JP3072843B1 - 日焼け防止用上着 - Google Patents

日焼け防止用上着

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JP3072843B1
JP3072843B1 JP11124907A JP12490799A JP3072843B1 JP 3072843 B1 JP3072843 B1 JP 3072843B1 JP 11124907 A JP11124907 A JP 11124907A JP 12490799 A JP12490799 A JP 12490799A JP 3072843 B1 JP3072843 B1 JP 3072843B1
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Abstract

【要約】 【課題】 首回り全体から後頭部を紫外線から保護し、
日焼け防止の効果の高い日焼け防止用上着を提供する。 【解決手段】 日焼け防止用上着1は、胸部から腹部を
被う胴衣部2と、その胴衣部2の上部開口部3に縫い付
けられた襟部4とを有している。襟部4は、市販の太陽
光線遮蔽効果を有する繊維により1枚の生地から構成さ
れている。また、襟部4は、首の前側5から頬骨部分6
を沿って耳元7までを首回りに被う首被覆部8と、耳元
7から耳全体を被い、さらに頭部周方向に沿って後頭部
を被う後頭部被覆部9とによって構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は日焼け防止用上着に
関し、特に首の後部から後頭部付近を日除けする日焼け
防止用上着に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上着の襟は、首裾を周方向に被う
構成であり、首回り全体を紫外線から保護することがで
きず、特にゴルフ、テニス、マラソン等のスポーツ競技
においては、炎天下で行うことが多いため首回りが日焼
けしてしまうことが多かった。
【0003】そこで、首回りにタオルやネッカチーフを
巻いたりして、日焼けを軽減することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにタオルやネッカチーフを巻くのは面倒であり、ま
た、それによる日焼け防止効果も十分に得ることはでき
ない。さらに、タオル等を巻いても、それらがズレ落ち
たりしてスポーツ競技に支障を来すこともあり、外観上
もセンスに欠けるといった問題があった。
【0005】本発明の課題は、首回り全体から後頭部ま
でを紫外線等の太陽光線から保護し、十分に日焼け防止
をするとともに、スポーツ競技に支障を来すこともない
日焼け防止用上着を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の日焼け防止用上着は、胸部
から腹部を被う胴衣部と、その胴衣部の上部開口部に設
けられた襟部とを有し、襟部が首回りから後頭部までを
被うことを前提とする。 そして、前記襟部は、首の前部
にて前開き可能とされ、その首の前部から周方向に頬骨
に沿って、前記開口部から耳元の高さまでを被う首被覆
部と、前記首被覆部の上側に構成され、前記耳元から該
耳を被い、さらに後頭部周方向に沿って前記後頭部まで
を被う後頭部被覆部とにより構成され、さらに、前記首
被覆部と前記後頭部被覆部との間に周方向に第1の折り
目(例えば図3、図4の符号30)が形成され、また前
記後頭部被覆部の中間に周方向に第2の折り目(例えば
図3、4の符号31)が形成され、これら第1及び第2
の折り目によって、前記襟部は前記首被覆部である下側
部分と前記後頭部被覆部が2分された中間部分と上側部
分との都合3領域に区分され、かつ前記上側部分が前記
中間部分より幅が狭くなるように形成されるとともに、
前記第1及び第2の折り目で折り畳み可能とされ、さら
に当該襟部には、前記後頭部を被う状態を安定に保つた
めの襟部補強手段が設けられていることを特徴とする。
また、前記襟部は、首の前部にて前開き可能とされ、そ
の首の前部から周方向に頬骨に沿って、前記開口部から
耳元の高さまでを被う首被覆部と、前記首被覆部の上側
に構成され、前記耳元から該耳を被い、さらに後頭部周
方向に沿って前記後頭部までを被う後頭部被覆部とによ
り構成され、かつ、前記襟部は、その前開き部分を首の
前部を横断するように被う前首部被い部を備えているこ
とを特徴とするさらに、前記袖部が紫外線等の太陽光
線の遮蔽効果を有する生地により形成され、その生地は
前記胴衣部の生地よりも薄く、又は通気性が高く、袖口
は、袖部の肘部分からほぼ一様な袖幅にて開口している
ことを特徴とする
【0007】この構成の襟部により、首回り全体から後
頭部までが紫外線等から保護され、その部分の日焼け防
止を確実に行うことができる。また、特別にタオル等を
巻かずとも日焼け防止を行えるので、外観上のセンスも
良く、スポーツ競技に支障を来すような問題も起こらな
い。このような構成の日焼け防止用上着は、スポーツ時
のみならず、屋外での作業時や、買い物等の外出時、さ
らにはゴルフのキャディー用等としても日焼け防止にも
適する。
【0008】上記構成の上着において、襟部を首の前部
にて前開き可能とし、その襟部を、首の前部から周方向
に頬骨に沿って、胴衣部の開口部から耳元の高さまでを
被う首被覆部と、首被覆部の上側に構成され、耳元から
耳を被い、さらに後頭部周方向に沿って後頭部までを被
う後頭部被覆部とにより構成することができる。このよ
うな構成とすることで、顔面はしっかりと表向きながら
も、首被覆部により首の前部から耳元までを日除けし、
後頭部被覆部により後頭部付近を日除けすることが可能
となる。また、襟部の前開き部分に、前開きにより露出
する前首部を被う前首部被い部を付加することができ
る。こうすれば、襟の前開きに対応する前首部の日焼け
も防止できる。
【0009】上記構成の襟部は、以下のような種々の構
成とすることができる。
【0010】(1)後頭部を縦方向に少なくとも半分以
上被う構成。これにより、より効果的に首回り全体から
後頭部にかけて日除けされ、特に帽子を被った場合は、
帽子の裾までを被うことができるようにサイズ合わせを
すれば、さらに効果的に日焼けを防止できる。
【0011】(2)襟立て状態と襟曲げ状態とを自在に
変えることができる折り畳み可能な構成。襟立てによる
日焼け防止を必要としない時は襟を折り畳み、襟曲げ状
態とすれば普通の上着として機能し、また、これを襟立
て状態に戻すことで、日焼け防止を行うことができるよ
うになる。この折り畳み方式としては、例えば、襟部に
折り目を入れておき、その折り目に沿って折り畳む方法
等が採用できる。折り畳みは、通常の襟部の高さになる
程度、あるいは襟が無くなる程度に、一段折りないし数
段折りとすることができる。
【0012】(3)後頭部を被う状態を安定に保つため
の襟部補強手段を襟部に設けた構成。襟部補強手段とし
ては、後頭部を被う状態すなわち襟立て状態を安定に保
つことが可能な硬さを有する生地を用いたり、襟部の縦
方向に補強材を備えたりすることができる。補強材とし
ては、例えば、縦方向への縫い止めを数カ所に設けた
り、弾性変形容易な芯材、超弾性を有する芯材、あるい
は形状記憶合金等の柔軟な芯材を組み込ませたりするこ
とができ、後頭部周辺の襟立てを安定に保つことができ
るようになる。また、襟部補強手段を上述の芯材(ワイ
ヤー等)により縦方向に折り曲げ可能にすれば、前述の
襟部の折り曲げを容易に、しかも型くずれすることなく
行うことができる。
【0013】(4)太陽光線遮蔽効果を有する生地によ
り形成した構成。例えば、市販の紫外線等の太陽光線の
遮蔽用繊維から成る生地、あるいは太陽光線遮蔽用材を
混ぜ合わした生地等を用いて襟部を形成することで、首
回りから後頭部を太陽光線から一層保護することがで
き、ひいては日焼けの防止効果がさらに高まる。この場
合、特に紫外線遮蔽効果を有する繊維を用いてもよい。
【0014】(5)胴衣部に着脱可能に設けた構成。着
脱可能に設けることで、襟部を取り外せば、日常時の上
着としても併用することができるようになる。着脱方式
としては、例えばマジックテープやファスナー等を用い
ることができ、これらは胴衣部の上部開口部付近に設け
るのがよい。
【0015】なお、上記構成の本発明の日焼け防止用上
着は、冬季においては寒風避けとしても機能し、特に耳
から後頭部を被うと、その防寒性は一層効果的となる。
【0016】さらに、上記構成の日焼け防止用上着の袖
部分を、胴衣部の生地よりも薄く又は通気性が高く、紫
外線等の太陽光線の遮蔽効果を有する生地により形成
し、その袖口を、袖部の肘部分からほぼ一様な袖幅にて
開口することができる。このような構成の袖部分の採用
により腕も日焼け防止され、また、生地を薄くし又は繊
維を粗くし、袖口を筒状に開口したため、通気性が良く
夏季には暑さ対策にもなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づき説明する。図1は、本発明の一実
施例たる日焼け防止用上着1を着用した例を示す図であ
る。その日焼け防止用上着1は、胸部から腹部を被う上
着本体部としての胴衣部2と、その胴衣部2の上部開口
部3に縫い付けられた襟部4とを有している。襟部4
は、市販の太陽光線遮蔽効果を有する生地から構成され
ている。また、襟部4は、首の前側5から頬骨部分6を
沿い、耳までの高さを首回りに被う首被覆部8と、首被
覆部8の上側に構成され、耳元7から耳全体を被い、さ
らに後頭部周方向に沿って後頭部を被う後頭部被覆部9
とによって構成されている。本実施例では、襟部4は首
の前側5にて前開きとなっているが、例えばボタンある
いはファスナー等の係合部材を設けて前閉じとしてもよ
い。また、胴衣部2と襟部4とは、開口部3にて縫合に
より縫い付けられているが、一枚の生地から胴衣部2と
襟部4とを図1のように型どった一体形成のもの、つま
り胴衣部2と一体に連続する襟部4でもよい。
【0018】後頭部被覆部9は耳元7において、首被覆
部8の頬骨部分6と繋がっており、その繋がり部分10
は「く」の字状、L字状又は所定の曲率の曲線状とされ
ている。また、後頭部被覆部9は、側頭部から後頭部に
かけて頭部上方側に向けて盛り上がっており、後頭部全
体を被っている。このような日焼け防止用上着1は、首
回り全体から後頭部にかけてを太陽光線(紫外線等)か
ら保護し、日焼けを防止する。さらに後頭部被覆部9の
耳部分の端部11、首被覆部8の頬骨部分6の端部12
は頂部を有しており、外観上見栄えのよい構成となって
いる。なお、繋がり部分10は、頬骨の輪郭に合ったア
ール面(曲線)状に形成してもよく、端部11,12も
アール面(曲線)状にしてもよい。
【0019】なお、図1に2点鎖線で示すように後頭部
被覆部9の上辺部から首被覆部8の前端部まで、滑らか
に連続する外縁(8’+9’)としてもよい。この場合
の首及び後頭部の両被覆部8’及び9’の境界は明瞭に
表れるものではないが、首に相当する部分、及び後頭部
に相当する部分がそれぞれ首被覆部8’及び後頭部被覆
部9’となる。
【0020】図2に示すように、帽子20を着用し、襟
部4の頭部上側端部を帽子20の裾まで被せるようにサ
イズを合わせれば、より効果的に後頭部を紫外線から保
護することができる。
【0021】一方、襟部4には、ワイシャツにみられる
ような折り目を入れて折り畳み可能とすることができ
る。図3に示す一例では、2カ所の折り目30,31に
より2つ折りが可能となっている。折り目30は、端部
12,12を周方向に跨いで形成され、折り目31は、
折り目30の上側に端部11,11を周方向に跨いで形
成されている。この折り目30,31は、布地に強制的
に折り目加工を施しておくこと等により形成することが
できる。
【0022】折り目30,31による折り畳みは、以下
のように行うことができる。まず、図3(b)のよう
に、胴衣部2の開口部3から襟部4の全体を折り曲げて
行うことができる。これは、日焼け防止を行わない時
に、襟曲げ状態で襟が無くなるため、首回りが開放的で
清涼感がある。一方、図3(c)のように、折り目30
のみを折り曲げたり、図3(d)のように折り目30,
31の両方を折り曲げたりすることができる。この場
合、日焼け防止を行わない時でも襟が残るため、襟を必
要とするときに有効である。とくに図3(d)のように
折り目31で、後頭部被覆部9の上側部分32を中間部
分33の内側に折り返し、下側部分34を襟立て状態に
すると、従来の襟付きシャツと見た目が変わらないた
め、さらに有効である。
【0023】また、襟部4には、後頭部を被う状態を安
定に保つための襟部補強手段を設けることができる。襟
部4の襟立て状態を保てる程度の硬さを有する生地によ
り、襟部4を安定に襟立てすることも可能であるが、図
4のような手段を用いると効率よい。図4は、襟部4の
後方部4aを内側(すなわち首に面する側)から見た正
面図である。図4(a)では、襟部4の後方部4aに、
襟部補強手段としての複数(例えば3カ所)の縫合部4
0が、縦方向の縫い止めとして形成されている。この縫
合部40は、襟立てを保持・矯正するためのものであ
り、縫合の繊維は、襟部4と同素材の繊維或いはそれよ
りも硬い繊維であることが望ましい。また、例えば、襟
部4と同素材の生地(あるいはこれより硬い生地、もし
くはプラスチックフィルム等の合成樹脂シート)を縦長
に、後方部4aの内側(首に面する側)に当てて当て布
(又は当て芯)として縫い付ける(又は生地に同着等に
より一体化する)と、さらに補強効果が向上する。
【0024】図4(b)では、襟部4の後方部4aの内
側(首に面する側)に、襟部補強手段としてワイヤー4
5が3カ所設けられている。これは、後方部4aの内側
に、縦方向に一端を開口したポケット46を形成し、そ
のポケット46内にワイヤー45を挿入して設けられて
いる。ワイヤー45は、市販の形状記憶合金、弾性変形
容易な線材又は帯材、超弾性の線材又は帯材、もしくは
合成樹脂等を用いることができ、これを折り曲げ可能な
ものとすれば、折り目30,31にて折り畳みを行うこ
とができる。ここで、超弾性を有する芯材であれば、折
り曲げを繰り返しても金属疲労等により折損が生じにく
い。また、形状記憶合金を芯材に用いる場合、例えば夏
の炎天下に襟部4が立つように、例えば25℃以上で起
立する形状を記憶させておけば、日本の冬は勿論、春、
秋には襟部4を折れた状態に維持し、一定以上に気温が
上昇したとき襟部4が立ち上がるようにすることもでき
る。
【0025】さらに、図5に示すように、襟部4を着脱
手段により取り外し可能にすることができる。図5の着
脱手段は、開口部3よりも少し下側に形成されたマジッ
クテープ50により行われる。なお、マジックテープ5
0は、開口部3に直接設けてもよい。このように、着脱
可能とすることで、襟部4を取り外せば室内用の普段着
としても使用できる。
【0026】また、図6に示すように、首被覆部8の前
開き部分(前側5)を被う前首部被い部21を付加する
ことができる。この被い部21は、図7(a)に示すよ
うに、前開き部分5の首被覆部8の一方の端部に基部を
縫いつけ(縫い目27)、そこから延びる自由端部を首
被覆部8の他の端部にボタン、ホック、圧着ファスナー
等の着脱可能な止手段(25)により止めるようにした
ものである。これにより、前開き部分5の前首部も紫外
線等から保護される。なお、図7(b)のように前首部
被い部21を首被覆部8と一体構成とすること、同図
(C)のように首被覆部8の外側に前首部被い部21を
設けること、同図(d)のように前首部被い部21を着
脱可能な止手段25により首被覆部8に対して取り付
け、取り外し可能とすることもできる。
【0027】一方、図8は日焼け防止用上着の一変形例
を示している。これは、日焼け防止用上着100の袖部
分60の生地を、胴衣部2の生地よりも薄くし(メッシ
ュ状の生地)、太陽光線遮蔽(例えば紫外線遮断)効果
を有する繊維により形成し、その袖口61を筒状に開口
し、手首との間に隙間ができるようにした。この日焼け
防止用上着100は、腕部分も日焼けを防止し、また、
袖部分60の生地を薄くし、袖口61を筒状に開口し、
手首との間に隙間を設けたため、通気性が良くなってい
る。なお、襟部4も袖部分60と同様の通気性のよい薄
い生地を用いることが可能である。
【0028】なお、以上説明した襟部(又は胴衣部)を
構成する素材については特に制限はなく、常用の衣料用
繊維、例えば綿、麻、絹、毛、セルロース等の天然繊維
や、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維、
ベンベルグ、レーヨンなどの再生繊維などが挙げられる
他、光線遮蔽繊維も挙げることができ、これら素材は単
独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用い
てもよい。
【0029】また、通気性を高めるために、襟部及び/
又は胴衣部を開孔率1〜50%のニットもしくは織物の
メッシュ生地、また、一層の通気性、清涼性を付与する
ために、開孔率が約15〜50%のニットもしくは織物
のメッシュ生地からなる通気部を配することができる。
【0030】さらに襟部及び/又は胴衣部に太陽光遮蔽
機能を有する素材(生地)を用いる場合、例えばそのニ
ットや織物のメッシュ生地を構成する糸として、太陽光
反射性セラミックス微粒子を含有した糸を使用すること
も可能である。すなわち、クーリング性能を向上させる
ために、例えば酸化チタン、チタン酸カリウム、アルミ
ナ、ジルコニアやその他の太陽光反射性に富むセラミッ
クス微粒子を練り込んだポリエステルフィラメント糸
(以下、クーリング糸と略称する)を使用することによ
り、ポリエステル自体が有する太陽光反射性に加えて、
糸中に分散したセラミックス微粒子自体も太陽光反射性
を有するため、太陽光反射性が一段と増加し、これらク
ーリング糸を太陽光遮蔽部や通気部に配するニットや織
物のメッシュ生地表面に配することにより、太陽光遮蔽
性と太陽光反射性の相乗効果が生じ、衣服内温度を低く
保つことができるとともに、紫外線を遮断し、日焼けを
防ぐ効果がより顕著に生じるものである。なお、太陽光
反射性セラミックス微粒子の割合は、糸の重量全体に対
して、約3〜10wt%の範囲で配合することが可能で
あるが、約5〜6wt%の配合が、太陽光遮蔽性と太陽
光反射性を満足する配合である。
【0031】また、その太陽光遮蔽において、特に紫外
線遮蔽について、紫外線吸収剤として使用され含有させ
る材料は、酸化チタン、硫酸バリウムと酸化チタンの混
合物、マンガン化合物で被覆した平均粒子径0.1μm
以下の無機微粒子、モノカルボン酸またはフェノールの
第2銅塩(イギリス特許第1,033,999号)、可
溶性のコバルト化合物(イギリス特許第1,121,2
21号)、リンの酸素酸のマンガン塩またはコバルト塩
(東ドイツ特許第102,714号)、紫外線吸収剤
(特公昭43−23328号)などが好ましく挙げられ
るが、紫外線吸収効果のある材料であれば他のいかなる
材料をも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たる日焼け防止用上着の着用
例を示す図。
【図2】図1の日焼け防止用上着と帽子とを併用した着
用例を示す図。
【図3】折り畳み可能な日焼け防止用上着の折り畳み作
用を示す作用説明図。
【図4】襟部補強手段を有する日焼け防止用上着の背面
図。
【図5】着脱手段を有する日焼け防止用上着の背面図。
【図6】前首部被い部の一例を示す斜視図。
【図7】前首部被い部の幾つかの変形例を示す平面説明
図。
【図8】日焼け防止用上着の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
1 日焼け防止用上着 2 胴衣部 3 開口部 4 襟部 8 首被覆部 9 後頭部被覆部 21 前首部被い部 40,45 襟部補強手段 50 着脱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 1/02 A41D 27/18 A41D 27/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胸部から腹部を被う胴衣部と、その胴衣
    部の上部開口部に設けられた襟部とを有する上着におい
    て、前記襟部が首回りから後頭部までを被うとともに、 前記襟部は、首の前部にて前開き可能とされ、 その首の前部から周方向に頬骨に沿って、前記開口部か
    ら耳元の高さまでを被う首被覆部と、 前記首被覆部の上側に構成され、前記耳元から該耳を被
    い、さらに後頭部周方向に沿って前記後頭部までを被う
    後頭部被覆部とにより構成され、 さらに、前記首被覆部と前記後頭部被覆部との間に周方
    向に第1の折り目が形成され、また前記後頭部被覆部の
    中間に周方向に第2の折り目が形成され、これら第1及
    び第2の折り目によって、前記襟部は前記首被覆部であ
    る下側部分と前記後頭部被覆部が2分された中間部分と
    上側部分との都合3領域に区分され、かつ前記上側部分
    が前記中間部分より幅が狭くなるように形成されるとと
    もに、前記第1及び第2の折り目で折り畳み可能とさ
    れ、 さらに当該襟部には、前記後頭部を被う状態を安定に保
    つための襟部補強手段が設けられていることを特徴とす
    る日焼け防止用上着。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記襟部は、前記
    開き部分を首の前部を横断するように被う前首部被い部
    を備えていることを特徴とする日焼け防止用上着。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記日焼け防
    止用上着は袖部を備え、その袖部が紫外線等の太陽光線
    の遮蔽効果を有する生地により形成され、その生地は前
    記胴衣部の生地よりも薄く、又は通気性が高く、袖口
    は、袖部の肘部分からほぼ一様な袖幅にて開口している
    ことを特徴とする日焼け防止用上着。
  4. 【請求項4】 前記襟部は、前記後頭部を縦方向に少な
    くともその半分以上を被う請求項1ないし3のいずれか
    記載の日焼け防止用上着。
  5. 【請求項5】 前記襟部は、紫外線等の太陽光線の遮蔽
    効果を有する生地により形成されている請求項1ないし
    4のいずれかに記載の日焼け防止用上着。
  6. 【請求項6】 前記襟部は、前記胴衣部に着脱可能に設
    けられている請求 1ないし5のいずれかに記載の日
    焼け防止用上着。
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