JP3074153U - 台 車 - Google Patents

台 車

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JP3074153U
JP3074153U JP2000004232U JP2000004232U JP3074153U JP 3074153 U JP3074153 U JP 3074153U JP 2000004232 U JP2000004232 U JP 2000004232U JP 2000004232 U JP2000004232 U JP 2000004232U JP 3074153 U JP3074153 U JP 3074153U
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稔朗 桑野
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株式会社シーアンドシークワノ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルの高さ調整の自由度の高い、扱い易
い台車を得る。 【解決手段】 径の小さい前輪1と後輪2とにより低床
形態に支持した荷台3の後部に、起立する門形の手押し
用のハンドル4を備えた台車について、そのハンドル4
を荷台側12と握り側13とに分割して構成し、荷台側
12については荷台3に倒伏可能に構成し、握り側13
については特定の範囲内においては荷台3に対して任意
の高さ位置でスライド固定手段17によって固定できる
ように荷台側12にスライド可能に連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、物の移動に供する手押し式の台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の台車は、長方形の盤状をした荷台に前輪と後輪が付いており、荷台の後 部に手押し用のハンドルが取付けられた構成となっている。荷台は頑強に作られ 、表面には滑り止め構造が施されている。ハンドルは荷台に倒伏させることがで きる折畳み式や、固定式になっている。また、ハンドルの高さをピンの差込み位 置を変えることで二段階程度に変更することができるものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の台車は、各種の物の移動用として設計されているため、フ レーム等に補強材が設けられ頑強な構成となっている。一方、家庭用として用い られる場合、従来の台車では大型であり重量が大きく扱いにくいといった問題点 がある。灯油や水を入れたポリ容器の搬送や、ゴミ出し、引越しあるいはレジャ ーの際の荷運びには、取扱い易い小型のものが便利である。ハンドルについても 、身長に応じて段階的に高さが変えられるが、連続的な高さ調整は出来ず子供か ら大人まで使えるようにはなっていない。また、段差や凹凸があると荷積み状態 ではスムーズに移動できないことが多い。
【0004】 そこで本考案は、係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、 その課題は、扱い易く構造簡単な台車を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の考案は、前輪と後輪を備えた荷台の後部 に、手押し用のハンドルを有する台車であって、そのハンドルを荷台側と握り側 とに分割して構成し、握り側の特定の範囲は前記荷台に対して任意の高さ位置で スライド固定手段によって固定できるように前記荷台側にスライド可能に連結し た手段を採用する。
【0006】 上記手段の採用により、ハンドルの高さはスライド固定手段によって所定の範 囲内で自由に調整することができ、体格に応じた操作位置にすることができ、扱 い易い。また、スライド固定手段は特定範囲のみ形成するので、構造簡単となし 得る。
【0007】 前記課題を達成するために請求項2の考案は、請求項1に係る前記手段におい て、スライド固定手段を、ハンドルの荷台側又は握り側のいずれか片方に設けた 外付けのスリット案内部材と、相手側に設けた前記スリット案内部材に係合し摘 みネジのネジ締めにより位置決めできる外付けのネジ棒とにより構成した手段を 採用する。
【0008】 上記手段の採用により、請求項1に係る前記機能とともにハンドルの荷台側又 は握り側の強度を維持したままでスライド固定手段を構成することができ、ハン ドルの高さの調整もし易くなる。
【0009】 前記課題を達成するために請求項3の考案は、前輪及びまたは後輪はキャスタ ーとして構成され、その荷台への取付けが、荷台裏面に取付けた曲返しを有する 取付板にキャスターの取付ベースの一端側を嵌合させ、かつ取付ベースの他端側 を前記取付板にネジ締めにより固定させた手段を採用する。
【0010】 上記手段の採用により、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記機能とと もに荷台に対する車輪の取付けが取付板にキャスターの取付ベースを全てネジ締 めにて行なう従来取付け手段に比べ、台車の構造を簡単になし得る利点がある。
【0011】 前記課題を達成するために請求項4の考案は、請求項1〜請求項3までのいず れかに係る前記手段において荷台の投影平面形状を概ね正方形にする手段を採用 する。
【0012】 上記手段の採用により、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記機能と ともに荷積みの偏りが少なくなり、移動性が向上する。
【0013】 前記課題を達成するために請求項5の考案は、請求項1〜請求項4までのいず れかに係る前記手段において、ハンドルの最大伸張状態での高さ寸法を荷台の全 長より大きくした手段を採用する。
【0014】 上記手段の採用により、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記機能と ともに、ハンドルの押下げ操作により荷台の前輪側を簡単に上げることができ、 段差や凹凸をのり越えて移動することができるようになる。
【0015】 前記課題を達成するための請求項6の考案は、前輪と後輪を備えた荷台の後部 に、手押し用のハンドルを有する台車であって、前輪及び又は後輪はキャスター として構成され、その荷台への取付けが、荷台裏面に取付けた曲返しを有する取 付板にキャスターの取付ベースの一端側を嵌合させ、かつ取付ベースの他端側を 前記取付板にネジ締めにより固定させた手段を採用する。
【0016】 上記手段の採用により、構造簡単で扱い易い台車となし得る。
【0017】 前記課題を達成するための請求項7の考案は、請求項6に係わる前記手段にお いて、荷台の投影平面形状を概ね正方形にした手段を採用する。
【0018】 上記手段の採用により、請求項6に係る前記機能とともに、荷積みの偏りが少 なくなり、移動性が向上する。
【0019】 前記課題を達成するための請求項8の考案は、請求項6又は請求項7に係わる 前記手段において、ハンドルの高さ寸法を荷台の全長より大きくした手段を採用 する。
【0020】 上記手段の採用により、請求項6及び請求項7に係わる前記機能とともに、ハ ンドルの押下げ操作により荷台の前輪側を簡単に上げることができ、段差や凹凸 をのり越えて移動することができるようになる。
【0021】
【考案の実施の形態】
図1〜図9によって示す本実施の形態は、日常の生活で扱う程度の嵩や重量の 物の移動に供する手押し式の台車に関するものである。その基本構造は、図2に 示すように通常よく知られている台車同様に、径の小さい前輪1と後輪2とによ り低床形態に支持した荷台3の後部に、起立する門形の手押し用のハンドル4を 備えたものである。
【0022】 荷台3は、図1に示すようにフレーム5に線状材を縦横に張設した上面がフラ ットな格子構造6となっていて、前後方向の寸法が460mm程度で、幅寸法が 380mm程度の略正方形に近い平面形状をしている。荷台3の前側と後側の格 子構造6は図1に示すように密に構成され、その背面側の前側に前フレームと線 状材とに溶接された左右の前輪取付板7が、後側に後フレームと線状材とに溶接 された左右の後輪取付板8が設けられている(図4及び図5参照)。
【0023】 前輪1は、旋回可能な100φ程度のキャスターで構成され、前輪取付板7の 一端に形成された曲返し9に取付ベース2Aの一端が嵌合され、取付ベース2B の他端において前輪取付板7にネジ締め固定7Aされている。 後輪2は100φ程度で旋回しない構成であり、後輪取付板8の一端に形成さ れた曲返し9に取付ベース2Aの一端が嵌合され、取付ベース2Bの他端におい て後輪取付板8にネジ締め固定8Aされている。 なお、前輪1及び後輪2の各キャスターの取付ベース2A、2Bの固定は、前 輪取付板7及び後輪取付板8の曲返し9に取付けベース2Aの一端を嵌合させ、 取付ベース2Bの他端をネジ締めによるので、取付けベース2A、2Bの両端を 各々ネジ締めする従来の固定に較べ、キャスタの取付ベース2A、2Bの取付作 業がし易く、従来と同様の実用強度が得られ、かつ取付け後に取付けベース2A 、2Bがずれない。すなわち、一端を曲返し9に嵌合させ、他端をネジ締めする 取付ベース2A、2Bの固定は、片側のネジ締めにもかかわらず、両端をネジ締 めする従来の固定と、同様の固定強度を得ることができる。
【0024】 荷台3の後フレームの左右には図5に示すようにハンドル取付部材10が固着 され、このハンドル取付部材10に門形の中空のフレーム11により構成された ハンドル4の自由端側が垂直面内で回転できるように枢着されている(図2参照 )。ハンドル4は図7に示すように、荷台側12と握り側13とに分割構成され 、荷台側12はハンドル取付部材10に荷台3側への倒伏を可能に取付けられ、 握り側13については荷台側12にスライド可能に嵌め継ぎされている。
【0025】 図3及び図5に示すように、左右のハンドル取付部材10間には三角形の抜孔 14に、常時、バネ15により上方へ付勢されたハンドル固定棒16が装架され ている。このハンドル固定棒16はバネ15により抜孔14の頂角側へ付勢され 、この位置においてハンドル4の荷台側12の自由端側に当接して荷台側12を 荷台3に対して略垂直に維持する。ハンドル固定棒16をバネ15の付勢に抗し て押下げれば荷台側12の自由端はハンドル固定棒16から外れ、荷台3に重な る状態に倒伏させることができる(図6参照)。
【0026】 ハンドル4には特定の範囲において任意の位置でスライド量を調整できるスラ イド固定手段17が設けられている。図7、図8に示すように、スライド固定手 段17は、ハンドル4の荷台側12又は握り側13のいずれか片方に設けた溶接 による外付けのスライド案内部材18と、相手側に設けたスライド案内部材18 に係合し摘みネジ19のネジ締めにより位置決めできる外付けのネジ棒20とに より構成されている。スライド案内部材18は本実施の形態では、荷台側12の 左右のフレーム11の内側にそれぞれスリット21が上下方向に向くように一つ ずつ溶接されている。ネジ棒20は本実施の形態では、握り側13の左右のフレ ーム11間に装架された上下のバックガード22の左右に一つずつ溶接され、ス ライド案内部材18のスリット21に直角に曲げられたネジ部が挿通され、摘み ネジ19がネジ部に、ばね座19A及びワッシャ19Bを介してネジ嵌合されて いる。ハンドル4の高さは655mm〜805mmまでの範囲で任意に摘みネジ 19の操作で長さ調整することができ、図9に示すように折畳んだ状態では59 5mmほど荷台3の前方に延出することになる。台車の重さは4.0kgほどで 、全体はカチオン電着等による表面処理が施されている。
【0027】 この台車は、収納寸法が380mm×600mm×130mmとコンパクトで 、軽量であり脇に抱えるようにして女性でも持運ぶことができ、乗用車のトラン クにも嵩張ることなく入れることができる。折畳んだ状態の台車は、倒伏してい るハンドル4を起こし、ハンドル固定棒16を押し下げて略垂直に起立させてハ ンドル固定棒16を離せば、バネ15によりハンドル固定棒16が上に上がりハ ンドル4が固定され、使用可能状態になる。ハンドル4を使い易い高さに摘みネ ジ19の操作で調整し、荷台3に運びたい物を置いてハンドル4を手押しして移 動する。荷台3は格子構造6のため軽量であり、略正方形をしているため荷台3 全体を使って物を載せた場合、荷の偏りができにくく移動させ易い。
【0028】 移動面に前輪1の前進を阻む段差や凹凸が有っても、ハンドル4を押し下げる ことにより前輪1を浮かして乗り越えることができ、移動性が良い。この時、荷 が多少重くてもハンドル4を最大長まで延ばすことにより、てこの原理で小さい 力で前輪1を浮かせることができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案によれば、扱い易く、構造簡単な台車が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の台車の平面図である。
【図2】実施の形態の台車の側面図である。
【図3】実施の形態の台車の背面図である。
【図4】図2のA矢印部分の拡大図である。
【図5】図2のB矢印部分の拡大図である。
【図6】図5によるハンドルの折畳み動作を示す部分拡
大図である。
【図7】実施の形態の台車のハンドルの分解正面図であ
る。
【図8】実施の形態の台車のスライド固定手段の一部の
構成を示す断面図である。
【図9】実施の形態の台車を折畳み状態で示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1:前輪 2:後輪 3:荷台 4:ハンドル 6:格子構造 12:荷台側 13:握り側 17:スライド固定手段

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪と後輪を備えた荷台の後部に、手押
    し用のハンドルを有する台車であって、そのハンドルを
    荷台側と握り側とに分割して構成し、握り側の特定の範
    囲は前記荷台に対して任意の高さ位置でスライド固定手
    段によって固定できるように前記荷台側にスライド可能
    に連結したことを特徴とする台車。
  2. 【請求項2】 スライド固定手段を、ハンドルの荷台側
    又は握り側のいずれか片方に設けた外付けのスリット案
    内部材と、相手側に設けた前記スリット案内部材に係合
    し摘みネジのネジ締めにより位置決めできる外付けのネ
    ジ棒とにより構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の台車。
  3. 【請求項3】 前輪及び又は後輪はキャスターとして構
    成され、その荷台への取付けが、荷台裏面に取付けた曲
    返しを有する取付板にキャスターの取付ベースの一端側
    を嵌合させ、かつ取付ベースの他端側を前記取付板にネ
    ジ締めにより固定させてなる請求項1又は請求項2に記
    載の台車。
  4. 【請求項4】 荷台の投影平面形状を概ね正方形にした
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3までのいずれかに
    記載の台車。
  5. 【請求項5】 ハンドルの最大伸張状態での高さ寸法を
    荷台の全長より大きくしたことを特徴とする請求項1〜
    請求項4までのいずれかに記載の台車。
  6. 【請求項6】 前輪と後輪を備えた荷台の後部に、手押
    し用のハンドルを有する台車であって、前輪及び又は後
    輪はキャスターとして構成され、その荷台への取付け
    が、荷台裏面に取付けた曲返しを有する取付板にキャス
    ターの取付ベースの一端側を嵌合させ、かつ取付けベー
    スの他端側を前記取付板にネジ締めにより固定させたこ
    とを特徴とする台車。
  7. 【請求項7】 荷台の投影平面形状を概ね正方形にした
    ことを特徴とする請求項6に記載の台車。
  8. 【請求項8】 ハンドルの高さ寸法を荷台の全長より大
    きくしたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載
    の台車。
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