JP3073942B2 - 音声処理方法、音声処理装置および記録再生装置 - Google Patents

音声処理方法、音声処理装置および記録再生装置

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JP3073942B2
JP3073942B2 JP09249220A JP24922097A JP3073942B2 JP 3073942 B2 JP3073942 B2 JP 3073942B2 JP 09249220 A JP09249220 A JP 09249220A JP 24922097 A JP24922097 A JP 24922097A JP 3073942 B2 JP3073942 B2 JP 3073942B2
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用VTR装
置、6mmテープレコーダ装置など、再生速度に比例し
て音程が変化した音声を出力する記録再生装置におい
て、記録された音声を任意の速度で再生する際に、再生
速度に対応した正規の音程を持つ音声を出力する音声処
理方法および記録再生装置に係わり、特にVTR装置に
適用するとき、好みの再生速度に即応し、かつ映像に同
期した高品質な音声を出力する音声処理方法、音声処理
装置および記録再生装置に関する。
【0002】[発明の概要] 本発明は、業務用VTR装置などにおいて、スローモー
ション映像などを収録時と異なる速さで再生する場合、
再生速度に比例して音程が変化した音声が出力される
が、この音程が変化した音声を任意のサンプリング周波
数fi でAD変換して得られた信号を正規の再生速度に
対する可変速度比rの逆倍数1/rのサンプリング周波
数fi /r(Hz)のデジタル信号に変換するととも
に、音声のタイミングを映像に同期させるため、サンプ
リング周波数fi /r(Hz)にサンプリング変換した
音声データを基本周期またはフレーム単位など、所定の
時間幅を有するブロック単位に分割して蓄積し、VTR
装置からの入力データ時間長に等しくなるように、逐
次、ブロック単位での補間、または間引き操作を行なう
ことにより、VTR装置を任意の速度で再生する際、そ
の速度の可変タイミングに即応し、かつ映像に同期して
音程が変化しない音声を出力する音声処理方法と、この
音声処理方法を実現する音声処理装置および記録再生装
置を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】一般に、磁気テープなどのアナログ記録
メディアに記録された音声を任意の速度で再生する場合
には、その再生速度に比例して音程も変化する。
【0004】また、業務用VTR装置については、近
年、映像・音声共にデジタル方式による記録が主流であ
るが、音声出力については、編集作業の効率化のため、
アナログ方式のVTR装置と同様に、再生速度に比例し
て音程が変化した音声を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、VTR装置
については、従来から映像の可変速度再生を行なってい
るものの、可変速度再生の映像に同期しながら、音程を
正規の高さに補正するという機能を有するものは、これ
までになかった。
【0006】また、音程を補正する手段に限定すれば、
カラオケ装置などで使われているピッチシフタ(ピッチ
チェンジャ)が知られているが、例えばこれを前記VT
R装置の音程補正に用いると、対象が人の声であると
き、あるいはその補正範囲が大きいとき、例えば1/2
倍速再生のように、1オクターブ下がった音声を元に戻
すときなどには、補正された音声に多くの歪感やエコー
感を伴うなど、音質に問題があった。
【0007】これらのことから分かるように、音程の変
化を補正する際、放送品質を考慮した場合には、これま
で適当な装置が存在せず、放送などで使用するVTR装
置をスロー再生させるとき、意図的に音程の変化した非
現実的な音声を用いる場合を除き、映像の再生と同時
に、再生された音声を使うことができないという問題が
あった。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、1/2倍速再
生または2倍再生したときのように、可変速度の実用的
な使用範囲内で、可変速度再生された、音程が変化した
音声を取り込んで、音声の明瞭さを保ちながら、映像と
高精度に同期させた状態で、±1オクターブ程度の範囲
で、音程を元に戻すことができる音声処理方法、音声処
理装置および記録再生装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、記録媒体に音声信号を記
録したときの速度と異なる再生速度で、前記記録媒体上
の音声信号を再生する際に、再生された音声信号の音程
を調整する音声処理方法において、正規の再生速度に対
する可変速度比rで、前記記録媒体から再生された音声
信号をA/D変換して音声データにするときのサンプリ
ング周波数fi と、前記音声データをデジタル信号処理
した後にD/A変換して音声信号にするときのサンプリ
ング周波数fo と、前記速度比rとが、fi /fo =r
を満たすときには、fi =rfoとなるサンプリング周
波数fi を使用し、fi /fo ≠rであるときには、サ
ンプリング周波数変換係数cを含むfi =rfo /cと
なるサンプリング周波数fi を使用することを特徴とし
ている。
【0010】請求項2では、記録媒体に音声信号を記録
したときの速度と異なる再生速度で、前記記録媒体上の
音声信号を再生する際に、再生された音声信号の音程を
調整する音声処理方法において、正規の再生速度に対す
る可変速度比rで、前記記録媒体から再生された音声信
号をA/D変換して音声データにするときのサンプリン
グ周波数fi と、前記音声データをデジタル信号処理し
た後にD/A変換して音声信号にするときのサンプリン
グ周波数fo と、前記速度比rとが、fi /fo =rを
満たすときには、fi =rfo となるサンプリング周波
数fi を使用し、fi /fo ≠rであるときには、サン
プリング周波数変換係数cを含むfi =rfo /cとな
るサンプリング周波数fi を使用すると共に、当該サン
プリング周波数fi でA/D変換して得られた音声デー
タをデジタル信号処理する際、前記音声データの属性を
分析処理し、次にこの分析処理で得られた情報に基づ
き、前記音声データを所定の時間幅を有するブロック単
位に分割し、ブロック単位で逐次、補間処理または間引
き処理を行なって、データ長を逐次、1/r倍にする一
連の処理を行なって出力音声データを作成した後、前記
サンプリング周波数fo で前記出力音声データをD/A
変換して音声信号を生成することを特徴としている。
【0011】請求項3では、請求項1または2に記載の
音声処理方法において、前記サンプリング周波数fi で
A/D変換して得られた音声データをデジタル信号処理
する際、前記記録媒体から読み出される音声信号の時刻
情報と前記一連の処理を経て得られた出力音声データの
時刻情報とを監視し、前記音声信号と前記出力音声デー
タとの間に発生する時間のずれを補正することを特徴と
している。
【0012】請求項4では、記録媒体に音声信号を記録
したときの速度と異なる再生速度で、前記記録媒体上の
音声信号を再生する際に、再生された音声信号の音程を
調整する音声処理装置において、前記記録媒体から再生
された音声信号をサンプリング周波数fi でA/D変換
するA/D変換手段と、A/D変換して得られた音声デ
ータに対して属性に基づく分析処理を行なう分析処理手
段と、この分析処理で得られた情報に基づき、前記音声
データを所定の時間幅を有するブロック単位に分割する
ブロックデータ分割手段と、分割されたブロック単位で
逐次、補間処理または間引き処理を行なって、データ長
を1/r倍(r;正規の再生速度に対する可変速度比)
にする一連の処理を行なって出力音声データを作成する
出力音声データ作成手段と、作成された出力音声データ
をサンプリング周波数fo でD/A変換して映像と同期
した音声を出力する音声出力手段と、前記A/D変換す
るときのサンプリング周波数fi と、前記音声データを
D/A変換して音声信号にするときのサンプリング周波
数fo と、前記速度比rとがfi /fo =rを満たすと
きには、fi =rfo となるサンプリング周波数fi を
設定し、fi /fo≠rであるときには、サンプリング
周波数変換係数cを含むfi =rfo /cとなるサンプ
リング周波数fi を設定するサンプリング周波数設定手
段とを具備することを特徴としている。
【0013】請求項5では、請求項4に記載の音声処理
装置において、前記出力音声データ作成手段は、前記記
録媒体から読み出される音声信号の時刻情報と前記一連
の処理を経て得られた出力音声データの時刻情報とを監
視し、前記音声信号と前記出力音声データとの間に発生
する時間のずれを補正する手段を含むことを特徴として
いる。
【0014】請求項6の記録再生装置では、請求項4ま
たは5のいずれかに記載された音声処理装置を含むこと
を特徴としている。
【0015】
【0016】上記各請求項の構成によれば、記録媒体に
音声信号を記録したときの記録速度と異なる再生速度
で、前記記録媒体に記録されている音声信号を再生する
際、再生された音声信号の音程を調整する音声処理方法
において、正規の再生速度に対する可変速度比rで、前
記記録媒体から再生された音声信号をA/D変換して音
声データにするときのサンプリング周波数fi と、前記
音声データをデジタル信号処理した後、D/A変換して
音声信号にするときのサンプリング周波数fo と、前記
速度比rとが所定の条件を満たすように、各サンプリン
グ周波数fi 、fo を設定する。これにより、1/2倍
速再生または2倍再生したときのように、可変速度の実
用的な使用範囲内で、可変速度再生された、音程が変化
した音声を取り込んで、音声の明瞭さを保ちながら、映
像と高精度に同期させた状態で、±1オクターブ程度の
範囲で、音程を元に戻す。
【0017】また、従来から使用されている回路に対
し、少しの回路を付加するだけで回路を構成できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明による音声処理方
法、音声処理装置および記録再生装置を使用した音声付
きVTR可変速度再生装置の概要を示すブロック図であ
る。
【0019】この図に示す音声付きVTR可変速度再生
装置1は、VTR可変速度再生部2と、A/D変換部3
と、サンプリング周波数変換部4と、分析処理部5と、
ブロックデータ分割部6と、ブロックデータ蓄積部7
と、接続データ生成部8と、接続データ蓄積部9と、接
続順序生成部10と、音声データ接続部11と、D/A
変換部12とを備えており、VTR可変速度再生部2を
制御して、録音時と異なる速度で音声信号を再生したと
き、サンプリング周波数変換部4によってA/D変換時
のサンプリング周波数fi (Hz)と、D/A変換時の
サンプリング周波数fo (Hz)とをマッチングさせな
がら、VTR可変速度再生部2の可変速度比rと、音声
の属性とに基づき、音声データを所定の時間幅を有する
ブロック単位に分割して逐次補間、または間引くことに
より、VTR可変速度再生部2で可変速度再生された映
像信号に、音声の提示タイミングを同期させながら、音
程が変化しない高品質な音声を出力する。
【0020】この際、録音時と異なる速度で再生された
音声信号をA/D変換し、デジタル信号処理によって音
程の補正と、データの時間長の伸縮とを行なった後、D
/A変換して映像と同期した音声を出力する一連の過程
において、A/D変換時のサンプリング周波数をfi
(Hz)、D/A変換時のサンプリング周波数をfo
(Hz)、VTR可変速度再生部2の可変速度比をrと
すると、fi /fo =rの関係を満たすように、サンプ
リング周波数fi 、fo を設定できる場合には、fi =
rfo (Hz)となるサンプリング周波数fi で、音声
信号のA/D変換を行なう。またサンプリング周波数f
i 、fo が任意の値に設定できず、fi /fo ≠rの関
係になる場合には、A/D変換部3の後段に設けられた
サンプリング周波数変換部4によって、サンプリング周
波数変換係数c=rfo /fi (Hz)でサンプリング
した状態の音声データに変換する。そして、音声の属性
に基づいて分析処理を施し、この分析処理で得られた情
報に基づき、前記音声データを所定の時間幅を有するブ
ロック単位に分割し、このブロック単位で、逐次補間、
または間引くことにより、データの時間長を逐次、1/
r倍にする一連の処理を行なった後、サンプリング周波
数fo (Hz)でD/A変換することにより、VTR可
変速度再生部2の可変速度再生で得られた映像信号に、
音声の提示タイミングを同期させながら、音程が変化し
ない高品質な音声を出力する。
【0021】VTR可変速度再生部2は、VTR装置に
記録された音声信号を任意の映像再生速度に合わせて取
り出すことができ、かつ可変再生速度したときには、正
規の再生速度に対する可変速度比rを電気的に出力する
ことができるVTR装置、または前記可変速度比rを視
覚的に表示する機能を持つ既存のVTR装置などによっ
て構成されており、通常の記録速度で記録した映像信
号、音声信号を指定された再生速度で再生し、これによ
って得られた映像信号(変速再生映像信号)をモニタ装
置などに出力しながら、この映像信号とともに再生され
た音声信号(変速再生音声信号)と、可変速度比情報
(可変速度比rを含む情報)とをA/D変換部3に供給
するとともに、前記変速再生映像信号の時刻情報と、前
記可変速度比情報とを接続順序生成部10に供給する。
なお、この音声付きVTR可変速度再生装置1に要求さ
れる機能として、音声処理の機能のみが要求されている
ときには、VTR可変速度再生部2として、VTR装置
以外の装置、例えば6mmのテープ音声再生装置など、
音声のみのメディア記録再生装置などを使用するように
しても良い。
【0022】A/D変換部3は、VTR可変速度再生部
2から出力された音声信号(変速再生音声信号)を、V
TR可変速度再生部2から出力された可変速度比情報
(正規の再生速度に対する可変速度比r)に応じたサン
プリング周波数fi でA/D変換し、これによって得ら
れた音声データをサンプリング周波数変換部4に供給す
る。
【0023】この際、A/D変換時のサンプリング周波
数fi と、D/A変換時のサンプリング周波数fo と、
可変速度比rとがfi /fo =rの関係を満たすよう
に、各サンプリング周波数fi 、fo を設定できるとき
には、サンプリング周波数fi=rfo (Hz)で、V
TR可変速度再生部2から出力される音声信号(変速再
生音声信号)をA/D変換して音声データを生成する。
また各サンプリング周波数fi 、fo が固定値である場
合などのように、A/D変換時のサンプリング周波数f
i と、D/A変換時のサンプリング周波数fo と、可変
速度比rとがfi/fo ≠rであるときには、所定のサ
ンプリング周波数fi (Hz)で、VTR可変速度再生
部2から出力される音声信号(変速再生音声信号)をA
/D変換して音声データを生成し、これによって得られ
た音声データをサンプリング周波数変換部4に供給す
る。
【0024】サンプリング周波数変換部4は、A/D変
換部3から出力される音声データがfi /fo =rの関
係を満たすようにA/D変換された音声データであると
きには、サンプリング周波数変換係数cとして、c=1
を生成する。またA/D変換部3から出力される音声デ
ータがfi /fo ≠rの関係でA/D変換された音声デ
ータであるときには、サンプリング周波数変換係数cと
して、c=rfo /fi を生成する。これらサンプリン
グ周波数変換係数cに基づき、A/D変換部3から出力
される音声データのサンプリング周波数を変換して、サ
ンプリング周波数fi でA/D変換された音声データ
を、正規の再生速度で再生したときと同じサンプリング
周波数fo (Hz)でA/D変換したのに相当する音声
データに変換し、これを分析処理部5と、ブロックデー
タ分割部6とに供給する。
【0025】分析処理部5は、サンプリング周波数変換
部4から出力される音声データ(サンプリング周波数f
o (Hz)でA/D変換したのに相当する音声データ)
を取り込む入力処理、この入力処理で得られた音声デー
タのサンプリングレートを下げて(本実施の形態では、
4kHz)、以降の処理量を低減させるデシメーション
処理、A/D変換部3から出力される音声データおよび
前記デシメーション処理で得られた音声データを分析し
て、有声音、無声音、無音に区分する属性分析処理、こ
の属性分析処理で得られた有声音、無声音、無音毎に、
自己相関分析を行なって周期性を検出し、この検出結果
に基づき、音声データを分割するのに必要なブロック長
を決定するブロック長決定処理を順次に行ない、これに
よって得られた分割情報(有声音、無声音、無音毎のブ
ロック長を示す情報)をブロックデータ分割部6に供給
する。
【0026】この場合、前記属性分析処理では、サンプ
リング周波数変換部4から出力される音声データについ
て、30ms前後の窓幅を使用して、データの自乗和を
計算し、5ms前後の間隔で、音声データのパワー値P
を算出するとともに、このパワー値Pと、予め設定され
ているしきい値Pmin とを比較し、「P<Pmin 」を満
たす部分を無音区間と判定し、「Pmin ≦P」を満たす
部分を有声音区間と判別する。この後、サンプリング周
波数変換部4から出力される音声データに対して、ゼロ
交差分析、前記デシメーション処理で得られた音声デー
タに対する自己相関分析などを行ない、これらの各分析
結果と、パワー値Pとに基づき、音声データのうち、
「Pmin ≦P」を満たす部分が声帯の振動を伴う音声区
間(有声音区間)であるか、声帯の振動を伴わない音声
区間(無声区間)であるかを判定する。なお、サンプリ
ング周波数変換部4から出力される音声データの各属性
として、雑音や音楽などの背景音という属性も考えられ
るが、一般的には、雑音や背景音の信号と、音声信号と
を正しく自動判別することが困難なことから、雑音、背
景音も有声音、無声音のいずれかに分類される。
【0027】また、前記ブロック長決定処理では、前記
属性分析処理で有声音区間と判定されたデータについ
て、有声音のピッチ周期が分布している1.25ms〜
28.0ms程度の広い範囲にわたり、長さが異なる複
数の窓幅を使用して自己相関分析を行なって、できるだ
け正確なピッチ周期(声帯の振動周期である基本周期)
を検出し、この検出結果に基づき、各ピッチ周期が各々
のブロック長となるようにブロック長を決定する。また
前記属性分析処理で無声音区間、無音区間とされたもの
については、10ms以内の周期性を検出し、この検出
結果に基づき、ブロック長を決定し、これら有声音区
間、無音声区間、無音区間の各ブロック長を分割情報と
してブロックデータ分割部6に供給する。
【0028】ブロックデータ分割部6は、分析処理部5
から出力される分割情報で示される有声音区間のブロッ
ク長、無声音区間のブロック長に基づき、サンプリング
周波数変換部4から出力される音声データを分割し、こ
の分割処理によって得られたブロック単位の音声データ
と、この音声データのブロック長とをブロックデータ蓄
積部7と、接続データ生成部8とに供給する。
【0029】ブロックデータ蓄積部7は、リングバッフ
ァを備えており、ブロックデータ分割部6から出力され
る音声データ(ブロック単位の音声データ)と、この音
声データのブロック長とを取り込み、これを前記リング
バッファに一時記憶しながら、一時記憶している各ブロ
ック長を適宜、読み出し、これを接続順序生成部10に
供給するとともに、一時記憶しているブロック単位の音
声データを適宜、読み出し、これを音声データ接続部1
1に供給する。
【0030】また、接続データ生成部8は、ブロックデ
ータ分割部6から出力されるブロック単位の音声データ
を取り込みながら、図2に示すように、直線的に変化す
る窓A、Bを使用して、当該ブロックに含まれる音声デ
ータの開始部分、当該ブロックの直後または2つ後にあ
るブロックに対応する音声データの開始部分とを切り出
した後、これらを重複加算して接続データを生成し、こ
れを接続データ蓄積部9に供給する。
【0031】この場合、例えば、音声付きVTR可変速
度再生装置1の再生速度が「ゆっくり」に設定されてい
れば、ブロックデータ分割部6から出力されるブロック
単位の音声データを取り込み、各ブロック毎に、当該ブ
ロックの開始部分にある音声データに対し、時間長d
(ms)の間に直線的に変化する窓Aを使用した窓掛け
を行なうとともに、当該ブロック直後にあるブロックの
開始部分にある音声データに対し、時間長d(ms)の
間に直線的に変化する窓Bを使用した窓掛けを行なった
後、直後ブロックの開始部分と、当該ブロックの開始部
分とを重複加算して、時間長d(ms)の接続データを
生成し、これを接続データ蓄積部9に供給する。また、
音声付きVTR可変速度再生装置1の再生速度が「速
く」に設定されていれば、ブロックデータ分割部6から
出力されるブロック単位の音声データを取り込み、各ブ
ロック毎に、当該ブロックの開始部分にある音声データ
に対し、時間長d(ms)の間に直線的に変化する窓A
を使用した窓掛けを行なうとともに、当該ブロックの2
つ後にあるブロックの開始部分にある音声データに対
し、時間長d(ms)の間に直線的に変化する窓Bを使
用した窓掛けを行なった後、直後ブロックの開始部分
と、当該ブロックの開始部分とを重複加算して、時間長
d(ms)の接続データを生成し、これを接続データ蓄
積部9に供給する。この際、時間長dとしては、「5
(ms)」〜「当該ブロック、直後のブロック、2つ後
にあるブロックの各ブロック長のうち、短い方」の範囲
内にある値を任意に選択することができるが、時間長d
を短くした方が接続データ蓄積部9のバッファ容量を少
なくすることができる。
【0032】接続データ蓄積部9は、リングバッファを
備えており、接続データ生成部8から出力される接続デ
ータを取り込み、これを前記リングバッファに一時記憶
しながら、一時記憶している各接続データを適宜、読み
出し、これを音声データ接続部11に供給する。
【0033】また、接続順序生成部10は、VTR可変
速度再生部2から出力された可変速度比情報と変速再生
映像の時間情報とに基づき、変速再生映像の出力タイミ
ングと音声の出力タイミングとを一致させるのに必要な
時間的な伸縮倍率を算出し、これを一時記憶する書き換
え可能なメモリと、予め設定されている所定の時間間
隔、例えば50〜100ms前後の時間間隔で、前記書
き換え可能なメモリに記憶されている時間的な伸縮倍率
を読み出すとともに、この伸縮倍率、ブロックデータ蓄
積部7から出力される各ブロック長、音声データ接続部
11から出力される既接続情報に基づき、ブロック単位
の各音声データと、ブロック単位の各接続データとの接
続順序、すなわちVTR可変速度再生部2から出力され
た可変速度情報で指定された変速再生映像の出力タイミ
ングと音声の出力タイミングとを一致させるのに必要な
接続順序を時々刻々、生成する接続順序決定部とを備え
ている。
【0034】この場合、接続順序生成部10の前記接続
順序決定部において、変速再生映像の出力タイミング
と、音声の出力タイミングとを一致させる方法として
は、VTR可変速度再生部2から出力された可変速度比
情報で示される可変速度比rの逆倍数1/rを計算し、
これを分析処理部5で得られた分割情報(分割されたブ
ロックの伸縮倍率)とし、この伸縮倍率に基づき、時間
的な伸縮操作を行ない、VTR可変速度再生部2から出
力される変速再生映像に対し、高精度に同期させるため
に、音声データ接続部11から出力される既接続情報
と、VTR可変速度再生部2から出力される変速再生映
像の時刻情報(データ長やCTLなどの情報)を監視
し、これらのずれが積算されないように、伸縮倍率を適
宜、修正するという方法を使用する。
【0035】また、接続順序生成部10の前記接続順序
決定部において、時間情報監視を行なう方法としては、
図3に示すように、入力データ長監視部21によってブ
ロックデータ蓄積部7から出力されるブロック単位の長
さを常に計算して、入力データ長leng_inを求め
ながら、出力データ目標長演算部22によって前記入力
データ長leng_inと、VTR可変速度再生部2か
ら出力される可変速度比rとに基づき、伸縮倍率(逆倍
率)1/rを計算して出力データ目標長target
(target=leng_in/r)を求めるととも
に、出力データ長監視部23によって音声データ接続部
11から出力される既接続情報に基づき、出力データ長
leng_outを求めた後、比較部24によってこれ
ら出力データ目標長targetと、出力データ長le
ng_outとの差t(t=target−leng_
out)を求め、これを音声データ接続部11に供給す
るという方法を使用する。
【0036】さらに、接続順序生成部10の前記接続順
序決定部において、接続順序の生成方法としては、図
4、図5の模式図に示す方法を使用する。
【0037】まず、音声付きVTR可変速度再生装置1
が操作されて、再生速度が「ゆっくり」に設定されてい
る場合には、有声音区間、無声音区間、無音区間が順
次、入れ替わって出現する音声信号が入力されている状
態で、音声データ接続部11から出力される既接続情報
に基づき、音声データの属性が入れ替わったことが検知
されたり、VTR可変速度再生部2の再生速度が変更さ
れて、同じ属性であっても、音声データの伸縮倍率が変
更されていることが検知されたとき、接続順序の生成工
程の開始条件が整ったと判定し、図4の(A)に示すよ
うに、このときの時刻を開始時刻T0 に決定する。
【0038】この後、この開始時刻T0 を基準として、
ブロックデータ蓄積部7から音声データ接続部11に対
し、既に出力された音声データのブロック長を全て加算
した入力総和Si を求めるとともに、図4の(A)に示
すように、既に接続された音声データのブロック長を全
て加算した出力総和So を求めた後、これら入力総和S
i と、出力総和So と、目的の伸縮倍率R(R=1/
r:但し、R≧1.0)と、最後に接続された音声デー
タのブロック長Lとが次の(1)式に示す条件を満たす
ようなタイミングで、 L/2<R・Si −So …(1) 接続データ蓄積部9から出力される接続データのうち、
最後に接続されたブロックに対応する接続データを置
換、挿入した後、最後に接続されたブロックのうち、接
続データの生成に用いた部分より後ろの部分を再度、繰
り返して接続し、このブロックデータの後に、残りのブ
ロックを順次、接続することを示す接続順序を生成し、
これを音声データ接続部11に供給する。
【0039】これにより、図4の(A)、(B)に示す
例では、1つ目のブロックから8つ目のブロックまでを
順次、接続した時点で、前記(1)式に示す条件が満た
されることから、8つ目のブロックの後ろに、このブロ
ック(8つ目のブロック)に対応する接続データを置
換、挿入して、8つ目のブロックのうち、接続データの
生成に用いた部分より後ろの部分を繰り返し接続する。
なお、この図4に示す例では、4つ目のブロックが既に
一度、繰り返し接続されている。
【0040】また、音声付きVTR可変速度再生装置1
が操作されて、再生速度が「速く」に設定されている場
合には、次の(2)式に示す条件が成り立つタイミング
で、 L/2<So −R・Si …(2) 接続データ蓄積部9から出力される接続データのうち、
最後に接続されるべきブロックに対応する接続データを
間引き、その直後のブロックにおいて、当該間引かれた
ブロックの直前と直後の接続データの生成に用いた部分
より後ろの部分を接続し、このブロックの後ろに、残り
のブロックを順次、接続することを示す接続順序を生成
し、これを音声データ接続部11に供給する。
【0041】これにより、図5の(A)、(B)に示す
接続例では、1つ目のブロックから8つ目のブロックま
でを順次、接続した時点で、(2)式に示す条件が満た
されることから、8つ目のブロックの次に接続されるべ
き9つ目のブロックが間引かれて、10つ目のブロック
のうち、接続データの生成に用いた部分より後ろの部分
が接続される。なお、この図5に示す例では、4つ目の
ブロックが既に一度、間引かれている。
【0042】また、音声データ接続部11は、既に接続
した音声データなどの接続内容(既接続情報)を接続順
序生成部10に供給しながら、この接続順序生成部10
から出力される差tがゼロになるように伸縮倍率を適応
的に修正しながら、接続順序生成部10から出力される
接続順序に基づき、ブロックデータ蓄積部7から出力さ
れるブロック単位の音声データと、接続データ蓄積部9
から出力される接続データとを接続し、これよって得ら
れた一連の音声データを一時的にバッファリングしなが
ら、D/A変換部12に供給する。
【0043】D/A変換部12は、音声データを記憶し
てFIFO形式で出力するメモリと、所定のサンプリン
グレートで前記メモリから音声データを読み出し、これ
をD/A変換して音声信号を生成するD/A変換回路を
備えており、音声データ接続部11から出力される一連
の音声データを取り込んで、これをバッファリングしな
がらD/A変換して音声信号を生成し、これを出力す
る。
【0044】このように、この実施の形態では、VTR
可変速度再生部2を制御して、録音時と異なる速度で音
声信号を再生したとき、サンプリング周波数変換部4に
よってA/D変換時のサンプリング周波数fi (Hz)
と、D/A変換時のサンプリング周波数fo (Hz)と
をマッチングさせながら、VTR可変速度再生部2の可
変速度比rと、音声の属性とに基づき、音声データを所
定の時間幅を有するブロック単位に分割して逐次補間、
または間引くことにより、VTR可変速度再生部2で可
変速度再生された映像信号に、音声の提示タイミングを
同期させながら、音程が変化しない高品質な音声を出力
させるようにしている。このため、1/2倍速再生また
は2倍再生したときのように、可変速度の実用的な使用
範囲内で、可変速度再生された、音程が変化した音声を
取り込んで、音声の明瞭さを保ちながら、映像と高精度
に同期させた状態で、±1オクターブ程度の範囲で、音
程を元に戻すことができる(請求項1、5の効果)。
【0045】また、この実施の形態では、正規の再生速
度に対する可変速度比rで、前記記録媒体から再生され
た音声信号をサンプリング周波数fi で、A/D変換し
て得られた音声データをデジタル信号処理する際、前記
音声データの属性を分析処理し、次にこの分析処理で得
られた情報に基づき、前記音声データを所定の時間幅を
有するブロック単位に分割し、ブロック単位で逐次、補
間処理または間引き処理を行なって、データ長を逐次、
1/r倍にする一連の処理を行なって音声データを作成
した後、前記サンプリング周波数fo で前記出力音声デ
ータをD/A変換して音声信号を生成するようにしてい
る。このため、1/2倍速再生または2倍再生したとき
のように、可変速度の実用的な使用範囲内で、可変速度
再生された、音程が変化した音声を取り込んで、音声の
明瞭さを保ちながら、映像と高精度に同期させた状態
で、音声の接続部分を最適化させつつ、±1オクターブ
程度の範囲で、音程を元に戻すことができる(請求項
2、5の効果)。
【0046】さらに、この実施の形態では、VTR可変
速度再生部2から出力される音声信号の可変速度比r
と、この音声信号をA/D変換するときに使用するサン
プリング周波数fi と、音声データをD/A変換すると
きに使用するサンプリング周波数fo とが、 fi /fo =r を満たすときには、 fi =rfo となるサンプリング周波数fi を使用し、また前記各サ
ンプリング周波数fi 、fo と、前記可変速度比rと
が、 fi /fo ≠r であるときには、サンプリング周波数変換係数cを含
む、 fi =rfo /c となるサンプリング周波数fi を使用するようにしてい
る。A/D変換部3と、ブロックデータ分割部6(分析
処理部5)との間に、サンプリング周波数変換部4を挿
入するという、従来から使用されている回路に対し、少
しの回路を付加するだけで、1/2倍速再生または2倍
再生したときのように、可変速度の実用的な使用範囲内
で、可変速度再生された、音程が変化した音声を取り込
んで、音声の明瞭さを保ちながら、映像と高精度に同期
させた状態で、音声の接続部分を最適化させつつ、±1
オクターブ程度の範囲で、音程を元に戻すことができる
(請求項3、5の効果)。
【0047】さらに、この実施の形態では、VTR可変
速度再生部2から出力される音声信号をサンプリング周
波数fi で、A/D変換して得られた音声データをデジ
タル信号処理する際、接続順序生成部10を構成する入
力データ長監視部21によってブロックデータ蓄積部7
から出力されるブロック単位の長さを常に計算して、入
力データ長leng_inを求めながら、出力データ目
標長演算部22によって前記入力データ長leng_i
nと、VTR可変速度再生部2から出力される可変速度
比rとに基づき、伸縮倍率(逆倍率)1/rを計算して
出力データ目標長target(target=len
g_in/r)を求めるとともに、出力データ長監視部
23によって音声データ接続部11から出力される既接
続情報に基づき、出力データ長leng_outを求め
た後、比較部24によってこれら出力データ目標長ta
rgetと、出力データ長leng_outとの差t
(t=target−leng_out)を求め、これ
を音声データ接続部11に供給して、この差tをゼロに
するように伸縮倍率を調整するようにしている。このた
め、1/2倍速再生または2倍再生したときのように、
可変速度の実用的な使用範囲内で、可変速度再生され
た、音程が変化した音声を取り込んで、音声の明瞭さを
保ちながら、音声と映像とのずれを完全に補正して、映
像と高精度に同期させた状態で、音声の接続部分を最適
化させつつ、±1オクターブ程度の範囲で、音程を元に
戻すことができる(請求項4、5の効果)。
【0048】なお、上述した実施の形態においては、接
続順序生成部10によって出力データ目標長targe
tと、出力データ長leng_outとの差t(t=t
arget−leng_out)を求め、音声データ接
続部11において、前記差tがゼロになるように、伸縮
倍率を適応的に修正制御させるようにしているが、VT
R可変速度再生部2から出力される時刻情報を音声デー
タ接続部11に直接、フィードバックして、映像のタイ
ミングと、音声のタイミングとの一致がとれるように、
伸縮倍率を制御するようにしても良い。
【0049】また、上述した実施の形態では、A/D変
換部3で使用するサンプリング周波数fi と、D/A変
換部12のサンプリング周波数fo と、可変速度比rと
が所定の関係となるように、各サンプリング周波数fi
の周波数を決定するようにしているが、この際地上TV
放送または衛星放送Aモードの周波数帯域幅(15kH
z)を確保するために、D/A変換のサンプリング周波
数fo を32kHzに固定するようにしても良い。同様
に、VTR可変速度再生装置の再生速度にかかわらず、
出力音声の周波数帯域幅を一定にするためにも、D/A
変換のサンプリング周波数fo を固定することが望まし
い。
【0050】さらに、上述した実施の形態では、音声部
分だけに対し、伸縮処理、音程調整処理などの処理を行
なっているので、本発明の主要部を使用して、業務用V
TR装置の統一フォーマットによる制御用インタフェー
スを構成し、この制御用インタフェースを既存の業務用
VTR装置に外付けして、上述した音程の復元処理を行
なうようにしても良い。
【0051】これによって、現在、使用されているVT
R装置の記録再生方式、例えばハイビジョン方式、NT
SC方式などを使用しているVTR装置でも、またどの
ような機種、例えばHDD−1000、D5−VTRな
どの機種でも、上述した実施の形態の効果を得ることが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
/2倍速再生または2倍再生したときのように、可変速
度の実用的な使用範囲内で、可変速度再生された、音程
が変化した音声を取り込んで、音声の明瞭さを保ちなが
ら、映像と高精度に同期させた状態で、音声の接続部分
を最適化させつつ、かつ±1オクターブ程度の範囲で、
音程を元に戻すことができる。
【0053】また、従来から使用されている回路に対
し、少しの回路を付加するだけの簡単な構成で装置を実
現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声処理方法、音声処理装置およ
び記録再生装置を使用した音声付きVTR可変速度再生
装置の概要を示すブロック図である。
【図2】図1に示す接続データ生成部の接続データ生成
動作例を示す模式図である。
【図3】図1に示す接続順序生成部内にある時間情報監
視動作部分の詳細な回路構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】図1に示す音声付きVTR可変速度再生装置を
「ゆっくり」にしたときにおける、接続順序生成部のブ
ロック接続指示動作例を示す模式図である。
【図5】図1に示す音声付きVTR可変速度再生装置を
「速く」にしたときにおける、接続順序生成部のブロッ
ク接続指示動作例を示す模式図である。
【符号の説明】
1:音声付きVTR可変速度再生装置(記録再生装置) 2:VTR可変速度再生部 3:A/D変換部 4:サンプリング周波数変換部 5:分析処理部 6:ブロックデータ分割部 7:ブロックデータ蓄積部 8:接続データ生成部 9:接続データ蓄積部 10:接続順序生成部 11:音声データ接続部 12:D/A変換部 21:入力データ長監視部 22:出力データ目標長演算部 23:出力データ長監視部 24:比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−103704(JP,A) 特開 平6−259093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に音声信号を記録したときの速
    度と異なる再生速度で、前記記録媒体上の音声信号を再
    生する際に、再生された音声信号の音程を調整する音声
    処理方法において、 正規の再生速度に対する可変速度比rで、前記記録媒体
    から再生された音声信号をA/D変換して音声データに
    するときのサンプリング周波数fi と、前記音声データ
    をデジタル信号処理した後にD/A変換して音声信号に
    するときのサンプリング周波数fo と、前記速度比rと
    が、 fi /fo =r を満たすときには、 fi =rfo となるサンプリング周波数fi を使用し、 fi /fo ≠r であるときには、サンプリング周波数変換係数cを含む fi =rfo /c となるサンプリング周波数fi を使用する、 ことを特徴とする音声処理方法。
  2. 【請求項2】 記録媒体に音声信号を記録したときの速
    度と異なる再生速度で、前記記録媒体上の音声信号を再
    生する際に、再生された音声信号の音程を調整する音声
    処理方法において、 正規の再生速度に対する可変速度比rで、前記記録媒体
    から再生された音声信号をA/D変換して音声データに
    するときのサンプリング周波数fi と、前記音声データ
    をデジタル信号処理した後にD/A変換して音声信号に
    するときのサンプリング周波数fo と、前記速度比rと
    が、 fi /fo =r を満たすときには、 fi =rfo となるサンプリング周波数fi を使用し、 fi /fo ≠r であるときには、サンプリング周波数変換係数cを含む fi =rfo /c となるサンプリング周波数fi を使用すると共に、 当該サンプリング周波数fi でA/D変換して得られた
    音声データをデジタル信号処理する際、 前記音声データの属性を分析処理し、次にこの分析処理
    で得られた情報に基づき、前記音声データを所定の時間
    幅を有するブロック単位に分割し、ブロック単位で逐
    次、補間処理または間引き処理を行なって、データ長を
    逐次、1/r倍にする一連の処理を行なって出力音声デ
    ータを作成した後、 前記サンプリング周波数fo で前記出力音声データをD
    /A変換して音声信号を生成する、 ことを特徴とする音声処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の音声処理方法
    において、 前記サンプリング周波数fi でA/D変換して得られた
    音声データをデジタル信号処理する際、 前記記録媒体から読み出される音声信号の時刻情報と前
    記一連の処理を経て得られた出力音声データの時刻情報
    とを監視し、前記音声信号と前記出力音声データとの間
    に発生する時間のずれを補正する、 ことを特徴とする音声処理方法。
  4. 【請求項4】 記録媒体に音声信号を記録したときの速
    度と異なる再生速度で、前記記録媒体上の音声信号を再
    生する際に、再生された音声信号の音程を調整する音声
    処理装置において、 前記記録媒体から再生された音声信号をサンプリング周
    波数fi でA/D変換するA/D変換手段と、 A/D変換して得られた音声データに対して属性に基づ
    く分析処理を行なう分析処理手段と、 この分析処理で得られた情報に基づき、前記音声データ
    を所定の時間幅を有するブロック単位に分割するブロッ
    クデータ分割手段と、 分割されたブロック単位で逐次、補間処理または間引き
    処理を行なって、データ長を1/r倍(r;正規の再生
    速度に対する可変速度比)にする一連の処理を行なって
    出力音声データを作成する出力音声データ作成手段と、 作成された出力音声データをサンプリング周波数fo で
    D/A変換して映像と同期した音声を出力する音声出力
    手段と、 前記A/D変換するときのサンプリング周波数fi と、
    前記音声データをD/A変換して音声信号にするときの
    サンプリング周波数fo と、前記速度比rとがfi /f
    o =rを満たすときには、fi =rfo となるサンプリ
    ング周波数fiを設定し、fi /fo ≠rであるときに
    は、サンプリング周波数変換係数cを含むfi =rfo
    /cとなるサンプリング周波数fi を設定するサンプリ
    ング周波数設定手段と、 を具備することを特徴とする音声処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の音声処理装置におい
    て、 前記出力音声データ作成手段は、前記記録媒体から読み
    出される音声信号の時刻情報と前記一連の処理を経て得
    られた出力音声データの時刻情報とを監視し、前記音声
    信号と前記出力音声データとの間に発生する時間のずれ
    を補正する手段を含むことを特徴とする音声処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5のいずれかに記載され
    た音声処理装置を含むことを特徴とする記録再生装置。
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