JP3047138U - 携帯電話及び携帯電話の収容ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体的な装飾物が設けられた携帯電話とこの
携帯電話の立体装飾物と一体となって一つの完成された
装飾体を形成する関連模様が形成された収納ケースを提
供することを課題とする。 【解決手段】 携帯電話１は、電話本体２の背面２ａ上
部に立体装飾物３が設けられている。この立体装飾物３
は、電話本体２からはみ出る突出部３ａを備えている。
電話本体２の背面２ａ下部に設けられたバッテリー収納
カバー５の表面には、立体装飾物３と関連する関連模様
５ａ，５ｂ又は関連立体装飾物５ｃが形成されている。
携帯電話１の収容ケース６には、携帯電話１を収容する
と共に表面に電話本体２の立体装飾物３と関連する関連
模様６ａが形成されている。携帯電話１を収容ケース６
に収容すると、立体装飾物３と関連模様６ａが一体とな
って一つの完成された装飾体を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、立体装飾物を備えた携帯電話及びそれの収容ケースに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来の携帯電話は、正面にダイヤルボタン、受話口、送話口、ディスプレイ表 示部が設けられて形成されていた。また、従来の携帯電話の収納ケースは、ダイ ヤルボタンが見えるようにするため一部を透明カバーにしたり、ベルトを通すた め通し孔を設けたりして形成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の携帯電話は、上記したように機能的に形成されているが、何ら装飾 物が設けられていないため興趣に欠けるという問題点があった。また、使用者が シール等を貼って携帯電話に装飾性を出そうするが、シール等が平面的であるた め、手で電話本体を握るとその手の中にシール等が隠れてしまい、他の人に対し てそのシールの存在を誇示することができず、優越感を感じることはできなかっ た。

【０００４】 また、従来の携帯電話の収納ケースは、携帯電話のサイズに合わせて製造され 、機能的に形成されているが、装飾性が全くないため、興趣に欠けるという問題 点があった。そのため、若い女性にも携帯電話がかなり普及しているが、従来の 無装飾の収納ケースは、面白味に欠けおしゃれでないため、敬遠されがちであり 、主に携帯電話をバッグ内に入れて持ち運ばれていた。

【０００５】 本願考案は、上記問題点に鑑み案出したものであって、立体的な装飾物が設け られた興趣ある携帯電話を提供することを第１の課題とする。また、立体装飾物 とバッテリー収納カバーに形成された関連模様又は関連立体装飾物で一つの完成 された装飾体が形成される携帯電話を提供することを第２の課題とする。さらに 、立体的な装飾物が設けられた携帯電話を収納すると、この立体装飾物と一体と なって一つの完成された装飾体を形成する関連模様又は関連立体装飾物が表面に 形成された収納ケースを提供することを第３の課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本願考案に係る携帯電話は、上記第１の課題を達成するため、下記の構成を有 する。 （イ）電話本体の背面上部に立体装飾物が設けられていること。 （ロ）立体装飾物は、電話本体からはみ出る突出部を備えていること。

【０００７】 なお。上記立体装飾物を動物玩具の頭部とし、突出部を動物玩具の耳部とする ことができる。この立体装飾物は、電話本体の背面上部に接着剤、粘着テープ又 はネジ等の締め付け部材によって取り付けることができる。なお、立体装飾物は 、電話本体と合成樹脂によって一体成形しても良い。

【０００８】 本願考案に係る携帯電話は、上記第２の課題を達成するため、電話本体の背面 下部に設けられたバッテリー収納カバーの表面に電話本体の背面上部に設けられ た立体装飾物と関連する関連模様又は関連立体装飾物を形成する。特に、立体装 飾物を動物玩具の頭部とし、突出部を動物玩具の耳部とすると、電話本体の背面 下部に設けられたバッテリー収納カバーの表面に動物玩具の頭部と関連する胴体 模様又は胴体立体装飾物を形成しても良い。

【０００９】 本願考案に係る携帯電話の収容ケースは、上記第３の課題を達成するため、上 記した携帯電話を収容すると共に表面に電話本体の立体装飾物と関連する関連模 様又は関連立体装飾物を形成する。特に、立体装飾物を動物玩具の頭部とし、突 出部を動物玩具の耳部とすると、この携帯電話を収容すると共に表面に電話本体 の動物玩具の頭部と関連する胴体模様又は胴体立体装飾物を形成すると良い。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、本考案に係る 携帯電話の一形態を示す背面側から視た斜視図である。図２は、上記携帯電話の 正面側から視た斜視図である。図３は、図２の一部を開いた状態を示す斜視図で ある。図４は、本考案に係る携帯電話の他の形態を示す背面側から視た斜視図で ある。図５は、本考案に係る携帯電話のさらに他の形態を示す背面側から視た斜 視図である。図６は、本考案に係る携帯電話の使用形態を示す斜視図である。図 ７は、本考案に係る携帯電話の収納ケースの一形態を示す斜視図である。図８は 、本考案に係る携帯電話の収納ケースの他の形態を示す斜視図である。

【００１１】 携帯電話１は、図１に示すように、電話本体２の背面２ａ上部に立体装飾物３ が設けられている。この立体装飾物３は、電話本体２からはみ出る突出部３ａを 備えている。立体装飾物３を動物玩具の頭部で形成し、突出部３ａを動物玩具の 耳部で形成することができる。なお、立体装飾物３を人形玩具の頭部で形成して も構わない。

【００１２】 立体装飾物３は、電話本体２の背面２ａ上部に接着剤、粘着テープ又はネジ等 の締め付け部材によって取り付けられている。なお、立体装飾物３を、電話本体 ２と合成樹脂によってー体成形することもできる。

【００１３】 電話本体２の背面２ａ下部に設けられたバッテリー収納カバー５の表面には、 図４に示すように、上記立体装飾物３と関連する関連模様５ａ，５ｂ又は関連立 体装飾物５ｃが形成されている。なお、立体装飾物３を動物玩具の頭部で形成し 、突出部３ａを動物玩具の耳部で形成した場合は、関連模様５ａ，５ｂ又は関連 立体装飾物５ｃを動物玩具の頭部と関連する胴体模様又は胴体立体装飾物で形成 することができる。

【００１４】 上記携帯電話１の収容ケース６，７には、図７，８に示すように、携帯電話１ を収容すると共に表面に電話本体２の立体装飾物３と関連する関連模様６ａ，７ ａ又は関連立体装飾物が形成されている。なお、立体装飾物３を動物玩具の頭部 で形成し、突出部３ａを動物玩具の耳部で形成した場合は、関連模様６ａ，７ａ 又は関連立体装飾物を動物玩具の頭部と関連する胴体模様又は胴体立体装飾物で 形成しても良い。

【００１５】

【実施例】

以下、本考案に係る携帯電話の好適な一実施例を図１乃至図３に基づいて説明 する。携帯電話１は、電話本体２の正面２ｂにダイヤルボタン１３、ディスプレ イ表示部１５、受話口１６、送話口１７及びダイヤルボタン１３をカバーする開 閉自在のフリップ１１が設けられている。このフリップ１１には、これを閉じた 状態でもダイヤルボタン１３を見ることが出来るようにするため、透明な表示窓 １２が形成されている。

【００１６】 携帯電話１は、電話本体２の背面２ａ上部に立体装飾物３が設けられている。 この立体装飾物３は、電話本体２からはみ出る突出部３ａを備えている。本実施 例において、立体装飾物３は動物玩具の頭部で形成し、突出部３ａは動物玩具の 耳部で形成している。なお、図５に示すように、立体装飾物３を人形玩具の手で 形成し、突出部３ａを中指と人差し指で形成することもできる。

【００１７】 上記立体装飾物３は、合成樹脂で形成される他、布によって形成されても良く 、電話本体２の背面２ａ上部に接着剤、粘着テープ又はネジ等の締め付け部材に よって取り付けられている。なお、立体装飾物３を電話本体２と合成樹脂によっ て一体で成形することもできる。

【００１８】 電話本体２の背面２ａ下部に設けられたバッテリー収納カバー５の表面に、図 ４（ａ）に示すように、立体装飾物３と関連する関連模様５ａを形成することが できる。バッテリー収納カバー５は、電話本体２に着脱自在に取り付けられてい るので、図４（ｂ）に示すような、別の関連模様５ｂが形成されたバッテリー収 納カバー５に交換することができる。また、バッテリー収納カバー５は、図４（ ｃ）に示すような、関連立体装飾物５ｃが形成されたバッテリー収納カバー５に 交換することができる。関連立体装飾物５ｃは、立体装飾物３が動物玩具の頭部 で形成された場合、この頭部に直接的に接続される胴体部とすることができる。 このように、関連模様又は関連立体装飾物の異なるバッテリー収納カバーを交換 することにより、携帯電話１の装飾を変えて楽しむことができる。

【００１９】 上記携帯電話１は、図６に示すように、フリップ１２を開けて通話することが できる。この際、電話本体２の背面２ａ上部に設けられた立体装飾物３が丁度耳 部の位置にきて、他の人に自分の所有している携帯電話１を誇示することができ る。なお、このフリップ１１には、透明な表示窓１２が形成されているため、通 話している状態が、携帯電話１を把持している側からでも見ることができ、極め て面白い携帯電話となっている。

【００２０】 図７に示す携帯電話１の収容ケース６は、携帯電話１を収容可能となるように 合成皮革、布等の縫い合わせによって形成され、表面に電話本体２の立体装飾物 ３と関連する関連模様６ａが形成されている。関連模様６ａは、立体装飾物３が 動物玩具の頭部で形成された場合、この動物玩具の頭部と関連する胴体模様を形 成することができる。この収容ケース６には、携帯電話１のアンテナ１ａを挿通 する挿通孔６ｃが形成されたベルトバンド６ｂが取り付けられている。

【００２１】 図８に示す携帯電話１の収容ケース７も、携帯電話１を収容可能となるように 合成皮革、布等の縫い合わせによって形成され、表面に電話本体２の立体装飾物 ３と関連する関連模様７ａが形成されている。関連模様７ａは、立体装飾物３が 動物玩具の頭部で形成された場合、この動物玩具の頭部と関連する胴体模様を形 成することができる。この胴体模様の上下に紐状の手部７ｂと足部７ｃがぶらさ げられて設けられている。この収容ケース７には、ショルダーベルト７ｄが取り 付けられている。

【００２２】 上記したように、収容ケース６，７の表面に関連模様（胴体模様）６ａ，７ａ が形成されているが、この関連模様（胴体模様）６ａ，７ａに変えて関連立体装 飾物（胴体立体装飾物）を形成しても良い。携帯電話１は、これの立体装飾物３ に関連する関連模様６ａ，７ａ又は関連立体装飾物が形成された収容ケース６， ７を複数用意しておき、その日の気分によって収容ケース６，７を変えて着せ替 え人形のように模様替えをすることができ、従来と異なり、アクセサリーとして 使用することができる。

【００２３】

【考案の効果】

請求項１の携帯電話によれば、立体装飾物が電話本体の背面上部に設けられて いるので、通話するために電話本体を握った場合、その立体装飾物は手に隠れる ことなく、外から良く見える状態におかれることになるという効果がある。

【００２４】 請求項２の携帯電話は、立体装飾物が動物玩具の頭部であって、突出部が動物 玩具の耳部であるので、上記効果に加え、アクセサリーとして使用することがで きるという効果がある。

【００２５】 請求項３の携帯電話は、立体装飾物が電話本体の背面上部に接着剤、粘着テー プ又はネジ等の締め付け部材によって取り付けられているので、複数の立体装飾 物と複数の電話本体を用意しておけば、それぞれを自由に組み合わせることによ っていろいろな形にすることができるという効果がある。

【００２６】 請求項４の携帯電話は、立体装飾物が電話本体と合成樹脂によってー体成形さ れているので、立体装飾物を電話本体にいちいち取り付ける必要がなく、製造が 簡単になるという効果がある。

【００２７】 請求項５の携帯電話は、電話本体の背面下部に設けられたバッテリー収納カバ ーの表面に立体装飾物と関連する関連模様又は関連立体装飾物が形成されている ので、バッテリー収納カバーを交換することによって立体装飾物の内容を変える ことができるという効果がある。

【００２８】 請求項６の携帯電話は、電話本体の背面下部に設けられたバッテリー収納カバ ーの表面に動物玩具の頭部と関連する胴体模様又は胴体立体装飾物が形成されて いるので、バッテリー収納カバーを交換することによって動物玩具の胴体模様を 変えることができ、若い女性の購買意欲をそそることができるという効果がある 。

【００２９】 請求項７の携帯電話の収容ケースは、表面に電話本体の立体装飾物と関連する 関連模様又は関連立体装飾物が形成されているので、上記立体装飾物付電話本体 を収容すると、この立体装飾物と関連模様又は関連立体装飾物が一体となって一 つの完成された装飾体を形成し、おしゃれなアクセサリーとして使用することが でき、また複数用意しておき、その日の気分によって取り替えることによって、 飽きのこないものにすることができるという効果がある。

【００３０】 請求項８の携帯電話の収容ケースは、表面に電話本体の動物玩具の頭部と関連 する胴体模様又は胴体立体装飾物が形成されているので、上記効果に加え着せ替 え人形的に使用することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る携帯電話の一形態を示す背面側か
ら視た斜視図である。

【図２】上記携帯電話の正面側から視た斜視図である。

【図３】図２の一部を開いた状態を示す斜視図である。

【図４】本考案に係る携帯電話の他の形態を示す背面側
から視た斜視図である。

【図５】本考案に係る携帯電話のさらに他の形態を示す
背面側から視た斜視図である。

【図６】本考案に係る携帯電話の使用形態を示す斜視図
である。

【図７】本考案に係る携帯電話の収納ケースの一形態を
示す斜視図である。

【図８】本考案に係る携帯電話の収納ケースの他の形態
を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 携帯電話 １ａ アンテナ ２ 電話本体 ２ａ 背面 ２ｂ 正面 ３ 立体装飾物 ３ａ 突出部 ５ バッテリー収納カバー ５ａ 関連模様 ５ｂ 関連模様 ５ｃ 関連立体装飾物 ６ 収容ケース ６ａ 関連模様 ６ｂ ベルトバンド ６ｃ 挿通孔 ７ 収容ケース ７ａ 関連模様 ７ｂ 手部 ７ｃ 足部 ７ｄ ショルダーベルト １１ フリップ １２ 表示窓 １３ ダイヤルボタン １５ ディスプレイ表示部 １６ 受話口 １７ 送話口

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記の要件を備えたことを特徴とする携
   帯電話。 （イ）電話本体の背面上部に立体装飾物が設けられてい
   ること。 （ロ）立体装飾物は、電話本体からはみ出る突出部を備
   えていること。
2. 【請求項２】 立体装飾物が動物玩具の頭部であって、
   突出部が動物玩具の耳部であることを特徴とする請求項
   １記載の携帯電話。
3. 【請求項３】 立体装飾物が電話本体の背面上部に接着
   剤、粘着テープ又はネジ等の締め付け部材によって取り
   付けられていることを特徴とする請求項１又は２記載の
   携帯電話。
4. 【請求項４】 立体装飾物が電話本体と合成樹脂によっ
   てー体成形されていることを特徴とする請求項１又は２
   記載の携帯電話。
5. 【請求項５】 電話本体の背面下部に設けられたバッテ
   リー収納カバーの表面に立体装飾物と関連する関連模様
   又は関連立体装飾物が形成されたことを特徴とする請求
   項１，３又は４記載の携帯電話。
6. 【請求項６】 電話本体の背面下部に設けられたバッテ
   リー収納カバーの表面に動物玩具の頭部と関連する胴体
   模様又は胴体立体装飾物が形成されたことを特徴とする
   請求項２，３又は４記載の携帯電話。
7. 【請求項７】 請求項１，３，４又は５記載の携帯電話
   を収容すると共に表面に電話本体の立体装飾物と関連す
   る関連模様又は関連立体装飾物が形成されたことを特徴
   とする携帯電話の収容ケース。
8. 【請求項８】 請求項２，３，４又は６記載の携帯電話
   を収容すると共に表面に電話本体の動物玩具の頭部と関
   連する胴体模様又は胴体立体装飾物が形成されたことを
   特徴とする携帯電話の収容ケース。