JP3074398U - 自動車内装形オゾン発生装置 - Google Patents

自動車内装形オゾン発生装置

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JP3074398U
JP3074398U JP2000004473U JP2000004473U JP3074398U JP 3074398 U JP3074398 U JP 3074398U JP 2000004473 U JP2000004473 U JP 2000004473U JP 2000004473 U JP2000004473 U JP 2000004473U JP 3074398 U JP3074398 U JP 3074398U
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ワン チヨオ スー
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ドンウー キヨン ジュシクヘサ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の走行中にあるいは駐車/停車中でも車
室内部、エアコンディショナの熱交換器あるいは空気ダ
クトなどに付着して生息する細菌及び黴を除去すること
ができる自動車内装形オゾン発生装置の提供。 【解決手段】 オゾン発生部90にオゾンを発生させる
為に発振し高電圧を発生させる発振部80と、所定周期
で間欠的に発振部80を作動させる為のタイマー手段5
0と、エアコンディショナ又はヒーター(図示せず)の
稼動時に風を得る為の送風ファンのオン/オフ状態を感
知する送風ファン感知手段10と、エアコンディショナ
のオン/オフ状態を感知するエアコン感知手段20と、
始動キーのオン/オフ状態を感知する始動キー感知手段
30と、送風ファン感知手段10、エアコン感知手段2
0及び始動キー感知手段30からのそれぞれの感知信号
に基づき、タイマー手段50を制御するタイマー制御手
段40とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車内装形オゾン(OZONE:O3 )発生装置に係り、特に車 両の走行中にあるいは駐車/停車中でも車室内、エアコンディショナの熱交換器 あるいは空気ダクト等に付着して生息する細菌及び黴を除去し、これら車両内部 から発生する多様な種類の匂いを除去することにより、運転者が常に快適な状態 で運転することができるようにした自動車内装形オゾン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車における車室内空気の浄化は、運転者(或いは同乗者)が手で 窓を開けて自然通風方式で車室内空気を浄化するか、又は別途の空気清浄器を車 室内の所定位置に装備し、自動車バッテリーを電源として用いて車室内の空気を 浄化する。
【0003】 しかしながら、窓を開けて自然通風方式で車室内の空気を浄化する方法は、外 部の空気が車室内の空気より澄んで爽やかであるという前提条件が必要であり、 また、上記のような前提条件を満足する場合にも、自然通風方式なので浄化時間 が長くかかるという問題がある。
【0004】 上記の問題を解決する為に提案されたのが、電気を利用した空気清浄器を装備 することであるが、この場合には、空気清浄器の駆動電源が自動車のバッテリー であるので、走行中には空気浄化が可能であるが、駐車あるいは停車中にはバッ テリーからの電源供給が遮断されて空気浄化が不可能であるという問題があった 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記において、車両内の所定位置、特に熱交換器に付着して生息する細菌及び 黴は、エアコンディショナ稼動中には熱交換器の温度が非常に低くなるので、活 動領域が狭くなってある程度の細菌及び黴の繁殖を抑制することができるが、逆 にエアコンディショナを稼動した後に停止させると、熱交換器の温度が急激に上 昇するので、細菌及び黴が相対的に非常に活発に活動して繁殖し、異臭の一因と なる。しかし、従来の電気的空気清浄器は、始動キーをオフさせると、自動的に バッテリーの電源が遮断されて熱交換器も停止されるので、駐車あるいは停車中 には細菌及び黴の除去が不可能である。
【0006】 本考案は、上記のような従来の自動車用電気式空気清浄器の諸問題点を解決す る為になされたものであり、車両の走行中にあるいは駐車/停車中でも車室内部 、エアコンディショナの熱交換器あるいは空気ダクトなどに付着して生息する細 菌及び黴を除去することができる自動車内装形オゾン発生装置を提供することを 目的とする。
【0007】 本考案は、また、車両内部で発生する多様な種類の匂いを除去することにより 、運転者が常に快適な状態で運転することができるようにした自動車内装形オゾ ン発生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1考案に係る自動車内装形オゾン発生装置は、オゾンを発生させ放出するオ ゾン発生部(90)と、該オゾン発生部(90)にオゾンを発生させる為に発振 し高電圧を発生させる発振部(80)と、所定周期で間欠的に該発振部(80) を作動させる為のタイマー手段(50)と、エアコンディショナ又はヒーターの 稼動時に風を得る為の送風ファンのオン/オフ状態を感知する送風ファン感知手 段(10)と、前記エアコンディショナのオン/オフ状態を感知するエアコン感 知手段(20)と、始動キーのオン/オフ状態を感知する始動キー感知手段(3 0)と、前記送風ファン感知手段(10)、エアコン感知手段(20)及び始動 キー感知手段(30)からのそれぞれの感知信号に基づき、前記タイマー手段( 50)を制御するタイマー制御手段(40)とを備え、前記感知信号に基づき所 定周期で間欠的にオゾンを発生させ車両内の所定位置に放出すべくなしてあるこ とを特徴とする。
【0009】 この自動車内装形オゾン発生装置では、オゾン発生部(90)が オゾンを発 生させ放出し、発振部(80)が、オゾン発生部(90)にオゾンを発生させる 為に発振し高電圧を発生させ、タイマー手段(50)が、所定周期で間欠的に発 振部(80)を作動させる。送風ファン感知手段(10)が、エアコンディショ ナ又はヒーターの稼動時に風を得る為の送風ファンのオン/オフ状態を感知し、 エアコン感知手段(20)がエアコンディショナのオン/オフ状態を感知し、始 動キー感知手段(30)が始動キーのオン/オフ状態を感知する。タイマー制御 手段(40)は、送風ファン感知手段(10)、エアコン感知手段(20)及び 始動キー感知手段(30)からのそれぞれの感知信号に基づき、タイマー手段( 50)を制御する。そして、それぞれの感知信号に基づき所定周期で間欠的にオ ゾンを発生させ車両内の所定位置に放出する。
【0010】 これにより、車両の走行中あるいは停車中に車室内部、エアコンディショナの 熱交換器あるいは空気ダクトなどに付着して生息する細菌及び黴を除去すること ができ、また、車両内部で発生する多様な種類の匂いを除去することができ、運 転者が常に快適な状態で運転することができる自動車内装形オゾン発生装置を実 現することが出来る。
【0011】 第2考案に係る自動車内装形オゾン発生装置は、前記タイマー制御手段(40 )は、前記送風ファン感知手段(10)及び始動キー感知手段(30)がそれぞ れ出力した感知信号が共にオンである場合に、前記エアコン感知手段(20)が 出力した感知信号がオン/オフ何れのときに、前記タイマー手段(50)を作動 させるかを選択する為の第1選択手段(SW1)と、前記送風ファン感知手段( 10)及び始動キー感知手段(30)がそれぞれ出力した感知信号が共にオンで ある場合に、前記タイマー手段(50)を作動させるか否かを選択する為の第2 選択手段(SW2)とを備えることを特徴とする。
【0012】 この自動車内装形オゾン発生装置では、タイマー制御手段(40)は、第1選 択手段(SW1)が、送風ファン感知手段(10)及び始動キー感知手段(30 )がそれぞれ出力した感知信号が共にオンである場合に、エアコン感知手段(2 0)が出力した感知信号がオン/オフ何れのときに、タイマー手段(50)を作 動させるかを選択する。第2選択手段(SW2)は、送風ファン感知手段(10 )及び始動キー感知手段(30)がそれぞれ出力した感知信号が共にオンである 場合に、タイマー手段(50)を作動させるか否かを選択する。 これにより、車両の走行中あるいは停車中に車室内部、エアコンディショナの 熱交換器あるいは空気ダクトなどに付着して生息する細菌及び黴を除去すること ができ、また、車両内部で発生する多様な種類の匂いを除去することができ、運 転者が常に快適な状態で運転することができる自動車内装形オゾン発生装置を実 現することが出来る。
【0013】 第3考案に係る自動車内装形オゾン発生装置は、前記タイマー制御手段(40 )は、前記エアコン感知手段(20)が出力した感知信号を反転させる第1イン バーター(43)と、該第1インバーター(43)をバイパスする為の第1スイ ッチ(SW1)と、電源からのオン信号をオン/オフする為の第2スイッチ(S W2)と、前記第1インバーター(43)、第1スイッチ(SW1)及び第2ス イッチ(SW2)の何れかからの信号と前記送風ファン感知手段(10)及び始 動キー感知手段(30)がそれぞれ出力した感知信号との論理積を取る論理積回 路(41,44)と、該論理積回路(41,44)の出力信号によりオン/オフ 制御されるスイッチング素子(Q1)と、該スイッチング素子(Q1)のターン オン時に前記タイマー手段(50)を作動させるリレー(RY1)とを備えるこ とを特徴とする。
【0014】 この自動車内装形オゾン発生装置では、タイマー制御手段(40)は、第1イ ンバーター(43)が、エアコン感知手段(20)が出力した感知信号を反転さ せ、第1スイッチ(SW1)が第1インバーター(43)をバイパスし、第2ス イッチ(SW2)が電源からのオン信号をオン/オフする。論理積回路(41, 44)が、第1スイッチ(SW1)及び第2スイッチ(SW2)の何れかからの 信号と送風ファン感知手段(10)及び始動キー感知手段(30)がそれぞれ出 力した感知信号との論理積を取る。スイッチング素子(Q1)は、論理積回路( 41,44)の出力信号によりオン/オフ制御され、リレー(RY1)は、スイ ッチング素子(Q1)のターンオン時にタイマー手段(50)を作動させる。
【0015】 これにより、車両の走行中あるいは停車中に車室内部、エアコンディショナの 熱交換器あるいは空気ダクトなどに付着して生息する細菌及び黴を除去すること ができ、また、車両内部で発生する多様な種類の匂いを除去することができ、運 転者が常に快適な状態で運転することができる自動車内装形オゾン発生装置を実 現することが出来る。
【0016】 第4考案に係る自動車内装形オゾン発生装置は、オゾンを発生させ放出するオ ゾン発生部(90)と、該オゾン発生部(90)にオゾンを発生させる為に発振 し高電圧を発生させる発振部(80)と、所定時間のみ該発振部(80)を作動 させる為のタイマー手段(60)と、始動キーのオン/オフ状態を感知する始動 キー感知手段(30)と、該始動キー感知手段(30)からの感知信号がオフで あるときに、前記タイマー手段(60)を作動させるタイマー制御手段(40) とを備え、前記感知信号がオフであるときに、所定時間のみオゾンを発生させ車 両内の所定位置に放出すべくなしてあることを特徴とする。
【0017】 この自動車内装形オゾン発生装置では、オゾン発生部(90)がオゾンを発生 させ放出し、発振部(80)が、オゾン発生部(90)にオゾンを発生させる為 に発振し高電圧を発生させる。タイマー手段(60)が所定時間のみ発振部(8 0)を作動させ、始動キー感知手段(30)が始動キーのオン/オフ状態を感知 し、タイマー制御手段(40)は、始動キー感知手段(30)からの感知信号が オフであるときに、タイマー手段(60)を作動させる。そして、感知信号がオ フであるときに、所定時間のみオゾンを発生させ車両内の所定位置に放出する。 これにより、車両が駐車/停車中でも車室内部、エアコンディショナの熱交換 器あるいは空気ダクトなどに付着して生息する細菌及び黴を除去することができ 、また、車両内部で発生する多様な種類の匂いを除去することができ、運転者が 常に快適な状態で運転することができる自動車内装形オゾン発生装置を実現する ことが出来る。
【0018】 第5考案に係る自動車内装形オゾン発生装置は、前記オゾン発生部(90)は 、内部に放電ガスが充填された放電ランプ(92)と、該放電ランプ(92)内 に挿入され、前記発振部(80)が発生させた高電圧がその両端に印加されるべ き金属電極(94)と、前記放電ランプ(92)の外周面に該外周面から間隔を おいて巻き付けられた金属ワイヤー(93)とを備えることを特徴とする。
【0019】 この自動車内装形オゾン発生装置では、オゾン発生部(90)は、放電ランプ (92)が内部に放電ガスが充填され、金属電極(94)が、放電ランプ(92 )内に挿入され、発振部(80)が発生させた高電圧がその両端に印加される。 金属ワイヤー(93)が、放電ランプ(92)の外周面にその外周面から間隔を おいて巻き付けられている。 これにより、車両の走行中にあるいは駐車/停車中でも車室内部、エアコンデ ィショナの熱交換器あるいは空気ダクトなどに付着して生息する細菌及び黴を除 去することができ、また、車両内部で発生する多様な種類の匂いを除去すること ができ、運転者が常に快適な状態で運転することができる自動車内装形オゾン発 生装置を実現することが出来る。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下に、上記のような技術的思想による本考案の好ましい実施の形態を、それ を示す図面に基づき詳細に説明する。 図1は、本考案に係る自動車内装形オゾン発生装置の実施の形態の構成を示す ブロック図である。
【0021】 この自動車内装形オゾン発生装置は、図示しないエアコンディショナ又はヒー ターの稼動時に風を得る為の送風ファンのオン/オフ状態を感知する送風ファン 感知部10(送風ファン感知手段)と、前記エアコンディショナのオン/オフ状 態を感知するエアコン感知部20(エアコン感知手段)と、始動キーのオン/オ フ状態を感知する始動キー感知部30(始動キー感知手段)と、送風ファン感知 部10、エアコン感知部20及び始動キー感知部30からそれぞれ得られた信号 が全てオン信号である場合と始動キー感知部30の感知信号がオフ信号である場 合とに選択的に第1タイマー50又は第2タイマー60(後述)を制御する為の 第1制御信号及び第2制御信号を出力するタイマー制御部40(タイマー制御手 段)とを備えている。
【0022】 この自動車内装形オゾン発生装置は、また、前記タイマー制御部40から出力 された第1制御信号に応じて所定周期で間欠的にオゾンを発生させる為の制御信 号を出力する第1タイマー50(タイマー手段)と、前記タイマー制御部40か ら出力された第2制御信号に応じて所定時間のみオゾンを発生させる為の制御信 号を出力する第2タイマー60(タイマー手段)と、第1タイマー50及び第2 タイマー60から出力された制御信号に応じて後述する発振部80を駆動する為 の駆動信号を出力する発振部駆動部70と、発振部駆動部70から出力された駆 動信号に応じて、オゾン発生の為に、発振し昇圧した交流高電圧を出力する発振 部80と、発振部80から得られた交流高電圧によりオゾンを発生させて車両内 の所定位置に放出するオゾン発生部90とを備えている。
【0023】 図2は、図1に示す自動車内装形オゾン発生装置の構成のより詳細な構成例を 示すブロック図である。この自動車内装形オゾン発生装置のタイマー制御部40 は、前記始動キー感知部30の感知信号及び送風ファン感知部10の感知信号の 論理積を取る第1論理積素子41と、前記エアコン感知部20の感知信号を反転 させる第1インバーター43と、第1インバーター43をバイパスする為の第1 スイッチSW1と、始動キー感知部30の感知信号及び送風ファン感知部10の 感知信号が共にオン信号である場合に、エアコン感知部20の感知信号に関係な くオゾン発生の為の信号を出力する為の第2スイッチSW2と、第1インバータ ー43、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の何れかからの信号と第1 論理積素子41の出力信号との論理積を取る第2論理積素子44と、第2論理積 素子44の出力信号に応じて駆動制御されるスイッチング素子Q1とを備えてい る。
【0024】 このタイマー制御部40は、また、前記スイッチング素子Q1のターンオン時 に、第1タイマー50へタイマー駆動信号を出力する為の第1リレーRY1と、 前記始動キー感知部30の感知信号を反転させる第2インバーター42と、第2 インバーター42の出力信号に応じて駆動制御されるスイッチング素子Q2と、 スイッチング素子Q2のターンオン時に、第2タイマー60へタイマー駆動信号 を出力する為の第2リレーRY2とを備えている。
【0025】 第1タイマー50は、抵抗R9及びコンデンサC8による時定数により定まる 周期及びデューティ比を有するパルス信号を出力する無安定マルチバイブレータ 51を有している。 発振部80は、LC発振回路を有しており、LC発振回路が発振した電圧信号 を、高電圧トランスHVTにより高電圧に昇圧して、オゾン発生部91に与える 。
【0026】 図3は、図2に示す第2タイマー60の構成例を示すブロック図である。この 第2タイマー60は、抵抗R1及びコンデンサC4による時定数により定まる周 期及びデューティ比を有するパルス信号を出力する無安定マルチバイブレータ6 1と、無安定マルチバイブレータ61が出力したパルス信号を、所定数カウント する間、カウント信号であるオン信号(ハイ信号)の論理和信号を出力し続けて 分周するカウンタ62とを有している。 カウンタ62は、所定数カウントすると、そのカウント信号によりイネーブル 信号がオフされ、リセットされてカウント動作を停止する。
【0027】 以下に、このような構成の自動車内装形オゾン発生装置の動作を説明する。 まず、この自動車内装形オゾン発生装置は、車両走行中の場合と、始動キーが オフであり駐車中の場合とに応じて、それぞれ異なる方式によってオゾンを発生 させる。以下ではそれらを区分して説明する。
【0028】 まず、車両の始動キーがオフされた場合、送付ファン感知部10及びエアコン 感知部20の出力信号は全てオフ信号(ロー信号)になり、同様に始動キー感知 部30の出力信号もオフ信号になる。
【0029】 このように出力されたそれぞれの信号はタイマー制御部40にそれぞれ入力さ れ、タイマー制御部40はそれぞれの信号に基づき二個のタイマー50,60中 何れのタイマーを駆動するかを決定する。 つまり、タイマー制御部40は、図2 に示したように、第1論理積素子41が、前記始動キー感知部30の感知信号及 び送風ファン感知部10の感知信号の論理積を取る。このとき、この二つの信号 は両方ともオフ信号となるので、第1論理積素子41の出力もオフ信号となり、 これにより、後端の第2論理積素子44も、他側入力端子への信号とは関係なく 、オフ信号を出力する。このオフ信号はスイッチング素子Q1のベース端子に印 加され、このオフ信号に応じてスイッチング素子Q1もオフされる。
【0030】 従って、第1リレーRY1のコイルに電流が流れないので、第1リレーRY1 の接点もオフになる。これにより、第1リレーRY1の接点の出力端に接続され た第1タイマー50にはオフ信号が伝達されて、第1タイマー50は駆動できな いようになる。即ち、始動キーオフの場合は第1タイマー50もオフになる。
【0031】 一方、第2インバーター42は前記始動キー感知部30の感知信号を反転させ るが、このとき感知信号がオフ信号(ロー信号)であるので、反転した信号はオ ン信号(ハイ信号)となって、スイッチング素子Q2のベース端子に印加される 。これによってスイッチング素子Q2は、ベース端子に印加されたオン信号によ ってターンオンされて、第2リレーRY2のコイルに電流を流す。第2リレーR Y2のコイルに電流が流れると、そのリレー接点がオンになり、電源電圧(Vc c)を第2タイマー60に印加する。
【0032】 これにより、第2タイマー60は印加された電源電圧によって駆動し、図3に 示したように、無安定マルチバイブレータ61において抵抗R1及びコンデンサ C4により決定される時定数に対応するパルス幅のオン信号(ハイ信号)を出力 端子Qから出力する。カウンタ62は、それを所定個数カウントすることにより 分周して、所定パルス幅のオン信号を出力する。
【0033】 このように出力されたオン信号は発振部駆動部70に伝達され、発振部駆動部 70は、伝達されたオン信号によってスイッチング素子Q3がターンオンされて 発振部80を駆動させる。
【0034】 これにより、発振部80は、LC発振回路のスイッチング素子Q4がターンオ ンされて発振し、その発振信号は高電圧トランスHVTにより昇圧され、自動車 バッテリーの直流電圧(DC12V)が交流高電圧(AC5kV)に変換されて オゾン発生部90に供給される。
【0035】 これにより、オゾン発生部90内の後述するオゾン発生器91は、前記第2タ イマー60によって設定された時間だけ駆動してオゾンO3 を発生させ、このよ うに発生されたオゾンによって車両内の匂いが除去され、黴及び細菌(特に病原 菌)が除かれる。ここで、オゾン発生器91の設置位置を適切に設定することに より、より効果的な脱臭と黴及び細菌除去とができるが、特に熱交換器の近くに オゾン発生器91を設けると、エアコンディショナオフ時の脱臭と黴及び細菌の 除去とにより効果的である。
【0036】 図4は、前記オゾン発生器91の実施の形態の構成を示した詳細構成図である 。このオゾン発生器91は、内部にネオンガスのような放電ガスが充填されてい る放電ランプ92と、放電ランプ92の外周面に外周面から間隔をおいて巻き付 けられている金属ワイヤー93と、放電ランプ92内に挿入されている金属電極 94とを備えている。 このような構成のオゾン発生器91は、発振部80から供給された高電圧が金 属電極94の両端に印加されると、放電ランプ92が一次放電して発光する。こ のような状態において放電ランプ92内の放電ガスを媒体として、金属電極94 と金属ワイヤー93との間にて二次放電が発生する。 上記の如く二次放電が発生すると、図5の拡大断面図に示すように、放電ラン プ92の外周面と金属ワイヤ93との間に存在する空気中の酸素O2 がO+Oに 分解され、分解されたOと空気中の酸素とが結合してオゾンO3 が発生する。
【0037】 次に、自動車(車両)の走行中にオゾンを発生させる場合について説明する。 まず、始動キー感知部30及び送風ファン感知部10の各出力信号(感知信号 )はオン信号(ハイ信号)になり、このように出力されたオン信号は、タイマー 制御部40内の第1論理積素子41で論理積が取られて、オン信号が出力される 。この際、前記始動キー感知部30の出力信号がオン信号であるので、第2イン バーター42の出力信号はオフ信号(ロー信号)になり、そのオフ信号によって スイッチング素子Q2及び該スイッチング素子Q2に連結された第2リレーRY 2がオフになるので、第2タイマー60もオフになる。
【0038】 また、前記タイマー制御部40内の第2論理積素子44は、前記第1論理積素 子41の出力信号とエアコン感知部20の感知信号に基づく信号との論理積を取 る。 ここで、エアコン感知部20の感知信号に基づく信号は、運転者がエアコンデ ィショナの稼動に関らずオゾンを発生させる場合には、第2スイッチSW2のみ オンさせ、エアコンディショナを稼動させた状態で、オゾン発生を抑制する場合 には、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2を両方ともオフにする。 つまり、前記第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2が両方ともオフにな ると、エアコン感知部20の感知信号であるオン信号は、第1インバーター43 によってオフ信号に反転されて前記第2論理積素子44に伝達されるので、エア コンディショナ稼動時のオゾン発生を抑えることができる。
【0039】 また、運転者は、エアコンディショナ稼動時にオゾンを発生させる場合は、前 記第1スイッチSW1のみオンさせる。第1スイッチSW1がオンになると、エ アコン感知部20の感知信号であるオン信号が第1スイッチSW1を通じて第2 論理積素子44に伝達される。第2論理積素子44は、第1論理積素子41から 出力されたオン信号と前記エアコン感知部20の感知信号に基づく信号(本考案 ではオゾンを発生させる為にオン信号(ハイ信号)と定める)との論理積を取り 、その結果をオン信号として出力してスイッチング素子Q1のベース端子に印加 する。これによって、スイッチング素子Q1はターンオンして第1リレーRY1 を駆動し、第1リレーRY1の駆動によって第1タイマー50に駆動信号が伝達 される。
【0040】 前記駆動信号が入力された第1タイマー50は、無安定マルチバイブレータ5 1が駆動して所定周期で間欠的にオゾン発生の為の制御信号を出力する。ここで 、所定周期は抵抗R9及びコンデンサC8による時定数により定められる。
【0041】 オゾン発生の為に出力された前記制御信号は発振部駆動部70に伝達され、発 振部駆動部70はその制御信号によってスイッチング素子Q3がターンオンされ て発振部80を駆動させる。
【0042】 これにより、発振部80は、スイッチング素子Q4がターンオンしてLC発振 回路が発振し、その発振信号は高電圧トランスHVTにより高電圧に昇圧され、 自動車バッテリーの直流電圧(DC12V)が交流高電圧(AC5kV)に変換 されてオゾン発生部(90)に供給される。
【0043】 これによって、オゾン発生部90内のオゾン発生器91は、前記第1タイマー 50によって決定される周期に同期して、間欠的にオゾンO3 を発生させ、この ように発生されるオゾンによって車両内の匂いが除去され、黴及び細菌(特に病 原菌)が除去される。
【0044】
【考案の効果】
第1〜3考案に係る自動車内装形オゾン発生装置によれば、車両の走行中ある いは停車中に車室内部、エアコンディショナの熱交換器あるいは空気ダクトなど に付着して生息する細菌及び黴を除去することができ、また、車両内部で発生す る多様な種類の匂いを除去することができ、運転者が常に快適な状態で運転する ことができる自動車内装形オゾン発生装置を実現することが出来る。
【0045】 第4考案に係る自動車内装形オゾン発生装置によれば、車両が駐車/停車中で も車室内部、エアコンディショナの熱交換器あるいは空気ダクトなどに付着して 生息する細菌及び黴を除去することができ、また、車両内部で発生する多様な種 類の匂いを除去することができ、運転者が常に快適な状態で運転することができ る自動車内装形オゾン発生装置を実現することが出来る。
【0046】 第5考案に係る自動車内装形オゾン発生装置によれば、車両の走行中にあるい は駐車/停車中でも車室内部、エアコンディショナの熱交換器あるいは空気ダク トなどに付着して生息する細菌及び黴を除去することができ、また、車両内部で 発生する多様な種類の匂いを除去することができ、運転者が常に快適な状態で運 転することができる自動車内装形オゾン発生装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車内装形オゾン発生装置の実
施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自動車内装形オゾン発生装置の構成
のより詳細な構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す第2タイマーの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】オゾン発生器の実施の形態の構成を示した詳細
構成図である。
【図5】図4のa−a' 線による拡大断面図である。
【符号の説明】
10 送風ファン感知部(送風ファン感知手段) 20 エアコン感知部(エアコン感知手段) 30 始動キー感知部(始動キー感知手段) 40 タイマー制御部(タイマー制御手段) 41 第1論理積素子(論理積回路) 43 第1インバーター(インバーター) 44 第2論理積素子(論理積回路) 50 第1タイマー(タイマー手段) 60 第2タイマー(タイマー手段) 70 発振部駆動部 80 発振部 90 オゾン発生部 92 放電ランプ 93 金属ワイヤ 94 金属電極 SW1 第1スイッチ(第1選択手段) SW2 第2スイッチ(第2選択手段) Q1 スイッチング素子

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンを発生させ放出するオゾン発生部
    (90)と、 該オゾン発生部(90)にオゾンを発生させる為に発振
    し高電圧を発生させる発振部(80)と、 所定周期で間欠的に該発振部(80)を作動させる為の
    タイマー手段(50)と、 エアコンディショナ又はヒーターの稼動時に風を得る為
    の送風ファンのオン/オフ状態を感知する送風ファン感
    知手段(10)と、 前記エアコンディショナのオン/オフ状態を感知するエ
    アコン感知手段(20)と、 始動キーのオン/オフ状態を感知する始動キー感知手段
    (30)と、 前記送風ファン感知手段(10)、エアコン感知手段
    (20)及び始動キー感知手段(30)からのそれぞれ
    の感知信号に基づき、前記タイマー手段(50)を制御
    するタイマー制御手段(40)とを備え、 前記感知信号に基づき所定周期で間欠的にオゾンを発生
    させ車両内の所定位置に放出すべくなしてあることを特
    徴とする自動車内装形オゾン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記タイマー制御手段(40)は、 前記送風ファン感知手段(10)及び始動キー感知手段
    (30)がそれぞれ出力した感知信号が共にオンである
    場合に、前記エアコン感知手段(20)が出力した感知
    信号がオン/オフ何れのときに、前記タイマー手段(5
    0)を作動させるかを選択する為の第1選択手段(SW
    1)と、 前記送風ファン感知手段(10)及び始動キー感知手段
    (30)がそれぞれ出力した感知信号が共にオンである
    場合に、前記タイマー手段(50)を作動させるか否か
    を選択する為の第2選択手段(SW2)とを備える請求
    項1記載の自動車内装形オゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記タイマー制御手段(40)は、 前記エアコン感知手段(20)が出力した感知信号を反
    転させる第1インバーター(43)と、 該第1インバーター(43)をバイパスする為の第1ス
    イッチ(SW1)と、 電源からのオン信号をオン/オフする為の第2スイッチ
    (SW2)と、 前記第1インバーター(43)、第1スイッチ(SW
    1)及び第2スイッチ(SW2)の何れかからの信号と
    前記送風ファン感知手段(10)及び始動キー感知手段
    (30)がそれぞれ出力した感知信号との論理積を取る
    論理積回路(41,44)と、 該論理積回路(41,44)の出力信号によりオン/オ
    フ制御されるスイッチング素子(Q1)と、 該スイッチング素子(Q1)のターンオン時に前記タイ
    マー手段(50)を作動させるリレー(RY1)とを備
    える請求項1記載の自動車内装形オゾン発生装置。
  4. 【請求項4】 オゾンを発生させ放出するオゾン発生部
    (90)と、 該オゾン発生部(90)にオゾンを発生させる為に発振
    し高電圧を発生させる発振部(80)と、 所定時間のみ該発振部(80)を作動させる為のタイマ
    ー手段(60)と、 始動キーのオン/オフ状態を感知する始動キー感知手段
    (30)と、 該始動キー感知手段(30)からの感知信号がオフであ
    るときに、前記タイマー手段(60)を作動させるタイ
    マー制御手段(40)とを備え、前記感知信号がオフで
    あるときに、所定時間のみオゾンを発生させ車両内の所
    定位置に放出すべくなしてあることを特徴とする自動車
    内装形オゾン発生装置。
  5. 【請求項5】 前記オゾン発生部(90)は、内部に放
    電ガスが充填された放電ランプ(92)と、該放電ラン
    プ(92)内に挿入され、前記発振部(80)が発生さ
    せた高電圧がその両端に印加されるべき金属電極(9
    4)と、前記放電ランプ(92)の外周面に該外周面か
    ら間隔をおいて巻き付けられた金属ワイヤー(93)と
    を備える請求項1〜4の何れかに記載の自動車内装形オ
    ゾン発生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101124886B1 (ko) * 2009-07-22 2012-03-27 하치국 차량 공조시스템의 증발기용 살균장치의 제어방법
US10149905B2 (en) 2014-01-15 2018-12-11 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Chiral nucleic acid adjuvant having antitumor effect and antitumor agent
US10167309B2 (en) 2012-07-13 2019-01-01 Wave Life Sciences Ltd. Asymmetric auxiliary group

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