JP3071443B2 - エッチングスピードのチェック方法 - Google Patents

エッチングスピードのチェック方法

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JP3071443B2
JP3071443B2 JP2077630A JP7763090A JP3071443B2 JP 3071443 B2 JP3071443 B2 JP 3071443B2 JP 2077630 A JP2077630 A JP 2077630A JP 7763090 A JP7763090 A JP 7763090A JP 3071443 B2 JP3071443 B2 JP 3071443B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シャドウマスクやリードフレーム等のエッ
チング製品のエッチングスピードのチェック方法に係
り、特に、エッチング製造ラインまたは実験においても
容易に且つ高精度にエッチングスピードをチェックでき
る方法に関するものである。
[従来の技術] シャドウマスクやリードフレームに用いられる鋼板
は、その材質によりエッチングスピードが異なるのが一
般的であり、そのエッチングスピードが問題となる。そ
のエッチングスピードのチェックは、従来、顕微鏡等の
測長機を用いてエッチング孔径を測定し、その測定デー
タよりエッチングスピードを算出していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の方法ではエッチング孔径の測定
に特別な装置を必要とし、更に測定のための時間もかか
るという問題があった。
また、フォトマスクの分野で広く採用されているマイ
クロステップタブレットのようなストライプ/スペース
のパターンを製版してエッチングし、そのエッチングさ
れた状態からエッチングスピードを測定する方法も考え
られるが、フォトマスクの金属薄膜は非常に薄く、且つ
パターンも数μmからサブミクロン程度と微小であるの
に対して、シャドウマスクやリードフレーム等はフォト
マスクの金属薄膜より厚い0.2mm程度の鋼板をエッチン
グするものであるから、ストライプ/スペースパターン
をそのまま使用することには非常な無理がある。実際、
ストライプ/スペースパターンではエッチングの進行に
伴い、耐エッチングレジスト層と鋼板との付着部分の面
積が減少し、隣合うエッチング孔が接する前に耐エッチ
ングレジスト層が剥離してしまい、正確なエッチングス
ピードのチェックはできないものである。
以上のように、従来のエッチングスピードのチェック
方法は問題が多く、簡単且つ精度的に満足できるエッチ
ングスピードのチエック方法の開発が要望されていた。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、数μ
mの精度レベルでチエックが可能なエッチングスピード
チエック方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、鋼板の片面に耐エッチングレジスト層を所
定の径の円形パターンを所定のピッチで、且つ所定のピ
ッチステップ及び所定の径ステップで製版し、前記鋼板
の他方の面を耐エッチング性とし、前記鋼板の製版され
た面側より所定の時間片面エッチングを行ない、エッチ
ング終了後、エッチングされた鋼板の形状でエッチング
部が隣接する前後の状態の箇所のピッチおよび製版時の
径寸法よりエッチング量を判断することによって精度的
に満足できる鋼板のエッチングスピードをチエックでき
ることを見い出して完成したものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、第1図(a)に示すように、エッチングスピー
ドをチェックしようとする鋼板1の両面に耐エッチング
レジスト層2、3を形成し、次に、一方の面、例えば耐
エッチングレジスト層3のみに所定のパターンを露光
し、現像処理を施して、第1図(b)に示すように所定
のパターンを製版する。製版されるパターンの例を第2
図、来3図および第4図に示す。第2図はドットテスト
パターンユニットの構成を示す図であり、4mm×4mmの大
きさの領域がマトリクス状に100領域設けられており、
それぞれの領域には、所定の直径φの円孔パターンが所
定のピッチpで第3図に示すように配列されている。な
お、第2図の寸法の単位はmmである。それぞれの領域に
おける直径φとピッチpの組み合わせの例を第4図に示
す。第4図において、直径φの値は第2図に示すマトリ
クス状の領域の各列に対応し、ピッチpの値はマトリク
スの対応する位置におけるピッチを示す。単位はμmで
ある。従って、第1行第1列の領域では、φ=50μm、
p=60μmであり、第4行第7列の領域では、φ=140
μm、p=180μmである。また、第4図においては、
直径φの径ステップ、即ち直径の変化幅は、第1列から
第5列までは10μmであり、第5列から第10列までは20
μmである。ピッチステップ、即ちピッチの変化幅は列
によって異なっている。
以上のようなパターンを製版した後に、パターンを製
版した側を所定の時間エッチングする。エッチング時間
の経過と共に、第1図(c)に示す状態から、同図
(d)に示すような隣接する円孔パターンのエッチング
境界が接する状態を経て、同図(e)に示すように耐エ
ッチングレジスト層は剥離してしまう。
所定の時間エッチングした後、残存する耐エッチング
レジスト層を除去し、洗浄、乾燥を行い、エッチングス
ピードのチエックを行う。
エッチングスピードのチェックは次のように行う。い
ま、ある直径φの円形パターンのエッチング孔の形状
が、第5図に示すように隣接エッチング孔が互いに接す
る状態にあったとする、当該領域の円形パターンの直径
φ、ピッチpはマトリクスの位置ら容易に知ることがで
き、またエッチング時間tは既知であるから、当該直径
φの場合のエッチングスピードはp/tより求めることが
できる。
他の直径φの円形パターンについても同様であるが、
第5図に示すようなエッチング孔形状がなかった場合に
も、隣接エッチング孔がほぼ接している状態のものおよ
びエッチング孔が重なった状態のものからエッチング径
を高い精度で推測でき、このようにして推測されたエッ
チング径とエッチング時間から、当該直径の円形パター
ンについてのエッチングスピードを求めることができ
る。
[作用] 本発明においては、ストライプ/スペースパターンに
代えて、所定の径の円形パターンを所定のピッチで、且
つ所定のピッチステップ及び所定の径ステップで製版す
るが、円形パターンの製版は鋼板の片面に対してだけ行
い、エッチングも製版側の片面方向からのみ行なう。
このように、本発明は円形パターンを用いることを特
徴とする。即ち、円形パターンを用いた場合には、隣接
するエッチング孔に狭まれた、耐エッチングレジスト層
の鋼板との付着部分の面積は、エッチングの進行に伴い
減少するが、隣接エッチング孔が接する直前において
は、隣接するエッチング孔の中心を結ぶ方向の一部のみ
が極端に狭くなるのに対して、他の大部分の箇所の耐エ
ッチングレジスト層の鋼板との付着部分の面積は比較的
広いため、隣接する円形パターンがエッチングにより接
するまで耐エッチングレジスト層は剥離せずエッチング
が進行する。
従って、円形パターンとして、所定のピッチステップ
及び所定の径ステップで各種ピッチ及び径のパターンを
用いれば、鋼板のエッチング状態より簡単に孔径を判断
することができ、当該孔径とエッチング時間からエッチ
ングスピードを算出することができる。
また、ピッチステップ及び径ステップを細かく設定す
ることにより、数μm程度の精度でエッチングスピード
のチエックを行うことが可能である。
[実施例] シャドウマスク用アルミキルド鋼の両面にカゼインを
主成分とする耐エッチングレジスト層を塗布し、一方の
面のみに直径100μmの円形パターンを5μmのピッチ
ステップで製版した。
次いで、バーニング処理を行った後、塩化第2鉄を主
成分とするエッチング液により、鋼板の製版された面よ
りエッチングを開始した。エッチング時間は7分であっ
た。エッチングの後、水洗い、乾燥した後にエッチング
孔の形状をチエックした。
このとき、直径100μm、ピッチ205μmのパターニン
グ部分においては隣接するエッチング孔はほぼ隣接状態
であり、直径100μm、ピッチ210μmのパターニング部
分においては隣接するエッチング孔は孔が重なった状態
であった。また、直径100μm、ピッチ200μmのパター
ニング部分においては隣接するエッチング孔は未だ隣接
していない状態であった。
以上のことから、アルミキルド鋼は、直径100μmの
パターンの場合、7分間のエッチング時間で105μmの
エッチングが進行したと判断でき、エッチングスピード
は、105μm/7minと算出された。なお、エッチングスピ
ードは時間に対してリニアでなく、従って1分間当りの
エッチングスピードが算出しても意味がないので上記の
ように記す。
以上、本発明について説明したが、本発明は上記の説
明に限定されるものではなく、種々の変形が可能であ
る。例えば、第2図に示すドットテストパターンユニッ
ト、および第4図に示す円形パターンの直径とピッチの
組み合わせ等は一例に過ぎないものであって、他の寸法
の組合せが可能であることは明らかである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シ
ャドウマスクやリードフレームのエッチング製造ライン
あるいは実験レベルにおいても簡単、且つ高精度に鋼板
のエッチングスピードのチエックを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエッチングスピードのチエック方
法を説明するための断面図、第2図はドットテストパタ
ーンユニットの例を示す図、第3図は円形パターンの配
置例を示す図、第4図は円形パターンの直径とピッチの
組み合わせの例を示す図、第5図はエッチングスピード
の求め方を説明するための図である。 1……鋼板、2、3……耐エッチングレジスト層。
フロントページの続き (72)発明者 村田 佳則 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−100587(JP,A) 特開 昭61−27632(JP,A) 特開 平1−215984(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 1/00,1/02 H01J 9/14 H01L 23/48,23/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板の片面に耐エッチングレジスト層を所
    定の径の円形パターンを所定のピッチで、且つ所定のピ
    ッチステップ及び所定の径ステップで製版し、前記鋼板
    の他方の面を耐エッチング性とし、前記鋼板の製版され
    た面側より所定の時間片面エッチングを行ない、エッチ
    ング終了後、エッチングされた鋼板の形状でエッチング
    部が隣接する前後の状態の箇所のピッチおよび製版時の
    径寸法よりエッチング量を判断してエッチングスピード
    を求めることを特徴とするエッチングスピードのチエッ
    ク方法。
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