JP3073042U - 薄皮除去装置付き竹の子の皮むき機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この考案は、ローラ外径に竹の子の薄皮が巻付
いたのを除去するための装置を取付けた竹の子の皮むき
機に関するものである。 【解決手段】上、下ローラ〔２Ａ、２Ｂ〕の外径に、
上、下薄皮除去装置〔４Ａ、４Ｂ〕の先端が接触するよ
うに、本体〔１〕の上部と、モートルカバー〔１２〕に
ビス〔１３〕で固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、竹の子の皮をむいたときに、上、下ローラの外径に巻き付いた薄皮 を、そのローラ外径より除去する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、上、下ローラを内方向回転させ、その外径の間に竹の子を入れると、ロ ーラ外径のざらつきと弾力により、竹の子の外側のかたい皮は実から剥かれて反 対側に出てくるが、数本剥くと実の近くに付いている薄皮が上、下のローラの外 径にくっついて、ローラが摩擦力を無くして滑り現象を起こし、皮が剥けなくな る。 そのための現在の対策。 （１）ローラの上部より水を連続でかけて除去している。 これは水のむだと電気装置に悪い影響を及ぼしている。 （２）ローラをたわしや、へら等でこっすて除去している。 これらは、ローラの回転中に除去すれば巻き込まれる危険ある、又、停止して除 去すれば連続性がなくなるので効率が悪い。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

本考案は、その欠点を除いて、効率よく簡単に，竹の子の皮をむくことを開発 しょうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

その解決手段を図面に追いながら説明する。 図１、図２において上部ローラ２Ａ外径に先端が接触するように、上部薄皮除去 装置４Ａを本体１上部にビス１３で固定する。 同じように下部ローラ２Ｂ外径に先端が接触するように、下部薄皮除去装置４Ｂ をモートルカバー１２にビス１３で固定する。 図４では上、下薄皮除去装置４Ａ、４Ｂのビス通し穴は長穴にして、取付け時や 摩耗時に上、下ローラ２Ａ、２Ｂの外径に接触の調整ができるように対処してあ る。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は、以上のような構造であるから、上、下ローラ２Ａ、２Ｂの内方向回 転をしている外径の間に竹の子１４を入れると、外側の厚皮だけが竹の子から剥 がれて反対側にでてくるが、実の側の薄皮は柔らかいので上、下ローラ外径に巻 付ついてしまう。 そこで上、下薄皮除去装置４Ａ、４Ｂの先端を上、下ローラ２Ａ、２Ｂの外径 に接触させ、薄皮を除去する。 従って図５の実施例で示すように、効率よく簡単に竹の子の皮をむくことができ る。

【０００６】 なお、本考案の実施に当たって次の如きことができる。 薄皮除去装置を金属板やプラスッチク板などの弾力性のあるもので作ると、効 果が大である。

【０００７】

【考案の効果】

従って、水の無駄などなく、安全に効率良く簡単に、竹の子の皮を剥くことが できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案のローラ及び薄皮除去装置使用断面図

【図３】本考案のギャ使用断面図

【図４】本考案の薄皮除去装置の調整長穴の斜視図

【図５】本考案の実施例の斜視図

【符号の説明】

１は本体 ２Ａは上部ローラ ２Ｂは下部ローラ ３Ａは軸 ３Ｂは軸 ４Ａは上部薄皮除去装置 ４Ｂは下部薄皮除去装置 ５は軸受け ６はギャ側軸受け ７は軸 ８はモートル ９は駆動ギャ １０は伝動ギャ １１は平ギャ １２はモートルカバー １３はビス １４は竹の子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（１）上部ローラ２Ａと下部ローラ２Ｂの
   軸３Ａと３Ｂの片端に平ギャ１１を取付けし、その片側
   には軸受５を、平ギャ側にはギャ側軸受６をはめ込む。 （２）本体１に組付けした、モートル８の軸に固定して
   ある駆動ギャ９に、軸７を持って噛合っている伝動ギャ
   １０の上部に、平ギャ１１が噛合うように軸受け５とギ
   ャ側軸受け６を本体１に固定する。 （３）その上部ローラ２Ａ外径に、先端が接触するよう
   に上部薄皮除去装置４Ａを本体１の上部にビス１３で固
   定する。同じく下部ローラ２Ｂ外径に、先端が接触する
   ように下部薄皮除去装置４Ｂを、モートルカバー１２に
   ビス１３で固定する。 以上の如く構成された、薄皮除去装置付き竹の子の皮む
   き機。