JP3073931U - 袋 体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドバッグ等内に収納して携行するに際し
ては、不必要な幅径となることを極力防止すべく整然と
しかも極めて小径な形態に折りたたみ携行することがで
きることは勿論のこと、このコンパクトな状態が確実強
固に保持され、常時買物袋を何等の支障なく携行するこ
とができる袋体を提供する。 【解決手段】 コンパクトに折りたたんでなる袋体１を
係止するため買物袋等の袋体１の開口部１ａ上方部に一
側端を取付け、他側端を袋体１内に向かって取出し自在
に垂下してなる係止体の一側部と他側部には、互いに相
反する面部分に面ファスナー、ホック、ボタン等の止着
部材を取付け形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハンドバッグ等に極めてコンパクトな形態に収納され携行すること ができる買物袋等の袋体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、スーパー、百貨店等においてエコバッグ運動が盛んになっているように 、スーパー等における買物に際し自分専用の買物袋を用意する人が増えている。 この買物袋にあっては、その性格上ある程度の容量が必要であることから紐付 きのものでかなり大径のものが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この種、買物袋を常時ハンドバッグに入れて携帯し、必要に応じて即取出し使 用することも考えられるが、従来この種買物袋にあっては大径であることともあ いまって、これを整然とコンパクトに折りたたみしかも折りたたみ状態が確実に 強固に維持される買物袋、あるいは買物袋として即使用するときには、このコン パクトな状態から即買物袋へと迅速かつ容易に変化することのできる買物袋は皆 無であった。

【０００４】 したがってこの種買物袋を携行するに際しては使用しない状態にあっても大径 のままの状態で携行しなければならないことから、せっかくのエコバッグ運動に あっても、スーパーや百貨店の提供するポリ袋体等を使用することを余儀なくさ れ、その抜本的な解決策が待たれていた。

【０００５】 本考案にあってはハンドバッグ等内に収納して携行するに際しては、不必要な 幅径となることを極力防止すべく整然としかも極めて小径な形態に折りたたみ携 行することができることは勿論のこと、このコンパクトな状態が確実強固に保持 され、常時買物袋を何等の支障なく携行することができる袋体を提供することを 第一の目的とする。

【０００６】 本考案の第二の目的はスーパー、百貨店あるいは旅行先等において必要に応じ て買物袋として取出し使用する時は、コンパクトな折りたたみ保持状態を迅速か つ容易に解き、即時所要径の買物袋にと変化させることのできる袋体を提供する ことを第二の目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案の袋体は、コンパクトに折りたたんでなる袋 体を係止するため買物袋等の袋体の開口部上方部に一側端を取付け、他側端を袋 体内に向かって取出し自在に垂下してなる係止体の一側部と他側部には、互いに 相反する面部分に面ファスナー、ホック、ボタン等の止着部材を取付け形成した ことを特徴とするものである。

【０００８】 また、係止体には一個若しくは複数個のポケットを形成したことを特徴とする 。

【０００９】 また、係止体は帯体からなることを特徴とする。

【００１０】 袋体には袋体に対し収納取出し自在の手提げ紐を取付けてなることを特徴とす る。

【００１１】 袋体を係止体にてコンパクトに折りたたみ係止する際には、係止体を袋体開口 部より引き出し袋体の開口部の延長方向に位置させるとともに、袋体の左側部、 右側部を袋体の係止体延長方向の袋体中央部分に折り重ね、ほぼ係止体の幅径か らなる縦長長方形体を構成し、次にこれを係止体方向に折りたたむことにより折 りたたみ袋体を形成し、さらにこの折りたたみ袋体の上縁部を袋体の開口部上方 部に位置する係止体の一側部に合わせた後、係止体他側部方向に向かって回転さ せ、最終的には折りたたみ袋体を係止体が被包する形態にて前記係止体一側部と 他側部に形成した止着部材を止着させることを特徴とする。

【考案の実施の形態】

【００１２】 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図１，図２において１は本考案の買物袋等の袋体である。２は袋体の紐であり 、袋体１の開口部１ａ上方部に取付けられるとともに袋体１内に収納自在である 。

【００１３】 ３は係止体であり、実施例にあっては、ある程度の横幅径を有する帯体からな る。 この係止体３は袋体の開口部１ａ上方部の中央部分に一側端３ａを取付けると ともに、買物袋として使用する時には他側端３ｂは袋体内に向かって取出し自在 の状態で垂下している。尚、係止体は帯体形状であることが好適であるが紐体で あってもよい。

【００１４】 ４は係止体３の一側部の一面に取付け形成された面ファスナー、ホック、ボタ ン等の止着部材であり、５は係止体３の他側部の一面に取付け形成された同じく 面ファスナー、ホック、ボタン等の止着部材である。 この止着部材４と止着部材５は互いに相反する面部分に取付け形成されている 。６は止着部材に形成された小物等を入れるためのポケットである。

【００１５】 上記構成に係る本考案において、本考案の袋体をコンパクトに折りたたみハン ドバッグ等に収納するに際しては、まず図２に示すように係止体３を袋体１本体 開口部１ａより引き出し袋体１の開口部の延長方向に位置させる。 このとき係止体３の一側部に取付け形成された止着部材４と係止体３の他側部 に取付け形成された止着部材５は互いに相反する面部分に取付け形成された状態 にて位置している。 すなわち、本実施例にあっては図２に示す如く一側部に取付け形成された止着 部材４は裏面部分に他側部に取付け形成された止着部材５は正面部分に取付け形 成されている。

【００１６】 次に図３に示すように袋体１の右側部、左側部を袋体１の係止体延長方向の袋 体中央部分に折り重ね、ほぼ係止体３の幅径からなる縦長長方形体を構成する。 次にこれを縦方向（係止体方向）に折りたたみ、折りたたみ袋体を形成する。 そしてこの折りたたみ袋体の上縁部を係止体３の一側部３ａに合わせた後、係 止体３他側部３ｂ方向に回転させてゆき図４の状態とする。 最後に折りたたみ袋体を係止体３全体にて被包する形態にて、係止体３の一側 部に取付け形成した止着材４と他側部に取付け形成した止着部材を止着すること により、コンパクトに折りたたまれその形態が確実に維持される袋体１が迅速か つ容易に形成される。

【００１７】 また買物袋と使用とするときには、止着部材４と止着部材５との止着状態を解 除し、折りたたみ状態に元を戻せば、これまた迅速かつ容易に買物袋に変身させ ることができる。

【００１８】

【考案の効果】

しかして本考案によれば、買物袋等の袋体はハンドバッグ等の余域に極めてコ ンパクトに折りたたまれ収納された状態にて、しかもこのコンパクトな状態が確 実強固に保持された状態で、何等の支障なく携行することができる。したがって スーパー、百貨店あるいは旅行先等における買物にあっては即買物袋としてハン ドバッグ等より取出し使用することができる。

【００１９】 したがって大径な買物袋をその都度携行するという不便さは全て解決できると ともに、極力スーパー等におけるポリ袋等を使用せず自分専用の買物袋を用意し て買物をするという環境にとっても好適であり、また販売者側、ひいては購入者 側にとっても利にかなったエコバック運動の一助ともなる買物袋等の袋体を提供 することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の袋体の正面図である。

【図２】本考案の袋体の折りたたみ状態の第１段階を示
す正面図である。

【図３】本考案の袋体の折りたたみ状態の第２段階を示
す正面図である。

【図４】本考案の袋体の折りたたみ状態の最終段階を示
す正面図である。

【符号の説明】

１ 袋体 １ａ 開口部 ２ 紐 ３ 係止体 ３ａ 一側端 ３ｂ 他側端 ４ 止着部材 ５ 止着部材 ６ ポケット

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンパクトに折りたたんでなる袋体を係
   止するため買物袋等の袋体の開口部上方部に一側端を取
   付け、他側端を袋体内に向かって取出し自在に垂下して
   なる係止体の一側部と他側部には、互いに相反する面部
   分に面ファスナー、ホック、ボタン等の止着部材を取付
   け形成したことを特徴とする袋体。
2. 【請求項２】 係止体には一個若しくは複数個のポケッ
   トを形成したことを特徴とする請求項１記載の袋体。
3. 【請求項３】 係止体は帯体からなることを特徴とする
   請求項１記載の袋体。
4. 【請求項４】 袋体には袋体に対し収納取出し自在の手
   提げ紐を取付けてなることを特徴とする請求項１記載の
   袋体。
5. 【請求項５】 袋体を係止体にてコンパクトに折りたた
   み係止する際には、係止体を袋体開口部より引き出し袋
   体の開口部の延長方向に位置させるとともに、袋体の左
   側部、右側部を袋体の係止体延長方向の袋体中央部分に
   折り重ね、ほぼ係止体の幅径からなる縦長長方形体を構
   成し、次にこれを係止体方向に折りたたむことにより折
   りたたみ袋体を形成し、さらにこの折りたたみ袋体の上
   縁部を袋体の開口部上方部に位置する係止体の一側部に
   合わせた後、係止体他側部方向に向かって回転させ、最
   終的には折りたたみ袋体を係止体が被包する形態にて前
   記係止体一側部と他側部に形成した止着部材を止着させ
   ることを特徴とする袋体。