JP3073632U - 横断表示の小旗を定着組合わせたランドセル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】小学児童、小学生が登校、下校の際車道を横断
する時に合図する為の小旗を組合せて携帯するランドセ
ルを提供する。 【解決手段】ランドセル１の外側部に保持具としての筒
体をバンド６で係止し、筒体の形状は上から下にかけて
その径を異にして円錐形とする。この筒体内に挿着する
棒体７の上部に筒体の蓋ともなる固形の止体８を、更に
その下には任意の形ちの小旗９を固着し、棒体の下部に
は口型の伸縮性材（例えばゴム状のもの又は樹脂系のス
ポンジ状のもの）の台座を固着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、特に小学児童、小学生が登校、下校の際車道を横断する時に合図する 為の小旗を組合せて携帯するランドセルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は歩行者特に児童、生徒が車道を横断する際には所定の場所に置かれている ケース内の小旗を持つか又は片手を上げて停車中の車内の運転者に横断中である ことを示して横断の安全を確保するようにしている。しかし場所によっては、小 旗の備えのない所もあって此点解決されていないという問題点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は従来のもつ前記のような問題点を解決するために工夫開発したものであ って、常時小旗が横断の箇所に備えられているとは限らず今日では殆どの横断す る箇所に置かれていないのが現状である。そのため横断の際には片手を上げるか 手も上げないで走って渡ることが殆どとなっている。 これでは危険で事故の発生も多くなるので事故防止の為には何等かの方法を講ず る必要がある。 斯る課題に対応するのを目的として開発したのが本考案であって、常時小旗をラ ンドセルに組合せて設定しておけば何時でも信号用として使用が出来るようにす る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるランドセルし小旗の組合せ構成は、 小旗の出し入れ自在の筒体保持具をランドセルの外側部に設置すればよい。小旗 はいつでもランドセルと共に在るので必要時に筒体保持具内より引張り上げれば 使用出来、不使用となれば小旗を棒に巻いて挿込めば簡単に筒体保持具内に収納 出来る。 ランドセルの前部に設けられた二本の肩掛支持バンドは、よく肩からずれるので これを防止するために二本のバンドを他のバンドで着脱自在に装着すればランド セルが安定し落ちることは防止できる。

【０００５】

【作 用】

本考案は、従来公知のランドセルに付属して設置するものであって、ランドセル の外側部を利用して小旗を収納する円錐形の筒体保持具を固着する外に、前方部 の二本のバンドを結合することによって着用者が激動しても肩からランドセルが 外れることなく歩行者の安全とランドセル着用の安定を得ることが出来る。

【０００６】

【実施例】

実施例については図面を参照して説明する。 公知のランドセル１の外側部に保持具としての筒体４をバンド６で係止するが、 筒体の形状は上から下にかけてその径を異にして円錐形とする。この筒体内に挿 着する棒体７の上部に筒体の蓋ともなる固形の止体８を、更にその下には任意の 形ちの小旗９を固着し、棒 ポンジ状のもの）の台座を図３のように固着する。

【０００７】 斯くして構成した筒体はバンド６で完止すればよい。 使用時には、棒体の上部の止片を引張り上げると棒体は筒内から上げられて小旗 が出た時点で棒体下部の止体が張力で筒体内壁に接着して必要以上に上昇しない ので棒体は筒体内で安定する。 小旗を収納する時は、先づ小旗を棒体に巻取って後上部の止体を下 態となり小旗は完全に収納される。 本考案の使用は、登校で家を出る時前以て小旗を筒体内から引っ張り出して開旗 して確認の上出発すれはよい。学校に到着すると旗を筒体内に収納すればよい。 下校の場合も出発同様に取扱えばよい。尚ランドセルのカバー２の下辺部に所属 校名を表示しておくとより一層効果的である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は次の効果を奏する。 １．ランドセル本体への取付けが簡単容易である。 ２．軽量のため着用者に負担は掛らない。 ３．取扱が簡単である。 ４．仕様上の効果があって安全である。 ５．危険、事故防止に役立つものである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案の実施例を示す。

【図１】は、ランドセルの外側部に本考案を設置組合せ
た状態を示す全体要部正面図

【図２】は、ランドセルの前方部の肩掛けバンドの結合
状態を表す。

【図３】は、旗棒の全形図

【図４】は、円錐形筒体の全形正面図

【図５】は、筒体内に旗棒を収納した正面図

【図６】は、筒体内から旗を突出させた使用時の姿図で
ある。

【符号の説明】

１−−−−−ランドセル本体 ２−−−−−ランドセルカバー ３−−−−−筒体受 ４−−−−−円錐形長方筒体 ５−−−−−筒体保持具 −−−−−筒体止帯 ６−−−−−筒体止バンド −−−−−止具 ７−−−−−棒体 −−−−−棒体台座 ８−−−−−止体 ９−−−−−小旗 １０−−−−肩止横バンド １１−−−−バンド止横バンド １２−−−−所属学校名表示部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上部から下部にかけてその径を異にした長
   方円錐形の有底開口の筒体４を保持する保持具５により
   保持し。筒体内に棒体７を挿着するが、棒体７の上部に
   止体８と小旗９を固着し、棒体下部には伸縮性材によ 保持具５をランドセル１の外側部に止帯で定着し、筒
   体の中に止バンド６を通して止具で完止する。更にラ
   ンドセル１の前部の二本の肩掛バンド１０を伸縮性の横
   止バンド１１で着脱自在に横止して安定せしめて成る横
   断表示の小旗を定着組合せたランドセル。