JP2009040146A - 運搬用台車 - Google Patents

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JP2009040146A JP2007205453A JP2007205453A JP2009040146A JP 2009040146 A JP2009040146 A JP 2009040146A JP 2007205453 A JP2007205453 A JP 2007205453A JP 2007205453 A JP2007205453 A JP 2007205453A JP 2009040146 A JP2009040146 A JP 2009040146A
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彰彦 菅野
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Abstract

【課題】牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手のよい運搬用台車を提供することを課題とする。
【解決手段】補助車輪35を接地状態から非接地状態へ変更する場合には、作業員は揺動アーム31を持ち、矢印のように図反時計回り方向に回転させる。すなわち、揺動アーム31はピン27を中心にして、約180°回転して、反転する。この結果、揺動アーム31は載置板106に載る。
【効果】上下動可能に補助車輪35が設けられている。補助車輪35を下降させると接地状態が得られ、補助車輪35を上昇させると非接地状態が得られる。補助車輪35の昇降は任意に実施できる。従って、任意に補助車輪35を接地状態から非接地状態に又はその逆にすることができる。任意に補助車輪35を接地状態から非接地状態に又はその逆にすることができ、牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手がよい。
【選択図】図12

Description

本発明は、荷物を運搬する運搬用台車に関する。
荷物を運搬する作業に、運搬用台車がよく使用される。運搬作業では、作業員が運搬用台車を押して移動させる場合と、牽引車等で引っ張ることにより運搬用台車を移動させる場合とがある。
このような運搬作業に供する運搬用台車として手押し運搬用台車が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平4−69380号公報(第2図)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図16は従来の技術の基本構成を説明する図であり、手押し運搬用台車200は、矩形の基台201と、この基台201の下面202の4隅に設けられ水平転向可能な前部フリーキャスター203及び後部フリーキャスター204と、これらのフリーキャスター203、204の中間に配置されフリーキャスター203、204よりも径の大きい車輪205とから構成される。
車輪205とフリーキャスター204との軸距、即ちホイールベースLが短いため、内輪差を小さくすることができる。
様々な機械や貨物が置かれている工場や倉庫では、機械や貨物は牽引車及び運搬用台車の走行路を避けて配置される。内輪差が小さいと、機械や貨物を配置することができるスペースが広くなる。内輪差を小さくすることができれば、工場や倉庫のスペースを有効に活用することができ望ましい。
しかし、手押し運搬用台車200は進行方向が固定されるので図面表裏方向に動かしたい場合には1度手押し運搬用台車200を旋回させた上で表裏方向に向ける操作が必要となり、手押し運搬用台車200を動かす必要がある場合に、車輪205を回転させて手押し運搬用台車200を旋回させる必要があり煩わしい。
そこで、牽引台車とフリーキャスター式手押し台車のいずれにおいても使い勝手のよい運搬用台車が求められる。
本発明は、牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手のよい運搬用台車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、荷台の底面部の端部近傍に水平転向自在な複数のキャスター車輪が各々設けられると共に、前記荷台の側面部に設けられた牽引部を備えた運搬用台車において、
この運搬用台車は、前記牽引部側に位置する前部キャスター車輪及びこの前部キャスター車輪の反対側に位置する後部キャスター車輪の進行方向略中間部に、路面に対して接触と離反が自在な補助車輪が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、補助車輪は、底面部に枢支部を介して上下回動可能に設けられた揺動アームに設けられ、この揺動アームは、前記補助車輪の上下方向の位置を保持するための位置保持手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、位置保持手段は、一端に牽引用連結部を備え、他端に補助車輪を上下方向に操作するための操作部を備え、牽引作動に連動して前記補助車輪を路面に対し接触する位置に操作できるように設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、揺動アームは、補助車輪が路面に接触する方向に力が加わるよう配置された弾性体を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、補助車輪は、底面部に設けられた枢支部に上下回動可能にシーソー状に取り付けられたシーソーアームの一端に取り付けられ、このシーソーアームの他端には、前記シーソーアームの位置保持手段を備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、シーソーアームは、補助車輪が接地する方向に力が加わるよう設けられた弾性体を有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、位置保持手段は、前記補助車輪を上下方向に位置を切り替えるための操作部材を備え、この操作部材を前記運搬用台車の側面部に備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、補助車輪は、前記補助車輪が接地する方向に力が加わるよう設けられた錘を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、上下動可能に補助車輪が設けられている。補助車輪を下降させると接地状態が得られ、補助車輪を上昇させると非接地状態が得られる。補助車輪の昇降は任意に実施できる。従って、本発明によれば、任意に補助車輪を接地状態から非接地状態に又はその逆にすることができ、牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手がよいという利点がある。
請求項2に係る発明では、揺動アームは位置保持手段を備えている。位置保持手段を操作することにより、揺動アームの位置を保持することができる。揺動アームの位置を保持することができると、揺動アームに設けられる補助車輪の位置も保持することができる。即ち、一度の操作で補助車輪の接地状態及び非接地状態を保持することができ有益である。
請求項3に係る発明では、操作部材は、先端に牽引用連結部を有する。牽引時には補助車輪を接地させないため操作部材は不要になる。操作部材を牽引時の牽引車及び他の運搬用台車との連結に用いることができる。この結果別途牽引用連結部材を設ける必要がなくなり部品数の削減を図ることができる。
請求項4に係る発明では、揺動アームは、補助車輪が接地する方向に力が加わるよう配置された弾性体を有する。補助車輪の接地面には補助車輪の重さに弾性体の力が加わる。この結果、より補助車輪の接地力を高めることができる。
請求項5に係る発明では、シーソー状に取り付けられたシーソーアームと、シーソーアームの一端に補助車輪が固定される。シーソーアームはシーソー状に取り付けられている。シーソーアームの他端を押し下げることにより、補助車輪を非接地状態にすることができる。シーソーアームを操作することにより、任意に車輪を接地状態から非接地状態にすることができる。任意に車輪を接地状態から非接地状態にすることができるため、牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手のよい運搬用台車ということができる。
請求項6に係る発明では、シーソーアームは、補助車輪が接地する方向に力が加わるよう設けられた弾性体を有する。補助車輪の接地面には補助車輪の重さに弾性体の力が加わる。この結果、より補助車輪の接地力を高めることができる。
請求項7に係る発明では、位置保持手段は、補助車輪を上下方向に位置を切り替えるための操作部材を備えた。操作部材を操作することにより、補助車輪の設置状態と非接地状態を切り替えることができる。操作部材を操作することで、補助車輪を昇降させることができるため、車輪の上げ下げ操作が容易である。
請求項8に係る発明では、補助車輪は、前記補助車輪が接地する方向に力が加わるよう設けられた錘を有する。補助車輪の接地面には補助車輪の重さに錘の力が加わる。この結果、より補助車輪の接地力を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
請求項1に係る発明は主に図12〜図14で説明し、請求項2〜請求項4、請求項7及び請求項8に係る発明は主に図1〜図8で説明し、請求項5及び請求項6に係る発明は主に図9〜図11で説明する。
図1は本発明に係る運搬用台車の全体図であり、運搬用台車10は、前壁11及び後壁12から構成される側面部13、13と、この側面部13の下面に配置される底面部14と、底面部14の端部15、15の後壁12側にヒンジ16及びピン17を介して配置される後部キャスター車輪18と、この後部キャスター車輪18の反対側に同じくヒンジ21及びピン22を介して配置される前部キャスター車輪23と、この前部キャスター車輪23の上方に配置される載置板24と、この載置板24の上面に配置されヒンジ26及びピン27から構成される枢支部28と、この枢支部28を介して上下回動可能に設けられ先端に錘29を有する揺動アーム31と、錘29の下面であって前部キャスター車輪23及び後部キャスター車輪18の間の中間部32にヒンジ33及びピン34を介して設けられる補助車輪35と、この補助車輪35を底面部14から出没可能にするために設けられ先端にガイド部36を有する貫通穴37と、一端が載置板24上に配置されたヒンジ38に固定され他端が揺動アーム31上面に接触し補助車輪35が接地する方向に力が加わるよう配置された弾性体39と、揺動アーム31の下面に配置され中央に凹部41を有するカム部材42と、揺動アーム31を持ち上げることにより補助車輪35の接地及び非接地状態を切り替えるための操作部材43と、操作部材43の上方であって操作部材43の倒れを防止するため前壁11に配置される留具44と、この留具44の上方に配置される把手45と、後壁12に配置され他の運搬用台車10と連結する際に連結される被連結部材46と、被連結部材46の上方に配置される把手47と、前壁11及び後壁12の間に配置され網かご上に構成される荷受部49とから構成される。
留具44は、前壁11に配置される支持部51と、この支持部51にピン52を介して回動可能に設けられる回動アーム53と、回動アーム53の先端に配置され操作部材43の倒れを防止するための倒れ防止ピン54と、倒れ防止ピン54を左右に操作するための操作ノブ55とから構成される。
被連結部材46は、後壁12に配置されるフック部56と、フック部56の上部にピン57を介して配置されるキー部58とから構成される。
なお、補助車輪35には水平転向できない車輪の他、水平転向することができるフリーキャスターであっても用いることができる。
図2は図1の2矢視図であり、操作部材43は、補助車輪(図1の補助車輪35)の接地状態及び非接地状態を切り替え操作を行うための操作部59と、運搬用台車10を牽引するための牽引部61と、操作部59及び牽引部61を接続するための接続部62とから構成される。
牽引部61は、先端に他の運搬用台車10又は牽引車等と連結させるための牽引用連結部63を有し、接続部62とはピン64、64を介して回動可能に接続されている。
操作部59は、接地及び非接地状態の切り替え操作を行うための操作プレート65と、カム部材42上を転がり揺動アーム31を持ち上げるためのコロ部材66と、牽引時に前壁11に接触し左方向への操作部59の移動を制限するストッパ67とが配置される。
コロ部材66及びカム部材42により補助車輪の非接地状態を保つための位置保持手段68は構成される。
載置板24上には操作プレート65を操作する際にぶれを防止するための操作部ガイド69、69が配置され、前壁11上には操作部材43の通路71が配置される。
弾性体39は、一端がヒンジ38に固定され、ねじり部72が弾性体支持筒73に支持される。
弾性体支持筒73及び揺動アーム31はピン74を介して一体的に設けられる。
揺動アーム31は、補助車輪が接地する方向に力が加わるよう配置された弾性体39及び錘29を有する。補助車輪の接地面には補助車輪の重さに弾性体39及び錘29の力が加わる。この結果、より補助車輪の接地力を高めることができる。
なお、弾性体39及び錘29を用いない場合においても補助車輪は自重により接地することができ、この場合においても任意に補助車輪を接地状態から非接地状態に又はその逆にするという本発明の効果を得ることができる。
以上の構成からなる運搬用台車の作用を次に述べる。
図3は接地状態及び非接地状態を切り替える際の作用を説明する図であり、(a)に示すように運搬用台車10の牽引時には補助車輪35は接地状態にある。運搬用台車10を手で押して使用する場合には、補助車輪35を非接地状態にする必要がある。補助車輪35を非接地状態にするには、(b)白抜き矢印で示すように操作部材43を右側へ押す。操作部材43を押すと、コロ部材66はカム部材42上を転がる。コロ部材66は、弾性体39及び錘29の接地しようとする方向にかかる力に抗して揺動アーム31及び補助車輪35を持ち上げる。補助車輪35が持ち上げられると、非接地状態となる。
コロ部材66が凹部41に接触する場所まで操作部材43を押すと、位置保持手段68により補助車輪35は非接地状態のまま保持される。
位置保持手段68を操作することにより、揺動アーム31の位置を保持することができる。揺動アーム31の位置を保持することができると、揺動アーム31に設けられる補助車輪35の位置も保持することができる。即ち、一度の操作で接地状態及び非接地状態を保持することができ有益である。
運搬用台車10を再度牽引する場合には、補助車輪35を非接地状態にする必要がある。補助車輪35を再度非接地状態にするには、(a)白抜き矢印に示すように操作部材43を左側へ引く。コロ部材66が凹部41から外れると、補助車輪35の自重、錘29及び弾性体39の接地しようとする力により補助車輪35は接地する。即ち、接地状態となる。
操作部材43を操作することにより、補助車輪35の設置状態と非接地状態を切り替えることができる。操作部材43を操作することで、補助車輪35を昇降させることができるため、補助車輪35の上げ下げ操作が容易である。
図4は接地状態から非接地状態へ切り替える際の留具の作用を説明する図であり、運搬用台車を手で押して使用する際には、(b)に示す牽引部61は不要になる。(a)に示すように作業員は回動アーム53及び操作ノブ55を想像線で示される位置まで移動させる。
次に(b)に示すように作業員は牽引用連結部63を前壁11の側面まで持ち上げる。牽引用連結部63を前壁11の側面まで持ち上げた後には、牽引用連結部63が倒れないよう(c)に示すように作業員は回動アーム53を元に戻し、(d)に示すように操作ノブ55を右側へ押し、倒れ防止ピン54を牽引用連結部63に通す。
再度牽引する際には、逆の手順で牽引部61を倒す。
図5は接地状態から非接地状態へ切り替える際のフロー図であり、ステップ(以下STと記す)01で作業員は他の運搬用台車10又は牽引車に連結されている牽引部61を外す。
次に作業員は操作部材43を前壁11側へ押し(ST02)、補助車輪35を非接地状態にする。非接地状態にした後は、牽引部61を立てるために回動アーム53を90°以上回転させ(ST03)、牽引部61を立てるためのスペースを空ける。回動アーム53を戻した際に倒れ防止ピン54と牽引用連結部63が接触しないよう、操作ノブ55を引く(ST04)。
牽引用連結部63を持ち上げ(ST05)、回動アーム53を元の位置に戻す(ST06)。操作ノブ55を押す(ST07)ことにより倒れ防止ピン54を牽引用連結部63に通す。
図6は非接地状態から接地状態へ切り替える際のフロー図であり、作業員は操作ノブ55を引き(ST11)、牽引用連結部63から倒れ防止ピン54を外す。
次に回動アーム53を90°以上回転させ(ST12)、牽引用連結部63を持ち牽引部61を倒す(ST13)。
牽引部61が倒れた状態となったら、操作部材43を引く(ST14)。コロ部材66がカム部材42から外れ、補助車輪35が接地状態になる。
回動アーム53を元に戻し(ST15)、操作ノブを押す(ST16)。
牽引用連結部63を他の運搬用台車10等の被連結部材46に架ける(ST17)。他の運搬用台車10等に牽引用連結部63を連結することにより、牽引することができるようになる。
図7は本発明に係る運搬用台車を牽引する際の作用を説明する図であり、運搬用台車を牽引する際には、牽引車76の被牽引用連結部材77に左側の運搬用台車10a(aは左側の運搬用台車を示す添え字。以下同じ。)の牽引用連結部63aを連結させ、運搬用台車10aの被連結部材46aに、右側の運搬用台車10b(bは右側の運搬用台車を示す添え字。以下同じ。)の牽引用連結部63bを連結させる。
運搬用台車10a、10bを連結した牽引車76を作業員78が操作することにより運搬用台車10a、10bを牽引する。
補助車輪35は上下に回動することができる揺動アーム31に支持されている。また、補助車輪35は自重等により接地する方向に力が加わる。従って、角度の変わる坂路79であっても、補助車輪35は常に接地することができる。補助車輪35が接地しているため、ホイールベースが短い。ホイールベースが短いことにより、高い直進性を得ることができる。
牽引時には補助車輪35が接地するため操作部59は不要になる。操作部材43を牽引車76及び他の運搬用台車10との連結に用いることができる。この結果別途牽引用連結部材を設ける必要がなくなり部品数の削減を図ることができる。
図8は本発明に係る運搬用台車を手押しで使用する際の作用を説明する図であり、例えば、牽引車等で運んできた台車に荷物を入れる際には、運搬用台車を細かく操作する必要がある。荷物のある場所の付近で運搬用台車を手押しで使用できることが好ましい。
作業員78は補助車輪35を非接地状態にした上で、把手45又は把手47を持ち任意の場所へ運搬用台車10を操作することができる。
補助車輪35を非接地状態にするので、手押しで使用する場合には前部及び後部のキャスター車輪23、18のみが接地している。キャスター車輪は水平転向することができる。作業員78は任意の方向に容易に運搬用台車10を操作することができる。
また、補助車輪35が非接地状態になっている場合には、牽引部61は不要になる。牽引用連結部63を倒れ防止ピン54に通すことにより牽引部61を立てることができる。牽引部61を立てると運搬用台車の車体長さが短くなる。車体長さが短くなると、より狭小な場所でも運搬用台車を使用することができ有益である。
以下に本発明に係る運搬用台車の別実施例を説明する。
図9は本発明に係る運搬用台車の別実施例図であり、図1と共通要素は符号を流用して、詳細な説明は省略する。
図1に比べ荷受部49を板で構成し、底面部14の上部に複数の脚部83を介して内板84を設けた。
別実施例において補助車輪35は、枢支部28に上下回動可能に取り付けられたシーソーアーム85の一端に、ピン86及び錘29を介して設けられる。
シーソーアーム85の他端には補助車輪35が非接地状態にある場合に、操作部59が収納される収納部87が配置される。
弾性体39は、シーソーアーム85及び底面部14に設けられたピン89、89の間に設けられる。
また、位置保持手段68は、操作部材43上に配置される突起部91と、この突起部91上に設けられるキー92と、前壁11に配置され操作部材43の上昇を制限するストッパ93と、このストッパ93にキー92が勘合するよう設けられた孔94とから構成される。
更に、操作部材43は支持部材95に支持される。
図10は図9の10矢視図であり、支持部材95の底部には、円盤状の操作部59及び操作部材43が通過することができるよう先端に凸部96を有する方形の穴97が設けられている。支持部材95及びストッパ93には操作部材43を通すための通路98、99が設けられている。
図9に戻り、シーソーアーム85に外部から力を加えない場合には、補助車輪35は自重、錘29の重量及び弾性体39の引張り力により地面に接地する。
例えば牽引時には、ホイールベースを短くし内輪差を小さくする必要があるから補助車輪35が接地していることが望ましい。補助車輪35の接地状態では収納部87及びシーソーアーム85を押し下げる必要はないので、牽引用連結部63を牽引車や他の運搬用台車10の被連結部材46に連結させることができる。
補助車輪35接地時に車輪の接地面には補助車輪35の重さに、弾性体39の力が加わる。この結果、補助車輪35の接地力を更に高めることができる。
また、牽引時には補助車輪35を接地させるためシーソーアーム85を押し下げる操作部材43は不要になる。操作部材43を牽引時の牽引車又は他の運搬用台車10との連結に用いることができる。この結果、別途牽引用連結部材を設ける必要がなくなり、部品数の削減を図ることができる。
なお牽引用連結部63は、リング状に構成されているが、球状及び鉤状等であっても他の運搬用台車10の被連結部材46と連結することができる形状のものであれば鉤状に限るものではない。
図11は車輪の非接地状態における運搬用台車の作用を示す図である。
補助車輪35を非接地状態にするには、白抜き矢印で示す通り操作部材43を立てる。すると、操作部59が穴97を通過して下降し、シーソーアーム85の一端(図左端)を、収納部87を介して押し下げる。この押し下げにより、シーソーアーム85は枢支部28を中心に図反時計方向に回転し、錘29と共に補助車輪35が持ち上げられ、補助車輪35が非接地状態となる。
シーソーアーム85の他端を押し下げることにより、補助車輪35を非接地状態にすることができる。任意に補助車輪35を接地状態から非接地状態にすることができる。牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手のよい運搬用台車ということができる。
このとき、キー92の上面がストッパ93の下面よりも下にくるまで操作部材43を押し下げる。押し下げた状態を保ったまま、操作部材43を水平方向に回転させる。キー92が孔94の下に来たところで手を放すと、補助車輪35が接地しようとする方向にかかる力により操作部材43が上側に戻される。突起部91がストッパ93に接触することにより、補助車輪35の非接地状態を保持することができる。また、キー92により操作部材43の横滑りが防止される。すなわち、位置保持手段68により補助車輪35の位置が保持される。
補助車輪35の非接地状態では、前部及び後部のキャスター車輪18、23のみが接地しているため運搬用台車10を前後左右に容易に移動させることができる。
この運搬用台車10によれば、操作部材43を操作することで、補助車輪35を昇降させることができるため、車輪の上げ下げ操作が容易である。
なお、弾性体39及び錘29を用いない場合においても補助車輪35は自重により接地することができ、この場合においても任意に補助車輪35を接地状態から非接地状態に又はその逆にするという本発明の効果を得ることができる。
図12は本発明に係る運搬用台車の更なる別実施例図であり、図1と共通要素は符号を流用して、詳細な説明は省略する。図1に比べ補助車輪の取り付け方を変更した。
すなわち、底面部14に細長い貫通穴37を開け、この貫通穴37に揺動アーム31を収納する。そして、この揺動アーム31の一端をピン27で底面部14に係止する。揺動アーム31は他端に錘29と共に補助車輪35を備えている。
前壁11には牽引車又は他の運搬用台車10と連結するためにピン103により回動可能に取り付けられた連結棒104と、この連結棒104の基部が収納される収納部105とを備えている。
図12では、補助車輪35が接地し、錘29の押し下げ作用で、接地力が確保される。
補助車輪35は、補助車輪35の自重と錘29の重さの合計重量により、接地させることができ、補助車輪35の自重のみで接地させる場合に比べて、格段に接地力を高めることができ、運搬用台車10の直進性等を良好にすることができる。
図13は図12の13矢視図であり、コの字型に構成された揺動アーム31は基部がピン27、27で底面部14に係止されており、図面表裏方向に移動可能とされている。
図14は図12の作用説明図であり、補助車輪35を接地状態から非接地状態へ変更する場合には、作業員は揺動アーム31を持ち、矢印のように反時計回り方向に回転させる。すなわち、揺動アーム31はピン27を中心にして、約180°回転して、反転する。この結果、揺動アーム31は載置部106に載る。
前壁11に収納ポケット107を設けておき、この収納ポケット107に、錘29や補助車輪35を収納できるようにすることが望ましい。
そうすれば、前壁11と後壁12との間に、十分に大きな荷物108を降ろし、底面部14に載せることができる。すなわち、荷物108が補助車輪35に干渉する心配はない。
補助車輪35を下降させると接地状態が得られ、補助車輪35を上昇させると非接地状態が得られる。補助車輪35の昇降は任意に実施できる。従って、本発明によれば、任意に補助車輪35を接地状態から非接地状態に又はその逆にすることができる。牽引台車と手押し台車のいずれにおいても使い勝手のよい運搬用台車ということができる。
図12で説明した運搬用台車10は、図1で説明した運搬用台車10より、構造が簡単で、安価であって、簡便な運搬用台車に好適である。
図15は補助車輪の有無による走行路の比較図であって、(a)は補助車輪がなく、キャスター車輪のみから構成されるホイールベースL3が長い運搬用台車の走行の軌跡を示す図である。牽引車210によりホイールベースの長い運搬用台車211を牽引する。牽引車210は軌跡212を描き、軌跡213は牽引車210よりも2台後ろの運搬用台車211a(aは牽引車210よりも2台後ろの運搬用台車211を示す添え字。以下同じ。)の走行の軌跡を示す。牽引車210と運搬用台車211aとでは、最大でL1の内輪差がある。
(b)は本発明に係る補助車輪を有する運搬用台車の走行の軌跡を示す図である。牽引車76により補助車輪35を有するホイールベースL4が短い運搬用台車10を牽引する。牽引車76は軌跡112を描き、軌跡113は牽引車76よりも2台後ろの運搬用台車10b(bは牽引車76よりも2台後ろの運搬用台車10を示す添え字。以下同じ。)の走行の軌跡を示す。牽引車76と運搬用台車10bとでは、最大でL2の内輪差がある。
(a)のL1と(b)のL2とを比較すると、L2の方が小さい。
様々な機械や貨物が置かれている工場や倉庫で運搬用台車を牽引することがある。機械や貨物は牽引車76及び運搬用台車10の走行路を避けて配置される。内輪差が小さいと、機械や貨物を配置することができるスペースが広くなる。本発明に係る運搬用台車10は、ホイールベースが短いため内輪差が小さい。工場や倉庫のスペースを有効に活用することができる。
尚、本発明では牽引車により牽引される運搬用台車を例に用いたが、牽引車の変わりにトーイングカーを用いるものであっても本発明を実施することができ、本発明の実施例に限られるものではない。
本発明の運搬用台車は、荷物の運搬に好適である。
本発明に係る運搬用台車の全体図である。 図1の2矢視図である。 接地状態及び非接地状態を切り替える際の作用を説明する図である。 接地状態から非接地状態へ切り替える際の留具の作用を説明する図である。 接地状態から非接地状態へ切り替える際のフロー図である。 非接地状態から接地状態へ切り替える際のフロー図である。 本発明に係る運搬用台車を牽引する際の作用を説明する図である。 本発明に係る運搬用台車を手押しで使用する際の作用を説明する図である。 本発明に係る運搬用台車の別実施例図である。 図9の10矢視図である。 車輪の非接地状態における運搬用台車の作用を示す図である。 本発明に係る運搬用台車の更なる別実施例図である。 図12の13矢視図である。 図12の作用説明図である。 補助車輪の有無による走行路の比較図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…運搬用台車、13…側面部、14…底面部、15…端部、18…後部キャスター車輪、23…前部キャスター車輪、28…枢支部、29…錘、31…揺動アーム、32…中間部、35…補助車輪、39…弾性体、42…カム部材、43…操作部材、59…操作部、61…牽引部、63…牽引用連結部、66…コロ部材、68…位置保持手段、85…シーソーアーム、91…突起部、92…キー、93…ストッパ、94…孔。

Claims (8)

  1. 荷台の底面部の端部近傍に水平転向自在な複数のキャスター車輪が各々設けられると共に、前記荷台の側面部に設けられた牽引部を備えた運搬用台車において、
    この運搬用台車は、前記牽引部側に位置する前部キャスター車輪及びこの前部キャスター車輪の反対側に位置する後部キャスター車輪の進行方向略中間部に、路面に対して接触と離反が自在な補助車輪が設けられていることを特徴とする運搬用台車。
  2. 前記補助車輪は、前記底面部に枢支部を介して上下回動可能に設けられた揺動アームに設けられ、この揺動アームは、前記補助車輪の上下方向の位置を保持するための位置保持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の運搬用台車。
  3. 前記位置保持手段は、一端に牽引用連結部を備え、他端に前記補助車輪を上下方向に操作するための操作部を備え、牽引作動に連動して前記補助車輪を路面に対し接触する位置に操作できるように設けられていることを特徴とする請求項2記載の運搬用台車。
  4. 前記揺動アームは、前記補助車輪が路面に接触する方向に力が加わるよう配置された弾性体を有することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の運搬用台車。
  5. 前記補助車輪は、前記底面部に設けられた枢支部に上下回動可能にシーソー状に取り付けられたシーソーアームの一端に取り付けられ、このシーソーアームの他端には、前記シーソーアームの位置保持手段を備えることを特徴とする請求項1記載の運搬用台車。
  6. 前記シーソーアームは、前記補助車輪が接地する方向に力が加わるよう設けられた弾性体を有することを特徴とする請求項5記載の運搬用台車。
  7. 前記位置保持手段は、前記補助車輪を上下方向に位置を切り替えるための操作部材を備え、この操作部材を前記運搬用台車の側面部に備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1項記載の運搬用台車。
  8. 前記補助車輪は、前記補助車輪が接地する方向に力が加わるよう設けられた錘を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の運搬用台車。
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