JP3071885U - 減圧式密封容器 - Google Patents

減圧式密封容器

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JP3071885U
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勝之 山本
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有限会社山勝美濃陶苑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に減圧できて食品等を長期にわたって新
鮮に保存することができる減圧式密封容器を提供するこ
と。 【解決手段】 容器本体1にその開口部を密閉する弾性
合成樹脂材よりなる蓋体2を施蓋した密封容器の前記蓋
体2に、エア抜き孔5とこのエア抜き孔5を囲む環状立
壁部6とが底部に設けられた凹部4を形成してあり、こ
の凹部4には、前記環状立壁部6の上端縁に当接される
逆止弁板8を内部に昇降可能に支持させたキャップ7が
着脱自在に装着されていて、密封された容器本体1の内
部を蓋体2の押圧操作により減圧させる減圧機構3を構
成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、簡単に減圧できて食品等を長期にわたって新鮮に保存することがで きる減圧式密封容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、食品等を保存することを目的として種々の密封容器が提案されてい るが、最近では内容物を更に長期間にわたって新鮮に保存することを目的として 、閉蓋後に内部の空気を若干抜いて減圧状態とすることにより密封度を高めるよ うにした減圧式のものが提案されている。
【0003】 しかしながら、この種の減圧式密封容器では、減圧機構が複雑かつ大きなもの で減圧操作が判りにくいうえに容器のデザイン性にも劣り、更には容器の容量の 割に減圧機構の占める部分が大きくなってしまうという問題点があった。また分 解して洗浄できないため衛生的でないという問題点や生産コスト的にも高くなる という問題点もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、簡単な操作で減圧でき確実に 密封状態を確保できて内容物である食品等を長期にわたり新鮮に保存することが でき、しかも減圧機構が簡単かつ小型で操作性に優れており、また容器のデザイ ン性を大いに高めるとともに生産コストも廉価なものとすることができ、更には 簡単に分解洗浄が可能で常に衛生的に保つことができる減圧式密封容器を提供す ることを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案の減圧式密封容器は、容器本体に その開口部を密閉する弾性合成樹脂材よりなる蓋体を施蓋した密封容器において 、前記蓋体には、エア抜き孔とこのエア抜き孔を囲む環状立壁部とが底部に設け られた凹部が形成されていて、この凹部には、前記環状立壁部の上端縁に当接さ れる逆止弁板を内部に昇降可能に支持させたキャップを着脱自在に装着して、密 封された容器本体の内部を蓋体の押圧操作により減圧させる減圧機構を構成した ことを特徴とするものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。 図面は、食品保存用の減圧式密封容器を示すものであって、図中1は硬質合成 樹脂やガラスや陶器等からなる容器本体、2は容器本体1の開口部を密閉する蓋 体であって、この蓋体2は僅かな弾性を有するポリプロピレン等の弾性合成樹脂 からなるもので、その中央部にはエア抜き孔5と、このエア抜き孔5を囲む環状 立壁部6とが底部に設けられた凹部4が形成されている。3はこの凹部4の内部 に装着されて密封された容器本体1の内部を蓋体2の押圧操作により減圧させる 減圧機構で、この減圧機構3は、前記した環状立壁部6の上端縁に当接される逆 止弁板8と、この逆止弁板8を内部に昇降可能に支持させたキャップ7とよりな り、この逆止弁板8を内装させたキャップ7を凹部4の内側壁面に着脱自在に装 着することにより構成されたもので、このような構成とすることにより、図2に 示されるように、前記キャップ7が凹部4から簡単に外して洗浄することが可能 で衛生的に保つことができるようになっている。
【0007】 なお、前記キャップ7を凹部4内に着脱自在とする構造は、キャップ7の側面 外周に複数個の凸条7a、7aが形成され、一方、蓋体2の凹部4の内壁面には リング状の環状溝4aが形成されており、該凸条7aを環状溝4aに係合するこ とによりキャップ7を蓋体2の凹部4内に簡単かつ確実に保持するとともに、キ ャップ7の離脱も容易に行えるようになっている。
【0008】 前記逆止弁板8は、例えばシリコンゴム等の弾力性を有するゴム材や合成樹脂 で形成されており、図4に示されるように、キャップ2の脚端より中心に向け内 向きに設けた複数個の係止片7bに載置された状態でキャップ2に内装されてい る。
【0009】 また、蓋体2の凹部4は、キャップ7が装着される部分に続いて、キャップ7 を引き上げるための指入れ部9が形成されており、分解洗浄する場合等に指をこ の指入れ部9に差し込みキャップ7を容易に持ち上げれるよう構成されている。 なお、この指入れ部9は、図2に示されるように、凹部4に続くほぼ半円状の窪 み部となっている。
【0010】 また、蓋体2にはその周縁に容器本体1との密封状態を保持するためのシール 機構11が設けられている。このシール機構11は、図1に示されるように、蓋 体2の下面にある容器本体1との嵌合部2aの外周に、容器本体1の内径よりも 大きな外形を有する帯状リングからなるシール材11aを装着し、該シール材1 1aにより密封効果を確保するものである。なお、シール材11aは例えばシリ コンゴム等の弾力性を有するゴム材や合成樹脂で形成されている。 その他、シール機構11は、図5に示されるように、前記嵌合部2aを下面側 を開放した断面コ字状のものとするとともに、奥部にU字状、四角状、円弧状等 の空洞部を形成するシール材11aを装着し、容器本体1の口縁を嵌合部2aで 挟み込んだうえシール材11aに密着させて密封効果を確保するものとすること もできる。
【0011】 更に、蓋体2の外周縁には吊下部12が形成されており、洗浄後において吊り 下げて保管ができるため素早い乾燥処理ができ、また紛失等のおそれもなく使い 勝手に優れたものである。
【0012】 このように構成したものは、容器本体1内に食品等を収納後、蓋体2を閉め、 減圧機構3により内部空気を減圧状態として完全な密封状態を保持しつつ内容物 を保管し、一方、開蓋時には外部空気を導入して減圧状態を解除し内容物を取り 出す点は従来のこの種の減圧式密封容器と基本的に同じであるが、本考案では、 前記減圧機構3が蓋体2の中央部に設けた凹部4と、この凹部4の中心にあるエ ア抜き孔5を囲うように周設した環状壁部6と、この環状壁部6の上端縁に密着 する逆止弁板8を内装したキャップ7とからなっており、減圧状態とする場合は 、上から蓋体2を押圧すれば弾力性を有する蓋体2が内側へ変形し、内部の空気 が圧縮されてエア抜き孔5より外へ放出され簡単に実現できる。この後は、図6 に示されるように、逆止弁板8がエア抜き孔5を通じ吸引作用を受けて環状壁部 6の上端縁に密着されるので、容器内部の密封性が確実に保持されることとなる 。
【0013】 一方、減圧状態を解除する場合は、図6に示されるように、指を指入れ部9に 差し込みキャップ7を持ち上げると、係止片7bに載置された逆止弁板8がキャ ップ7とともに上昇してエア抜き孔5を開放させるため、容器内は即座に大気圧 に戻ることとなる。なお図において、4bは指入れ部9とは対称位置に設けられ た段部であり、該段部4bを支点にキャップ7が回動するよう構成されている。 また、前記キャップ7は側面外周に形成した凸条7aがリング状の環状溝4a に係合することにより蓋体2の凹部4内に着脱自在に保持されており、更には逆 止弁板8も、係止片7bに載置された状態でキャップ7の裏面側に内装されてい るため、キャップ7および逆止弁板8を簡単に分解・洗浄することができ常に清 潔に使用することができることとなる。 さらに、以上のシール機構11は、極めてシンプルな構造で部品点数も少なく 、かつ小型であるため、蓋体2に簡単に取り付けることができ、廉価でデザイン 上の制約も少なくいかなる形状の容器にも適用することができるものである。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案は簡単な操作で減圧でき確実に密封 状態を確保できて内容物である食品等を長期にわたり新鮮に保存することができ 、しかも減圧機構が簡単かつ小型で操作性に優れており、また容器のデザイン性 を大いに高めるとともに生産コストも廉価なものとすることができ、更には簡単 に分解洗浄が可能で常に衛生的に保つことができるものである。 よって本考案は従来の問題点を一掃した減圧式密封容器として、その実用的価 値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す断面図である。
【図2】蓋体を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の実施の形態を示す平面図である。
【図4】キャップの係止片を示す断面図である。
【図5】その他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】蓋体の密封状態を示す要部の断面図である。
【図7】蓋体の減圧を解除する状態を示す要部の断面図
である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 2a 嵌合部 3 減圧機構 4 凹部 4a 環状溝 5 エア抜き孔 6 環状壁部 7 キャップ 7a 凸条 7b 係止片 8 逆止弁板 9 指入れ部 11 シール機構 11a シール材 12 吊下部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(1) にその開口部を密閉する弾
    性合成樹脂材よりなる蓋体(2) を施蓋した密封容器にお
    いて、前記蓋体(2) には、エア抜き孔(5) とこのエア抜
    き孔(5) を囲む環状立壁部(6) とが底部に設けられた凹
    部(4) が形成されていて、この凹部(4) には、前記環状
    立壁部(6) の上端縁に当接される逆止弁板(8) を内部に
    昇降可能に支持させたキャップ(7) を着脱自在に装着し
    て、密封された容器本体(1) の内部を蓋体(2) の押圧操
    作により減圧させる減圧機構(3) を構成したことを特徴
    とする減圧式密封容器。
  2. 【請求項2】 キャップ(7) の側面外周には複数個の凸
    条(7a)が形成され、一方、凹部(4) の内壁面にはリング
    状の環状溝(4a)が形成されており、この凸条(7a)を環状
    溝(4a)に係合することによりキャップ(7) を蓋体(2) の
    凹部(4) 内に保持させてある請求項1に記載の減圧式密
    封容器。
  3. 【請求項3】 逆止弁板(8) が、キャップ(7) の脚端よ
    り内向きに形成された係止片(7b)に支持された状態でキ
    ャップ(7) に内装されている請求項1〜2のいずれかに
    記載の減圧式密封容器。
  4. 【請求項4】 凹部(4) には、キャップ(7) が装着され
    る部分に続いて、キャップ(7) を引き上げるための指入
    れ部(9) が形成されている請求項1〜3のいずれかに記
    載の減圧式密封容器。
  5. 【請求項5】 蓋体(2) の周縁に、容器本体(1) との密
    封状態を保持するためのシール機構(11)が設けられてい
    る請求項1〜4のいずれかに記載の減圧式密封容器。
  6. 【請求項6】 シール機構(11)が、蓋体(2) の下面にあ
    る容器本体(1) との嵌合部(2a)の外周に帯状リングから
    なるシール材(11a) を装着したものである請求項5に記
    載の減圧式密封容器。
  7. 【請求項7】 シール機構(11)が、容器本体(1) との嵌
    合部(2a)を下面側を開放した断面コ字状の空洞部を形成
    するシール材(11a) が装着されており、容器本体(1) の
    口縁を前記嵌合部(2a)で挟み込んだうえシール材(11a)
    に密着させるものである請求項5に記載の減圧式密封容
    器。
  8. 【請求項8】 蓋体(2) の外周縁に吊下部(12)が形成さ
    れている請求項1〜7のいずれかに記載の減圧式密封容
    器。
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