JP3071551B2 - 2個締めバイスの増力機構 - Google Patents

2個締めバイスの増力機構

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JP3071551B2
JP3071551B2 JP4093434A JP9343492A JP3071551B2 JP 3071551 B2 JP3071551 B2 JP 3071551B2 JP 4093434 A JP4093434 A JP 4093434A JP 9343492 A JP9343492 A JP 9343492A JP 3071551 B2 JP3071551 B2 JP 3071551B2
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JP
Japan
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pistons
movable
screw
tightening
vise
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JP4093434A
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勉 安江
隆 石垣
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2個締めバイスの増力
機構に関し、特にクランプストロークの終期における工
作物へのクランプ状態を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】2個締めバイスとしてはアメリカ特許第
4,934,674号に開示されたものが知られてい
る。この先願技術の2個締めバイスにあってはフレーム
(バイスボディ)上中央に固定ジョーがまたその左右両
端付近に第1と第2の可動ジョーが架設されている。ま
たこれらの下方には水平方向に延在するネジ軸(バイス
スクリュー)が軸回転および軸移動可能にフレームを貫
通して設けられている。このネジ軸は軸方向に離間して
形成された2個のネジ部(逆方向ネジ)を各可動ジョー
と螺合させている。
【0003】寸法差を有する(クランプ幅の異なる)2
個の工作物をクランプする場合についてこの先願技術の
2個締めバイスの動作を説明する。ネジ軸を第1の方向
に回転させると、各可動ジョーは固定ジョーに向って接
近移動する。この接近移動中例えば第1の可動ジョーが
まず工作物に当接すると、その軸位置が固定(ロック)
されてしまう。したがって回転を続けるネジ軸は、この
可動ジョーとの螺合関係の故に、第1の可動ジョーの側
に向って移動する。このネジ軸の移動に伴ない、第2の
可動ジョーは(ネジ軸との螺合関係による移動量)+
(ネジ軸の移動量)=(ネジ軸の移動量の2倍の移動
量)だけ工作物に向って接近移動し、やがては工作物に
当接し、クランプを完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの先願の2個
締めバイスの構成では、特にクランプストロークの終期
において充分なクランプ力が得られないために、工作物
を確実にクランプすることができないという問題があ
る。
【0005】この発明の目的は、2個締めバイスにおい
てクランプストロークの終期における工作物へのクラン
プ状態を従来より確実なものとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、フレームの上面において固定ジョーの両側に離間
して2個の可動ジョーを対設し、相対軸回転不能でかつ
相対軸方向動可能に2個のピストンをフレーム内に対向
して設けるとともにそれぞれ可動ジョーの送りネジを設
け、該2個のピストンとこれらのピストンに外挿された
ハウジングおよびハウジングの両端内側により画定され
てかつ互いに連通する2個のシリンダー内には非圧縮性
流体を封入し、一方のピストンに内挿された棒材を送り
機構により駆動してそのシリンダー内に侵入させるよう
にしたことを要旨とする。
【0007】
【作用】クランプストロークの終期において送り機構に
より棒材をシリンダー内に侵入させると、内部の流体が
加圧されて両ピストンを固定ジョーの側に向けて移動さ
せ、可動ジョーをより一層工作物に押圧する。
【0008】
【実施例】図1に示すのはこの発明の増力機構を組み込
んだ2個締めバイスの一例であって、送り機構としてク
ラッチ付締付ネジを用いたものである。フレーム2上面
のほぼ中央には固定ジョー4が固定されており、その両
側には締付方向に離間して2個の可動ジョー6、8が離
間対設されている。これらの下方のフレーム2内には第
1と第2のピストン10、12が同軸上に設けられてい
る。これらのピストン10、12は対面する端面に同軸
上に形成された軸孔に挿入されたピン20により相対軸
回転不可能にロックされるとともに、相対軸方向動可能
に組み合わされている。またこれらのピストン10、1
2はそれぞれの周面に形成された互いに逆方向の送りネ
ジを介して可動ジョー6、8に螺合している。
【0009】両ピストン10、12の会合部付近におい
て、これらのピストン10、12には筒状のハウジング
22が、ハウジング22の孔部に形成された切欠き23
に嵌合するキー25を介して、固定されており、ピスト
ン10、12とともに第1と第2のシリンダー14、1
6を画定している。ハウジング22の両端の内側にはそ
れぞれブッシュ17が挿入されている。なお図示の例で
は第1のピストン10の端部の中心に円筒形の凸部が形
成され、第2のピストン12の端部の中心に形成された
円筒形の凹部と相対軸方向動可能に嵌合している。そし
て両ピストン10、12に形成された中心軸孔を介して
これらシリンダー14、16は互いに連通しており、内
部には非圧縮性流体が封入されている。なお特に図中に
は示さないが、ピストン10、12およびハウジング2
2の接触部には適宜なシールが施されてシリンダー1
4、16の液密状態を保っている。なお第1および第2
のピストン10、12を相対回転不可能にロックする手
段としては、上記のピン20を省略して、ハウジング2
2に形成された切欠き23とこれに嵌合するピストン1
0、12のキー25とによってのみ構成してもよいし、
またその逆の構成であってもよい。
【0010】第1のピストン10には軸方向動可能に棒
材18が内挿されており、これを駆動する送り機構はク
ラッチ24と締付ネジ26とから構成されている。締付
ネジ26はフレーム2外の突出部に角頭を具えており、
これにレンチなどを掛けて回転させることができるよう
になっている。図4に示されるように、第1のピストン
10の内部にはネジ孔を有する円筒部材29がピンなど
によって固定されており、締付けネジ26はこの円筒部
材29に螺合している。締付けネジ26は棒材18の端
部にフランジを形成している。さらに締付けネジ26は
フランジと円筒部材29との間に円盤31を、締付けネ
ジ26に対して回転不能にかつ軸方向に移動可能に、設
けている。フランジと円盤31との間には圧縮バネを介
在させている。円筒部材29と円盤31との対向面には
図示しないV字形の凹凸部が形成されており、圧縮バネ
の付勢力によって常時嵌合状態におかれている。
【0011】次に動作について説明する。両可動ジョー
6、8が工作物に当接した状態になるクランプストロー
ク終期に至るまでの動作は上記の先願技術のものと同様
である。締付けネジ28を回転させると、両可動ジョー
6,8が工作物に当接するまではクラッチ24を介し
て、詳説すれば圧縮バネによって付勢された円盤31お
よびこれとV字状の凹凸部で係合する円筒部材29とを
介して、ピストン10、12およびハウジング22が、
締付けネジ26と一体に回転する。両可動ジョー6、8
が工作物に当接した時点において、送り機構の締付ネジ
26を回転させると、ピストン1012が軸方向に固定
状態におかれているので、圧縮バネの付勢力に抗して円
盤31が凹凸部の傾斜に沿って軸方向に移動し、円筒部
材29との係合を解く。このため締付けネジ26は円筒
部材29にねじ込まれていくことになる。この締付けネ
ジ26に駆動されて棒材18が第1のシリンダー14内
に侵入し、両シリンダー14、16内の非圧縮性流体が
加圧される。この圧力がピストン10、12を介して両
可動ジョー6、8に作用し、両可動ジョー6、8をさら
に一段と工作物に押圧する。
【0012】図2に示す例にあっては、クラッチ付締付
ネジに代えてエアシリンダー28を棒材18の送り機構
として用いている。締付けのときは両可動ジョー6,8
がともに工作物に当接するまでピストン10を図示しな
い工具を用いて回転させる。その後エァシリンダー28
に圧縮空気を供給することによって、エァシリンダー2
8のシリンダーロッドとともに棒材18を進出させる。
なおエァシリンダー28はロータリジョイント33を介
して圧力空気源に接続されている。
【0013】図1に示す例にあってはピン20または切
欠き23およびキー25により両ピストン10、12の
相対軸回転をロックするとともに、両ピストン10、1
2に形成した中心軸孔により両シリンダー14、16を
連通させている。しかし図3に示すようにピン20に代
えて軸孔を有する連結部材30を用いて両ピストン1
0、12の相対回転ロックを行なうとともに、両シリン
ダー14、16を連通させるように構成してもよい。
【0014】
【発明の効果】可動ジョーストロークの終期において流
体圧が可動ジョーを工作物に押圧するので、工作物に対
する最終的クランプが確実となる。また2個のピストン
によって画定される2個のシリンダーが連通しているた
め、同様の油圧が2個のピストンに作用することにな
り、もって各工作物を同じ力で締め付けることができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の増力機構を組み込んだ2個締めバイ
スの一例を示す一部断面側面図である。
【図2】増力機構の他の例の要部を示す一部断面側面図
である。
【図3】増力機構の他の例の要部を示す一部断面側面図
である。
【図4】ネジ軸の内部を示す断面側面図である。
【符号の説明】
2 フレーム 4 固定ジョー 6、8 可動ジョー 10、12 ピストン 14、16 シリンダー 18 棒材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム上面には固定ジョーの両側に離
    間して2個の可動ジョーが対設されており、相対軸回転
    不能でかつ相対軸方向動可能に2個のピストンがフレー
    ム内に対向して設けられてかつそれぞれが可動ジョーの
    送りネジを具えており、該2個のピストンとこれらの
    ストンに外挿されたハウジングおよびハウジングの両端
    内側により画定されてかつ互いに連通する2個のシリン
    ダー内には非圧縮性流体が封入されており、一方のピス
    トンに内挿された棒材が送り機構により駆動されてその
    シリンダー内に侵入することを特徴とする2個締めバイ
    スの増力機構。
  2. 【請求項2】 前記の送り機構がクラッチ付締付ネジに
    より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    増力機構。
  3. 【請求項3】 前記の送り機構がエアシリンダーにより
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の増力
    機構。
  4. 【請求項4】 両ピストン端面間に介装された連結部材
    が前記の2個のシリンダーを互いに連通させていること
    を特徴とする請求項1に記載の増力機構。
JP4093434A 1992-03-18 1992-03-18 2個締めバイスの増力機構 Expired - Lifetime JP3071551B2 (ja)

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JPH05261672A JPH05261672A (ja) 1993-10-12
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