JP3071377U - 複数枚が冊子として綴られた利用券綴り - Google Patents

複数枚が冊子として綴られた利用券綴り

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JP3071377U
JP3071377U JP2000001097U JP2000001097U JP3071377U JP 3071377 U JP3071377 U JP 3071377U JP 2000001097 U JP2000001097 U JP 2000001097U JP 2000001097 U JP2000001097 U JP 2000001097U JP 3071377 U JP3071377 U JP 3071377U
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JP2000001097U
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孝 小村
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エニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚が冊子として綴られている利用券綴り
が剥離紙に剥離可能に接着されている構造を備えた利用
券綴りにおいて、利用券を冊子から剥がし易くした利用
券綴りを提供すること。 【解決手段】 剥離剤12を塗布した台紙11と接着剤
14を塗布した利用券用紙13を備え、利用券用紙13
の接着剤塗布面を台紙11の剥離剤塗布面に剥離可能に
接着して利用券部材10を形成する。利用券用紙13は
側端部近傍に溝状のスリット15を設けて利用券16と
綴りしろ17とに区画する。複数枚の利用券部材10の
綴りしろ17を綴じて利用券冊子19を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数枚が冊子として綴られた利用券綴りであって、詳しくは利用券 に接着剤が塗布されていて接着剤塗布面が剥離紙に剥離可能に接着されている構 造の利用券綴りに関している。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自治体が行うごみ処理は有料となっていることが多く、この場合は、 ごみ又はごみを収容した袋に自治体が発行するごみ処理券を貼付して回収しても らうものであり、ごみ処理券を利用することでごみ処理費用を負担していること を証明するようになっている。
【0003】 図4は従来のごみ処理券綴りを示しており、台紙1に剥離剤2を塗布し、これ に処理券3を接着剤4を塗布して台紙1の剥離剤塗布面に剥離可能に接着したも のであって、図示した用紙は5枚綴りとなっているが、通常は10枚程度を重合 し、側端部をホチキス5で綴り止めしたものである。又、処理券3にはホチキス 5で止めた部分に台紙1に達する切込み6が形成されていて、処理券3を1枚ず つ台紙1から剥離して使用する構造となっている。
【0004】 資源の無駄使いを防ぐためには、本来の目的に使用されずに廃棄される部分は できるだけ少ない方がよい。ここでは、台紙1とホチキス5で止めた処理券3の 綴じ部3aが廃棄されるのであるが、冊子となった処理券を1枚ずつ使用するに は綴じ部3aが10mm程度は必要となる。ただし、綴じ部3aが10mmの幅 を有していても、切込み6に近い部分にホチキス5が止められているので処理券 3を使用するときに台紙1から剥がしにくいといった問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、複数枚が冊子として綴られている利用券綴りが剥離紙に剥離可能に 接着されている構造を備えた利用券綴りにおいて、利用券を冊子から剥がし易く した利用券綴りを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
解決手段は、剥離剤を塗布した台紙と接着剤を塗布した利用券用紙を備え、利 用券用紙の接着剤塗布面を台紙の剥離剤塗布面に剥離可能に接着して利用券部材 を形成し、上記利用券用紙は側端部近傍に溝状のスリットを設けて当該利用券用 紙を利用券と綴りしろとに区画し、複数枚の上記利用券部材の綴りしろを綴じて 利用券冊子を形成したことを特徴とするものである。 上記手段において、スリットの溝幅が1mm程度であることを特徴とし、又、 スリットが平面視で波形を呈していることを特徴とする。この他、利用券が有料 ごみ処理券であることを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の利用券綴りを示しており、Aは全体図、Bは利用券部材の断面 図であり、図2は複数枚を綴じ止めした綴り部分を示す断面図である。
【0008】 10は利用券部材を示し、台紙11の表面にシリコン等による剥離剤12を塗 布し、該剥離剤12の塗布面に利用券用紙13の裏面に塗布した接着剤14の塗 布面を剥離可能に接着したものであって、利用券用紙13は側端部近傍に溝状に 形成したスリット15を設けて当該利用券用紙13を利用券16と綴りしろ17 とに区画している。
【0009】 実施例において利用券部材10は適宜の大きさでよいが、スリット15の溝幅 は1mm程度がよく、又、綴りしろ17の幅は6〜7mm程度でよい。そして利 用券16には当該利用券16が「ごみ処理券」であること、当該ごみ処理券で処 理できるごみの容量、ごみ処理を依頼する依頼者名を表示する表示欄などを印刷 する。
【0010】 利用券部材10は上記の構造であって、図2は5枚の利用券部材10を綴った 図となっているが、通常は10枚程度を重合し、綴りしろ17の部分をホチキス 18によって綴じ止めし、図1Aに示すような利用券冊子19を形成する。利用 券を使用するときは、利用券冊子19として綴られた利用券部材10のスリット 15の部分から利用券16を台紙11から剥離し、裏面に塗布された接着剤14 によってごみ袋に貼付する。これにより、ごみ処理を依頼した者はごみ処理費用 を支払ったことを証明する。
【0011】 利用券部材10は複数枚が綴じられているが、利用券16と綴りしろ17を区 画するスリット15は溝状に形成されているから、利用券16を台紙11から剥 離するときにスリット15の部分を曲げたりすると利用券16の縁部が台紙11 から剥がれるので、利用券16を台紙11から剥離しやすいものとなっている。
【0012】 図3は、他の実施例を示しており、スリット15aの形状が平面視で波形を呈 している。この実施例の場合は、図1に示すような直線状に形成したスリット1 5よりも利用券16が剥離しやすいという利点がある。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、複数枚が綴られて冊子となっている利用券を1枚ずつ剥がして使用 する構造の利用券綴りにおいて、利用券を台紙から剥がしやすくした効果を有す るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは利用券綴りの全体を示す斜視図、Bは利用
券部材を示す断面図。
【図2】複数枚の利用券部材を綴じた状態を示す断面
図。
【図3】利用券綴りの他の実施例を示す全体の斜視図。
【図4】従来の利用券綴りを示す断面図。
【符号の説明】
10 利用券部材 11 台紙 12 剥離剤 13 利用券用紙 14 接着剤 15 スリット 16 利用券 17 綴りしろ 18 ホチキス 19 利用券冊子

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離剤(12)を塗布した台紙(11)
    と接着剤(14)を塗布した利用券用紙(13)を備
    え、利用券用紙(13)の接着剤塗布面を台紙(11)
    の剥離剤塗布面に剥離可能に接着して利用券部材(1
    0)を形成し、上記利用券用紙(13)は側端部近傍に
    溝状のスリット(15)を設けて当該利用券用紙(1
    3)を利用券(16)と綴りしろ(17)とに区画し、
    複数枚の上記利用券部材(10)の綴りしろ(17)を
    綴じて利用券冊子を形成したことを特徴とする複数枚が
    冊子として綴られた利用券綴り。
  2. 【請求項2】 スリット(15)の溝幅が1mm程度で
    あることを特徴とする請求項1に記載の複数枚が冊子と
    して綴られた利用券綴り。
  3. 【請求項3】 スリット(15)が平面視で波形を呈し
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複数枚
    が冊子として綴られた利用券綴り。
  4. 【請求項4】 利用券が有料ごみ処理券であることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の複数枚が冊
    子として綴られた利用券綴り。
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