JP3071472U - カレンダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は１枚の台紙シートと１２枚の透明シー
トとを組み合わせることによって、毎月異なる日付構成
を可能とすると共に、毎月多様に変化した情報を表示す
ることが出来るコンパクトなカレンダーを目的としてい
る。 【解決手段】１枚の不透明な台紙シート１の所定位置に
文字、図柄等の第１情報印刷２と曜日印刷３とを施し、
かつ１２枚の透明シート４の所定位置に、前記第１情報
印刷２と曜日印刷３に対応する第２情報印刷５と日付印
刷６とを施し、これ等の台紙シート１と透明シート４と
を組み合わせて積層することによって構成されるように
したカレンダー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、不透明な台紙シートと１２枚の透明シートとを組み合わせることに よって構成されるカレンダーに係り、特に前記不透明な台紙シートに曜日を表示 し、かつ前記１２枚の透明シートに夫々各月の日付を夫々表示し、該１２枚の透 明シートを月毎に変えて不透明な台紙シートに重ねることによって毎月の情報を 表示することが可能なカレンダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の透明シートと不透明シートとを組み合わせて構成したカレンダーとして は、例えば登録実用新案第３０４２７１９号公報に記載された技術が知られてい る。

【０００３】 この技術に、名刺として使用するための自己紹介事項を印刷した透明シートと 携帯カレンダーとして使用するためのカレンダーを印刷した透明シートと、及び これ等の２枚の透明シートの間に挟み込まれる金箔シートとの組み合わせよりな るカレンダーである。

【０００４】 このカレンダーは紙入れ等に収納して携帯することが出来る携帯用のカレンダ ーであり、このカレンダーは自己の名刺として顧客に渡して利用することが出来 ると共に、その後に顧客がカレンダーとして利用することが出来る携帯用カレン ダーの技術である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

然るに、前述の従来の携帯用カレンダーは、カレンダーの他に名刺としても利 用し得る特徴を有しているが、一枚の透明シートに一年分のカレンダーが表示さ れているので、変化に乏しい問題があった。また、卓上等に体裁良く起立して飾 ることが困難である等の問題もあった。

【０００６】 本考案に係るカレンダーは、従来のこれ等の問題点に鑑み開発された全く新し い技術であって、特に曜日表示と基本的図案とをした不透明な台紙シートと、各 月の日付と付加的図案とを所定位置に印刷した１２枚の透明シートとを組み合わ せることによって、月毎に変化した所定の情報を表示することが出来、かつ必要 に応じて卓上カレンダーとしても使用することが出来る全く新しいカレンダーの 技術を提供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るカレンダーは、前述の従来の問題点を根本的に改善する全く新し い技術であって、その第１考案の要旨は、不透明な台紙シートと、該台紙シート と同一形状の薄い１２枚の透明シートからなり、前記台紙シートに曜日表示及び 基本的図案を印刷し、前記透明シートには前記台紙シートの曜日表示及び基本的 図案にそれぞれ対応する各月の日付と付加的図案を印刷し、前記台紙シート上に 前記透明シートを重ねることで所定の情報を表記することを特徴とするカレンダ ーである。

【０００８】 前述の第１考案に於いては、曜日表示と基本図案とを印刷した台紙シートと、 各月の日付と付加的図案とを印刷した１２枚の透明シートとを組み合わせたので 、各透明シートを台紙シートに重ねることによって、所定月のカレンダーを表示 すると共に、両シートの図案の組み合わせによって、特定の情報を表示すること が出来る。

【０００９】 本考案の第２考案の要旨は、前記第１考案に於いて、台紙シートと透明シート とよりなるカレンダーは、フレキシブルケース（以後ＦＤケースという）内に収 納可能であることを特徴とするカレンダーである。

【００１０】 前述の第２考案は台紙シートと透明シートよりなるカレンダーを夫々ＦＤケー ス内に収納することが出来るように構成したので、コンピューターを取り扱う者 が多数所有する、或いは廃棄しようとするＦＤケースを有効に利用することが出 来る。特にカレンダーを収納してＦＤケースの一方の蓋を本体に対して逆折りす ることによって安定した状態で起立をすることが出来、これによって卓上カレン ダーとしても利用することが出来る。

【００１１】

【考案の実施の形態】

図により本考案のカレンダーを説明すると、図１は本考案に係るカレンダーの 一部の構成を示す説明図、図２は図１のカレンダーの使用説明図、図３はＦＤケ ースの説明図、図４は図３のＦＤケース内に図１のカレンダーを収納して使用す る状態の説明図である。

【００１２】 図１乃至図４に於いて、１は本考案のカレンダーを構成する不透明な台紙シー トであって、その台紙シート１の表面上部には所定の文字、図柄等の第１情報印 刷２が施されている。そしてこの台紙シート１の表面ほぼ中央部には、横方向に 曜日印刷３が施されている。

【００１３】 ４はカレンダーを構成する１２枚の透明シートであって、その透明シート４の 上部には、前記台紙シート１の第１情報印刷２と合体してある種の特定の情報を 発進し得る第２情報印刷５が施されている。また、透明シート４の下部には、各 月の日付印刷（印刷業界ではカレンダーの玉と称している）６が施されている。

【００１４】 従って、前述のように構成された台紙シート１上に各月用の透明シート４を積 層して位置合わせをした場合には、図２に示す如く、これ等のシート１，４に予 め設けられた第１情報印刷２と第２情報印刷５とによって特定の情報を表すと同 時に、曜日印刷３と日付印刷６とによって各月のカレンダーを表示することが出 来るように構成されている。

【００１５】 次に、図３に於いて、７はフロッピーディスクを収納し得る透明なＦＤケース である。このＦＤケース７は図に示す如く、本体８と蓋９とが連結して構成され ており、この蓋９と本体８を逆折りすれば、蓋９が水平状に倒れ、本体８が立ち 上がって自動的に起立し得るように構成されている。また、本体８内には図４に 示す如く、前述の台紙シート１と１２枚の透明シート４とが積層した状態で収納 することが出来るように構成されている。

【００１６】 本考案に係るカレンダーの使用に当たっては、図２に示す如く、台紙シート１ 上に所定の月の日付印刷６が施された透明シート４を重ねることによって、その 所定の月の情報とカレンダーを表示することが出来る。また、第１情報印刷２と 第２情報印刷５とによって所定の情報を表示することが出来る。

【００１７】 また、ＦＤケース７と組み合わせた場合には、台紙シート１と透明シート４と を本体８内に収納して、本体８を起立し、前述と同様に台紙シート１上に所定の 日付印刷６が施された透明シート４を重ねることによって所定の月の情報とカレ ンダーとを表示することが出来る。従って、本考案のカレンダーはＦＤケース７ と組み合わせることによって、体裁の良い卓上カレンダーとして利用することが 出来る。

【００１８】

【考案の効果】

本考案に係るカレンダーは、前述のように１枚の台紙シートを共用し、台紙シ ート上に印刷された情報と、各月毎に異なる１２枚の透明シート上に印刷された 情報と重ね合わせることによりカレンダーを構成する。従って、毎月異なる日付 構成とともに、カレンダーの図柄も基本的図案を加飾して毎月多様に変化させる ことができ、趣向に富んだカレンダーを構成することが出来る。また、薄い台紙 シート及び透明シートを使うことで、計１３枚のシートをセットしても嵩張るこ とがなく、コンパクトなカレンダーを提供することが出来る。

【００１９】 さらに、前記カレンダーをフレキシブルディスクケース（ＦＤケース）に収納 可能なサイズとし、かつＦＤケースの蓋と本体とを逆折りにすれば、本体が立ち 上がり、この部分にカレンダーを表示可能に立て掛けることができる。かかる構 成によれば、カレンダー部分のみを販売しても、使用者が不用なＦＤケースを使 ってカレンダーを表示することができるため単独のシートを重ねたのみの単純な カレンダーとして提供することができ、販売促進品用及び広告用の安価で手軽な カレンダーを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るカレンダーの一部の構成を示す説
明図である。

【図２】図１のカレンダーの使用説明図である。

【図３】ＦＤケースの説明図である。

【図４】ＦＤケース内に図１のカレンダーを収納して使
用する状態の説明図である。

【符号の説明】

１ 台紙シート ２ 第１情報印刷 ３ 曜日印刷 ４ 透明シート ５ 第２情報印刷 ６ 日付印刷 ７ ＦＤケース ８ 本体 ９ 蓋

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊賀 健太郎 東京都世田谷区奥沢６−３−７ サンプラ ザ田園調布406

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】不透明な台紙シートと、該台紙シートと同
   一形状の薄い１２枚の透明シートからなり、前記台紙シ
   ートに曜日表示及び基本的図案を印刷し、前記透明シー
   トには前記台紙シートの曜日表示及び基本的図案にそれ
   ぞれ対応する各月の日付と付加的図案を印刷し、前記台
   紙シート上に前記透明シートを重ねることで所定の情報
   を表記することを特徴とするカレンダー。
2. 【請求項２】請求項１記載のカレンダーであって、前記
   カレンダーはフレキシブルディスクケース内に収納可能
   であることを特徴とするカレンダー。