JP3072802B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3072802B2
JP3072802B2 JP04078227A JP7822792A JP3072802B2 JP 3072802 B2 JP3072802 B2 JP 3072802B2 JP 04078227 A JP04078227 A JP 04078227A JP 7822792 A JP7822792 A JP 7822792A JP 3072802 B2 JP3072802 B2 JP 3072802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、ファクシミ
リ、複写機等に適用される画像形成装置に係り、特に現
像スリーブに対し、感光体の背面側に配設した露光手段
により感光体を露光させながら、露光とほぼ同時に現像
を行なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば透光性支持体上に透光
性導電層と光導電体層を積層してなる感光体ドラム内
に、画像情報に対応した光出力を生成する露光手段を内
挿し、該露光手段の光出力を集束化して前記光導電体層
に潜像を結像すると同時若しくはその直後に前記感光体
ドラムと対面配置させた現像スリーブを介して前記潜像
を可視像(トナー像)化した後、該トナー像を転写ロー
ラその他の転写手段を介して普通紙に転写可能に構成し
た画像形成装置は公知である。(特開昭58-153957号
他)
【0003】この種の画像形成装置においては、構成の
一層の簡単化とオゾン発生等の防止、更には地かぶりの
防止を図る為に、独立した帯電器を設けずに前記感光体
ドラムと対峙して配置された現像スリーブ上に導電性磁
性トナーを担持させるとともに、スリーブに内包した固
定磁石集成体その他の磁気力を利用していわゆる磁気ブ
ラシ状のトナー摺擦域を現像位置付近に設け、該摺擦域
により感光体ドラム表面を摺擦しながら現像スリーブ側
に印加した現像バイアスを利用して前記摺擦域を介して
前記ドラムの光導電層に電荷を注入して帯電を行なった
後、該帯電の直後に該ドラムに内包された露光手段を利
用して露光を行ないつつ露光とほぼ同時に現像を行なう
ように構成している。
【0004】さて、従来カールソン方式の電子写真にお
いては、感光体ドラムの周りに種々のプロセス手段を配
置する必要性から、一般的に感光体ドラム径よりスリー
ブ径を小さく設定している。又前記した背面露光現像装
置においてもドラム内部に露光手段としてのLEDユニ
ットを挿設する構成を取るために、従来はドラム径が5
0φ以下、特に40φ以下の感光体ドラムを用いた装置
の提供は不可能であったが、近年狭小幅のLEDヘッド
アレイの開発が進むにつれ、40φ以下更に好ましくは
30φ以下の感光体ドラムの提供が可能になった。
【0005】かかる装置においても従前と同様にこれに
比例して現像スリーブ径をドラム径より小さく設定して
いたが、特に背面露光装置においては前記ドラム/スリ
ーブの対峙位置にトナー摺擦域を形成し、該摺擦域上で
帯電、露光、現像の3つのプロセス工程を行なうために
前記の様にドラム/スリーブ径が小径化するにつれ、こ
れに比例して前記摺擦域も狭小化し、帯電、露光、現像
を円滑に行なう事が困難になる。又、前記ドラム径を小
径化すればするほど、前記ドラムとスリーブ間の最近接
位置を挟んでその両側に位置する楔状空間の楔状角度が
大になり、その分前記トナー摺擦域が狭小化されるのみ
ならず、前記現像スリーブに担持されるトナー層が薄層
である為に、前記楔状角度が大、末広がり状になればな
るほど精度よく前記トナー摺擦域を形成する事が出来
ず、そのニップ幅とともにトナー密度が不安定化する。
【0006】特に前記ドラム口径が小径化すればするほ
ど、10枚機若しくは6枚機というプリンタ若しくはフ
ァクシミリとしての機能を満足させる給紙速度を得るた
めに、前記ドラム径に反比例してドラム回転速度を等比
級数的に増大させねばならず、結果として前記トナー摺
擦域の不安定化が急増するとともに、前記摺擦域の不安
定化と狭小化は即現像濃度と画像形成の鮮明化と安定化
に悪影響を及ぼす。
【0007】本発明はかかる技術的課題に鑑み、感光体
ドラムの小径化を図った場合においても所定の現像濃度
と画像形成の鮮明化を達成し得る画像形成装置を提供す
る事を目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本第1発明に係る請求項1
記載の発明は、現像スリーブと対峙する感光体ドラムの
背面側に露光手段を配置するとともに、前記現像スリー
ブと前記感光体ドラム間に形成した現像剤摺擦域を介し
て現像バイアスを印加させながら前記感光体ドラムを帯
電させた後、露光とほぼ同時若しくはその直後に現像を
行なう画像形成装置において、 前記感光体ドラムを40
φ〜30φ(直径40〜30mm)に設定すると共に、
前記感光体ドラムに対し、前記現像スリーブの直径を、
前記感光体ドラムの直径と略同一若しくはそれより大に
設定したことを特徴とする
【0009】本発明は、前記感光体ドラムを40φ〜3
0φ(直径40〜30mm)に設定した場合における最
も好適な構成を具現化するもので、その特徴とするとこ
ろは前記口径の感光体ドラムに対し、現像スリーブの直
径を、ドラム直径と略同一若しくはそれより大に設定し
た事を特徴とするものである。ここで略同一とは必ずし
も厳密に同一ではなく10%未満の直径比の場合はその
作用が同一な事から当然に略同一に含まれる。又、前記
特徴を見出した根拠は実験によるものであるが、基本的
には現像スリーブ直径をドラム直径と同等か大にする事
により、前記楔状角度を小にし得ると共に、その分現像
スリーブに内包された固定磁石集成体の角度位置の緻密
な制御が可能になる。前記特徴によりドラムを小径化さ
せても有効に帯電、露光、現像を行ないうる摺擦域が確
保できる。
【0010】さて請求項2記載の発明は前記構成に加え
て、前記摺擦域に供給されるトナー量の増大を図り、狭
小な摺擦域におけるトナー密度を高めようとするもの
で、本出願人は先ず、前記摺擦域における感光体の移動
方向をトナー搬送方向と逆方向に設定する(この場合感
光体ドラムと現像スリーブで形成する場合は、いずれも
時計回り若しくは反時計回り等の同一回転方向に設定す
る事により摺擦域における移動方向を逆方向に設定でき
る。以下これをカウンタフィードという。)事により前
記摺擦域に供給するトナー量を大にして、言換えればト
ナー密度を大にして結果として短時間に帯電効率を上げ
る試みをなした。しかしながら前記構成ではドラム/ス
リーブ間の最近接位置が実質的な堰となってトナー流入
側言換えればドラム下流側の摺擦域に多くのトナーが集
積されそのトナー密度が大になり、最近接位置上流側の
トナー密度が相対的に粗になる為に、感光体ドラムの回
転方向上流側より帯電域におけるトナー密度を十分密に
出来ず、必ずしも所期の効果を期待出来ない。
【0011】そこで本出願人は、前記感光体ドラムと現
像スリーブをカウンタフィードする事なく、摺擦域にお
ける移動方向が順方向であるフォワードフィードに設定
しつつ、現像スリーブの周速をドラム周速より相対的に
早くする事により、前記摺擦域の最近接位置よりドラム
上流側の帯電域に供給するトナー密度を大にした。かか
る構成によれば、帯電域におけるトナー密度を最も高く
設定できるために、安定した帯電が可能である。この場
合前記スリーブ周速はドラム周速に対し5〜10倍に設
定するのがよい。 即ち5倍以下では前記摺擦による帯
電が充分行なわれず、結果として帯電不良が発生しゴー
ストやかぶり、画像濃度低下が発生しやすい。又10倍
以上では前記相対的摺擦速度の増大による機内汚染や現
像剤の寿命低下が生じるのみならず。前記摺擦速度の増
大により特に露光後の現像ニップ(摺擦域終端側)が不
安定化しやすい。
【0012】さて前記構成では現像スリーブの口径を大
きく設定できるために、その分固定磁石集成体の位置制
御の許容度が増すというメリットを得る事が出来るが、
本発明は更に請求項記載のように前記固定磁石集成体
の取り付け位置を規定し、固定磁石集成体の現像剤摺擦
域形成用の主磁極を露光位置よりドラム回転方向の上流
側に偏位させて配置した。かかる構成によれば前記スリ
ーブ側の周速を大にした場合においても、特に露光位置
下流側の現像ニップ(現像剤摺擦域)幅が安定し、再帯
電による濃度低下が生じる事なく安定した露光/現像が
可能となる。
【0013】さて前記の様に感光体ドラムを小径化した
場合隣接するプロセス工程である転写工程と現像工程が
近接化し、而も前記の様に現像スリーブ周速を大にする
と該現像スリーブより飛散したトナーが転写位置に導か
れた普通紙側に付着し画像汚染の恐れが生じる。そこで
本発明は請求項4に記載のようにスリーブとドラムのみ
ならず、転写手段のレイアウトにも考慮し、前記感光体
ドラムの上側周面側に現像スリーブを、該ドラムの下側
周面側に転写手段を夫々配設した事を特徴とさせてい
る。かかる発明によれば、前記感光体ドラム周面に現像
スリーブと転写手段を隣接配置させる事なく、感光体ド
ラムを介して対向配置させているためにドラムを小径化
した場合でも両者間の距離を大きく取る事が出来、前記
した欠点が解消し得る。又この場合、現像剤を保持する
現像スリーブをドラム上方に位置させた場合は、重力を
利用して前記摺擦域の形成を安定化させる事が出来、請
求項1または2記載の発明の作用を円滑に達成し得る。
又逆に現像スリーブをドラム下方に位置させた場合は、
転写ローラが上方に位置するために現像スリーブよりの
トナー飛散が普通紙側に落下するのを阻止する事が出来
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は本発明の実施例にかかるプリンタの構成を示す慨略図
である。1はLEDユニット3を内挿した感光体ドラム
で、その回転方向に沿って現像ユニット2に組込まれた
現像スリーブ30、転写ローラ4、配設されていると共
に、前記感光体ドラム1と転写ローラ4間の接線方向に
沿って上流側より、給紙カセット5、紙検知センサ6、
レジストローラ7、及び転写ローラ4を挟んで定着ロー
ラ8が配設されている。尚、転写ローラ4は転写効率を
上げるために導電性ローラを用い、前記トナーの帯電電
位と逆極性の転写バイアスを印加させるとともに、前記
感光体ドラム1周面に均一に圧接し、該ドラム1と同期
して回転可能に構成する。
【0015】次に図1に示すように、本発明の要部たる
感光体ドラム1と現像ユニット2の構成を中心に詳細に
説明する。感光体ドラム1は、内面側より透光性支持体
1a上に透光性導電層1b、注入阻止層1e、光導電体
層1c、及び表面層1fが積層されて形成されており、
透光性支持体1aは、ガラス等の透明な無機材料や、ポ
リエステル等の透明な樹脂等で形成されており、これを
本実施例においては肉厚が2mmで外周径を30mmに
設定すると共に、軸方向に300mmの長さを有する透
明な円筒状ガラス基板を形成する。透光性導電層1bは
前記支持体上にITO(インジウム・スズ・酸化物)I
TO層を活性反応蒸着法により1000Aの厚みで成膜
して形成している。光導電体層1cはa−Si:Hから
なる光導電体を用い、そして現像バイアスが正の場合に
は電子の移動度を高める為、ノンドープ又はVa族元素
を含有させ、又現像バイアスが負の場合には正孔の移動
度を高めるため、IIIa族元素を含有させるのが好まし
い。又前記光導電体層1cは、背面側より光キャリア発
生の機能を高めた光励起層領域1c1と、キャリア輸送
の機能を持たせた層領域1c2との2層により形成する
事により光感度と耐電圧を高めることが出来る。
【0016】感光体ドラム1内に内挿されるLEDユニ
ットは、ドラム軸方向に沿って1列状に配列したLE
Dチップ列等を搭載してなるプリント基板上に配設させ
た集束性レンズアレイ23(商品名:セルフォックレン
ズ)からなり、これらを一体的にヘッドブロック24に
より保持し前記LEDチップを64ビット単位で時分割
駆動しながら1走査ライン分の画素情報のデータ出力を
行う。以下前記動作を繰り返す事により1ページ分の画
像情報の出力を行なう事が出来る。そして前記LEDユ
ニットはその露光位置がドラム/スリーブの最近接
点、言い換えれば感光体ドラム1と現像スリーブ30の
軸心を結ぶ中心線上より僅かにドラム1回転方向下流側
(4°程度)に偏向させて、前記ドラム1内の光導電体
層1cに結像するように構成している。
【0017】現像ユニット3は図1に示すように、トナ
ー補給容器32とキャリアとトナーが収容された現像容
器31からなり、該容器31の感光体ドラム1と対面す
る側に、固定磁石集成体33を内包する現像スリーブ3
0を配設するとともに該スリーブ30の直径を感光体ド
ラムと同様に30φに設定しつつ該感光体ドラム1と
逆方向の反時計回り方向に回転し、好ましくは前記感光
体ドラムの周速の5〜10程度の回転速度でフォワー
ドフィード可能に構成している。固定磁石集成体は図1
に示すような磁極配置に設定し、特に前記摺擦域を形成
するための主磁極はドラム/スリーブ間の最近接位置か
らドラム回転方向上流側の2°程度変位した位置に配設
している。一方前記現像容器31は、前記感光体ドラム
1と対面する現像スリーブ30下側周面側を開口させる
と共に、該開口部両側を弧の字状に凹設し、該凹設部位
に感光体ドラム1を収納配置させると共に、該該ドラム
底面側に転写ローラ4を転動可能に接触させる。
【0018】次に前記現像ユニット3に用いる現像剤の
組成について説明する。図2は本現像剤に用いるキャリ
アの構成を示す模式図であり、磁性体15がバインダー
樹脂中に均一に分散されてなるキャリア母粒子13の表
面に導電性微粒子16が固定されてキャリア14が構成
されている。
【0019】キャリア14は、体積固有抵抗が10
Ω・cm以下、より好ましくは10・Ω・cm以下で
ある。体積固有抵抗が余り大きくなると、導電性キャリ
アとしての特性が損われ、例えば、背面露光方式に用い
た場合は、電荷の注入が速やかに行なわれず、感光体の
帯電が不十分となる。キャリア14の導電性は、主とし
て導電性微粒子16によって付与される。キャリア14
の磁力は、ある程度以上に大きいことが必要であり、好
ましくは5kOe(エールステッド)の磁場での最大磁
化が55emu/g以上、より好ましくは55〜80e
mu/gである。また、1kOeの磁場での最大磁化
は、45emu/g以上が好適であり、より好ましくは
45〜60emu/gである。キャリア14の磁力が余
り小さくなると、現像剤の搬送性が劣化し、また、キャ
リア14がトナーとともに現像される。
【0020】キャリア14の平均粒度は、10〜100
μmが好適であり、より好ましくは15〜50μmであ
る。キャリア14が余り大きくなると感光体を均一に帯
電させることが困難となり、トナー濃度T/Cを大きく
することができなくなる。一方、余り小さすぎると、現
像スリーブ上の現像剤の搬送性が悪くなり、また、一定
の電位を付与するのが困難となる。また、キャリア14
の真密度は、3.0〜4.5g/cmの範囲が好まし
い。磁性体としては、マグネタイト(Fe)、フ
ェライト(Fe)などが用いられ、特にマグネタ
イトが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0021】導電性微粒子16としては、カーボンブラ
ック、酸化スズ、導電性酸化チタン(酸化チタンに導電
性材料をコーティングしたもの)、炭化ケイ素などが用
いられ、空気中の酸素による酸化によって導電性を失な
わないものが望ましい。キャリア母粒子13に用いられ
るバインダー樹脂としては、ポリスチレン系樹脂に代表
されるビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
(商品名ナイロン)系樹脂、ポリオレフィン系樹脂など
が用いられる。
【0022】キャリア母粒子13の表面への導電性微粒
子16の固着は、例えば、キャリア母粒子13と導電性
微粒子16とを均一混合し、キャリア母粒子13の表面
に導電性微粒子16を付着させた後、機械的・熱的な衝
撃力を与え導電性微粒子16をキャリア母粒子13中に
打ち込むようにして固定することにより行なわれる。導
電性微粒子16は、キャリア母粒子13中に完全に埋設
されるのではなく、その一部をキャリア母粒子13から
突き出すようにして固定される。このようにキャリア1
4の表面に導電性微粒子16を固定することにより、効
率的にキャリア14に高い導電性を付与できる。また、
キャリア母粒子13中には導電性微粒子16を配合する
必要がないので、それだけ多くの磁性体15をキャリア
母粒子13中に配合でき、キャリア14の磁力を大きく
することができる。
【0023】上記のキャリアとトナーとを混合して、現
像剤とする。トナーとしては通常の絶縁性トナーが用い
られ、好ましくは体積固有抵抗が1014Ω・cm以上
のものであり、より好ましくは1016Ω・cm以上に
設定され、例えば、バインダー樹脂、着色剤、電荷制御
剤、オフセット防止剤などとともに磁性体を添加して磁
性トナーとするのがよい。
【0024】次に現像スリーブ径と現像濃度の関係を調
べるために、現像スリーブ30の直径を30mmと20
mmにしたものを用意し、感光体ドラム1は時計周り方
向に回転速度を25rpmに設定し、一方現像スリーブ
はフォワードフィード回転になるように、反時計回り方
向に所定速度(30φ:200rpm、20φ:300
rpm)で回転させ、その周速が夫々ドラム周速の8倍
になるように回転速度を設定するととともに、該ドラム
1と現像スリーブ30との間のギャップを0.5mm、
又固定磁石集成体33の主磁極位置を最近接位置より2
°感光体ドラム上流側に振り、又その磁極強さは800
ガウスに設定する。この状態で現像バイアスViとして
+50Vの直流電圧を印加しながら全露光と、露光エネル
ギーが0.35μJ/cm、LEDチップの発光時間
20μsの時分割駆動を行なってLEDユニット2を最
近接位置を中心に左右に振りながら25%の露光を行な
う。この条件下で直径を30mmと20mmに夫々設定
した現像スリーブと現像濃度の関係を図3(A)及び
(B)に示す。
【0025】次に前記現像スリーブがカウンタフィード
回転になるように、前記と逆に時計回り方向に所定速度
(30φ:150rpm、20φ:250rpm)で回
転させ、その周速が前記と同様の相対周速が得られるよ
うに回転速度を設定した他は前記と同様な条件で実験を
行ない、その結果を図3(C)及び(D)に示す。この
結果、(A)に示すように、30φのフォワードフィー
ド回転では全露光で画像濃度が1.0以上達成し得るL
EDユニット2の振れ角は6.2°で、又25%露光で
もLEDユニット4〜6°の振れ角で0.6〜0.8程
度の良好な画像濃度を達成する事が出来た。
【0026】一方(B)に示すように、20φのフォワ
ードフィード回転では全露光で画像濃度が1.0以上達
成し得るLEDユニットの振れ角は4.1°と低下し、
又25%露光でもLEDユニット4〜5°の振れ角で最
大0.5程度と画像濃度の低下がみられた。次にカウン
タフィード回転では30φの場合、(C)に示すよう
に、全露光で画像濃度が1.0以上達成し得るLEDユ
ニットの振れ角は3.7°であるが、又25%露光では
LEDユニット1〜3°の振れ角で0.6〜0.7程度
の良好な画像濃度を達成する事が出来た。尚、20φで
は全露光、25%露光のいずれも良好な結果が得られな
かった。
【0027】次に本発明に効果を確認するために、35
φのフォワードフィード回転で,回転速度を170rp
mに落として前記と同様な実験を行なったところ、図3
(A)とほぼ同様な実験結果を得る事が出来た。従って
かかる実験結果より、ドラム径と同一か大なるスリーブ
口径で、周速をドラム周速より大に設定したフォワード
フィード回転が最も好ましい事が理解できる。
【0028】次に30φの現像スリーブを用い、感光体
ドラム1は回転速度を25rpmに設定し、一方現像ス
リーブの回転速度を25〜300rpmの範囲で順次変
化させながら、画像濃度とスリーブ回転数との関係を調
べてみた。尚、現実験条件は前記フォワードフィード回
転と同様で、最近接位置におけるギャップは0.5mm
である。そして前記条件設定の基に、画像濃度とスリー
ブ回転数との関係は図4の破線で示す関係が得られた。
本図より明らかな如くスリーブ/ドラム間の相対周速が
5倍に至るまで現像濃度が増加し、5〜9倍までは安定
するが10倍を過ぎると急速に低下している事が確認さ
れた。次に前記現像ギャップを0.4mmに狭めて同様
な実験をやった所、図4の実践で示すように前記安定域
が10倍程度まで延びる事が確認された。前記の結果よ
りスリーブ/ドラム間の相対周速が5倍に至るまでは帯
電不良の為、又10倍を過ぎる現像後の摺擦や再帯電に
より現像濃度が低下するものと思われる。
【0029】次に、前記と同様な条件でスリーブに内包
した固定磁石集成体の磁極位置と現像濃度の関係につい
て調べる。図6から明らかなように、固定磁石集成体の
主磁極をドラム/スリーブ間の最近接位置を挟んで左右
に振った場合の露光位置上流側(帯電域)と下流側(露
光/現像域)の現像ニップ幅の変動について調べてみた
ところ、画像形成に影響がある下流側(露光/現像域)
の現像ニップ幅はフォワードフィード回転である事によ
り、最近接点で現像剤流量が規制され、安定した画像形
成が行なわれる事が確認された。更に露光位置の上流側
に主磁極を位置している場合は変動が少ないが、露光位
置の下流側に設定すると、前記ニップ幅が急激に低下
し、結果として画像形成に悪影響を及ぼす事が確認され
た。
【0030】
【効果】以上記載した如く本発明によれば、所定のプリ
ント速度を維持しつつ前記ドラムの小径化を図った場合
においても、円滑な帯電と鮮明画像の形成を可能とする
とともに、特に現像スリーブと感光体ドラムの関係をよ
り明確化する事により小型化と画像の鮮明化という相反
する要請を容易に且つ円滑に達成する事が出来た。等の
種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る画像形成装置の全体概
略図
【図2】 本現像剤に用いるキャリアの構成を示す模式
【図3】 現像スリーブ直径と現像濃度の関係を示す関
係図
【図4】 画像濃度とスリーブ回転数との関係図
【図5】 固定磁石集成体の主磁極位置と現像ニップ幅
の変動を示す関係図
【符号の説明】
1 感光体 2 露光手段 30 トナー担持体 10 現像剤摺擦域 露光位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−324464(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/05 G03G 15/08 G03G 15/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像スリーブと対峙する感光体ドラムの
    背面側に露光手段を配置するとともに、前記現像スリー
    ブと前記感光体ドラム間に形成した現像剤摺擦域を介し
    て現像バイアスを印加させながら前記感光体ドラムを帯
    電させた後、露光とほぼ同時若しくはその直後に現像を
    行なう画像形成装置において、 前記感光体ドラムを40φ〜30φ(直径40〜30m
    m)に設定すると共に、前記感光体ドラムに対し、前記
    現像スリーブの直径を、前記感光体ドラムの直径と略同
    一若しくはそれより大に設定したことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 固定磁石集成体を内包した前記現像スリ
    ーブの回転方向と速度を、前記現像剤摺擦域上で前記
    光体ドラムに対しフォワードフィード回転で且つ前記感
    光体ドラムの周速より相対的に早い周速になる如く設定
    したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像スリーブに固定磁石集積体を内
    包すると共に、該固定磁石集成体の現像剤摺擦域形成用
    の主磁極を露光位置よりドラム回転方向の上流側に偏位
    させたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記感光体ドラムを挟んで現像スリーブ
    と転写手段とを対向配置したことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
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