JP3074907U - 電着塗装用吊り治具 - Google Patents

電着塗装用吊り治具

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JP3074907U
JP3074907U JP2000006007U JP2000006007U JP3074907U JP 3074907 U JP3074907 U JP 3074907U JP 2000006007 U JP2000006007 U JP 2000006007U JP 2000006007 U JP2000006007 U JP 2000006007U JP 3074907 U JP3074907 U JP 3074907U
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blade
hanging jig
electrodeposition coating
suspension
ribs
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Inventor
弘 今村
Original Assignee
株式会社 日本ハネック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、被塗物を確実に支持して、通電不良
や脱落防止を提供する。 【解決手段】導電性材料により形成されたブレードの縁
部に沿って、ブレードの板厚範囲外に上方へ突出する、
多数の連続山形リブ(5)を設けた、2枚の懸吊用ブレ
ード(3)をブレード背面(6)で2枚合わせに装着
し、懸吊用ダブルブレード(1)にして、この連続山形
リブ(5)が互いに反対向き上方に突出するように設
け、これを吊り治具本体(4)に溶着せしめたことを特
徴としてなる、電着塗装用吊り治具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、被塗物(2)を陰極として塗装するカチオン電着塗装や、被塗物( 2)を陽極として塗装するアニオン電着塗装に用いる被塗物(2)の吊り治具に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような吊り治具は被塗物を掛ける支承する多数のブレードを突出状 に有しており、これらのブレードには電着塗装工程を通して被塗物が掛けられる 構造になっている。その一例として、実開昭59−141575号公報に記載さ れている。さらに本考案者が開発した、実登平9−2535152号のごとく、 懸吊用ブレード(3)が作られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの吊り治具は電着塗装において、治具に付着した塗料皮膜による通電性 の悪化やブレードに掛けた被塗物(2)が塗料浴槽内で、浮力および塗料撹拌流 により脱落する事が、一応解決したかのように思えたが、特に軽量および浮き易 い形状の被塗物(2)に於いて、相変わらず落下および通電不良が出ていた。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
通電性材料により形成された懸吊用ブレード(3)を用意する。このブレード は縁部に沿って、ブレードの板厚の範囲外に上方へ突出する多数の連続山形リブ (5)を設けた形状に加工されている(本考案者の開発した実用新案登録・平9 −2535152号である)。次に、この懸吊用ブレード(3)を2枚用意して 、そのブレード背面(6)どうしで接合点(a)に於いて溶着あるいは、その他 の方法で装着接合して、懸吊用ダブルブレード(1)に構成する。このように構 成する事によりブレードの連続山形リブ(5)は互いに、正反対向きに突出する 。最後にこれを吊り治具本体(4)に、溶接等で装着する。 本考案は、以上のような構成よりなる電着塗装用吊り治具である。
【0005】
【考案の実施の形態】
まず通電性の高い板材料を選定してプレス等で打ち抜いて、懸吊用ブレード( 3)を形成する。このブレードの形状は、ブレード縁部に沿って、ブレードの板 厚範囲外に上方へ突出させた、ノコ刃状に似た多数の連続山形リブ(5)を設け てなる。この懸吊用ブレード(3)・実平9−2535152号登録済み・を2 枚用意して、そのブレード背面(6)で2枚合わせにして、接合点(a)に於い てスポット溶接あるいは、その他の接合方法で装着接合して設けることにより、 この連続山形リブ(5)が互いに正反対向きに、上方に突出する形状の懸吊用ダ ブルブレード(1)に生まれ変わる。最後に吊り治具本体(4)に溶接等で装着 して完成する。
【0006】
【実施例】
本考案は以上のような構造でありこれを使用するときには、吊り治具本体(4 )に装着された懸吊用ダブルブレード(1)に、図2、図4、図5のごとく被塗 物(2)を掛ける、この時に連続山形リブ(5)の山の上向き尖端が被塗物(2 )の表面側と裏面側に効率良く、くい込む。
【0007】 つまり、図4および図5で示すように、懸吊用タブルブレード(1)の連続山 形リブ(5)の上向きの尖端が、被塗物(2)の表面側および裏面側に自重テコ 力(b)も手伝って、リブくい込み接点(c)でくい込むのである。 また、この懸吊用タブルブレード(1)に掛けられた被塗物(2)が、塗料浴 槽内に沈められて、塗料の中を移動する時は、塗料の抵抗力や塗料撹拌流の力、 および被塗物(2)の浮力などが強く働くので、被塗物(2)が脱落する恐れが あるが、前後ダブルに設けた、ノコ刃状に似た連続山形リブ(5)の尖端のくい 込みと共に、谷間にも挟まって、表面側と裏面側がしっかりと固定される。この 為、脱落や通電不良もなく確実に塗装が完了する。
【0008】 また、ブレードにニッケルおよびフッ素樹脂の皮膜処理を施す事により、ニッ ケルの高い通電性と、フッ素樹脂の塗膜が付きにくい性質を利用して、さらに高 精度で高効率に塗装が出来る。
【0009】
【考案の効果】
ブレードの連続山形リブ(5)が、前後反対向きのダブルで設けられているの で、山形尖端のリブくい込み接点(c)の位置ずれが無くなり、被塗物(2)の 表面側と裏面側に確実にくい込み、塗料浴槽内での浮力や塗料の抵抗力、そして 塗料撹拌流の圧力による、被塗物(2)の脱落が無くなり、また通電不良等が無 くなり、塗装効率が大幅に上がった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例を示す完成斜視図である。
【図2】本考案のブレード部分の斜視図である。
【図3】本考案のブレード組立説明図である。
【図4】本考案の図2に示す部分の縦断面図である。
【図5】本考案のブレードの拡大図である。
【符号の説明】
1 懸吊用ダブルブレード 2 被塗物 3 懸吊用ブレード 4 吊り治具本体 5 連続山形リブ 6 ブレード背面 a 接合点 b 自重テコ力 c リブくい込み接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性材料により形成されたブレードの
    縁部に沿って、ブレードの板厚範囲外に上方へ突出す
    る、多数の連続山形リブ(5)を設けた、2枚の懸吊用
    ブレード(3)をブレード背面(6)で2枚合わせに装
    着し、懸吊用ダブルブレード(1)にして、この連続山
    形リブ(5)が互いに反対向き上方に突出するように設
    け、これを吊り治具本体(4)に溶着せしめたことを特
    徴としてなる、電着塗装用吊り治具。
JP2000006007U 2000-07-17 2000-07-17 電着塗装用吊り治具 Expired - Lifetime JP3074907U (ja)

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