JP3074996U - ブラジャー用ストラップ及びブラジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラジャーのストラップが露出しても目立た
ず、また、服の上からでも、ストラップの輪郭が見えな
いストラップを提供する。 【解決手段】 ブラジャー用のストラップＡにおける帯
状のひも状部１０を、伸縮性のある透明素材、例えば、
ポリウレタン樹脂により形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ブラジャーのストラップに関するものであり、特に、可視しにくい ストラップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、ブラジャーに用いるストラップはブラジャーのカップ部分等と略同 一の素材、つまり略同一の色、柄のもので構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記ストラップは薄い色の服を着た場合などは透けて見えることがあ った。また、特に、上記ブラジャーが濃い色の生地で作られている場合などは、 着ている服の上からでも、はっきりと該ブラジャーの輪郭がわかる場合があった 。

【０００４】 そこで、本考案は、ブラジャーのストラップが露出しても目立たず、また、服 の上からでも、ストラップの輪郭が見えないストラップを提供することを目的と する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第１には、ブ ラジャー用ストラップであって、該ブラジャー用ストラップにおけるひも状部が 、透明で、かつ、伸縮性のある素材により形成されていることを特徴とする。

【０００６】 また、第２には、ブラジャー用ストラップであって、該ブラジャー用ストラッ プにおけるひも状部が、半透明で、かつ、伸縮性のある素材により形成されてい ることを特徴とする。

【０００７】 また、第３には、ブラジャー用ストラップであって、略帯状を呈し、透明又は 半透明であり、かつ、伸縮性のある素材により形成されているひも状部と、該ひ も状部をブラジャー本体に固定するための掛止部と、を有することを特徴とする 。

【０００８】 上記第１及び第２又は第３の構成のブラジャー用ストラップにおいては、ひも 状部が透明又は半透明の素材で構成されているため、特に色の薄い服を着た場合 においても、ひも状部が透けて見えるのを避けることができる。また、首周りが 広く開いている服を着た場合において、ストラップが服で隠れない場合があって も、ひも状部が透明の素材で構成されていることにより、目立たなくすることが できる。また、ひも状部が伸縮性を有しているので、身体にぴったりフィットさ せることが可能となる。

【０００９】 また、第４には、上記第１又は第２又は第３の構成において、上記ブラジャー 用ストラップが、ひも状部の長さを調節するための長さ調節部を有することを特 徴とする。

【００１０】 また、第５には、上記第１から第４までのいずれかの構成において、上記ひも 状部が、ポリウレタン樹脂により形成されていることを特徴とする。よって、ス トラップが肌に密着しやすくなり、衣服の上からストラップの凹凸が見えにくく なる。

【００１１】 また、第６には、ブラジャーであって、上記第１から第５までのいずれかの構 成のブラジャー用ストラップを有することを特徴とする。

【００１２】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。本考案に基づ くストラップＡは、女性用下着であるブラジャーの肩紐に用いられるものである 。ストラップＡは、図１、図２に示されるように、ひも状部１０と、前掛止部１ ２と、後掛止部１４と、長さ調節部１６とを有している。

【００１３】 ここで、ひも状部１０は、全体に細長の帯状を呈し、端部ｓと端部ｆとにおい てループ状に形成されている。該ひも状部１０は、透明のポリウレタン樹脂で構 成されており、伸縮性、特に、縦長方向に伸縮性をもつ素材で構成されている。 端部ｓ、ｆのループ状形状は、熱圧着等により固定することにより形成されてい る。つまり、固着部分１０ａ、１０ｂにおいて固定されている。

【００１４】 また、前掛止部１２は樹脂により形成されており、本体部１２ａに挿通穴１２ ｂと切欠き部１２ｃを形成した構成となっている。つまり、本体部１２ａは、略 長方形状の外形を呈している。挿通穴１２ｂは、細長に略長方形状に形成され、 上記ひも状部１０を挿通するのに十分な大きさで、かつ、最小限の大きさに形成 されている。また、該切欠き部１２ｃは、フック部１２ｄが形成されるように設 けられている。つまり、この前掛止部１２は、全体として、略６の字状を呈して いる。

【００１５】 また、後掛止部１４も前掛止部１２と同様の形状、大きさに構成されている。 つまり、本体部１４ａに挿通穴１４ｂと切欠き部１４ｃを形成した構成となって おり、該切欠き部１４ｃを形成することによりフック部１４ｄが形成された構成 となっている。上記前掛止部１２と後掛止部１４とは、上記掛止部として機能す る。

【００１６】 また、長さ調節部１６は合成樹脂で構成されており、本体部１６ａに、第１挿 通穴１６ｂと、第２挿通穴１６ｃを略平行に設けた構成となっており、これによ り、第１挿通穴１６ｂと第２挿通穴１６ｃ間に略棒状の支持部１６ｄが設けられ た形となっている。つまり、この長さ調整部１６は、全体として、略８の字状を 呈している。また、第１挿通穴１６ｂ、第２挿通穴１６ｃはひも状部１０が挿通 するのに十分な大きさで、かつ、最小限の大きさに設けられている。

【００１７】 上記ひも状部１０の上記前掛止部１２と、後掛止部１４と、長さ調節部１６と に対する掛止状態について図３等を使用して説明すると、該ひも状部１０の端部 ｓはループ状に形成されていて、長さ調節部１６における支持部１６ｄに掛止さ れている。また、該端部ｓから延びたひも状部１０は、前掛止部１２における挿 通穴１２ｂを下側から通って、折返し状態となる。そして、長さ調節部１６にお ける第１挿通穴１６ｂを下側から通って、該端部ｓを掛止している支持部１６ｄ を跨いで第２挿通穴１６ｃを上側から通る。そして、ひも状部１０における他方 の端部ｆもループ状に形成されていて、後掛止部１４における挿通穴１４ｂに挿 通されている。

【００１８】 上記ストラップＡの使用状態について図４を用いて説明する。ブラジャー３０ には、図のように２本のストラップＡが装着される。つまり、ストラップＡは、 ブラジャー３０において、ショルダーストラップ、すなわち、肩紐として装着さ れる。

【００１９】 まず、ブラジャー３０のおける左カップ３２側について説明すると、左カップ ３２側にはあらかじめ前係合部２０、後係合部２２が縫着されているものとする 。つまり、前係合部２０は略平板状のひも状の形状を呈し、該前係合部２０の幅 はストラップＡの幅と略同一の長さに形成されている。そして、該左カップ３２ の縁２４に対して断面略Ｕ字状に左カップ３２に縫着されている。後係合部２２ についても前係合部２０と同様に構成されており、後係合部２２は略平板状のひ も状の形状を呈し、ストラップＡの幅と略同一の長さの幅を有している。そして 、背中帯状部の縁２６に対して、断面略Ｕ字状に縫着されている。

【００２０】 そして、フック部１２ｄを前係合部２０に掛止する。そして、フック部１４ｄ を後係合部２２に掛止する。このとき、ストラップＡがねじれないようにフック 部１２ｄとフック部１４ｄを前係合部２０と後係合部２２のそれぞれに掛止する 。次に、長さ調節部１６によってブラジャー３０を装着する人に合うようにスト ラップＡの長さを調節する。

【００２１】 右カップ３４においても同様である。つまり、右カップ３４に縫着されている 前係合部２０に前掛止部１２を掛止し、背中帯状部に縫着されている後係合部２ ２に後掛止部１４を掛止する。そして、長さ調節部１６によって、ストラップＡ の長さを調節する。

【００２２】 なお、前掛止部１２と後掛止部１４とは、同様の構成であるので、逆に掛止し ても構わない。

【００２３】 上記構成のストラップＡによれば、該ひも状部１０が透明の素材で構成されて いるため、特に色の薄い服を着た場合においても、ストラップＡが透けて見える ということを避けることが可能になる。また、首周りが広く開いている服を着た 場合において、ストラップＡが服で隠れない場合があっても、ストラップＡが透 明の素材で構成されていることにより、目立たなくすることができる。さらに、 該ストラップＡのひも状部１０がポリウレタン樹脂で構成されているため、肌に 密着しやすくなり、衣服の上からストラップの凹凸が見えにくくなる。また、ひ も状部１０が伸縮性を有しているので、身体にぴったりフィットさせることが可 能となる。

【００２４】 なお、上記の説明では、ストラップＡにおけるひも状部１０は透明素材により 形成されているものとして説明したが、これには限られず、半透明部材により形 成してもよい。

【００２５】

【考案の効果】

本考案に基づくブラジャー用ストラップ及びブラジャーによれば、ストラップ におけるひも状部が透明の素材で構成されているため、特に色の薄い服を着た場 合においても、ひも状部が透けて見えるのを避けることができる。また、首周り が広く開いている服を着た場合において、ストラップが服で隠れない場合があっ ても、ひも状部が透明の素材で構成されていることにより、目立たなくすること ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に基づくストラップを示す斜視
図である。

【図２】本考案の実施例に基づくストラップを上方から
視認した状態を示す平面図である。

【図３】図２におけるＸ−Ｘ断面図である。

【図４】ストラップの使用状態を示す説明図である。

【符号の説明】

Ａ ストラップ １０ ひも状部 １２ 前掛止部 １４ 後掛止部 １６ 長さ調節部 ３０ ブラジャー

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブラジャー用ストラップであって、 該ブラジャー用ストラップにおけるひも状部が、透明
   で、かつ、伸縮性のある素材により形成されていること
   を特徴とするブラジャー用ストラップ。
2. 【請求項２】 ブラジャー用ストラップであって、 該ブラジャー用ストラップにおけるひも状部が、半透明
   で、かつ、伸縮性のある素材により形成されていること
   を特徴とするブラジャー用ストラップ。
3. 【請求項３】 ブラジャー用ストラップであって、 略帯状を呈し、透明又は半透明であり、かつ、伸縮性の
   ある素材により形成されているひも状部と、 該ひも状部をブラジャー本体に固定するための掛止部
   と、を有することを特徴とするブラジャー用ストラッ
   プ。
4. 【請求項４】 上記ブラジャー用ストラップが、ひも状
   部の長さを調節するための長さ調節部を有することを特
   徴とする請求項１又は２又は３に記載のブラジャー用ス
   トラップ。
5. 【請求項５】 上記ひも状部が、ポリウレタン樹脂によ
   り形成されていることを特徴とする請求項１又は２又は
   ３又は４に記載のブラジャー用ストラップ。
6. 【請求項６】 ブラジャーであって、 上記請求項１又は２又は３又は４又は５に記載のブラジ
   ャー用ストラップを有することを特徴とするブラジャ
   ー。