JP3072198U - 施錠補強構造 - Google Patents

施錠補強構造

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JP3072198U
JP3072198U JP2000001931U JP2000001931U JP3072198U JP 3072198 U JP3072198 U JP 3072198U JP 2000001931 U JP2000001931 U JP 2000001931U JP 2000001931 U JP2000001931 U JP 2000001931U JP 3072198 U JP3072198 U JP 3072198U
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幸夫 榎本
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株式会社三国エージェント
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の扉や窓などに簡単に取り付けることが
でき、高い防犯効果も得ることができる施錠補強構造を
提供する。 【解決手段】 彫り込み錠のデッドボルト20近傍の外
側(侵入側)に、デッドボルト20と壁22との結合部
位を覆うように、ステンレスなどの強固なものを使用し
た保護板26が取り付けられる。保護板26の取り付け
は、ボルト28及びロックナット30によって2箇所で
行われる。ドア10の裏側(内側)には、座板32が挿
入されている。ボルト28の頭部28Aは、外部から回
転させて外すことが困難なように、紡錘形状となってい
る。このようなボルト28が、保護板26,ドア10,
座板32を順に貫通しており、ロックナット30で締め
付けて固定されている。すなわち、通常のナットの代わ
りにロックナット30を使用することで、締付方向と反
対の方向へのボルト28の回転が阻止され、締付状態が
強固に維持される構造となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、施錠されたドアなどのこじ開けを防止する施錠補強構造に関するも のである。
【0002】
【背景技術】
施錠して防犯を図ったドアや窓であっても、バールなどを使用して無理やりこ じ開ければ、鍵が破壊されてドアは開いてしまう。このようなバールによるこじ 開けに対処する手法として、例えば実開昭58−143949号公報に開示され た施錠防犯装置がある。これは、扉をバールなどでこじ開けようとするとブザー 警報機がなるようにすることで、不法な侵入を告げるようにしたものである。実 用新案登録第3026503号公報には、扉と本体との接合部を覆う遮蔽部を設 けるとともに、この遮蔽部と扉もしくは本体のいずれか一方との隙間を閉鎖部で 閉鎖するようにした自動販売機が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の背景技術では、構造が複雑で既設の扉などに対する設置 には不向きであるという不都合がある。また、後者の背景技術では、既設自動販 売機に遮蔽部を取り付けるために溶接などの方法が考えられるが、取り付けに手 数がかかるとともに、溶接個所のさび止めなどの処理も必要となるという不都合 がある。
【0004】 本考案は、以上の点に着目したもので、既設の扉や窓などに簡単に取り付ける ことができ、高い防犯効果も得ることができる施錠補強構造を提供することを、 その目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、施錠部分を保護板で覆うとともに、ロッ ク機能を備えたボルト・ナット手段によって前記保護板を施錠対象に取り付けた ことを特徴とする。主要な形態の一つでは、前記ボルト・ナット手段は、頭部が 紡錘形状のボルトと、ロック機能を備えたナットを含み、前記ボルトを前記施錠 対象の侵入側から前記保護板を介して挿通するとともに、反対側で前記ナットに より固定したことを特徴とする。
【0006】 他の考案は、彫り込み錠が設けられたドア開閉用のノブの施錠部分を補強する 施錠補強構造であって、前記ドアの侵入側から施錠部分を覆う保護板;侵入側か ら前記保護板及びドアを挿通するボルト;座板を介して前記ボルトに結合するナ ット;を備えており、前記ボルトが紡錘形状の頭部を有しており、前記ナットが ロック機能を備えたことを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点 は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1には本 実施形態の補強構造を設けたドアのノブ周辺の様子が示されており、図2にはノ ブ部分を内側から見た様子が示されている。また、図2の#3−#3線に沿って 矢印方向に見た概略断面が図3(A)に示されている。
【0008】 これらの図は、いわゆる彫り込み錠の例で、ドア10には、開閉用のノブ12 が適宜位置に設けられている。このノブ12には、公知のシリンダ14が設けら れており、キーホール16にキー(図示せず)を差し込んで回すことで、施錠及 び解錠を行うことができるようになっている。ノブ12を回すと、その方向によ ってラッチボルト18が入出する。また、キーをキーホール16に差し込んで回 すと、その方向によってデッドボルト20が入出する。施錠時は、デッドボルト 20がドア10から突出して対向する壁22側に引っかかることで、ドア10が 壁22に対してロックされる。このような構造は、一般的によく知られたもので ある。
【0009】 ところで、本実施形態では、前記デッドボルト20近傍の外側(侵入側)に、 ドア10と壁22との隙間24を覆う保護板26が取り付けられる。すなわち、 デッドボルト20と壁22との結合部位を覆うように、保護板26が設けられる 。保護板26の材料としては、ステンレスなどの強固なものが使用される。
【0010】 この保護板26の取り付けは、ボルト28及びロックナット30によって行わ れる。ドア10の裏側(内側)には、座板32が挿入されている。図示の例では 、ノブ12を挟んだ2箇所にボルト28及びロックナット30が取り付けられて いる。ボルト28の頭部28Aは、外部から回転させて外すことが困難なように 、紡錘形状となっている。このようなボルト28が、保護板26,ドア10,座 板32を順に貫通しており、ロックナット30で締め付けて固定されている。す なわち、通常のナットの代わりにロックナット30を使用することで、締付方向 と反対の方向へのボルト28の回転が阻止され、結合状態が強固に維持される構 造となっている。
【0011】 図3(B)には、ロックナット30の断面が拡大して示されている。同図にお いて、ロックナット30の一端にはロック部30Aが設けられている。ロック部 30Aは、ボルト28のねじ径に相当する突起30Bを備えており、これがボル ト28に噛み合うことでロック作用が生ずる。
【0012】 次に、本実施形態の作用を説明する。上述したように、施錠部分は保護板26 によって覆われており、頭部28Aが紡錘形状のボルト28とロックナット30 によって強固にドア10に締め付けられている。このため、ボルト28を回転し て保護板26を取り外すことは極めて困難である。次に、バールを使用してこじ 開ける場合は、例えば図4もしくは図5に示すようになる。図4は、バール40 のテコ先40Aでドア10をこじ開ける場合を示したもので、テコ先40Aを、 ドア10と壁22の隙間24もしくは、保護板26と壁22との間に引っ掛ける ことになる。図5は、バール40の平先40Bでドア10をこじ開ける場合を示 したもので、平先40Bを、ドア10と壁22の隙間24もしくは、保護板26 と壁22との間に引っ掛けることになる。
【0013】 これらのうち、隙間24にバール40を引っ掛ける場合は、保護板26が存在 するため、引掛個所がデッドボルト20と壁22との接合個所から離れた位置と なる。このため、ドア10をこじ開けるためには従来以上の大きな力が必要とな る。一方、保護板26と壁22との間にバール40を引っ掛ける場合は、隙間が 狭いためにバール40をうまく引っ掛けることができない。また、仮に引っ掛け たとしても、バール40の力が保護板26を介してボルト28に作用するように なり、デッドボルト20には直接作用しない。
【0014】 従って、いずれの方法であっても、ドア10のこじ開けが良好に防止されるよ うになる。仮にドア10がこじ開けられるとしても、相当の時間を要するように なる。このため、侵入者が途中でこじ開けをあきらめる,こじ開け現場を発見し て警察に通報するなどの処置が可能となり、防犯効果の向上が期待できる。
【0015】 なお、本考案は、何ら前記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のよ うなものも含まれる。 (1)前記実施形態では、ロックナットを使用したが、ロックボルトを使用する ようにしてもよい。ロックナット,ロックボルトとしては各種の構造のものが公 知であり、いずれを使用してもよい。また、前記実施形態では、2箇所で保護板 をドアに固定したが、必要に応じて固定個所を増減してよい。 (2)保護板も、前記実施形態に限定されず、装飾性ある形状や表面仕上げを施 すようにしてよい。 (3)本考案の適用対象としては、いわゆる玄関ドアが代表的なものであるが、 既設の扉や窓,自動販売機,金庫,スーツケースなどの施錠補強として、広く適 用可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、施錠個所を覆う保護板をロック機能付 きのボルト・ナット手段によって取り付けることとしたので、既設の扉や窓など に簡単に取り付けることができ、高い防犯効果も得ることができるという効果が ある。
【提出日】平成12年5月12日(2000.5.12)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、施錠対象の施錠部分を覆う保護板;該保 護板を前記施錠対象に取り付けるためのロック機能を有するボルト・ナット手段 ;を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記ボルト・ナット手段は 、頭部が紡錘形状のボルトと、ロック機能を備えたナットを含み、前記ボルトを 前記施錠対象の侵入側から前記保護板を介して挿通するとともに、反対側で前記 ナットにより固定したことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 他の考案は、彫り込み錠が設けられたドアの開閉用ノブの施錠部分を補強する 施錠補強構造であって、前記ドアの侵入側から前記施錠部分を覆う保護板;侵入 側から前記保護板及び前記ドアを挿通するボルト;座板を介して前記ボルトに結 合するナット;を備えており、前記ボルトが紡錘形状の頭部を有しており、前記 ナットがロック機能を備えたことを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特 徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の補強構造を侵入側の正面
から見た図である。
【図2】前記実施形態の補強構造を内側から見た図であ
る。
【図3】前記図2の#3ー#3線に沿って矢印方向に見
た断面を示す図である。
【図4】バールによるこじ開け時の様子を示す図であ
る。
【図5】バールによるこじ開け時の様子を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…ドア 12…ノブ 14…シリンダ 16…キーホール 18…ラッチボルト 20…デッドボルト 22…壁 24…隙間 26…保護板 28A…頭部 28…ボルト 30…ロックナット 30A…ロック部 30B…突起 32…座板 40…バール 40A…テコ先 40B…平先
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月12日(2000.5.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施錠部分を保護板で覆うとともに、ロッ
    ク機能を備えたボルト・ナット手段によって前記保護板
    を施錠対象に取り付けたことを特徴とする施錠補強構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ボルト・ナット手段は、頭部が紡錘
    形状のボルトと、ロック機能を備えたナットを含み、前
    記ボルトを前記施錠対象の侵入側から前記保護板を介し
    て挿通するとともに、反対側で前記ナットにより固定し
    たことを特徴とする請求項1記載の施錠補強構造。
  3. 【請求項3】 彫り込み錠が設けられたドア開閉用のノ
    ブの施錠部分を補強する施錠補強構造であって、 前記ドアの侵入側から施錠部分を覆う保護板;侵入側か
    ら前記保護板及びドアを挿通するボルト;座板を介して
    前記ボルトに結合するナット;を備えており、 前記ボルトが紡錘形状の頭部を有しており、前記ナット
    がロック機能を備えたことを特徴とする施錠補強構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08218482A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Uichi Isomura 汚水会所枡への汚水の流入を防止する方法及びそれに使用する器具
WO2008123697A1 (en) * 2007-04-06 2008-10-16 Yong-Woong Yoon Door unit
JP3180523U (ja) * 2012-07-24 2012-12-27 一幹 吉武 自転車用ロッカーの構造
JP2014177197A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Kazumiki Yoshitake 自転車保管器具構造

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