JP3074100U - ペンスタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記具の不使用時にその保持した筆記具を横
臥させて置くことができ、又、筆記具を使用するために
その筆記具を立てた場合でも、その筆記具のペン先等が
側方へ逸れて顔などにまともに当たらないようにして危
険を減らすことができ、さらに、デスクの上などに載置
できるのは勿論だが、筆入れ等のケースの内部にも容易
に設置することも可能なペンスタンドを提供する。 【解決手段】 デスクの上や筆入れ等任意のケースの底
板上に載置可能な細長い箱形枠状を呈して上面を開口し
た中空の基台１を形成して、その基台１の内部にペン差
し体８を収容し、そのペン差し体８が起伏自在となるよ
うに当該ペン差し体８を基台１の前壁板２と後壁板３に
対して回動自在に組み付け、かつ、そのペン差し体８が
横臥して基台１の内部に没入した姿勢から、そのペン差
し体８が上方へ回転して起立するときに、そのペン差し
体８が基台１の斜め上方へ突出して傾斜姿勢をとった状
態でそのペン差し体８の回転を停止させるストッパ１
０，１１を基台１に設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はペンスタンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のペンスタンドは、筆記具を鉛直向きに立てて収納するようになっている 。したがって、筆記具のペン先等が下を向いた顔などにまともに当たって危険で あるという問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、筆記具の不使用時にその保持した筆記具を横臥させて置くこ とができ、又、筆記具を使用するためにその筆記具を立てた場合でも、その筆記 具のペン先等が側方へ逸れて顔などにまともに当たらないようにして危険を減ら すことができ、さらに、デスクの上などに載置できるのは勿論だが、筆入れ等の ケースの内部にも容易に設置することも可能なペンスタンドの提供を課題とする 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のペンスタンドは、デスクの上や筆入れ等 ケースの底板上に載置可能な細長い箱形枠状を呈して上面を開口した中空の基台 １を形成し、その基台１の内部にペン差し体８を収容し、そのペン差し体８が起 伏自在となるように当該ペン差し体８を基台１の前壁板２と後壁板３に対して回 動自在に組み付け、かつ、そのペン差し体８が横臥して基台１の内部に没入した 姿勢から、そのペン差し体８が上方へ回転して起立するときに、そのペン差し体 ８が基台１の斜め上方へ突出して傾斜姿勢をとった状態でそのペン差し体８の回 転を停止させるストッパ１０，１１を基台１に設けたことを特徴とする、という 構成にしたものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。まず、符号１が基台 であり、この基台１は細長い箱形枠状を呈している。すなわち、この基台１は前 壁板２と後壁板３と左右の側壁板４，５とから成り、中空で、その上面を開口し ている。この基台１はデスクの上や筆入れ等のケースの底板上に載置可能であり 、その前壁板２と後壁板３の下端部に外向きのツバ６，７を突設して倒れにくく している。

【０００６】 この基台１の内部に複数のペン挿入穴１２…を有するペン差し体８を収容して いる。ペン差し体８はその基端部を軸９により基台１の前壁板２と後壁板３に対 して回動自在に組み付けている。したがって、このペン差し体８は、図５ないし 図８に示すように、保持した筆記具を使用しない時に、横臥して基台１の内部に 完全に没入した姿勢をとることができ、また、その姿勢から上方へ回転して起立 することもできる。しかしながら、ペン差し体８を鉛直方向まで起立させると、 そのペン差し体８に保持された筆記具のペン先等が下を向いた使用者の顔などに まともに当たって危険なので、それを防止するために、ペン差し体８の回転角度 を制限する目的でストッパ１０，１１を基台１の前壁板２と後壁板３の内面上端 部に設けている。すなわち、ペン差し体８が上方へ回転して起立するときに、図 １ないし図４に示すように、そのペン差し体８が基台１の斜め上方へ突出して傾 斜姿勢をとった状態で、そのペン差し体８の回転がストッパ１０，１１により停 止させられる。このときのペン差し体８の傾斜角度は約４５度程度が好ましい。 このようにペン差し体８の起立を傾斜姿勢で停止させると、そのペン差し体８に 保持された筆記具のペン先等が使用者の顔などにまともに当たらずに側方へ逸れ やすくなり、危険が減る。

【０００７】 なお、本考案のペンスタンドは、独立してデスクの上などに載置して使用でき るのは勿論だが、図９および図１０に示すように、筆入れ等のケース１３の内部 にも簡単に設置することができる。すなわち、ケース１３の底板上に、そのケー ス１３の物品収納空間１４を仕切るように配置して、その左右の側壁板４，５を ケース１３の左マチ１５と右マチ１６にそれぞれ鋲１７，１８などで止着するこ とにより取付けることができる。したがって、このペンスタンドはケース１３の 仕切りとしての役割も果たせるので有用性が高い。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のペンスタンドは、ペン差し体８が保持した筆記具を使用しない時に、 そのペン差し体８を横臥させて基台１の内部に完全に没入させた姿勢をとらせる ことができ、また、筆記具を使用する場合は、そのペン差し体８を起立させるこ とができるが、そのペン差し体８が基台１の斜め上方へ突出して傾斜姿勢をとっ た状態でそのペン差し体８の回転をストッパ１０，１１により停止させるので、 ペン差し体８が鉛直方向まで起立せず、これにより、ペン差し体８に保持された 筆記具のペン先等が使用者の顔などにまともに当たらず側方へ逸れやすくなるの で危険が減少するという効果がある。また、本考案のペンスタンドは、独立して デスクの上などに載置して使用できるのは勿論だが、筆入れ等のケース１３の内 部にも簡単に設置して、そのケース１３の仕切りの役割も果たせるので有用性に すぐれている。

【図面の簡単な説明】

【図１】ペン差し体を起立させた状態の正面図である。

【図２】ペン差し体を起立させた状態の平面図である。

【図３】図２のＡ−Ａ線における断面図である。

【図４】ペン差し体を起立させた状態の斜視図である。

【図５】ペン差し体を横臥させた状態の正面図である。

【図６】ペン差し体を横臥させた状態の平面図である。

【図７】図６のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図８】ペン差し体を横臥させた状態の斜視図である。

【図９】ケースに取付けてペン差し体を起立させた状態
の斜視図である。

【図１０】ケースに取付けてペン差し体を横臥させた状
態の斜視図である。

【符号の説明】

１ 基台 ２ 前壁板 ３ 後壁板 ４ 側壁板 ５ 側壁板 ６ ツバ ７ ツバ ８ ペン差し体 ９ 軸 １０ ストッパ １１ ストッパ １２ ペン挿入穴 １３ ケース １４ 物品収納空間 １５ 左マチ １６ 右マチ １７ 鋲 １８ 鋲

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 デスクの上や筆入れ等ケースの底板上に
   載置可能な細長い箱形枠状を呈して上面を開口した中空
   の基台１を形成し、その基台１の内部にペン差し体８を
   収容し、そのペン差し体８が起伏自在となるように当該
   ペン差し体８を基台１の前壁板２と後壁板３に対して回
   動自在に組み付け、かつ、そのペン差し体８が横臥して
   基台１の内部に没入した姿勢から、そのペン差し体８が
   上方へ回転して起立するときに、そのペン差し体８が基
   台１の斜め上方へ突出して傾斜姿勢をとった状態でその
   ペン差し体８の回転を停止させるストッパ１０，１１を
   基台１に設けたことを特徴とするペンスタンド。