JP3071261U - ネジの緩止め構造 - Google Patents

ネジの緩止め構造

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JP3071261U JP2000000978U JP2000000978U JP3071261U JP 3071261 U JP3071261 U JP 3071261U JP 2000000978 U JP2000000978 U JP 2000000978U JP 2000000978 U JP2000000978 U JP 2000000978U JP 3071261 U JP3071261 U JP 3071261U
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screw
locking member
hole
screw hole
locking
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正次 山本
明 竹ノ内
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Maeda Metal Industries Ltd
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Maeda Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジ孔の有効長さを短くせずに、合成樹脂製
の緩止め部材をセットできる。 【解決する手段】 ネジ孔2の軸心とずらし且つ一部が
該ネジ孔2にかかる様に緩止め部材嵌込み孔4を開設
し、該嵌込み孔4に合成樹脂製の中実緩止め部材5を緊
密に嵌合し、ネジ孔2に螺合したネジ3をネジ孔2に臨
出した緩止め部材5に食い込ませてネジ3の回止めを図
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、ネジの回止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来より、ボルトやナットの座面に合成樹脂製の弾性回止め部材を装着して、 該回り止め部材を相手部材に押圧することにより緩止めを図ることが実施されて いる。 ところが、ホーローセットネジの様に座面の存在しないネジは、上記緩止め手 段を実施出来ない。
【0003】 そこで、図6に示す如く、ネジ孔(2)と同心に該ネジ孔(2)に連続する緩止め 部材嵌込み孔(40)を開設し、該緩止め部材嵌込み孔(40)に筒状の弾性緩止め部材 (50)を嵌め込み、ネジ孔(2)に螺合したネジ(3)を緩止め部材(50)に食い込ませ て、ネジ(3)の緩止めを図っている。
【0004】 ところが、ネジ(3)を螺合する際に、ネジ(3)の先端側は全周に亘って緩止め 部材(50)に食い込むため、ネジ(3)を回すために大きな力が必要となる。 又、筒状の抜止め部材(50)は、外径は緩止め部材嵌込み孔(40)に、内径はネジ (3)の太さに対応させねばならず、市販の合成樹脂チューブを切断して使用でき ることは少なく、特注品を使用せざる得ない場合が多い。
【0005】 又、ネジ孔(2)の延長上に筒状緩止め部材(50)が位置するため、ネジ孔(2)の 貫通方向に肉厚が大きくない部材に対しては、ネジ孔(2)の有効長さが不足して 、実施出来ない場合もある。
【0006】 更に、上記の場合、緩止め部材嵌込み孔(40)はネジ孔(2)の途中に開設するこ とは出来ない。又、緩止め部材嵌込み孔(40)をネジ孔(2)のネジ嵌込み側に開設 した場合、ネジ孔(2)セットされる緩止め部材(50)にはネジ溝が存在しないため 、ネジ(3)を真直に螺入させることは困難である。
【0007】 従って、ネジ孔(2)は緩止め部材嵌込み孔(40)の貫通終端に開設することに限 定されるため、ネジ孔(2)が貫通していない場合は実施出来ない。 本考案は上記問題を解決できるネジの緩止め構造を明らかにするものである。
【0008】
【従来の技術及び解決しようとする課題】
本考案の、ネジ孔(2)の軸心とずらし且つ一部が該ネジ孔(2)にかかる様に緩 止め部材嵌込み孔(4)を開設し、該嵌込み孔(4)に合成樹脂製の中実弾性緩止め 部材(5)を緊密に嵌合し、ネジ孔(2)に螺合したネジ(3)をネジ孔(2)に臨出し た緩止め部材(5)に食い込ませてネジ(3)の回止めを図る。
【0009】 ネジ孔(2)と緩止め部材嵌込み孔(4)は軸心がずれ且つネジ孔(2)のネジ孔( 2)に対して緩止め部材嵌込み孔(4)を90゜傾けることができる。
【0010】 ネジ孔(2)と緩止め部材嵌込み孔(4)の軸心は平行とすることもできる。
【0011】
【作用及び効果】
緩止め部材(5)は、従来の様にネジ孔(2)を一周していないため、ネジ孔(2) にネジ(3)を螺合するのに従来ほどには無理せずとも回すことができる。
【0012】 又、市販の中実丸軸状合成樹脂材料の外径に対応する様に、緩止め部材嵌込み 孔(4)の径を決めれば済み、緩止め部材(5)を特注する必要はない。
【0013】 更に、緩止め部材(5)は、ネジ孔(2)の一部に掛かり且つネジ孔(2)の全周に 亘っていないため、ネジ孔(2)の有効長さには殆ど影響を与えず、ネジ孔(2)の 長さ方向の肉厚が大きくない部材に対しても実施可能である。
【0014】 貫通していないネジ孔(2)に対しても、該ネジ孔(2)に対して緩止め部材嵌込 み孔(4)を90゜傾けて開設することによって実施可能である。
【0015】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案を実施したトルクレンチの一部を示している。 トルクレンチ(1)は、中空ハンドル(11)の先端に支軸(13)を中心に首振り可能 にヘッド(12)を突設し、ヘッド(12)に連続しハンドル(11)内に侵入した首部(14) にリンク(15)を介してロッド(16)に連結している。 ロッド(16)はバネ(図示せず)にてヘッド(12)方向に付勢されている。
【0016】 上記首部(15)の先端側に、支軸(13)と直交する方向にネジ孔(2)が貫通開設さ れ、該ネジ孔(2)にネジ(3)が螺合される。 ネジ孔(2)から臨出したネジ(3)の先端をハンドル(11)の内壁に当て、ネジ( 3)の臨出量に応じて、支軸(13)に対するヘッド(12)の傾きを調整し、これによ って締め付けトルクの調整ができる公知の機構である。 ハンドル(11)には、ネジ(3)を回すためのドライバー挿入孔(17)が、ネジ(3) の頭部に対応して開設されている。
【0017】 ネジ(3)は、ホローセットネジであり、スペースとの関係上、及び、トルク調 節のためネジ(3)を回す必要があるため、回止め用ナットを螺合することはでき ない。 そこで、首部(14)にネジ孔(2)と直交し軸心がネジ孔(2)の軸心とずれ、且つ 一部がネジ孔(2)にかかる緩止め部材嵌込み孔(4)を開設する。
【0018】 実施例の緩止め部材嵌込み孔(4)の径は、ネジ孔(2)の外径と同程度であり、 孔径の1/4程度がネジ孔(2)に掛かっている。 上記緩止め部材嵌込み孔(4)に、合成樹脂製の弾性中実緩止め部材(5)を緊密 に嵌合する。
【0019】 然して、緩止め部材(5)は、従来の様にネジ孔(2)を一周していないため、ネ ジ孔(2)にネジ(3)を螺合するのに従来よりも無理せずに回すことができる。 又、緩止め部材嵌込み孔(4)の径は、市販の中実丸軸状合成樹脂材料の外径に 対応する様に決めればよいので、緩止め部材(5)を特注する必要はない。
【0020】 緩止め部材(5)は、ネジ孔(2)の一部に掛かり且つネジ孔(2)の全周に亘って いないため、ネジ孔(2)の有効長さには殆ど影響を与えず、ネジ孔(2)の長さ方 向の肉厚が大きくない部材に対しても実施可能である。
【0021】 ネジ孔(2)の長さ方向の途中で緩止め部材嵌込み孔(4)を交差させることがで きるため、貫通していない底付ありネジ孔にも実施できる。
【0022】 図4、図5は、ネジ孔(2)に対して、軸心が平行となる様に緩止め部材嵌込み 孔(4)を開設した他の実施例を示している。 この場合も、上記同様の効果を奏する。底付きネジ孔(2)の場合、開口側に緩 止め部材嵌込み孔(4)を開設すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トルクレンチのヘッド側正面図である。
【図2】ネジと緩止め部材との食い込み状態の断面図で
ある。
【図3】ネジと緩止め部材の分解斜面図である。
【図4】他の実施例のネジと緩止め部材の分解斜面図で
ある。
【図5】他の実施例のネジと緩止め部材との食い込み状
態の断面図である。
【図6】従来例のネジと緩止め部材との食い込み状態の
断面図である。
【符号の説明】
(1) トルクレンチ (14) 首部 (2) ネジ孔 (3) ネジ (4) 緩止め部材嵌込み孔 (5) 緩止め部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ孔(2)の軸心とずらし且つ一部が該
    ネジ孔(2)にかかる様に緩止め部材嵌込み孔(4)を開設
    し、該嵌込み孔(4)に合成樹脂製の中実弾性緩止め部材
    (5)を緊密に嵌合し、ネジ孔(2)に螺合したネジ(3)を
    ネジ孔(2)内に臨出した緩止め部材(5)に食い込ませて
    ネジ(3)の回止めを図るネジの緩止め構造。
  2. 【請求項2】 ネジ孔(2)と緩止め部材嵌込み孔(4)は
    軸心がずれ且つネジ孔(2)のネジ孔(2)に対して緩止め
    部材嵌込み孔(4)は90゜傾いている請求項1に記載の
    ネジの緩止め構造。
  3. 【請求項3】 ネジ孔(2)と緩止め部材嵌込み孔(4)の
    軸心は平行である請求項1に記載のネジの緩止め構造。
JP2000000978U 2000-02-24 2000-02-24 ネジの緩止め構造 Expired - Lifetime JP3071261U (ja)

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