水抜き開口から容易に排出することができる。
【0015】 本発明に係る傘入れは折り畳み可能であり、使用しないときはコンパクトに折 り畳んでおける。
【0016】 傘入れ鞘部に上端部開口に連続するスリットを形成した傘入れでは、スリット 開閉具を外すことで、スリットを開き、上端部開口と該開いたスリットとで大き い開口を得て、該大きい開口から傘入れ鞘部に対し傘を容易に出し入れできる。 スリットは上端部開口から鞘部の下端部に向けて形成されているので、該スリッ トを開くことで、傘を斜め姿勢にして鞘部に出し入れでき、車両内等の狭い空間 でも容易に傘を出し入れできる。また、傘入れ鞘部に傘を挿入したあとはスリッ ト開閉具にてスリットを閉じて上端部開口を正規の状態に形成しておくことで、 上端部開口側に傘の柄が位置するとともに該傘先端部が下端部開口から突出して 水溜め部に入り込んだ状態で傘を安定的に保持することができる。
【0017】 また、水溜め部につき、その前側部分の上端部が前記傘入れ鞘部から分離して おり、且つ、該傘入れ鞘部の下端部に外側から覆い被さっている傘入れの場合、 傘入れ鞘部に挿入した傘の先端部が水溜め部の外側に出てしまうという恐れが殆 どなく、傘から垂れ落ちる水を漏れないように水溜め部に溜めておける正しい状 態に容易に傘を保持させることができる。また、水溜め部はその前側部分の上端 部が傘入れ鞘部から分離しているので、傘入れ使用後の水溜め部の乾燥、掃除等 もそれだけ容易である。
【0018】 なお、前記スリット及びスリット開閉具を備えているとともに水溜め部の前側 部分の上端部が傘入れ鞘部から分離して該鞘部の下端部に外側から覆い被さって いてもよいことは勿論である。
【0019】 前記本考案に係るいずれの傘入れの場合も、前記傘入れ鞘部内に、該鞘部の上 端部側から下端部側へ向け延びて該鞘部内に複数の傘入れ部を形成する仕切り壁 が形成されていてもよい。前記スリット及びスリット開閉具を備えた傘入れの場 合には、該各傘入れ部にスリット及びスリット開閉具を設けることができる。
【0020】 前記スリット開閉具は、ボタン、ホック、ファスナー及び面状ファスナー等を 例示することができる。また、ボタン、ホックについては鞘部の上端部又はその 近傍部分のみでも、さらにその下に適宜間隔をあけて複数設けられてもよい。通 常のファスナーや面状ファスナーはスリットの全長にわたり取り付けられても、 上端部又はその近傍部分のみに取り付けられても、上端部とその下に適宜間隔を あけて複数個取り付けられてもよい。
【0021】 前記保持具としては、いずれの傘入れにおいても、前記傘入れ鞘部及び水溜め 部を車両の座席の背面側に配置して該座席のヘッドレストに吊り下げることので きる吊り具及び前記座席の背面側に設けられた手すり(例えばタクシーの前部座 席背面に設けられた手すり)に吊り下げることのできる吊り具等を例示できる。
【0022】 また、いずれの傘入れの場合も、前記傘入れ鞘部の上端部には、該上端部開口 の後縁部を左右に延ばして維持しておくための剛性部材が取り付けられていても よい。このような剛性部材を取り付けることによって前記傘入れを保持具によっ て保持した場合に、この剛性部材を含む部分を例えば車両座席背面等の安定した 面に当てがうように配置することで、傘入れの回転等が起り難くなり、それだけ 、安定して傘を出し入れしたり、保持することができる。
【0023】 前記傘入れ鞘部は、例えば、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエステル等から なるシートや、撥水性物質をコーティングしたり、撥水性物質シートをラミネー トするなど撥水加工を施した綿等の布地等の撥水性を有する折り畳み可能な柔軟 なシートで形成することができる。
【0024】 前記水溜め部は、例えば、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、塩化ビ ニル、ポリオレフィン(ポリプロピレン等)、ゴムスポンジ、合成皮革及び非通 水性物質をコーティングした綿等からなる布地等のような非通水性の折り畳み可 能な柔軟なシートで形成することができる。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】 本考案に係る傘入れの1例の正面図を図1に、スリットを開いた状態の正面図 を図2に、背面図を図3に、左側面図を図4に、水溜め部を延ばした背面図を図 5に、使用状態を示す概略斜視図を図6に、水溜め部の拡大斜視図を図7に示す 。
【0027】 傘入れHは、傘を挿入することができる傘入れ鞘部1と、傘入れ鞘部1の下端 部14に連設される水溜め部2と、水溜め部2を折り返して留めておく留め具3 と、傘入れ鞘部1に連結された保持具4と、後述する上端部開口の後縁部を左右 に延ばして維持するための剛性部材5とを有している。
【0028】 傘入れ鞘部1は背面部11と前面部12とを有しており、背面部11及び前面 部12はポリアミドシート(ナイロンシート)で形成されている。また、上端部 13及び下端部14に開口を有する。さらに鞘部1は左右間の中央部に長手方向 (図中縦方向)全域にわたる仕切り壁15を有し、これにより二つの傘入れ部( 第1傘入れ部1A、第2傘入れ部1B)が形成されており、それらに2本の傘を 別々に格納できる。図6に例示するように、傘入れ部の上端部開口131A及び (又は)131Bから傘Aの柄が、下端部開口141A及び(又は)141Bか ら傘Aの先端部が突出した状態で傘Aを保持することができる。
【0029】 傘入れ鞘部1の左右端で各傘入れ部1A、1Bの背面部11と前面部12とが 接続する部分に、上端部13から下端部14に向けて第1及び第2傘入れ部1A 、1Bの略半分の長さのスリット16A、16Bが形成されている。各スリット は上端部開口131A(131B)に連続可能に形成されている。鞘部1、より 正確には各傘入れ部1A、1Bにはスリット16A、16Bを開閉するスリット 開閉具17A、17Bが設けられている。
【0030】 スリット開閉具17A、17Bは鞘部1の上端部、より正確には傘入れ部1A 、1Bの上端部において背面部11に取り付けられた雄型面状ファスナー171 A、171Bと、前面部12に取り付けられた雌型面状ファスナー172A、1 72Bとからなっている。面状ファスナー171Aと172A、171Bと17 2Bがそれぞれ対をなしている。また、各対の面状ファスナー171Aと172 A、171Bと172Bを引き離すための把手173A、173Bが前面部12 に取り付けられている。それぞれの面状ファスナーをお互いに離したときは各ス リット16A、16Bが傘入れ部上端部開口131A、131Bと共に大きく開 く(図2参照)。
【0031】 また、それぞれの対の面状ファスナー171Aと172A、171Bと172 Bを当接して留めたとき(閉めたとき)、各スリット16A、16Bは背面部1 1の左右端部に沿って配置され、各傘入れ部1A、1Bの上端部開口131A、 131Bが正規の状態に形成される(図1参照)。
【0032】 水溜め部2は傘入れ鞘部1の下端部14に連設され、前側の壁体21と後側の 壁体22とを有している。また、下端部23に水抜き開口231を有している( 図5参照)。この水溜め部2は非通水性を有するEVAシートからなっている。 水溜め部2は傘入れ鞘部1の第1傘入れ部1A及び第2傘入れ部1Bに対し共通 となっている。前側の壁体21が後側の壁体22よりも長く形成されいる(図5 、図7参照)。傘入れ鞘部の傘入れ部1A及び(又は)1Bに挿入されて該傘入 れ部1A及び(又は)1Bの下端部開口141A及び(又は)141Bから突出 する傘Aの先端部aを水溜め部2内へ挿入できる。前側の壁体21の上端部21 0は傘入れ鞘部1の下端部14の開口141A及び141Bを外側から覆ってい る。これにより、傘入れ部1A及び(又は)1Bに傘を入れるときに、十分な注 意を払わなくても下端部開口141A、141Bと水溜め部の前側の壁体21の さかい部から傘Aの先端aを飛び出させる恐れ少なく、水溜め部2内へ傘Aの先 端部を容易に入れることができる。前側の壁体21の裏側下端部近傍に留め具3 の部品として雌型面状ファスナー31を、後側の壁体22に雄型面状ファスナー 32を有しており、壁体21、22を共に後ろに折り曲げ、雌型面状ファスナー 31を雄型面状ファスナー32に留めることで水溜め部2を水を溜めておける状 態にすることができる。また、水が溜まった状態で雌型面状ファスナー31を雄 型面状ファスナー32からはずし、前後の壁体21、22を延ばすことで、水溜 め部2に溜まった水を水抜き開口231から排出することができる(図7参照) 。
【0033】 図8にスリット16Aを開いた状態で傘Aを出し入れするときの一例の概略図 を示す。傘Aを入れるときには、例えばスリット16Aが開いた状態でスリット 16Aの最も下の部分に傘Aの一部が当たるように傾けて先端部aが仕切り壁1 5に当たるまで挿入する(状態P1)。その後、傘Aを図面上右に回転させなが ら先端部aを傘入れ部1Aの奥に進めていき、傘Aの先端部aが水溜め部2の折 り返し底に到達したところで挿入終了する(状態P2)。そのあとスリット開閉 具17A(171A、172A)を閉じておく。傘の取り出しは状態P2から状 態P1へ上記の動作の反対の操作で行えばよい。
【0034】 かくして、傘Aを真っ直ぐに立てたまま上端部開口131Aから挿入して状態 P2にしたり、状態P2から真っすぐ上方へ引き抜いて取り出すよりも、傘Aの 上下方向の移動量が少なくて済み、傘の出し入れが容易である。
【0035】 保持具4は傘入れHの上端部に備えられており、短形状のベルト41を備えて いる。このベルト41は下端部に雄型面状ファスナー411を、上端部に雌型面 状ファスナー412を備えており、ベルト41を中央で折り曲げて雌型面状ファ スナー412を雄型面状ファスナー411に当接し、留めることで、ベルト41 は筒形状になる。該筒形状の部分を利用して、傘入れ鞘部1及び水溜め部2を車 輛の座席Sの背面に配置して座席Sの後部に設けられた手すりHlに吊り下げる ことができる(図6参照)。
【0036】 本考案に係る傘入れHは、傘入れ鞘部1が仕切り部15にて2つの空間(第1 傘入れ部1A、第2傘入れ部1B)に仕切られており各傘入れ部1A、1Bに一 本ずつ傘を格納できる。なお、仕切り壁15は設けなくてもよく、また二つ以上 設けて傘入れ部を三つ以上形成してもよい。
【0037】 水溜め部2は前記二つの傘入れ部1A及び1Bに対して共通の一つのものが形 成されているが、傘入れ鞘部1の仕切り数に合わせて適宜仕切られていてもよい 。
【0038】 図示の傘入れHでは、傘入れ鞘部1と水溜め部2が別々に形成されて連設され ている如き態様を呈しているが、これらは一体的に形成されていても構わない。
【0039】 傘入れ鞘部1の傘入れ部に形成されているスリット開閉部17A、17Bは雄 型面状ファスナー171A、171B及び雌型面状ファスナー172A、172 Bからなるものに限られるものではなく留めボタン、ベルト等傘入れ部の上端部 開口131A、131Bを形成できるものであれば何でもよい。また、上記例で はスリット開閉具17A、17Bを備えているが、スリット16A、16Bの全 域又は一定の長さ域にわたり連続的に又は断続的に留めるものでもよく、連続的 に留めるものとしては、例えば、ファスナー、面状ファスナー等、断続的に留め るものとしては、例えば、面状ファスナー、留めボタン、ベルト等を所定の位置 に複数設けたものを挙げることができる。
【0040】 水溜め部2の前後の壁体21、22を折り返して留めておく留め具としては、 雄形面状ファスナー32、雌形面状ファスナー31からなるものに限られるもの ではなく、留めボタンやベルト等水溜め部2を折り返し溜めておけるものであれ ば何でもよい。
【0041】 傘入れ鞘部1には、背面部11及び前面部12にポリアミドシートを使用して いるがこれに限られるものでなく、撥水性を有し、折り畳み可能で柔軟な材料を 広く採用できる。
【0042】 水溜め部2の前後の壁体21、22にはEVAシートを使用しているが、これ に限られるものでなく、非通水性を有し、折り畳み可能で柔軟なものを広く採用 できる。
【0043】 図示の傘入れHでは保持具4はベルト41であり、ベルト41は下端部に雄型 面状ファスナー411を、上端部に雌型面状ファスナー412を備えてベルト4 1を筒形状にすることで傘入れHを車輛の座席Sの後部に設けられた手すりHl に吊り下げるものである。しかし、それに限られるものではなく、座席後部に手 すりがない場合、例えば図9に示すような保持具4′を備えた傘入れH′として もよい。ここで保持具4′以外は傘入れHと同じ構造を有しており、実質上同じ 部材には同じ符号が付してある。
【0044】 図9に示す保持具4′は傘入れHの上端部に備えられており、右側にひも状の ベルト41′を、左側にリング形状の留め具42′を備えている。このベルト4 1′及び留め具42′を利用して、傘入れ鞘部1及び水溜め部2を車両の座席S の背面側に配置して座席SのヘッドレストSHの支柱SPに吊り下げることがで きる(図10参照)。
【0045】 本考案に係る傘入れHを使用すると傘を立てた状態に保持しておくことができ 、建物内、車両内等では傘から垂れ落ちる水を漏れないように溜めておくことが できる。また、溜まった水を容易に排出することができ、使用しないときはコン パクトに折り畳むことができ、かさばらずに収納することができる。
【0046】 また、スリットが大きく開閉するので、車両内等天井の低い場所でも容易に傘 の出し入れをすることができる。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、傘を立てた状態に保持しておくことがで き、建物内、車両内等ではその傘から垂れ落ちる水を漏れないように溜めておく ことができ、溜まった水を建物外、車両外等において容易に排出することができ る傘入れを提供することができる。
【0048】 また本考案によると、車両内等の狭い空間でも傘の出し入れが容易である傘入 れを提供することができる。
【0049】 さらに本考案によると、傘から垂れ落ちる水を漏れないように溜めておける正 しい状態に容易に傘を保持させることができる傘入れを提供することができる。
【0050】 また本考案によると、使用しないときはコンパクトに折り畳んでおける傘入れ を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る傘入れの1例の正面図である。
【図2】図1に示す傘入れの両側のスリットを開けた状
態の正面図である。
【図3】図1に示す傘入れの背面図である。
【図4】図1に示す傘入れの左側面図である。
【図5】図1に示す傘入れの水溜め部を延ばした背面図
である。
【図6】図1に示す傘入れの使用状態を示す概略斜視図
である。
【図7】水溜め部の拡大斜視図である。
【図8】スリットを開けた状態で傘を出し入れするとき
の正面図である。
【図9】本考案に係る傘入れの他の例の正面図である。
【図10】図9に示す傘入れの使用状態を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1 傘入れ鞘部 1A 第1傘入れ部 1B 第2傘入れ部 11 背面部 12 前面部 13 上端部 131A、131B 上端部開口 14 下端部 141A、141B 下端部開口 15 仕切り壁 16A、16B スリット 17A、17B 着脱部材 171A、171B 雄型面状ファスナー 172A、172B 雌型面状ファスナー 2 水溜め部 21 前側の壁体 210 前壁21の上端部 22 後側の壁体 23 下端部 231 水抜き開口 3 留め具 31 雌型面状ファスナー 32 雄型面状ファスナー 4 保持具 41 帯状ベルト 411 雄型面状ファスナー 412 雌型面状ファスナー H 傘入れ A 傘 S 車両シート

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端部及び下端部に開口を有するとともに
    上端部開口に連続して下端部の方へ延びるスリットを有
    し、上端部開口側に傘の柄が位置するとともに該傘先端
    部が下端部開口から突出した状態で傘を保持することが
    できる傘入れ鞘部と、 前記傘入れ鞘部の下端部に連設され、下端部に水抜き開
    口を有し、前記傘入れ鞘部に挿入されて該傘入れ鞘部の
    前記下端部開口から突出する傘先端部を挿入できる水溜
    め部と、 前記水溜め部を前記水抜き開口が前記傘入れ鞘部の方へ
    向くように折り返して留めておく留め具と、 前記傘入れ鞘部の上端部開口を上に、前記水溜め部を下
    に位置させて保持するための該鞘部に連結された保持具
    と、 を有する折り畳み可能の傘入れであり、 前記傘入れ鞘部のスリットは、該傘入れ鞘部の少なくと
    も上端部又はその近傍部分に設けたスリット開閉具によ
    り前記傘入れ鞘部上端部開口を形成するように閉じ、又
    は該上端部開口とともに大きい開口を得るように開くこ
    とができ、 前記水溜め部は非通水性シートで形成されており、前記
    留め具にて折り返し留めされることで水漏れ防止状態を
    得ることができ、該留め具を解いて延ばすことで前記水
    抜き開口から排水できることを特徴とする傘入れ。
  2. 【請求項2】上端部及び下端部に開口を有し、上端部開
    口側に傘の柄が位置するとともに該傘先端部が下端部開
    口から突出した状態で傘を保持することができる傘入れ
    鞘部と、 前記傘入れ鞘部の下端部に連設され、下端部に水抜き開
    口を有し、前記傘入れ鞘部に挿入されて該傘入れ鞘部の
    前記下端部開口から突出する傘先端部を挿入できる水溜
    め部と、 前記水溜め部を前記水抜き開口が前記傘入れ鞘部の方へ
    向くように折り返して留めておく留め具と、 前記傘入れ鞘部の上端部開口を上に、前記水溜め部を下
    に位置させて保持するための該鞘部に連結された保持具
    と、 を有する折り畳み可能の傘入れであり、 前記水溜め部は、非通水性シートで形成されており、前
    記留め具にて折り返し留めされることで水漏れ防止状態
    を得ることができ、該留め具を解いて延ばすことで前記
    水抜き開口から排水でき、前側部分の上端部が前記傘入
    れ鞘部から分離しており、且つ、該傘入れ鞘部の下端部
    に外側から覆い被さっていることを特徴とする傘入れ。
  3. 【請求項3】前記水溜め部は、前側部分の上端部が前記
    傘入れ鞘部から分離しており、且つ、該傘入れ鞘部の下
    端部に外側から覆い被さっている請求項1記載の傘入
    れ。
  4. 【請求項4】前記傘入れ鞘部内に、該鞘部の上端部側か
    ら下端部側へ向け延びて該鞘部内に複数の傘入れ部を形
    成する仕切り壁が形成されており、前記スリット及びス
    リット開閉具は該各傘入れ部に設けられている請求項1
    記載の傘入れ。
  5. 【請求項5】前記傘入れ鞘部内に、該鞘部の上端部側か
    ら下端部側へ向け延びて該鞘部内に複数の傘入れ部を形
    成する仕切り壁が形成されており、前記スリット及びス
    リット開閉具は該各傘入れ部に設けられている請求項3
    記載の傘入れ。
  6. 【請求項6】前記傘入れ鞘部内に、該鞘部の上端部側か
    ら下端部側へ向け延びて該鞘部内に複数の傘入れ部を形
    成する仕切り壁が形成されている請求項2記載の傘入
    れ。
  7. 【請求項7】前記保持具は前記傘入れ鞘部及び水溜め部
    を車両の座席の背面側に配置して該座席のヘッドレスト
    に吊り下げることができる吊り具である請求項1記載の
    傘入れ。
  8. 【請求項8】前記保持具は前記傘入れ鞘部及び水溜め部
    を車両の座席の背面側に配置して該座席の背面に設けら
    れた手すりに吊り下げることができる吊り具である請求
    項1記載の傘入れ。
  9. 【請求項9】前記保持具は前記傘入れ鞘部及び水溜め部
    を車両の座席の背面側に配置して該座席のヘッドレスト
    に吊り下げることができる吊り具である請求項2記載の
    傘入れ。
  10. 【請求項10】前記保持具は前記傘入れ鞘部及び水溜め
    部を車両の座席の背面側に配置して該座席の背面に設け
    られた手すりに吊り下げることができる吊り具である請
    求項2記載の傘入れ。
  11. 【請求項11】前記保持具は前記傘入れ鞘部及び水溜め
    部を車両の座席の背面側に配置して該座席のヘッドレス
    トに吊り下げることができる吊り具である請求項3記載
    の傘入れ。
  12. 【請求項12】前記保持具は前記傘入れ鞘部及び水溜め
    部を車両の座席の背面側に配置して該座席の背面に設け
    られた手すりに吊り下げることができる吊り具である請
    求項3記載の傘入れ。
  13. 【請求項13】前記傘入れ鞘部の上端部には、該上端部
    開口の後縁部を左右に延ばし維持しておくための剛性部
    材が取り付けられている請求項1記載の傘入れ。
  14. 【請求項14】前記傘入れ鞘部の上端部には、該上端部
    開口の後縁部を左右に延ばし維持しておくための剛性部
    材が取り付けられている請求項2記載の傘入れ。
  15. 【請求項15】前記傘入れ鞘部の上端部には、該上端部
    開口の後縁部を左右に延ばし維持しておくための剛性部
    材が取り付けられている請求項3記載の傘入れ。
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