JP3074020U - 包装資材 - Google Patents

包装資材

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JP3074020U
JP3074020U JP2000004076U JP2000004076U JP3074020U JP 3074020 U JP3074020 U JP 3074020U JP 2000004076 U JP2000004076 U JP 2000004076U JP 2000004076 U JP2000004076 U JP 2000004076U JP 3074020 U JP3074020 U JP 3074020U
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yarn
cloth
polypropylene
polyethylene
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JP2000004076U
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利夫 水上
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利夫 水上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄板コイルや同シートなどの自動包装機を介
しての包装にさいし、必要な強度と腰があり、且つカー
ルを生じたりすることなくして、迅速適確の効率良い作
業を遂行できる包装資材の提供。 【解決手段】 添加剤として3%〜10%の硫酸バリニ
ウムを添加して巾寸法2〜10mm、肉厚0.01〜
0.1mmとなしたポリエチレンヤーン及び又はポリプ
ロピレンヤーンをタテ糸とヨコ糸に使用して織ったクロ
スとなすと共に、該クロス片面にポリプロピレンフィル
ムを貼着させたものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主として、鋼板コイルやシートなどの包装に対し、好適な使用を可能 とする包装資材に関する。
【0002】
【従来の技術】
包装資材として各種材料のものが市販に供されている。これらのうち鋼板コイ ルやシートなどの包装資材としてはクラフト紙、ポリエチレンやポリプロピレン フィルムや同不織布或いはシートの単一或いはこれらの貼着されたものが使用さ れる。 ところで、これら包装資材で使用済みのものはユーザーサイドでリサイクルさ れることなく焼却されているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記焼却ではダイオキシン発生の問題があり、環境に悪影響を及ぼす問題があ る。この解決にはオリエントポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)とポリ エチレンクロスの単一素材を使用した包装資材の使用が試行されているが、腰の 弱いカールが生じたりすることから、自動梱包機等の梱包では作業効率が低下す る問題が生ずる。又、夏場には気温の上昇と共に軟化することから、上記問題点 が拡大する。 本考案は上記問題点の解決を図らんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は添加剤として3%〜10%の硫酸バリユウムを添加してなる巾寸法2 から10mm、肉厚0.01〜0.1mmとなしたポリエチレンヤーン及び又は ポリプロピレンヤーンをタテ糸とヨコ糸に使用して織ったクロスとなすと共に、 該クロス片面にポリプロピレンフィルムを貼着したものとなすことを特徴とする 。このさい、クロスとしてはインチ角内にタテ糸及びヨコ糸を12本〜3本の適 宜な組合わせとなすのであり、またタテ糸とヨコ糸は90゜以外の交叉角で織ら れたりしても良い。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る包装資材の破断斜視図であって、1はタテ糸とヨコ糸にポ リエチレンヤーン1a及び又はポリプロピレンヤーン1bを使用して織ったクロ ス、2は該クロスの片面(図示例では底面側)に接着剤を使用して貼着してなる ポリプロピレンフィルムである。
【0006】 本考案でポリエチレンヤーン1a及びポリプロピレンヤーン1bは、その製造 にさいし添加剤として3%〜10%の硫酸バリユウムを添加し、且つその巾寸法 は2mm〜10mm、肉厚0.01mm〜0.1mmとなしたものとするのであ り、また図示例の一点鎖線で示す1インチ角S内でタテ糸1a及びヨコ糸1bを 12本〜3本の適宜な組合わせに構成するのである。
【0007】 本考案に於いて、ポリエチレンヤーン或いはポリプロピレンヤーンの夫々れに 対し、その製造のさい重量比で3%〜10%の割合で硫酸バリユウムの添加剤を 添加したものとなしてあることはヤーン自体の比重を従来品に比べて3〜5倍程 度重くするためである。 而して、各ヤーンを夫々れ単独に、或いは適宜な組合わせでタテ糸1aとヨコ 糸1bの重ね合わせに織機で織るのであり、図示例では交叉角θを90゜に直交 する重ね合せのクロス1に織成されたものを示しているが、交叉角θを90゜以 外の重ね合せに織成されるものとなしても良い。
【0008】 本考案に於いて、タテ糸とヨコ糸のクロスヤーン比重を重くなしてあることは 、包装資材の自動包装機に対する通板を容易ならしめるのであり、また該タテ糸 とヨコ糸の交叉角θによるクロス1の構成は収縮張力や伸び率の方向性を分散化 してカール発生の減少化が図れるものとなるのであり、且つ該クロス1の片面側 に於けるポリプロピレンフィルム2の貼着は、補強と同時に前記分散化の固定を 図り、自動包装機に於ける通板を良好ならしめると共に、被包装材に対する防湿 、防水作用を呈せしめるものとなる。
【0009】 本考案に於ける構成でポリプロピレンはポリエチレンに比べて硬質であり、且 つ両者は接着しないので熱劣化が少なくて硬く腰が強いものとなる。 このさい、オリエントポリプロピレンフィルムとの接着剤としてはポリエチレン 樹脂を使用する。
【0010】 なお、本考案に於ける構成ではタテ糸をポリエチレンヤーンとしたさいにヨコ 糸をポリプロピレンヤーンとしたり、或いはその逆にしたりするほかに、タテ糸 及びヨコ糸の夫々れ単独でポリエチレンヤーン及びポリプロピレンヤーン数を適 宜異ならしめたりするのであり、これらの適宜な選択はカール起生の少ない包装 資材の提供を容易ならしめるものである。
【0011】 本考案品の実施例は鋼板コイルを対象例として行ったものであるが、ポリエチ レン及びポリプロピレンの各ヤーンは巾寸法を2mm〜10mm、肉厚寸法を0 .01mm〜10mmとなしたものを1インチ角の中でタテ糸及びヨコ糸を各1 2本〜3本の構成となし、且つこれにオリエントポリプロピレンフィルムを片面 側へポリエチレン樹脂で接着させたものが、とりわけ作業性に優れるものであっ た。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の通り構成するものであって、必要な強度と腰があり、且つ一定 の比重があって夏場に於ける気温上昇にもカールの発生を生じ難い包装資材のた め、自動包装機に於ける取り扱い上に優れ、且つその作業性の向上に寄与するこ と大ならしめるものである。なお、リサイクル使用も容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 クロス 1a ポリエチレンヤーン 1b ポリプロピレンヤーン 2 ポリプロピレンフィルム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 添加剤として3%〜10%の硫酸バリニ
    ウムを添加して巾寸法2〜10mm、肉厚0.01〜
    0.1mmとなしたポリエチレンヤーン及び又はポリプ
    ロピレンヤーンをタテ糸とヨコ糸に使用して織ったクロ
    スとなすと共に、該クロス片面にポリプロピレンフィル
    ムを貼着させたものとなしたことを特徴とする包装資
    材。
  2. 【請求項2】 タテ糸とヨコ糸をポリエチレンヤーンと
    ポリプロピレンヤーンの異なる構成となしたことを特徴
    とする請求項1記載の包装資材。
  3. 【請求項3】 インチ角内にタテ糸及びヨコ糸を12本
    〜3本の適宜な組み合わせとなしたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の包装資材。
  4. 【請求項4】 タテ糸とヨコ糸が90゜以外の交叉角で
    織られていることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の包装資材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108656690A (zh) * 2018-07-23 2018-10-16 沈阳丰禾包装有限公司 一种高强纤维复合板结构

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