JP3039827U - えり首日除け布の装着部付き帽子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、えり首日除け布の装着部付き帽
子の提供。 【構成】 帽子の周壁部の左右外面に、所要の間隔を離
隔して日除け布の両端部を連結可能な装着部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術の分野】

この考案は、えり首日除け布の装着部付き帽子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、頭部を夏の強い太陽の光から保護するために帽子を被着する。そして野 外をフィールドとするスポーツ、釣り、登山などでは、維持する姿勢の方向、或 いは歩く方向によって頭部および首部に長時間に渡って太陽光を受けるため、こ の部分を太陽光から保護するために日除け部付き帽子が数多く提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術の項で説明したように、従来の日除けは、帽子と一体に構成されて いたから、それが必要としないときには、帽子内に折り畳んで収容するか、帯状 に折り畳んだ後、帽子の後半外周面に保持してなるものである。 そのため、帽体内に収容する場合は、帽体内の生地が２重になり、熱の放散を著 しく疎外し、頭部が蒸れて夏期には使用できない欠点ある。

【０００４】 また帯状に折り畳んだ後、帽子の後半外周面に保持する場合は、遮熱または保 温機能にデザインが固定化し、外観上の見栄えが悪く、お洒落に被るファッショ ン性がなく、商品価値がないものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

帽子の周壁部の左右外面に、所要の間隔を離隔して日除け布の両端部を連結可 能な装着部を、設けたことを特徴とする、えり首日除け布の装着部付き帽子にあ る。

【０００６】 上記装着部は、帯状体の前後端を帽子周壁部の左右外面に縫着してもよいもの である。

【０００７】 上記装着部は、帯状体の一端を帽子の周壁部に縫着し、他端を帽子の周壁部に ボタン止めしてもよいものである。

【０００８】 上記装着部は、帯状体の一端を帽子の周壁部に縫着し、他端を帽子の周壁部に ベルベットファスナー止めしてもよいものである。

【０００９】 上記装着部は、帽子の周壁部または鍔部にハトメを打ち、内外に貫通する開口 を設けて構成してもよいものである。

【００１０】 上記装着部を構成するハトメは小判型としてもよいものである。

【００１１】 上記装着部は、帽子の周壁部または鍔部にかがり穴を設け、内外に貫通する開 口を設けて構成してもよいものである。

【００１２】

【考案の実施の形態】

帽子の周壁部の左右外面に、所要の間隔を離隔して帯状体の前後端を縫着し、 日除け布の両端部を連結可能な装着部を、設けたことを特徴とする、えり首日除 け布の装着部付き帽子。

【００１３】

【実施例】

以下、この考案のえり首日除け布の装着部付き帽子１を図１および図２に示す 第１の実施例により説明すると、丸帽タイプの帽体１ａの周壁部２ａの左右外面 であって、かつその下縁寄りに、所要の間隔を離隔して所要の幅と長さを持つ織 テープ３ａの前後端を糸４ａにより縫着して装着部５ａを設ける。 この装着部５ａには、例えばハンケチ６の一辺の両端部を織テープ３ａの内側 に通し、環状に端部を結着７して連結するものである。

【００１４】 次に、図３に示す第２の実施例により説明すると、織テープ３ｂの後端を糸４ ｂにより縫着し、前端に設けたボタン掛り孔８に帽体１ｂの周壁部２ｂの外面に 設けたボタン９を通して止着して装着部５ｂを設けている。

【００１５】 次に、図４に示す第３の実施例により説明すると、織テープ３ｃの後端を糸４ ｃにより縫着し、前端に設けたベルベットファスナー１０ａを帽体１ｃの周壁部 ２Ｃの外面に設けたベルベットファスナー１０ｂに掛着して装着部５ｃを設けて いる。

【００１６】 次に、図５に示す第４の実施例により説明すると、丸帽タイプの帽体１ｄの周 壁部２ｄの左右外面であって、かつその下縁寄りに内外に所要の内径で貫通する 開口を持つハトメ１１を打って装着部５ｄを設ける。そして前記の実施例と同様 に、例えばハンケチ６の一辺の両端部をハトメ１１に帽体１ｄの内側から挿入し 、その先端を外側に引き出して結び目１２を設けて装着部５ｄに連結する。 このハトメ１１は、図示の小判型であると、上下幅が狭く、横幅を広くとれる からハンケチ６の端部を連結が容易になるが、図示しないが丸型、その他の形状 であってもよいものである。

【００１７】 次に、図６に示す第５の実施例により説明すると、帽体１ｅの周壁部２ｅの下 端全周に鍔部１３が接続するタイプのものでは、その鍔部１３に装着部５ｅを設 けてもよいものである。そしてその装着部５ｅは、実施例として小判型のハトメ １４を図示する。そしてその装着部５ｅに連結する方法については、前記実施例 の第４と同様である。

【００１８】 次に、第６の実施例として図示しないが、帽体の周壁部にかがり穴を設け、ま たは帽体の周壁部の下端全周に接続する鍔部にかがり穴を設け、そけれぞれを装 着部としてもよいものである。

【００１９】 図示しないが、前記装着部は、先端がハンケチ等の端部を挟持する挟持金具に よってもよいものである。

【００２０】 またハンケチ等の布片を前半側に連結したときには、顔の前面を覆うことがで き、特に鼻と口の部分を覆って例えば薬剤散布持のマスクに代用することができ る。したがって、その場合は、えり首日除け布を顔面保護布と読み替えるものと する。

【００２１】 この考案は日除けを目的にしたが、勿論、防寒にも利用できるものである。し たがって、日除けを防寒に読み替えることができる。

【００２２】

【考案の効果】

この考案のえり首日除け布の装着部付き帽子は、前記のようになるから手持ち のハンケチ等の布片を装着部に連結することによって帽体の後半または前半をカ バーすることができる。

【００２３】 ハンケチ等の布片を後半側に連結したときには、頭部後半と首筋を中心とする 首部後半から肩部に掛けて覆うことができ、その部分の日除け作用を奏するもの である。この場合にハンケチを水に濡らすとそれが蒸発する時の気化熱により特 別の作用で冷却することができ、涼しいものである。

【００２４】 またハンケチ等の布片を前半側に連結したときには、顔の前面を覆うことがで き、特に鼻と口の部分を覆って日除けは元より顔面保護マスク等に利用すること ができる。 （注）考案の詳細な説明中ベルベットファスナーは登録商標である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のえり首日除け布の装着部付き帽子の
第１の実施例を示す側面図である。

【図２】同じく、その第１の実施例の要部を示す側面図
である。

【図３】同じく、この考案のえり首日除け布の装着部付
き帽子の第２の実施例の要部を示す部分側面図である。

【図４】同じく、この考案のえり首日除け布の装着部付
き帽子の第３の実施例の要部を示す部分側面図である。

【図５】同じく、第４の実施例の要部を示す部分側面図
である。

【図６】同じく、この考案のえり首日除け布の装着部付
き帽子の第５の実施例を示す部分側面図である。

【符号の説明】

１ えり首日除け布の装着部付き帽子 １ａ 帽体 １ｂ 帽体 １ｃ 帽体 １ｄ 帽体 １ｅ 帽体 ２ａ 周壁部 ２ｂ 周壁部 ２ｃ 周壁部 ２ｄ 周壁部 ２ｅ 周壁部 ３ａ 織テープ ３ｂ 織テープ ３ｃ 織テープ ４ａ 糸 ４ｂ 糸 ４ｃ 糸 ５ａ 装着部 ５ｂ 装着部 ５ｃ 装着部 ５ｄ 装着部 ５ｅ 装着部 ５ｆ 装着部 ５ｇ 装着部 ６ ハンケチ ７ 結着 ８ ボタン掛り孔 ９ ボタン １０ａ ベルベットファスナー １０ｂ ベルベットファスナー １１ ハトメ １２ 結び目 １３ 鍔部 １４ ハトメ

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 帽子の周壁部の左右外面に、所要の間隔
   を離隔して日除け布の両端部を連結可能な装着部を、設
   けたことを特徴とする、えり首日除け布の装着部付き帽
   子。
2. 【請求項２】 上記装着部は、帯状体の前後端を帽子周
   壁部の左右外面に縫着したことを特徴とする、請求項１
   記載のえり首日除け布の装着部付き帽子。
3. 【請求項３】 上記装着部は、帯状体の一端を帽子の周
   壁部に縫着し、他端を帽子の周壁部にボタン止めしたこ
   とを特徴とする、請求項１記載のえり首日除け布の装着
   部付き帽子。
4. 【請求項４】 上記装着部は、帯状体の一端を帽子の周
   壁部に縫着し、他端を帽子の周壁部にベルベットファス
   ナー止めしたことを特徴とする、請求項１記載のえり首
   日除け布の装着部付き帽子。
5. 【請求項５】 上記装着部は、帽子の周壁部または鍔部
   にハトメを打ち、内外に貫通する開口を設けてなること
   を特徴とする、請求項１記載のえり首日除け布の装着部
   付き帽子。
6. 【請求項６】 上記装着部を構成するハトメは小判型で
   あることを特徴とする、請求項５記載のえり首日除け布
   の装着部付き帽子。
7. 【請求項７】 上記装着部は、帽子の周壁部または鍔部
   にかがり穴を設け、内外に貫通する開口を設けてなるこ
   とを特徴とする、請求項１記載のえり首日除け布の装着
   部付き帽子。