JP3073650U - 電源系統中継ボックス - Google Patents

電源系統中継ボックス

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JP3073650U
JP3073650U JP2000003642U JP2000003642U JP3073650U JP 3073650 U JP3073650 U JP 3073650U JP 2000003642 U JP2000003642 U JP 2000003642U JP 2000003642 U JP2000003642 U JP 2000003642U JP 3073650 U JP3073650 U JP 3073650U
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casing
frp
side wall
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power
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JP2000003642U
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Inventor
新谷  章
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フィスコインターナショナル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストであり、また軽量で強度及び作業性
が高く、電気絶縁性及び難燃性を有する電源系統中継ボ
ックスを得る。 【解決手段】 電源系統中継ボックス1のケーシング1
を、片面を光沢処理したFRP製であり各側壁が平坦な
外側シェル5と、片面を光沢処理したFRP製であり第
2対向側壁2B間で第1対向側壁2Aの中間部分から底
面までケーシングの内部空間に向かって側方に張り出す
2段の段差付き張出部6Aを形成した内側シェル6とで
構造し、光沢処理面が外向きになるよう互いに背反さ
せ、張出部の空間にボルト支持プレート及び発泡樹脂ブ
ロックを配置して外側シェル5及び内側シェル6を張り
合わせる。ボルト支持プレートに支持した固定ボルト9
を棚面6a,6bから突出させ、集配電プレートを掛け
渡してナットにより固定することができるにようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は少なくとも1個の電源装置と電力を消費する複数個の負荷装置との間 に配置し、前記電源装置から集電しかつ接続した複数個の負荷装置に配電する電 源系統中継ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バッテリ等の電源装置は、年々小型化されてきており、小型の電源装置から多 数の負荷装置例えば、通信機器に電力を分配供給する上で、このような中継ボッ クスは欠かせないものになってきている。一方、このような中継ボックスに接続 される負荷装置を増設したり、電源装置自体を交換したりする作業が頻繁に必要 となる。負荷装置のサービスを停止するのは不都合であるため、このような増設 ・交換作業は通電したままで行うのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来、このような中継ボックスは、それ自体導電性を有する鋼板で構 成されており、従って、通電したまま即ち、活線での増設又は交換作業をするの は極めて危険である。この危険防止のために面倒な絶縁処理を施す必要があるが 、この絶縁処理の養生のために作業を中断する必要があり、作業が完了するまで に相当時間がかかるという欠点があった。
【0004】 更に、従来の鋼板製の中継ボックスは重量が重く、作業性が悪く、高所取り付 けに困難が伴うという欠点があった。更にまた、市販の鋼板製の箱を流用して受 注生産していたため納期に時間がかかるとともに、個々の設備管理者によって採 用する中継ボックスの仕様が異なり、従って、中継ボックス毎に接続方法が異な ることになり、作業ミスを起こし易いという欠点があった。
【0005】 従って、本考案は低コストであり、また軽量で強度及び作業性が高く、電気絶 縁性及び難燃性を有する電源系統中継ボックスを得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、矩形の底壁、この底壁の1対の側辺から 垂直方向に延びて互いに対向する1対の第1対向側壁、前記底壁の残りの1対の 側辺から垂直方向に延びる1対の側壁であって、少なくとも一方の側壁にはケー ブル導入開口を形成した第2対向側壁よりなるFRP製のケーシングと、ロック 手段によって前記ケーシングに着脱自在に固定でき前記ケーシングの頂部開口を 塞ぐFRP製の上蓋とを具え、前記ケーシングを、片面を光沢処理したFRP製 であり各側壁が平坦な外側シェル及び片面を光沢処理したFRP製であり前記第 2対向側壁間で前記第1対向側壁の中間部分から底面までケーシング内部空間に 向かって側方に張り出す2段の段差付き張出部を形成した内側シェルとの張り合 わせ構造にし、光沢処理面が外向きになるよう互いに背反させて外側シェル及び 内側シェルを張り合わせる際に前記内側シェルの前記2段の段差付き張出部と前 記外側シェルとの間の空間にボルト支持プレート及び発泡樹脂ブロックを配置す るとともに、前記ボルト支持プレートに支持した固定ボルトを前記段差付き張出 部の棚面から突出させ、各段の左右の棚面の固定ボルト間に導電性の集配電プレ ートを掛け渡してナットにより固定することができるにようにしたことを特徴と する。
【0007】 本考案によれば、FRP製のケーシングは製造が簡単かつ低コストであり、軽 量で強度及び作業性が高く、中継ボックスに電気絶縁性及び難燃性を与える。し かもケーシングは2重構造でありかつ内側シェルには第2対向側壁間で前記第1 対向側壁の中間部分から底面まで側方に突出する2段の段差付き張出部を形成し てあるため、更に、内側シェルの前記2段の段差付き張出部と前記外側シェルと の間の空間に発泡樹脂ブロックを配置して内外のシェル相互を張り合わせてある ため、強度を一層高める。
【0008】
【考案の実施の形態】 次に、図面につき本考案の好適な実施の形態を説明する。
【0009】 図1に本考案電源系統中継ボックスの好適な実施の形態の中継ボックス1を示 す。この中継ボックス1は、FRP製のケーシング2と、このケーシング2の頂 部開口を塞ぐFRP製の上蓋3と、この上蓋3をケーシング2に固定するための ロック手段4とを具える。図示の実施の形態によれば、ロック手段4を上蓋3に 固定したフック4a及びこのフック4aに連係動作するロック付きバックル4b により構成する。
【0010】 ケーシング2は、矩形の底壁2aと、この底壁2aの1対の側辺から垂直方向 に延びて互いに対向する1対の第1対向側壁2Aと、底壁2aの残りの1対の側 辺から垂直方向に延びる1対の側壁2Bであって、少なくとも一方の側壁にはケ ーブル導入開口2bを形成した第2対向側壁2Bとにより構成し、頂部は開放す る。ケーシングの上端縁に沿ってゴム製の縁取り2Cを設ける。
【0011】 図示の実施の形態では1対の第2対向側壁2Bのうちの一方の側壁のみにケー ブル導入開口2bを形成したが、双方ともケーブル導入開口を設けることもでき る。底壁2aには、ケーシング2をケーブルが敷設されている床面又は壁面に固 定したケーシング支持ブラケット(図示せず)に固定する固定ボルト孔2cを設 ける。
【0012】 更に、このケーシング2は、片面を光沢処理したFRP製であり各側壁が平坦 な外側シェル5と、やはり片面を光沢処理したFRP製であり第2対向側壁2B 間で第1対向側壁2Aの中間部分から底面まで側方に(ケーシングの内側空間に 向かって)張り出す2段の段差付き張出部6Aを形成した内側シェル6とを、光 沢処理面が外向きになるよう互いに背反させて張り合わせた構造にする。図示の 斜視図では片側の段差付き張出部6Aしか見えていないが、これに対向する第1 対向側壁2Aにも設けてある。
【0013】 外側シェル5及び内側シェル6を張り合わせる際に、図3の(a)に示すよう に、内側シェル6の2段の段差付き張出部6Aと外側シェル5との間の空間にボ ルト支持プレート7及び発泡樹脂ブロック8を配置するとともに、ボルト支持プ レート7に固着した固定ボルト9(図3の(b)参照)を段差付き張出部6Aにお ける上段及び下段の棚面から突出させ、左右の張出部6Aの各段における6a, 6bの固定ボルト9間に導電性の集配電プレート10を掛け渡してナット(図示 せず)で固定することができるにようにする。
【0014】 図4に示すように、集配電プレート10には、両側の端部におけるそれぞれ1 対の取付ボルト孔11と、複数個のケーブル端子接続ボルト孔12を設ける。上 下段の棚面6a,6bにそれぞれ取り付ける1対の集配電プレート10のうちの 一方には電源装置及び複数個の負荷装置から延びるケーブルの+端子を接続し、 他方にはケーブルの−端子を接続する。
【0015】
【考案の効果】
本考案電源系統中継ボックスによれば、FRP製のケーシング及び上蓋により 構成したため、製造が簡単かつ低コストであり、軽量で強度及び作業性が高く、 電気絶縁性及び難燃性を示す。しかもケーシングは外側シェル及び内側シェルの 2層構造であるため、また内側シェルには第2対向側壁間で前記第1対向側壁の 中間部分から底面までケーシングの内部空間に向かって側方に張り出す2段の段 差付き張出部を形成してあるため、更に、内側シェルの前記2段の段差付き張出 部と外側シェルとの間の空間に発泡樹脂ブロックを配置して内外のシェル相互を 張り合わせたため、強度を一層高めることになる。
【0016】 また外側シェル及び内側シェルの光沢処理面がケーシングの外表面及び内表面 に露出するよう外側シェル及び内側シェルを張り合わせたため、優れた外観を示 すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による電源系統中継ボックスの好適な
実施の形態の斜視図である。
【図2】 図1の中継ボックスの上蓋を外した状態の斜
視図である。
【図3】 (a)は本考案による中継ボックスの部分拡
大縦断面図、(b)はボルト支持プレート及びこれに支
持したボルトを示す斜視図である。
【図4】 中継ボックスに取り付ける集配電プレートの
平面図である。
【符号の説明】
1 中継ボックス 2 ケーシング 2a 底壁 2b ケーブル導入開口 2c 固定ボルト孔 2A 第1対向側壁 2B 第2対向側壁 2C 縁取り 3 上蓋 4 ロック手段 4a フック 4b ロック付きバックル 5 外側シェル 6 内側シェル 6A 段差付き張出部 6a,6b 棚面 7 ボルト支持プレート 8 発泡樹脂ブロック 9 固定ボルト 10 集配電プレート 11 取付ボルト孔 12 ケーブル端子接続ボルト孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の電源装置と電力を消費
    する複数個の負荷装置との間に配置し、前記電源装置か
    ら集電しかつ接続した複数個の負荷装置に配電する電源
    系統中継ボックスにおいて、矩形の底壁、この底壁の1
    対の側辺から垂直方向に延びて互いに対向する1対の第
    1対向側壁、前記底壁の残りの1対の側辺から垂直方向
    に延びる1対の側壁であって、少なくとも一方の側壁に
    はケーブル導入開口を形成した第2対向側壁よりなるF
    RP製のケーシングと、ロック手段によって前記ケーシ
    ングに着脱自在に固定でき前記ケーシングの頂部開口を
    塞ぐFRP製の上蓋とを具え、前記ケーシングを、片面
    を光沢処理したFRP製であり各側壁が平坦な外側シェ
    ル及び片面を光沢処理したFRP製であり前記第2対向
    側壁間で前記第1対向側壁の中間部分から底面までケー
    シングの内部空間に向かって側方に張り出す2段の段差
    付き張出部を形成した内側シェルとの張り合わせ構造に
    し、光沢処理面が外向きになるよう互いに背反させて外
    側シェル及び内側シェルを張り合わせる際に前記内側シ
    ェルの前記2段の段差付き張出部と前記外側シェルとの
    間の空間にボルト支持プレート及び発泡樹脂ブロックを
    配置するとともに、前記ボルト支持プレートに支持した
    固定ボルトを前記段差付き張出部の棚面から突出させ、
    各段の左右の棚面の固定ボルト間に導電性の集配電プレ
    ートを掛け渡してナットにより固定することができるに
    ようにしたことを特徴とする電源系統中継ボックス。
JP2000003642U 2000-05-30 2000-05-30 電源系統中継ボックス Expired - Lifetime JP3073650U (ja)

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