JP3073015U - 回転動するアクセサリー具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機、文具、鞄、服飾類、身飾類その
他の各種の身回り品等に取り付けて装飾し、取り付けた
携帯電話機等の身回り品等を取り扱うときの動き、装着
する着用者自身の動き等に伴い細かに回転し、この細か
な回転による揺れ動きによって看者に対し興味を抱かせ
る動きや変化があるようにする。 【解決手段】 各種物品等Ｇに連繋させる連繋手段１０
と、この連繋手段１０に連繋されたアクセサリー体１と
から成る。アクセサリー体１は、所定形状の枠状を呈す
る枠部２に、この枠部２内の対向位置で相互に突出した
支持軸ピン３によって回転自在に嵌め合わせることで枠
部２内で回転自在に装飾体５を支持して成る。枠部２は
閉塞ループ状に形成し、また支持軸ピン３の一方は枠部
２内方に突出状となっている固定構造にし、他方は枠部
２外からネジ入れられるネジ構造にして構成し、装飾体
５は対向位置にある端部夫々に形成した支持凹部６内に
支持軸ピン３を緩く嵌め入れて枠部２内で回転自在に支
持する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は携帯電話機、文具、鞄、服飾類、身飾類その他の各種の身回り品等 に取り付けてその装飾を可能にし、例えばこれが取り付けられている携帯電話機 の取り扱い時、あるいは服飾類を着用した着用者自身の身体動作等に伴い回転し 、その回転で揺れ動くような細かな動きによって愛らしい印象を与えるようにし た回転動するアクセサリー具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から携帯電話機、文具、鞄、服飾類、身飾類その他の各種の身回り品等に は、その身回り品を装飾するために各種のアクセサリー具が取り付けられており 、またそのアクセサリー具の色彩、形態等によって、その装飾、目印等としてい るものである。連繋されるアクセサリー具は、例えばテレビ番組、コミック等に 登場するいわゆるキャラクターを模したものであったり、犬、猫その他の各種の ペットをはじめとする動物を模したものであったり、またネームプレートであっ たり、各種のミニチュア模型のものであったりしているのである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した従来のアクセサリー具は、上述した各種の身回り品等 に単に連繋しておくだけであるから、見た目において何等の動きや変化のない無 味乾燥の面白味のないものであった。しかも見回り等に対し、このような動きや 変化を付与するためには、その動作手段等の組込み等が特別に必要となるから、 構成自体が非常に煩雑化するという問題点を有していた。

【０００４】 そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、携 帯電話機、文具、鞄、服飾類、身飾類その他の各種の身回り品等に取り付けられ ることでその装飾を可能にし、取り付けられた携帯電話機等の身回り品等を取り 扱うときの動き、またそれらを装着する着用者自身の動き等に伴い細かに回転す るようにして、この細かな回転による揺れ動きによって愛らしい印象等を与えて 見た目において看者に対し興味を抱かせる等の簡易な構成でもって動きや変化の あるものとした回転動するアクセサリー具を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述した課題を解決するため、この考案にあっては、各種物品等Ｇに連繋させ る連繋手段１０と、この連繋手段１０に連繋されたアクセサリー体１とから成り 、アクセサリー体１は、所定形状の枠状を呈する枠部２と、この枠部２内におけ る対向位置で相互に突出された支持軸ピン３と、この支持軸ピン３によって回転 自在に嵌め合わせられることで枠部２内で回転自在に支持される装飾体５とを備 えて成るものである。 枠部２は閉塞されたループ状に形成され、また支持軸ピン３の一方は枠部２内 方に突出状となっている固定構造にし、他方は枠部２外からネジ入れられるネジ 構造にして構成することができる。 装飾体５はこの装飾体５自体の対向位置にある端部夫々に形成されている支持 凹部６内に支持軸ピン３が緩く嵌め入れられることで、枠部２内で回転自在に支 持されるものと構成できる。

【０００６】 以上のように構成されたこの考案に係る回転動するアクセサリー具にあって、 連繋手段１０は各種物品等Ｇにアクセリー体１を連繋させ、各種物品等Ｇ自体の 動きによってアクセサリー体１の装飾体５に対し、それを細かに微妙に正逆方向 で回転させ、揺れ動くような動作を与え、看者に好ましい印象を感じさせる。 アクセサリー体１の閉塞ループ状の枠部２は、この枠部２自体の内部で支持軸 ピン３によって支持凹部６に緩く嵌め入れて支持させた装飾体５を枠部２外から 区画させてその回転動を円滑に行わせる。 また枠部２内で固定構造の一方の支持軸ピン３に支持させた装飾体５に対して 、ネジ構造４の他方の支持軸ピン３を枠部２外からネジ入れ支持することで、閉 塞ループ構造の枠部２内に装飾体５を安定状態で支持配置させる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下図面を参照してこの考案の一実施の形態を説明すると、図において示され る符号１は所定の各種物品等Ｇに連繋保持されるよう連繋手段１０を介して連繋 されている回転構造のアクセサリー体である。このアクセサリー体１は、例えば 鋳物、合成樹脂その他の適宜素材によって、各種物品等Ｇに取り付け使用された ときに邪魔にならない程度の大きさに形成され、図に示すように例えばいわゆる アニメその他におけるキャラクターを象ったキャラクター人形、ロボット、各種 人形、更には動物・各種建造物等を象った具象物、抽象的な模造物等の形態に造 形されている回転する装飾体５を備えている。

【０００８】 すなわちアクセサリー体１は、円形、矩形その他の所定のループ形態を呈する 枠部２と、この枠部２内における対向位置で相互に突出された支持軸ピン３と、 この支持軸ピン３によって上下あるいは左右端部が回転自在に嵌め合わせられる ことで枠部２内で回転自在に支持される装飾体５とを備えて成る。

【０００９】 枠部２自体は、例えば図示のように断面で矩形を呈する棒材を円形枠状に彎曲 形成して成り、装飾体５の回転を可能にした状態で装飾体５を支持するに足りる 内部域を備えている。この枠部２自体は、上述のように装飾体５の回転を可能な 状態にして支持すれば足りるから、完全に閉塞されたループ状に形成される場合 に限らず、一部が開放されていることで切除部分すなわち端部がある開放ループ 状であっても差し支えなく、要は対向する対となる支持軸ピン３相互によって装 飾体５に対する支持間隔が一定に保持されるようにある程度の剛性を備えていれ ばよい。

【００１０】 装飾体５は上述のように種々な形態のものとしてある程度の肉厚を備えた丸み を帯びた平板状に、あるいはその形態に対応した立体状に形成されている。この 装飾体５自体は枠部２内で回転されるように支持軸ピン３によって支持されるの であり、図１、図３に示すように、例えば装飾体５自体の上下端部夫々に形成さ れている支持凹部６内に支持軸ピン３が緩く嵌め入れられることで、枠部２内で 回転自在に支持されるものとなっている。図示にあっての支持凹部６は支持軸ピ ン３が嵌め入れられたときの装飾体５自体の回転によっても抜脱されることなく 、またその支持位置が支持方向でずれることなく、安定的な支承状態が十分に維 持されるような深さの穴状に形成されている。すなわち図示のように装飾体５の 下端側を支持する下部の支持軸ピン３は、この下部の支持軸ピン３の上端面が下 部の支持凹部６の奥部面に当接することにより支承することで装飾体５自体が位 置決めされるものとしてある。もとより支持軸ピン３による支持軸方向に沿って のスライドを可能にさせて装飾体５を支持するも差し支えなく、対となる支持凹 部６自体も図示のように装飾体５の対向位置で不連続になっている場合に限らず 、図示を省略したが連続した軸孔状になっていてもよいのである。

【００１１】 また支持軸ピン３は、装飾体５を回転自在に支持するように、装飾体５におけ る回転中心軸に沿った対向位置に相当する枠部２部位で枠部２内方に突出状にし て設けられており、例えば装飾体５を水平方向で回転させるときには装飾体５の 上下位置で、装飾体５を上下反転方向で回転させるときには装飾体５の左右位置 で配置される。図示にあっての支持軸ピン３は、そのいずれか一方が枠部２内部 に固定される固定構造のもので、他方が枠部２の外方から枠部２自体にネジ入れ られてその先端部分が枠部２内部に突出されるネジ構造４のもの、すなわち枠部 ２に形成の孔状雌ネジ部に支持軸ピン３の棒状雄ネジ部をネジ入れるものとなっ ている。こうすることで、閉塞ループ状の枠部２における固定構造の支持軸ピン ３に装飾体５の一方の支持凹部６を嵌め入れ、他方の支持凹部６に対して枠部２ の外方からネジ構造４の支持軸ピン３を枠部２にネジ入れ、先端部分にてフリー な状態で装飾体５を支持することができる。

【００１２】 一方、連繋手段１０は、従来からのこの種のものと大きく異なるところはなく 、リング状材である例えば螺旋状の卷回構造、スライド開閉式のループ構造等の ものであったり、索状材である例えばチェーン構造、紐構造等のものであったり 、更にはこれらの組合せのものであったりしてある。なお図中符号１１はアクセ サリー体１における枠部２に例えば一体形成したリング状の連繋部であり、連繋 手段１０に揺動自在にして連結される。

【００１３】 なお本実施の形態ではアクセサリー体１を動物等の形態となるものとして採用 しているが、この考案はこれに限定されることはなく、その他の構成として図示 を省略したが例えば人形、ロボット、乗物、キャラクターその他の変動に特徴の ある造形態等となるように形成することも可能であり、その異なる形態構成に基 づく作用効果はその形態夫々に対応した美的印象を与え、この考案に係るアクセ サリー具を使用する使用者夫々更には看者夫々に対するアピールを行なわせるこ とができる。

【００１４】 次に、本実施の形態における使用の一例を説明するに、図１乃至図３に示すよ うに連繋手段１０によって例えばポケットベル機、携帯電話機（Ｇ）等に直接に あるいはストラップ具等に取り付けて使用する。また図４に示すようにキーホル ダー用リング（Ｇ）、図５に示すようにベスト等の服飾類（Ｇ）、例えばそのス ライドファスナーのスライダー、図６に示すようにハンドバック、鞄等の袋物類 、更には図示を省略したがズボン等のベルト通し、文具類その他の各種の身回り 品、各種の日用品等夫々に取り付けることでそれらのアクセサリーとするのであ る。更には図示を省略したがチョーカー、ペンダント等の身飾類（Ｇ）の装飾体 となるように身飾類本体、更には上述した各種物品等Ｇに取り付ける場合に限ら ず、そのままの状態で通常使用に従って例えばバッグ、ポケット等に収容して携 帯もでき、種々に利用するのであり、取り付けさせる各種物品等Ｇに特に限定さ れるものではない。

【００１５】

【考案の効果】

この考案は以上のように構成されているため、携帯電話機、文具、鞄、服飾類 、身飾類その他の各種の身回り品等の各種物品等Ｇに取り付けることでこれらを 装飾でき、しかも取り付けた各種物品等Ｇ自体を取り扱うときの動き、また装着 する着用者自身の動き等に伴い細かにアクセサリー体１の装飾体５が回転し、こ の細かな回転による装飾体５の揺れ動きによって看者に対し興味を抱かせる動き や変化があるようにでき、見た者に対し愛らしい印象を与えることができる。

【００１６】 すなわちこれはこの考案において、各種物品等Ｇに連繋させる連繋手段１０と 、この連繋手段１０に連繋されたアクセサリー体１とから成り、アクセサリー体 １は、所定形状の枠状を呈する枠部２内の対向位置で相互に突出された支持軸ピ ン３によって装飾体５を枠部２内で回転自在に支持配置したからであり、これに よって、各種物品等Ｇに対する簡易な取り付け、装飾体５の確実、円滑な回転に よる揺れ動きの装飾等を図ることができる。

【００１７】 また枠部２は閉塞されたループ状に形成され、この枠部２自体の内部で支持軸 ピン３によって支持凹部６に緩く嵌め入れて装飾体５を支持してあるから、連繋 手段１０を介して取り付け・装着した各種物品等Ｇに生じている凹凸部位によっ ても装飾体５を枠部２外から区画させることができ、携帯する携帯者の動作等に 邪魔されることなく、枠部２自体の僅かな動きでも、更には直接による外力の作 用で回転動を円滑に行わせることができる。

【００１８】 装飾体５を枠部２内で支持配置する支持軸ピン３の一方は枠部２内方に突出状 となっている固定構造にし、他方は枠部２外からネジ入れられるネジ構造４にし てあるから、枠部２自体が閉塞ループ構造であっても、簡単に組み立て製造でき 、しかも枠部２の内部に装飾体５を安定状態で支持配置できる。そればかりでな くネジ構造４による分解、組立によって装飾体５を着脱・交換もでき、各種の装 飾体５を幾つか予め用意しておけば、その交換によって例えば種々な使用場所、 使用形態等に対応可能なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施の形態を示す使用時の分解斜
視図である。

【図２】同じくその使用状態の斜視図である。

【図３】同じく要部断面図である。

【図４】同じく他の使用状態の斜視図である。

【図５】同じく他の使用状態の斜視図である。

【図６】同じく他の使用状態の斜視図である。

【符号の説明】

Ｇ…各種物品等 １…アクセサリー体 ２…枠部 ３…支持軸ピン ４…ネジ構造 ５…装飾体 ６…支持凹部 １０…連繋手段 １１…連繋部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種物品等に連繋させる連繋手段と、こ
   の連繋手段に連繋されたアクセサリー体とから成り、ア
   クセサリー体は、所定形状の枠状を呈する枠部と、この
   枠部内における対向位置で相互に突出された支持軸ピン
   と、この支持軸ピンによって回転自在に嵌め合わせられ
   ることで枠部内で回転自在に支持される装飾体とを備え
   ていることを特徴とする回転動するアクセサリー具。
2. 【請求項２】 枠部は閉塞されたループ状に形成されて
   いる請求項１記載の回転動するアクセサリー具。
3. 【請求項３】 支持軸ピンの一方は枠部内方に突出状と
   なっている固定構造にし、他方は枠部外からネジ入れら
   れるネジ構造にしてある請求項１または２記載の回転動
   するアクセサリー具。
4. 【請求項４】 装飾体はこの装飾体自体の対向位置にあ
   る端部夫々に形成されている支持凹部内に支持軸ピンが
   緩く嵌め入れられることで、枠部内で回転自在に支持さ
   れている請求項１乃至３のいずれか記載の回転動するア
   クセサリー具。
5. 【請求項５】 各種物品等に連繋させる連繋手段と、こ
   の連繋手段に連繋されたアクセサリー体とから成り、ア
   クセサリー体は、閉塞された所定形状のループ枠状を呈
   する枠部と、この枠部内における対向位置で相互に突出
   された支持軸ピンと、この支持軸ピンによって回転自在
   に嵌め合わせられることで枠部内で回転自在に支持され
   る装飾体とを備え、支持軸ピンの一方は枠部内方に突出
   状となっている固定構造にし、他方は枠部外からネジ入
   れられるネジ構造にしてあると共に、装飾体はこの装飾
   体自体の対向位置にある端部夫々に形成されている支持
   凹部内に支持軸ピンが緩く嵌め入れられることで、枠部
   内で回転自在に支持されていることを特徴とする回転動
   するアクセサリー具。