JP3071148B2 - 識別データを書込可能な通信装置 - Google Patents
識別データを書込可能な通信装置Info
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- JP3071148B2 JP3071148B2 JP23237396A JP23237396A JP3071148B2 JP 3071148 B2 JP3071148 B2 JP 3071148B2 JP 23237396 A JP23237396 A JP 23237396A JP 23237396 A JP23237396 A JP 23237396A JP 3071148 B2 JP3071148 B2 JP 3071148B2
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Description
【0001】概 要 現在普及している、いわゆるリモートコントロール装置
では、送信機に予め定められる識別データを記憶させ、
被制御装置へ装備される受信機側へ前記識別データを登
録しておくことによって、前記識別データを有する送信
機からの制御信号のみを判断し、被制御装置の制御が行
われる。たとえば前記被制御装置としては、自動車のド
アの施錠/解錠を制御するキーレスエントリシステムな
どが挙げられる。従来は、受信機側への識別データの登
録は予め送信機側と同一の識別データを有するメモリ部
品を使用する送信機に対応して取付けており、登録や管
理の作業が煩雑化する傾向にある。そこで本発明におい
ては、前記識別データの登録を、書込/読出可能なメモ
リを用いることによって、使用すべき識別データの書込
を容易にする。また前記メモリへの書込状態はLEDや
ホーンなどの報知手段によって報知させるので、操作者
にとって操作の誤認の防止が図れる。さらに前記メモリ
の書込/読出可能状態の設定は、スイッチング手段やタ
イマなどの計時手段と共働するスイッチング手段を用い
て行うことによって、操作性の向上を図る。さらにまた
メモリに登録された識別データの消去機能を設けること
によって、他の操作者による盗難や誤動作を防止し、セ
キュリティの向上を図る。また前記メモリへは需要性の
高い識別データを優先して登録するように構成し、操作
性の向上を図る。
では、送信機に予め定められる識別データを記憶させ、
被制御装置へ装備される受信機側へ前記識別データを登
録しておくことによって、前記識別データを有する送信
機からの制御信号のみを判断し、被制御装置の制御が行
われる。たとえば前記被制御装置としては、自動車のド
アの施錠/解錠を制御するキーレスエントリシステムな
どが挙げられる。従来は、受信機側への識別データの登
録は予め送信機側と同一の識別データを有するメモリ部
品を使用する送信機に対応して取付けており、登録や管
理の作業が煩雑化する傾向にある。そこで本発明におい
ては、前記識別データの登録を、書込/読出可能なメモ
リを用いることによって、使用すべき識別データの書込
を容易にする。また前記メモリへの書込状態はLEDや
ホーンなどの報知手段によって報知させるので、操作者
にとって操作の誤認の防止が図れる。さらに前記メモリ
の書込/読出可能状態の設定は、スイッチング手段やタ
イマなどの計時手段と共働するスイッチング手段を用い
て行うことによって、操作性の向上を図る。さらにまた
メモリに登録された識別データの消去機能を設けること
によって、他の操作者による盗難や誤動作を防止し、セ
キュリティの向上を図る。また前記メモリへは需要性の
高い識別データを優先して登録するように構成し、操作
性の向上を図る。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、離れた位置から装
置を制御する、いわゆるリモートコントロール装置にお
いて、制御信号を発生する送信機に個別に割当てられる
識別データを受信機で書込登録し、こうして前記識別デ
ータを有する送信機によってのみ受信機を含む装置を制
御することができる識別データを書込可能な通信装置に
関する。
置を制御する、いわゆるリモートコントロール装置にお
いて、制御信号を発生する送信機に個別に割当てられる
識別データを受信機で書込登録し、こうして前記識別デ
ータを有する送信機によってのみ受信機を含む装置を制
御することができる識別データを書込可能な通信装置に
関する。
【0003】
【従来の技術】従来から、リモートコントロール装置は
各分野で普及している。たとえば自動車においてもま
た、ドアの施錠/解錠制御であるキーレスエントリシス
テムがリモートコントロール装置によって構成される傾
向がある。前記リモートコントロール装置は送信機と受
信機とから構成されており、前記送信機からの制御信号
を受信機が受信し、ドアの施錠状態と解錠状態とを切換
える。前記送信機には個別に識別データが設けられてお
り、受信機には前記識別データが登録されている。こう
して、受信機に登録されている識別データを有する送信
機からの制御信号に対してのみ、受信機は受信応答し、
ドアの施錠/解錠を制御することができ、自動車の盗難
防止などのセキュリティの向上などが図られている。
各分野で普及している。たとえば自動車においてもま
た、ドアの施錠/解錠制御であるキーレスエントリシス
テムがリモートコントロール装置によって構成される傾
向がある。前記リモートコントロール装置は送信機と受
信機とから構成されており、前記送信機からの制御信号
を受信機が受信し、ドアの施錠状態と解錠状態とを切換
える。前記送信機には個別に識別データが設けられてお
り、受信機には前記識別データが登録されている。こう
して、受信機に登録されている識別データを有する送信
機からの制御信号に対してのみ、受信機は受信応答し、
ドアの施錠/解錠を制御することができ、自動車の盗難
防止などのセキュリティの向上などが図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から、送信機には
識別データがたとえばROM(Read Only Memory)へ予
め記憶して設定されている。一方、前記固定して設定さ
れた識別データは、予め設けられるROMなどのメモリ
部品へ記憶させ、受信機へ装備されている。
識別データがたとえばROM(Read Only Memory)へ予
め記憶して設定されている。一方、前記固定して設定さ
れた識別データは、予め設けられるROMなどのメモリ
部品へ記憶させ、受信機へ装備されている。
【0005】したがって、送信機が商品段階において紛
失した場合には、新たな識別データを有する送信機を取
扱うに当たって、前記紛失した識別データが記憶されて
いるメモリ部品を受信機から取除き、新たに取扱う送信
機の識別データを記憶したメモリ部品を受信機へ取付け
なければならない。したがって、メモリ部品の管理が煩
雑であり、識別データ毎に受信機に取付けられるメモリ
部品を取扱わなければならず、送信機の紛失時にはメン
テナンスが非常に劣る。
失した場合には、新たな識別データを有する送信機を取
扱うに当たって、前記紛失した識別データが記憶されて
いるメモリ部品を受信機から取除き、新たに取扱う送信
機の識別データを記憶したメモリ部品を受信機へ取付け
なければならない。したがって、メモリ部品の管理が煩
雑であり、識別データ毎に受信機に取付けられるメモリ
部品を取扱わなければならず、送信機の紛失時にはメン
テナンスが非常に劣る。
【0006】したがって本発明の目的は、簡易な構成
で、通信装置における識別データの書込登録を容易に行
うことができ、操作性が優れており、しかも書込まれた
識別データの消去を容易に行うことができるようにして
セキュリティを向上することができるようにした識別デ
ータの書込可能な通信装置を提供することにある。
で、通信装置における識別データの書込登録を容易に行
うことができ、操作性が優れており、しかも書込まれた
識別データの消去を容易に行うことができるようにして
セキュリティを向上することができるようにした識別デ
ータの書込可能な通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定められ
る識別データを送出する送信手段と、複数の前記識別デ
ータを書込/読出可能な記憶手段と、前記記憶手段を書
込可能状態に設定するか読出可能状態に設定するかを選
択する書込状態設定手段と、前記記憶手段の記憶内容の
消去指示を入力する消去状態設定手段と、前記書込状態
設定手段の書込可能状態操作後の時間を計時する計時手
段と、前記書込状態設定手段によって前記記憶手段が書
込可能状態に設定されかつ計時手段による予め定められ
る時間以内に前記送信手段から送出される識別データを
受信したときには、その識別データを前記記憶手段に書
込み、前記書込状態設定手段によって前記記憶手段が読
出可能状態に設定されたときには、前記送信手段から送
出される識別データを前記記憶手段に記憶された識別デ
ータと比較し、両者が一致したときに被制御装置を制御
する受信手段と、前記書込状態設定手段によって記憶手
段が書込可能状態に設定されかつ計時手段による予め定
められる時間以内に消去状態設定手段によって消去指示
されたときには、前記記憶手段に記憶された全ての識別
データを消去する記憶内容消去手段とを含むことを特徴
とする識別データを書込可能な通信装置である。また本
発明は、受信手段は、記憶手段への書込みが完了したと
き、および全ての識別データの消去が完了したとき、書
込可能状態を完了することを特徴とする。また本発明
は、受信手段は、書込可能状態を完了するとともに、記
憶手段を読出可能状態に設定することを特徴とする。ま
た本発明は、予め定められる識別データを送出する送信
手段と、複数の前記識別データを書込/読出可能な記憶
手段と、前記記憶手段を書込可能状態に設定するか読出
可能状態に設定するかを選択する書込状態設定手段と、
前記書込状態設定手段によって記憶手段が書込状態に設
定されたときには、前記送信手段から送出される識別デ
ータを前記記憶手段に書込み、前記書込状態設定手段に
よって記憶手段が読出状態に設定されたときには、前記
送信手段から送出される識別データを前記記憶手段に記
憶された識別データと比較し、両者が一致したときに被
制御装置を制御する受信手段と、前記記憶手段の記憶内
容の消去指示を入力する消去状態設定手段と、消去状態
設定手段の出力に応答し、消去状態設定手段によって消
去指示されたときには、前記記憶手段に記憶された全て
の識別データを消去する記憶内容消去手段と、受信手段
と記憶内容消去手段の出力に応答し、識別データの記憶
手段への書込を完了したときには、第1の態様で報知
し、記憶内容消去手段による記憶手段の記憶内容の消去
が完了したときには、第1の態様とは異なる第2の態様
で報知する報知手段とを含むことを特徴とする識別デー
タを書込可能な通信装置である。また本発明は、予め定
められる識別データを送出する送信手段と、前記識別デ
ータを書込/読出可能な記憶手段と、前記記憶手段を書
込可能状態に設定するか読出可能状態に設定するかを選
択する書込状態設定手段と、前記書込状態設定手段によ
って記憶手段が書込状態に設定されたときには、前記送
信手段から送出される識別データを前記記憶手段に書込
み、前記書込状態設定手段によって記憶手段が読出状態
に設定されたときには、前記送信手段から送出される識
別データを前記記憶手段に記憶された識別データと比較
し、両者が一致したときに被制御装置を制御する受信手
段と、前記記憶手段の記憶内容の消去指示を入力する消
去状態設定手段と、消去状態設定手段の出力に応答し、
消去状態設定手段によって消去指示されたときには、記
憶手段の記憶内容を消去する記憶内容消去手段と、受信
手段と記憶内容消去手段の出力に応答し、識別データの
記憶手段への書込を完了したときには、第1の態様で報
知し、記憶内容消去手段による記憶手段の記憶内容の消
去が完了したときには、第1の態様とは異なる第2の態
様で報知する報知手段とを含むことを特徴とする。また
本発明は、記憶内容消去手段は、書込状態設定手段によ
って設定された書込可能状態にあるとき、消去状態設定
手段によって消去指示されると、記憶手段の記憶内容を
消去し、報知手段は、記憶手段が書込可能状態であるこ
とを、その書込可能状態である期間に亘って第1および
第2の態様とは異なる第3の態様で報知することを特徴
とする。また本発明は、書込み完了時および消去完了時
には、書込可能状態を完了し、第1および第2の各態様
で報知したとき、第3の態様での報知を終了することを
特徴とする。また本発明は、予め定められる識別データ
を送出する送信手段と、前記識別データを書込/読出可
能な記憶手段と、前記記憶手段を書込可能状態、読出可
能状態または消去するかを操作して選択する状態設定手
段と、前記状態設定手段の書込可能状態および消去のた
めの予め定める状態操作後の時間を計時する計時手段
と、前記状態設定手段によって前記記憶手段が書込可能
状態に設定されかつ計時手段による第1の予め定められ
る時間以内に前記送信手段から送出される識別データを
受信したときには、その識別データを前記記憶手段に書
込み、前記状態設定手段によって前記記憶手段が読出可
能状態に設定されたときには、前記送信手段から送出さ
れる識別データを前記記憶手段に記憶された識別データ
と比較し、両者が一致したときに被制御装置を制御する
受信手段と、前記状態設定手段によって記憶手段の消去
のための予め定める状態に設定された後から計時手段に
よる第2の予め定められる時間以内に、状態設定手段に
よって消去指示されたときには、記憶手段の記憶内容を
消去する記憶内容消去手段とを含むことを特徴とする識
別データを書込可能な通信装置である。
る識別データを送出する送信手段と、複数の前記識別デ
ータを書込/読出可能な記憶手段と、前記記憶手段を書
込可能状態に設定するか読出可能状態に設定するかを選
択する書込状態設定手段と、前記記憶手段の記憶内容の
消去指示を入力する消去状態設定手段と、前記書込状態
設定手段の書込可能状態操作後の時間を計時する計時手
段と、前記書込状態設定手段によって前記記憶手段が書
込可能状態に設定されかつ計時手段による予め定められ
る時間以内に前記送信手段から送出される識別データを
受信したときには、その識別データを前記記憶手段に書
込み、前記書込状態設定手段によって前記記憶手段が読
出可能状態に設定されたときには、前記送信手段から送
出される識別データを前記記憶手段に記憶された識別デ
ータと比較し、両者が一致したときに被制御装置を制御
する受信手段と、前記書込状態設定手段によって記憶手
段が書込可能状態に設定されかつ計時手段による予め定
められる時間以内に消去状態設定手段によって消去指示
されたときには、前記記憶手段に記憶された全ての識別
データを消去する記憶内容消去手段とを含むことを特徴
とする識別データを書込可能な通信装置である。また本
発明は、受信手段は、記憶手段への書込みが完了したと
き、および全ての識別データの消去が完了したとき、書
込可能状態を完了することを特徴とする。また本発明
は、受信手段は、書込可能状態を完了するとともに、記
憶手段を読出可能状態に設定することを特徴とする。ま
た本発明は、予め定められる識別データを送出する送信
手段と、複数の前記識別データを書込/読出可能な記憶
手段と、前記記憶手段を書込可能状態に設定するか読出
可能状態に設定するかを選択する書込状態設定手段と、
前記書込状態設定手段によって記憶手段が書込状態に設
定されたときには、前記送信手段から送出される識別デ
ータを前記記憶手段に書込み、前記書込状態設定手段に
よって記憶手段が読出状態に設定されたときには、前記
送信手段から送出される識別データを前記記憶手段に記
憶された識別データと比較し、両者が一致したときに被
制御装置を制御する受信手段と、前記記憶手段の記憶内
容の消去指示を入力する消去状態設定手段と、消去状態
設定手段の出力に応答し、消去状態設定手段によって消
去指示されたときには、前記記憶手段に記憶された全て
の識別データを消去する記憶内容消去手段と、受信手段
と記憶内容消去手段の出力に応答し、識別データの記憶
手段への書込を完了したときには、第1の態様で報知
し、記憶内容消去手段による記憶手段の記憶内容の消去
が完了したときには、第1の態様とは異なる第2の態様
で報知する報知手段とを含むことを特徴とする識別デー
タを書込可能な通信装置である。また本発明は、予め定
められる識別データを送出する送信手段と、前記識別デ
ータを書込/読出可能な記憶手段と、前記記憶手段を書
込可能状態に設定するか読出可能状態に設定するかを選
択する書込状態設定手段と、前記書込状態設定手段によ
って記憶手段が書込状態に設定されたときには、前記送
信手段から送出される識別データを前記記憶手段に書込
み、前記書込状態設定手段によって記憶手段が読出状態
に設定されたときには、前記送信手段から送出される識
別データを前記記憶手段に記憶された識別データと比較
し、両者が一致したときに被制御装置を制御する受信手
段と、前記記憶手段の記憶内容の消去指示を入力する消
去状態設定手段と、消去状態設定手段の出力に応答し、
消去状態設定手段によって消去指示されたときには、記
憶手段の記憶内容を消去する記憶内容消去手段と、受信
手段と記憶内容消去手段の出力に応答し、識別データの
記憶手段への書込を完了したときには、第1の態様で報
知し、記憶内容消去手段による記憶手段の記憶内容の消
去が完了したときには、第1の態様とは異なる第2の態
様で報知する報知手段とを含むことを特徴とする。また
本発明は、記憶内容消去手段は、書込状態設定手段によ
って設定された書込可能状態にあるとき、消去状態設定
手段によって消去指示されると、記憶手段の記憶内容を
消去し、報知手段は、記憶手段が書込可能状態であるこ
とを、その書込可能状態である期間に亘って第1および
第2の態様とは異なる第3の態様で報知することを特徴
とする。また本発明は、書込み完了時および消去完了時
には、書込可能状態を完了し、第1および第2の各態様
で報知したとき、第3の態様での報知を終了することを
特徴とする。また本発明は、予め定められる識別データ
を送出する送信手段と、前記識別データを書込/読出可
能な記憶手段と、前記記憶手段を書込可能状態、読出可
能状態または消去するかを操作して選択する状態設定手
段と、前記状態設定手段の書込可能状態および消去のた
めの予め定める状態操作後の時間を計時する計時手段
と、前記状態設定手段によって前記記憶手段が書込可能
状態に設定されかつ計時手段による第1の予め定められ
る時間以内に前記送信手段から送出される識別データを
受信したときには、その識別データを前記記憶手段に書
込み、前記状態設定手段によって前記記憶手段が読出可
能状態に設定されたときには、前記送信手段から送出さ
れる識別データを前記記憶手段に記憶された識別データ
と比較し、両者が一致したときに被制御装置を制御する
受信手段と、前記状態設定手段によって記憶手段の消去
のための予め定める状態に設定された後から計時手段に
よる第2の予め定められる時間以内に、状態設定手段に
よって消去指示されたときには、記憶手段の記憶内容を
消去する記憶内容消去手段とを含むことを特徴とする識
別データを書込可能な通信装置である。
【0008】本発明の識別データを書込可能な通信装置
に従えば、予め定められる複数の識別データを書込/読
出可能な記憶手段が設けられる。前記記憶手段は書込状
態設定手段によって書込可能状態に設定され、受信手段
によって受信された識別データを書込んで登録する。前
記書込まれた識別データは、書込状態設定手段によって
記憶手段が読出可能状態に設定されると、送信手段から
送出される識別データが受信手段によって受信される毎
に、読出されて比較され、後続の制御が行われる。した
がって、送信手段毎に固有の記憶手段を受信手段へ設け
る必要がなく、簡易な構成によって固有の識別データを
書込登録することができる。
に従えば、予め定められる複数の識別データを書込/読
出可能な記憶手段が設けられる。前記記憶手段は書込状
態設定手段によって書込可能状態に設定され、受信手段
によって受信された識別データを書込んで登録する。前
記書込まれた識別データは、書込状態設定手段によって
記憶手段が読出可能状態に設定されると、送信手段から
送出される識別データが受信手段によって受信される毎
に、読出されて比較され、後続の制御が行われる。した
がって、送信手段毎に固有の記憶手段を受信手段へ設け
る必要がなく、簡易な構成によって固有の識別データを
書込登録することができる。
【0009】請求項1の本発明に従えば、消去状態設定
手段が設けられ、記憶手段の記憶内容の消去指示を入力
することができる。したがって通信が不要な際には、記
憶内容である全ての識別データを容易に消去することが
でき、したがってセキュリティが向上する。
手段が設けられ、記憶手段の記憶内容の消去指示を入力
することができる。したがって通信が不要な際には、記
憶内容である全ての識別データを容易に消去することが
でき、したがってセキュリティが向上する。
【0010】さらに本発明に従えば、書込状態設定手段
の書込可能状態操作後の時間を計時手段によって計時
し、書込可能状態に設定された後から予め定められる時
間以内に、消去状態設定手段によって消去指示されたと
き、記憶手段の記憶内容である識別データを消去する。
こうして記憶手段が書込可能状態に設定された後には、
前記予め定められる時間以内に識別データを受信したと
きにはその識別データを書込み、消去状態設定手段によ
って消去指示されたときには記憶内容を消去する。した
がって前記時間以内に書込みおよび消去が行われなけれ
ば、自動的に記憶手段は状態が切換わる。これによって
操作者の切換忘れを防止することができ、記憶手段の記
憶内容が不所望に変更されたり消去されたりするおそれ
がなくなる。
の書込可能状態操作後の時間を計時手段によって計時
し、書込可能状態に設定された後から予め定められる時
間以内に、消去状態設定手段によって消去指示されたと
き、記憶手段の記憶内容である識別データを消去する。
こうして記憶手段が書込可能状態に設定された後には、
前記予め定められる時間以内に識別データを受信したと
きにはその識別データを書込み、消去状態設定手段によ
って消去指示されたときには記憶内容を消去する。した
がって前記時間以内に書込みおよび消去が行われなけれ
ば、自動的に記憶手段は状態が切換わる。これによって
操作者の切換忘れを防止することができ、記憶手段の記
憶内容が不所望に変更されたり消去されたりするおそれ
がなくなる。
【0011】請求項2の本発明に従えば、記憶手段への
書込みまたは記憶内容の消去が完了すると、前記時間以
内であっても、書込可能状態を完了するので、記憶手段
の記憶内容を誤るおそれがなく、また誤って消去してし
まう恐れなどがなくなり、操作性が向上されることにな
る。
書込みまたは記憶内容の消去が完了すると、前記時間以
内であっても、書込可能状態を完了するので、記憶手段
の記憶内容を誤るおそれがなく、また誤って消去してし
まう恐れなどがなくなり、操作性が向上されることにな
る。
【0012】請求項3の本発明に従えば、(a)書込状
態設定手段によって書込可能状態に設定された後から予
め定められる時間以内に、書込みが完了したとき、
(b)書込状態設定手段によって書込可能状態に設定さ
れた後から予め定められる時間以内に、消去状態設定手
段によって消去指示されて記憶手段の記憶内容を消去し
て完了したとき、および(c)書込状態設定手段によっ
て書込可能状態に設定された後から予め定められる時間
以内に、書込みおよび消去をすることなく、前記時間が
経過したとき、書込可能状態を完了する。この書込可能
状態を完了すると、記憶手段を読出可能状態にし、これ
によって送信手段からの識別データを受信して被制御装
置を制御することができる。したがって書込可能状態を
完了した後に、読出可能状態にするために、操作者がさ
らに操作をする必要がなく、このことによってもまた操
作性が向上される。
態設定手段によって書込可能状態に設定された後から予
め定められる時間以内に、書込みが完了したとき、
(b)書込状態設定手段によって書込可能状態に設定さ
れた後から予め定められる時間以内に、消去状態設定手
段によって消去指示されて記憶手段の記憶内容を消去し
て完了したとき、および(c)書込状態設定手段によっ
て書込可能状態に設定された後から予め定められる時間
以内に、書込みおよび消去をすることなく、前記時間が
経過したとき、書込可能状態を完了する。この書込可能
状態を完了すると、記憶手段を読出可能状態にし、これ
によって送信手段からの識別データを受信して被制御装
置を制御することができる。したがって書込可能状態を
完了した後に、読出可能状態にするために、操作者がさ
らに操作をする必要がなく、このことによってもまた操
作性が向上される。
【0013】
【0014】請求項4,5の本発明に従えば、記憶手段
への識別データの書込完了時には、報知手段によって第
1の態様で報知し、たとえば後述の図4および図6のス
テップn13では、ホーン16を2回吹鳴し、図10の
ステップb15では1回吹鳴し、これに対して記憶手段
の記憶内容の消去完了時には、第2の態様で報知し、た
とえば図4および図6のステップm10ではホーン16
を1回吹鳴し、図10のステップb20では1回吹鳴す
る。これによって操作者は記憶手段への書込みと消去と
を区別して知ることができ、操作の誤りを確実に防ぐこ
とができるようになり、またセキュリティの向上につな
がる。請求項4の本発明に従えば、記憶内容消去手段
は、消去状態設定手段によって消去指示されたときに
は、記憶手段に記憶された全ての識別データを消去す
る。
への識別データの書込完了時には、報知手段によって第
1の態様で報知し、たとえば後述の図4および図6のス
テップn13では、ホーン16を2回吹鳴し、図10の
ステップb15では1回吹鳴し、これに対して記憶手段
の記憶内容の消去完了時には、第2の態様で報知し、た
とえば図4および図6のステップm10ではホーン16
を1回吹鳴し、図10のステップb20では1回吹鳴す
る。これによって操作者は記憶手段への書込みと消去と
を区別して知ることができ、操作の誤りを確実に防ぐこ
とができるようになり、またセキュリティの向上につな
がる。請求項4の本発明に従えば、記憶内容消去手段
は、消去状態設定手段によって消去指示されたときに
は、記憶手段に記憶された全ての識別データを消去す
る。
【0015】請求項6の本発明に従えば、報知手段は、
第3の態様で、記憶手段が書込可能状態であることを報
知し、この第3の態様というのは、後述のように発光ダ
イオード15を点灯もしくは点滅する報知の態様であっ
てもよい。こうして報知手段によって第3の態様で報知
されている状態において、送信手段から識別データを送
信して記憶手段に書込むことができ、あるいはまた消去
状態設定手段によって消去指示を入力して記憶内容を消
去手段によって記憶手段の記憶内容を消去することがで
きる。したがって誤操作を防ぐことができ、操作性が向
上されることになる。
第3の態様で、記憶手段が書込可能状態であることを報
知し、この第3の態様というのは、後述のように発光ダ
イオード15を点灯もしくは点滅する報知の態様であっ
てもよい。こうして報知手段によって第3の態様で報知
されている状態において、送信手段から識別データを送
信して記憶手段に書込むことができ、あるいはまた消去
状態設定手段によって消去指示を入力して記憶内容を消
去手段によって記憶手段の記憶内容を消去することがで
きる。したがって誤操作を防ぐことができ、操作性が向
上されることになる。
【0016】請求項7の本発明に従えば、記憶手段への
識別データの書込みが完了して第1の態様で報知が行わ
れたとき、または記憶手段の記憶内容の消去が完了して
第2の態様で報知が行われたときには、書込可能状態で
あることを表す第3の態様での報知を終了し、誤操作を
確実に防ぐ。
識別データの書込みが完了して第1の態様で報知が行わ
れたとき、または記憶手段の記憶内容の消去が完了して
第2の態様で報知が行われたときには、書込可能状態で
あることを表す第3の態様での報知を終了し、誤操作を
確実に防ぐ。
【0017】請求項8の本発明に従えば、記憶手段の書
込可能状態にするために、および記憶手段の消去のため
の予め定める状態に設定するために、図4のステップm
1では第1スイッチ25aをオンし、図6のステップm
1aおよび図10のステップb1では、設定スイッチ3
5をオンし、計時手段による予め定める時間以内に、消
去指示のために、図4のステップm3で第2スイッチ2
5bをオンし、図6のステップm3aおよび図10のス
テップb4において設定スイッチ35を再びオンして、
消去指示する。このことによって、記憶内容の消去を行
うことができる。こうして前述の請求項1の本発明と同
様に、記憶手段の書込/消去を容易に行うことができ、
操作性が向上され、またメンテナンスが向上され、さら
にセキュリティが向上され、さらに構成の簡略化が図ら
れる。第1および第2の予め定められる時間は、等しく
てもよいが、異なっていてもよい。
込可能状態にするために、および記憶手段の消去のため
の予め定める状態に設定するために、図4のステップm
1では第1スイッチ25aをオンし、図6のステップm
1aおよび図10のステップb1では、設定スイッチ3
5をオンし、計時手段による予め定める時間以内に、消
去指示のために、図4のステップm3で第2スイッチ2
5bをオンし、図6のステップm3aおよび図10のス
テップb4において設定スイッチ35を再びオンして、
消去指示する。このことによって、記憶内容の消去を行
うことができる。こうして前述の請求項1の本発明と同
様に、記憶手段の書込/消去を容易に行うことができ、
操作性が向上され、またメンテナンスが向上され、さら
にセキュリティが向上され、さらに構成の簡略化が図ら
れる。第1および第2の予め定められる時間は、等しく
てもよいが、異なっていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の前提となる通信
装置1の簡略化した構成を示すブロック図である。通信
装置1は、いわゆるリモートコントロール装置であっ
て、たとえば自動車のドアの施錠/解錠制御であるキー
レスエントリシステムにて構成されており、送信機2と
受信機3とを含んでいる。
装置1の簡略化した構成を示すブロック図である。通信
装置1は、いわゆるリモートコントロール装置であっ
て、たとえば自動車のドアの施錠/解錠制御であるキー
レスエントリシステムにて構成されており、送信機2と
受信機3とを含んでいる。
【0019】送信機2は、送信回路4から構成され、R
OM5を含んでいる。前記ROM5には、製造段階に
て、それぞれ送信機2に個別に与えられる識別データR
が予め記憶される。こうして前記識別データRは、送信
機毎に固定して設定される。前記識別データRおよび施
錠/解錠を示す制御信号は、送信回路4にてたとえばF
SK変調(Frequency Shift Key 変調)を施し、たとえ
ば30MHzの周波数でアンテナ4aから送出される。
OM5を含んでいる。前記ROM5には、製造段階に
て、それぞれ送信機2に個別に与えられる識別データR
が予め記憶される。こうして前記識別データRは、送信
機毎に固定して設定される。前記識別データRおよび施
錠/解錠を示す制御信号は、送信回路4にてたとえばF
SK変調(Frequency Shift Key 変調)を施し、たとえ
ば30MHzの周波数でアンテナ4aから送出される。
【0020】前述のように受信機3の構成は、自動車の
ドアの施錠/解錠を制御する装置100の構成を含めて
いる。前記装置100は、ドアの施錠を制御するドア制
御回路6と、手動操作によっていずれのドアを施錠する
かを設定するスイッチ群7と、前記スイッチ群7からの
信号を予め定められるレベルの信号に変換するレベル変
換回路8と、さらに入力される信号に基づいてドア制御
回路6へ制御信号を出力する処理回路9とを含んで構成
される。前記処理回路9は、たとえばマイクロコンピュ
ータなどから構成される。前記スイッチ群7としては、
たとえばドアを開閉するドアカーテシスイッチ7a、フ
ードを開閉するフードスイッチ7b、さらにトランクを
開閉するトランクスイッチ7cなどが挙げられる。前記
スイッチ群7からの信号は、レベル変換回路8によって
予め定められるレベル信号に変換され、処理回路9へ与
えられ、前記信号に基づいてドア制御回路6へ制御信号
を出力し、選択されたドアの施錠/解錠を制御する。
ドアの施錠/解錠を制御する装置100の構成を含めて
いる。前記装置100は、ドアの施錠を制御するドア制
御回路6と、手動操作によっていずれのドアを施錠する
かを設定するスイッチ群7と、前記スイッチ群7からの
信号を予め定められるレベルの信号に変換するレベル変
換回路8と、さらに入力される信号に基づいてドア制御
回路6へ制御信号を出力する処理回路9とを含んで構成
される。前記処理回路9は、たとえばマイクロコンピュ
ータなどから構成される。前記スイッチ群7としては、
たとえばドアを開閉するドアカーテシスイッチ7a、フ
ードを開閉するフードスイッチ7b、さらにトランクを
開閉するトランクスイッチ7cなどが挙げられる。前記
スイッチ群7からの信号は、レベル変換回路8によって
予め定められるレベル信号に変換され、処理回路9へ与
えられ、前記信号に基づいてドア制御回路6へ制御信号
を出力し、選択されたドアの施錠/解錠を制御する。
【0021】受信機3は、送信機2から送信される信号
を同調・増幅する受信回路11と、電気的に書込/読出
可能であるEEPROM(Electrically ErasableProgr
amable ROM)12と、さらに前記EEPROM12
を書込可能状態もしくは読出可能状態に設定する設定ス
イッチ13とを含んで構成する。前記受信回路11は波
形整形回路10を介して処理回路9へ接続され、また前
記EEPROM12および設定スイッチ13もまた処理
回路9へ接続されている。たとえば前記設定スイッチ1
3を導通状態に設定すると、前記EEPROM12は書
込可能状態に設定され、前記アンテナ17から受信回路
11を経て入力される識別データRを登録することがで
きる。一方、前記設定スイッチ13が遮断状態に設定さ
れると、前記EEPROM12は読出可能状態に設定さ
れ、送信機2からの信号を受信する毎に前記EEPRO
M12から識別データRを読出し、送信機2からの識別
データと比較し、比較の結果、前記各識別データが同一
である場合には、前記信号に基づいてドアの施錠/解錠
を制御する、いわゆる通常のリモートコントロール制御
を行う。
を同調・増幅する受信回路11と、電気的に書込/読出
可能であるEEPROM(Electrically ErasableProgr
amable ROM)12と、さらに前記EEPROM12
を書込可能状態もしくは読出可能状態に設定する設定ス
イッチ13とを含んで構成する。前記受信回路11は波
形整形回路10を介して処理回路9へ接続され、また前
記EEPROM12および設定スイッチ13もまた処理
回路9へ接続されている。たとえば前記設定スイッチ1
3を導通状態に設定すると、前記EEPROM12は書
込可能状態に設定され、前記アンテナ17から受信回路
11を経て入力される識別データRを登録することがで
きる。一方、前記設定スイッチ13が遮断状態に設定さ
れると、前記EEPROM12は読出可能状態に設定さ
れ、送信機2からの信号を受信する毎に前記EEPRO
M12から識別データRを読出し、送信機2からの識別
データと比較し、比較の結果、前記各識別データが同一
である場合には、前記信号に基づいてドアの施錠/解錠
を制御する、いわゆる通常のリモートコントロール制御
を行う。
【0022】さらに、前記処理回路9には報知手段14
が接続されている。報知手段14としては、たとえば発
光ダイオード(以下、「LED」という。)15やホー
ン16などが挙げられる。なおホーンは、ブザーなどの
音声表示装置であってもよい。前記報知手段14は、前
記EEPROM12が書込可能状態であるか否か、さら
に識別データRの書込みが終了したか否かなどを報知す
る。たとえば書込可能状態に設定されている間はLED
15が点灯もしくは点滅し、また識別データRをEEP
ROM12への書込みが完了すると、ホーン16が吹鳴
する。
が接続されている。報知手段14としては、たとえば発
光ダイオード(以下、「LED」という。)15やホー
ン16などが挙げられる。なおホーンは、ブザーなどの
音声表示装置であってもよい。前記報知手段14は、前
記EEPROM12が書込可能状態であるか否か、さら
に識別データRの書込みが終了したか否かなどを報知す
る。たとえば書込可能状態に設定されている間はLED
15が点灯もしくは点滅し、また識別データRをEEP
ROM12への書込みが完了すると、ホーン16が吹鳴
する。
【0023】図2は、図1の構成の制御動作を説明する
ためのフローチャートである。ステップs1では、設定
スイッチ13が導通状態であるか否かが判断される。す
なわちEEPROM12へ識別データRを書込可能状態
に設定しているか否かが判断される。前記設定スイッチ
13が遮断状態であるならば、処理はステップs6へ進
み、通常のリモートコントロール制御を行う。すなわち
送信機2から送出された識別データRをEEPROM1
2に記憶された識別データと比較し、一致すればドアの
状態を識別し、その結果、ドアが施錠状態であれば解錠
を行い、ドアが解錠状態であれば施錠を行う。このよう
にして送信機2からの信号に応じたドアの施錠/解錠制
御を行う。
ためのフローチャートである。ステップs1では、設定
スイッチ13が導通状態であるか否かが判断される。す
なわちEEPROM12へ識別データRを書込可能状態
に設定しているか否かが判断される。前記設定スイッチ
13が遮断状態であるならば、処理はステップs6へ進
み、通常のリモートコントロール制御を行う。すなわち
送信機2から送出された識別データRをEEPROM1
2に記憶された識別データと比較し、一致すればドアの
状態を識別し、その結果、ドアが施錠状態であれば解錠
を行い、ドアが解錠状態であれば施錠を行う。このよう
にして送信機2からの信号に応じたドアの施錠/解錠制
御を行う。
【0024】前記ステップs1において、設定スイッチ
13が導通状態に設定されると、報知手段14であるL
ED15が点灯し、ステップs3において登録すべき識
別データRが送信機2から送出され、受信回路11によ
って受信されたか否かが判断される。前記判断が否定で
あるならば、処理はステップs4へ進み、前記設定スイ
ッチ13を遮断状態に切換えたか否か、すなわちEEP
ROM12の書込可能状態を解除したか否かを判断す
る。前記設定スイッチ13が遮断状態に切換わっていな
ければ、処理はステップs3へ進み、判断が繰返され
る。こうして、設定スイッチ13を遮断状態に切換える
と、処理はステップs4からステップs5へ進み、前記
書込可能状態が解除されたことにより、報知手段14で
あるLED15が消灯し、前述の通常のリモートコント
ロール制御に復帰する。
13が導通状態に設定されると、報知手段14であるL
ED15が点灯し、ステップs3において登録すべき識
別データRが送信機2から送出され、受信回路11によ
って受信されたか否かが判断される。前記判断が否定で
あるならば、処理はステップs4へ進み、前記設定スイ
ッチ13を遮断状態に切換えたか否か、すなわちEEP
ROM12の書込可能状態を解除したか否かを判断す
る。前記設定スイッチ13が遮断状態に切換わっていな
ければ、処理はステップs3へ進み、判断が繰返され
る。こうして、設定スイッチ13を遮断状態に切換える
と、処理はステップs4からステップs5へ進み、前記
書込可能状態が解除されたことにより、報知手段14で
あるLED15が消灯し、前述の通常のリモートコント
ロール制御に復帰する。
【0025】一方、前記ステップs3において、EEP
ROM12が書込可能状態に設定されている間に、登録
すべき識別データRが受信されると、処理はステップs
7へ進み、処理回路9は書込モードに設定され、ステッ
プs8にてEEPROM12へ識別データRを書込み、
前記書込完了後、報知手段14であるホーン16を一度
吹鳴し、その後ステップs4にて書込可能状態の終了を
判断した後、通常のリモートコントロール制御へ復帰す
る。
ROM12が書込可能状態に設定されている間に、登録
すべき識別データRが受信されると、処理はステップs
7へ進み、処理回路9は書込モードに設定され、ステッ
プs8にてEEPROM12へ識別データRを書込み、
前記書込完了後、報知手段14であるホーン16を一度
吹鳴し、その後ステップs4にて書込可能状態の終了を
判断した後、通常のリモートコントロール制御へ復帰す
る。
【0026】したがって、上述の構成によれば、設定ス
イッチ13を切換えることによって、処理回路9に接続
されるEEPROM12の書込可能状態が設定され、前
記書込可能状態の際に、登録すべき識別データRを送信
機から受信することによって容易に書込登録することが
できる。したがって、たとえば送信機が損失し、新たな
送信機の識別データを登録すべき際であっても、容易に
受信機側のメモリ部品であるEEPROMへ登録するこ
とができる。すなわち、従来のように、新たな識別デー
タを登録するために新たなメモリ部品を受信機側へ取付
けるような煩雑な作業工程を必要とせず、容易な作業工
程でよく、またメンテナンスも向上する。また、識別デ
ータの登録は受信機側から送信機側へ識別データを送信
して行うのではなく、送信機へ予め登録されている識別
データを受信機へ登録して行うので、送信機および受信
機にそれぞれ受信機および送信機を設ける必要がなく、
簡易な構成で実現することができる。さらにまた、報知
手段14を設けているので、前記書込可能状態や書込の
完了など容易に操作者によって確認することができ、操
作性に優れている。また前記設定スイッチは2安定位置
によって構成されるので、操作者は充分状態を確認しな
がら操作を行うことができる。
イッチ13を切換えることによって、処理回路9に接続
されるEEPROM12の書込可能状態が設定され、前
記書込可能状態の際に、登録すべき識別データRを送信
機から受信することによって容易に書込登録することが
できる。したがって、たとえば送信機が損失し、新たな
送信機の識別データを登録すべき際であっても、容易に
受信機側のメモリ部品であるEEPROMへ登録するこ
とができる。すなわち、従来のように、新たな識別デー
タを登録するために新たなメモリ部品を受信機側へ取付
けるような煩雑な作業工程を必要とせず、容易な作業工
程でよく、またメンテナンスも向上する。また、識別デ
ータの登録は受信機側から送信機側へ識別データを送信
して行うのではなく、送信機へ予め登録されている識別
データを受信機へ登録して行うので、送信機および受信
機にそれぞれ受信機および送信機を設ける必要がなく、
簡易な構成で実現することができる。さらにまた、報知
手段14を設けているので、前記書込可能状態や書込の
完了など容易に操作者によって確認することができ、操
作性に優れている。また前記設定スイッチは2安定位置
によって構成されるので、操作者は充分状態を確認しな
がら操作を行うことができる。
【0027】図3は、本発明の第1実施の形態である通
信装置21の簡略化した構成を示すブロック図である。
図1と同一もしくは対応する部分には同一の参照符を付
して示す。通信装置21においては、受信機の構成が前
述とは異なる。すなわち、ドアの施錠を制御する装置1
01の構成においては、処理回路9内にはタイマ24が
設けられ、さらに設定スイッチ25は第1スイッチ25
aおよび第2スイッチ25bから構成される。前述の設
定スイッチ25においては、前述の設定スイッチ13の
ように2安定位置を有さず、個々がいわゆるプッシュス
イッチのように一押圧操作で1パルスの信号が入力され
るように構成されている。
信装置21の簡略化した構成を示すブロック図である。
図1と同一もしくは対応する部分には同一の参照符を付
して示す。通信装置21においては、受信機の構成が前
述とは異なる。すなわち、ドアの施錠を制御する装置1
01の構成においては、処理回路9内にはタイマ24が
設けられ、さらに設定スイッチ25は第1スイッチ25
aおよび第2スイッチ25bから構成される。前述の設
定スイッチ25においては、前述の設定スイッチ13の
ように2安定位置を有さず、個々がいわゆるプッシュス
イッチのように一押圧操作で1パルスの信号が入力され
るように構成されている。
【0028】本実施の形態においては、第1スイッチ2
5aを一旦操作すると、その操作時点からEEPROM
12が書込可能状態に設定されるとともに、タイマ24
によってカウントを開始する。前記タイマ24のカウン
ト値tが予め定められる値T(たとえば5秒)となる
と、前記EEPROM12は自動的に書込可能状態が解
除される。また処理回路9は、前記EEPROM12内
の記憶内容を消去する機能を有している。前記第1スイ
ッチ25aの操作後にタイマ24のカウント値tが前記
予め定められる値Tを経過する前に前記第2スイッチ2
5bが操作されると、EEPROM12の記憶内容が消
去するように構成される。前記設定スイッチ25aが操
作されたと判断するための時間は、たとえば2秒程度に
選択される。
5aを一旦操作すると、その操作時点からEEPROM
12が書込可能状態に設定されるとともに、タイマ24
によってカウントを開始する。前記タイマ24のカウン
ト値tが予め定められる値T(たとえば5秒)となる
と、前記EEPROM12は自動的に書込可能状態が解
除される。また処理回路9は、前記EEPROM12内
の記憶内容を消去する機能を有している。前記第1スイ
ッチ25aの操作後にタイマ24のカウント値tが前記
予め定められる値Tを経過する前に前記第2スイッチ2
5bが操作されると、EEPROM12の記憶内容が消
去するように構成される。前記設定スイッチ25aが操
作されたと判断するための時間は、たとえば2秒程度に
選択される。
【0029】図4は、本発明の第1実施の形態の制御動
作を説明するためのフローチャートである。ステップm
1では、識別データRの登録のために第1スイッチ25
aが一旦操作されたか否かが判断される。前記判断が否
定であるならば、処理はステップm7へ進み、前述のよ
うに通常のリモートコントロール制御を行い、前記判断
が肯定であるならば、ステップm2へ進みEEPROM
12を書込可能状態に設定し、報知手段であるLED1
5を点灯もしくは点滅させ、またタイマ24によるカウ
ントを開始する。
作を説明するためのフローチャートである。ステップm
1では、識別データRの登録のために第1スイッチ25
aが一旦操作されたか否かが判断される。前記判断が否
定であるならば、処理はステップm7へ進み、前述のよ
うに通常のリモートコントロール制御を行い、前記判断
が肯定であるならば、ステップm2へ進みEEPROM
12を書込可能状態に設定し、報知手段であるLED1
5を点灯もしくは点滅させ、またタイマ24によるカウ
ントを開始する。
【0030】その後、ステップm3において第2スイッ
チ25bが操作されたか否かが判断される。前記判断が
否定であるならば、ステップm4にて登録すべき識別デ
ータRが送信機から送信され、受信回路11において受
信されたか否かが判断される。前記ステップm4での判
断が否定であるならば、処理はステップm5へ進み、前
述のステップm2から開始されたカウント値tが予め定
められる値Tを超えたか否かが判断される。前記ステッ
プm5での判断が否定であるならば、処理は再びステッ
プm3へ復帰し、前述のステップm3〜ステップm5の
処理が繰返される。その後前記カウント値tが予め定め
られる値Tを超えると、処理はステップm6へ進み、予
め定められる時間以内に新たな識別データRの書込登録
が行われなかったものと判断し、前記EEPROM12
の書込可能状態を解除し、報知手段であるLED15を
消灯し、前記タイマ24のカウント値tをクリアし、ス
テップm7において前述と同様の通常のリモートコント
ロール制御を行う。
チ25bが操作されたか否かが判断される。前記判断が
否定であるならば、ステップm4にて登録すべき識別デ
ータRが送信機から送信され、受信回路11において受
信されたか否かが判断される。前記ステップm4での判
断が否定であるならば、処理はステップm5へ進み、前
述のステップm2から開始されたカウント値tが予め定
められる値Tを超えたか否かが判断される。前記ステッ
プm5での判断が否定であるならば、処理は再びステッ
プm3へ復帰し、前述のステップm3〜ステップm5の
処理が繰返される。その後前記カウント値tが予め定め
られる値Tを超えると、処理はステップm6へ進み、予
め定められる時間以内に新たな識別データRの書込登録
が行われなかったものと判断し、前記EEPROM12
の書込可能状態を解除し、報知手段であるLED15を
消灯し、前記タイマ24のカウント値tをクリアし、ス
テップm7において前述と同様の通常のリモートコント
ロール制御を行う。
【0031】一方、前記ステップm3においてタイマ2
4のカウント値tが予め定められる値Tに達する以前に
前記第2スイッチ25bが操作されたことが判断される
と、ステップm8においてEEPROM12は消去モー
ドに設定され、ステップm9にて記憶内容が全て消去さ
れ、ステップm10で報知手段であるホーン16を一度
吹鳴し、前述のステップm6へ進む。
4のカウント値tが予め定められる値Tに達する以前に
前記第2スイッチ25bが操作されたことが判断される
と、ステップm8においてEEPROM12は消去モー
ドに設定され、ステップm9にて記憶内容が全て消去さ
れ、ステップm10で報知手段であるホーン16を一度
吹鳴し、前述のステップm6へ進む。
【0032】また前記ステップm4において、前記タイ
マ24のカウント値tが予め定められる値Tに達する前
に、登録すべき識別データRが受信されると、ステップ
m11においてEEPROM12は書込モードに設定さ
れ、前記受信した識別データRをステップm12におい
て書込み、ステップm13において報知手段であるホー
ン16を2度吹鳴し前述のステップm6へ進む。前記ス
テップm10と前記ステップm13とにおいてホーンを
吹鳴する回数が異なるのは、それぞれ吹鳴する目的がE
EPROM12の消去とEEPROM12への書込完了
との違いを明確に操作者へ報知するためである。したが
って、吹鳴回数は本実施の形態においては制限されな
い。
マ24のカウント値tが予め定められる値Tに達する前
に、登録すべき識別データRが受信されると、ステップ
m11においてEEPROM12は書込モードに設定さ
れ、前記受信した識別データRをステップm12におい
て書込み、ステップm13において報知手段であるホー
ン16を2度吹鳴し前述のステップm6へ進む。前記ス
テップm10と前記ステップm13とにおいてホーンを
吹鳴する回数が異なるのは、それぞれ吹鳴する目的がE
EPROM12の消去とEEPROM12への書込完了
との違いを明確に操作者へ報知するためである。したが
って、吹鳴回数は本実施の形態においては制限されな
い。
【0033】こうして上述の実施の形態によれば、図1
の構成と同様に、容易な操作によって送信機の識別デー
タを受信機側に登録することができるとともに、計時手
段であるタイマを用いて予め計時された時間以内に登録
すべき識別データが登録されないと自動的にEEPRO
Mの書込可能状態を解除するので、操作者が不注意など
によってEEPROMを書込可能状態に設定したままと
するような切換忘れを防止することができる。また、E
EPROMへの書込モードと消去モードとが設定スイッ
チの容易な操作によって選択実行することができ、操作
性が非常に高い。さらに第2実施の形態においてはEE
PROMの消去モードが設けられているので、たとえば
操作者が自動車を長い間離れる際に前記EEPROM内
の記憶内容を消去しておくことによって、いかなる識別
データの有する送信機によってもドア制御回路を制御す
ることができず、非常にセキュリティが向上する。
の構成と同様に、容易な操作によって送信機の識別デー
タを受信機側に登録することができるとともに、計時手
段であるタイマを用いて予め計時された時間以内に登録
すべき識別データが登録されないと自動的にEEPRO
Mの書込可能状態を解除するので、操作者が不注意など
によってEEPROMを書込可能状態に設定したままと
するような切換忘れを防止することができる。また、E
EPROMへの書込モードと消去モードとが設定スイッ
チの容易な操作によって選択実行することができ、操作
性が非常に高い。さらに第2実施の形態においてはEE
PROMの消去モードが設けられているので、たとえば
操作者が自動車を長い間離れる際に前記EEPROM内
の記憶内容を消去しておくことによって、いかなる識別
データの有する送信機によってもドア制御回路を制御す
ることができず、非常にセキュリティが向上する。
【0034】図5は、本発明の第2実施の形態である通
信装置31の簡略化した構成を示すブロック図である。
図3と同一もしくは対応する部分には同一の参照符を付
して示す。第3実施の形態における通信装置31には、
ドアの施錠を制御する装置102の構成において、処理
回路9に接続される設定スイッチ35は1つのプッシュ
スイッチによって構成される。すなわち、前記第2実施
の形態においては、EEPROM12を書込可能状態に
設定する際に第1スイッチ25aを操作し、さらに予め
定められる時間以内に前記EEPROM12を消去モー
ドに設定する際に第2スイッチ25bが操作されている
けれども、前記第1スイッチ25aおよび第2スイッチ
25bを1つの設定スイッチ35によって兼用して構成
してもよい。すなわち前記EEPROM12を書込可能
状態に設定する際には、前記設定スイッチ35が一旦操
作され、そのときタイマ24のカウント値tが開始さ
れ、予め定められる時間以内に再度設定スイッチ35を
操作することによって、前記EEPROM12の記憶内
容が消去される消去モードに設定されるように構成すれ
ばよい。なお、タイマ24によるカウント値tが予め定
められる値Tを超えるまでに前記設定スイッチ35の2
度目の操作が行われなければ、自動的にEEPROM1
2の書込可能状態を解除するように構成する。
信装置31の簡略化した構成を示すブロック図である。
図3と同一もしくは対応する部分には同一の参照符を付
して示す。第3実施の形態における通信装置31には、
ドアの施錠を制御する装置102の構成において、処理
回路9に接続される設定スイッチ35は1つのプッシュ
スイッチによって構成される。すなわち、前記第2実施
の形態においては、EEPROM12を書込可能状態に
設定する際に第1スイッチ25aを操作し、さらに予め
定められる時間以内に前記EEPROM12を消去モー
ドに設定する際に第2スイッチ25bが操作されている
けれども、前記第1スイッチ25aおよび第2スイッチ
25bを1つの設定スイッチ35によって兼用して構成
してもよい。すなわち前記EEPROM12を書込可能
状態に設定する際には、前記設定スイッチ35が一旦操
作され、そのときタイマ24のカウント値tが開始さ
れ、予め定められる時間以内に再度設定スイッチ35を
操作することによって、前記EEPROM12の記憶内
容が消去される消去モードに設定されるように構成すれ
ばよい。なお、タイマ24によるカウント値tが予め定
められる値Tを超えるまでに前記設定スイッチ35の2
度目の操作が行われなければ、自動的にEEPROM1
2の書込可能状態を解除するように構成する。
【0035】図6は、第2実施の形態の制御動作を説明
するためのフローチャートである。図4に示されるフロ
ーチャートと同一もしくは対応する部分には同一の参照
符を付して示す。前述のように2つの設定スイッチ25
a,25bが1つの設定スイッチ35によって置換され
ているので、図4に示されるステップm1が図6のステ
ップm1aに置換され、設定スイッチ35が一旦操作さ
れたか否かの判断となる。また前記図4におけるステッ
プm3における第2スイッチ25bの操作の判断が図6
ではステップm3aにおいて、設定スイッチ35の2度
目の操作が行われたか否かの判断に置換されることにな
る。その他の処理動作は、図4に示される処理と同様で
あり、ここでは省略する。
するためのフローチャートである。図4に示されるフロ
ーチャートと同一もしくは対応する部分には同一の参照
符を付して示す。前述のように2つの設定スイッチ25
a,25bが1つの設定スイッチ35によって置換され
ているので、図4に示されるステップm1が図6のステ
ップm1aに置換され、設定スイッチ35が一旦操作さ
れたか否かの判断となる。また前記図4におけるステッ
プm3における第2スイッチ25bの操作の判断が図6
ではステップm3aにおいて、設定スイッチ35の2度
目の操作が行われたか否かの判断に置換されることにな
る。その他の処理動作は、図4に示される処理と同様で
あり、ここでは省略する。
【0036】上述の第2実施の形態に従えば、第1実施
の形態において構成していた2つの操作スイッチが1つ
の操作スイッチで兼用されるので、設定スイッチの装置
内での占有量が小さくなるとともに、部品点数の節約に
もつながる。
の形態において構成していた2つの操作スイッチが1つ
の操作スイッチで兼用されるので、設定スイッチの装置
内での占有量が小さくなるとともに、部品点数の節約に
もつながる。
【0037】なお、前記第1実施の形態および第2実施
の形態におけるスイッチはモーメンタリスイッチであっ
てもよい。
の形態におけるスイッチはモーメンタリスイッチであっ
てもよい。
【0038】図7は、本発明の第3実施の形態である通
信装置41の簡略化した構成を示すブロック図である。
図5と同一もしくは対応する部分には同一の参照符を付
して示す。第3実施の形態は、送信機42は複数個(本
実施の形態においてはn個)設けられている場合であっ
て、各送信回路51〜5nのROM61〜6nにはそれ
ぞれ異なる独立の識別データR1〜Rnが個々に登録さ
れている場合を想定する。このように複数個の送信機4
2が設けられている場合には、各送信機のいずれであっ
てもリモートコントロール制御を行うことができるよう
に、前記各送信機に割当てられる識別データR1〜Rn
は全てEEPROM12内に登録される必要がある。
信装置41の簡略化した構成を示すブロック図である。
図5と同一もしくは対応する部分には同一の参照符を付
して示す。第3実施の形態は、送信機42は複数個(本
実施の形態においてはn個)設けられている場合であっ
て、各送信回路51〜5nのROM61〜6nにはそれ
ぞれ異なる独立の識別データR1〜Rnが個々に登録さ
れている場合を想定する。このように複数個の送信機4
2が設けられている場合には、各送信機のいずれであっ
てもリモートコントロール制御を行うことができるよう
に、前記各送信機に割当てられる識別データR1〜Rn
は全てEEPROM12内に登録される必要がある。
【0039】前記EEPROM12内は、複数の記憶領
域に区分されている。本実施の形態では、一例としてk
領域に区分されているものと想定する。したがって、E
EPROM12へは領域数と同一のk個の識別データR
を書込登録することができる。本実施の形態において
は、前記領域数kを超える識別データRを登録する際に
は、最も新たに登録した識別データほど優先するように
登録順序を構成する。
域に区分されている。本実施の形態では、一例としてk
領域に区分されているものと想定する。したがって、E
EPROM12へは領域数と同一のk個の識別データR
を書込登録することができる。本実施の形態において
は、前記領域数kを超える識別データRを登録する際に
は、最も新たに登録した識別データほど優先するように
登録順序を構成する。
【0040】図8は、EEPROM12の記憶領域の登
録順序を説明するための図である。記憶領域はk個あ
り、参照符としてM1〜Mkが付されている。図8
(1)は、最初の識別データR1が記憶領域M1に登録
された状態を示している。続いて識別データR2が登録
されるように前述の設定スイッチ35などが操作される
と、前記記憶領域M1に登録されていた識別データR1
は隣接する記憶領域M2へシフトされ、その後クリアさ
れた記憶領域M1へ登録すべき新たな識別データR2が
書込登録される。以後順に新たな登録毎に既に登録され
ている識別データRは順次隣接する記憶領域へシフトさ
れ、こうしてk個の識別データが登録されると、図8
(3)のようにk個の記憶領域M1〜Mkにはk個の識
別データR1〜Rkがそれぞれ登録される。さらに、新
たな識別データR(k+1)が登録される場合には、最
も早く登録された識別データR1が最端部の記憶領域M
kからクリアされる。その後前述のように順次的にシフ
トされ、最も新たな識別データR(k+1)が記憶領域
M1へ書込登録される。こうして最も新たな識別データ
を優先してEEPROM12内に登録できるように構成
する。
録順序を説明するための図である。記憶領域はk個あ
り、参照符としてM1〜Mkが付されている。図8
(1)は、最初の識別データR1が記憶領域M1に登録
された状態を示している。続いて識別データR2が登録
されるように前述の設定スイッチ35などが操作される
と、前記記憶領域M1に登録されていた識別データR1
は隣接する記憶領域M2へシフトされ、その後クリアさ
れた記憶領域M1へ登録すべき新たな識別データR2が
書込登録される。以後順に新たな登録毎に既に登録され
ている識別データRは順次隣接する記憶領域へシフトさ
れ、こうしてk個の識別データが登録されると、図8
(3)のようにk個の記憶領域M1〜Mkにはk個の識
別データR1〜Rkがそれぞれ登録される。さらに、新
たな識別データR(k+1)が登録される場合には、最
も早く登録された識別データR1が最端部の記憶領域M
kからクリアされる。その後前述のように順次的にシフ
トされ、最も新たな識別データR(k+1)が記憶領域
M1へ書込登録される。こうして最も新たな識別データ
を優先してEEPROM12内に登録できるように構成
する。
【0041】図9は、前記シフト処理の制御動作を説明
するためのフローチャートである。前記シフト処理が開
始するとステップa1において一方端部の記憶領域Mk
の記憶内容をクリアする。すなわち最も早く入力され、
前記一方端部までシフトされてきた識別データを消去す
る。その後ステップa2へ進み、前記クリアされた記憶
領域Mkへ隣接する記憶領域M(k−1)の記憶内容を
シフトし、以後順次的にシフト処理を繰返し、その後ス
テップakにおいて記憶領域M2へ他方端部の記憶領域
M1の記憶内容をシフトし、こうして新たに登録すべき
識別データが登録されるべき記憶領域M1を確保し、こ
のシフト処理は終了する。
するためのフローチャートである。前記シフト処理が開
始するとステップa1において一方端部の記憶領域Mk
の記憶内容をクリアする。すなわち最も早く入力され、
前記一方端部までシフトされてきた識別データを消去す
る。その後ステップa2へ進み、前記クリアされた記憶
領域Mkへ隣接する記憶領域M(k−1)の記憶内容を
シフトし、以後順次的にシフト処理を繰返し、その後ス
テップakにおいて記憶領域M2へ他方端部の記憶領域
M1の記憶内容をシフトし、こうして新たに登録すべき
識別データが登録されるべき記憶領域M1を確保し、こ
のシフト処理は終了する。
【0042】図10は、第3実施の形態の制御動作を説
明するためのフローチャートである。ステップb1で
は、設定スイッチ35の1回目の操作が行われたか否か
が判断される。前記判断が否定であるならば、処理はス
テップb17へ進み、前述の通常のリモートコントロー
ル制御が行われ、再度ステップb1が実行される。一
方、前記判断が肯定であるならば、処理はステップb2
へ進み、EEPROM12を書込可能状態に設定し、報
知手段としてLED15を点灯もしくは点滅し、タイマ
24のカウントを開始し、ステップb3において、前記
カウント値tが予め定められる値Tを超えたか否かを判
断する。
明するためのフローチャートである。ステップb1で
は、設定スイッチ35の1回目の操作が行われたか否か
が判断される。前記判断が否定であるならば、処理はス
テップb17へ進み、前述の通常のリモートコントロー
ル制御が行われ、再度ステップb1が実行される。一
方、前記判断が肯定であるならば、処理はステップb2
へ進み、EEPROM12を書込可能状態に設定し、報
知手段としてLED15を点灯もしくは点滅し、タイマ
24のカウントを開始し、ステップb3において、前記
カウント値tが予め定められる値Tを超えたか否かを判
断する。
【0043】前記判断が否定であるならば、処理はステ
ップb4へ進み、前記設定スイッチ35の2度目の操作
が行われたか否かが判断される。前記ステップb4の判
断が否定であるならば、さらに処理はステップb5へ進
み、登録すべき識別データRを受信したか否かを判断す
る。前記判断が否定であるならば、処理は再度ステップ
b3に戻り前記カウント値tと予め定められる値Tとの
判断が行われ、ステップb3〜ステップb5の処理が繰
返される。
ップb4へ進み、前記設定スイッチ35の2度目の操作
が行われたか否かが判断される。前記ステップb4の判
断が否定であるならば、さらに処理はステップb5へ進
み、登録すべき識別データRを受信したか否かを判断す
る。前記判断が否定であるならば、処理は再度ステップ
b3に戻り前記カウント値tと予め定められる値Tとの
判断が行われ、ステップb3〜ステップb5の処理が繰
返される。
【0044】前記ステップb5において、登録すべき識
別データRが受信されると、ステップb6において処理
回路9内に予め設けられ、「0」であつた受信カウンタ
Cの値を+1加算して更新し、ステップb7において前
記受信カウンタCの値が「1」であるか否かを判断す
る。前記受信カウンタCが「1」であるならば、処理は
ステップb8へ進み、処理回路9を書込モードに設定
し、受信した識別データRをステップb9においてEE
PROM12へ書込み、再び処理はステップb3へ復帰
する。
別データRが受信されると、ステップb6において処理
回路9内に予め設けられ、「0」であつた受信カウンタ
Cの値を+1加算して更新し、ステップb7において前
記受信カウンタCの値が「1」であるか否かを判断す
る。前記受信カウンタCが「1」であるならば、処理は
ステップb8へ進み、処理回路9を書込モードに設定
し、受信した識別データRをステップb9においてEE
PROM12へ書込み、再び処理はステップb3へ復帰
する。
【0045】一般に、送信機から送出される識別データ
Rは複数回にわたって同一レベルで送出され、確実に受
信機側で前記識別データRを判断し登録できるように構
成している。したがって、前記ステップb3〜ステップ
b7の処理が繰返されている間において、前記ステップ
b7にて、受信カウンタCの値が「1」でなければ、処
理はステップb10へ進み、その時点において受信した
識別データRが前回受信した識別データRと同一である
か否かを判断し、前記判断が肯定であるならば、ステッ
プb11において受信カウンタCに新たに「1」を設定
し、処理はステップb3へ復帰し、前述のステップb3
〜b7,b10,b11の処理を繰返す。
Rは複数回にわたって同一レベルで送出され、確実に受
信機側で前記識別データRを判断し登録できるように構
成している。したがって、前記ステップb3〜ステップ
b7の処理が繰返されている間において、前記ステップ
b7にて、受信カウンタCの値が「1」でなければ、処
理はステップb10へ進み、その時点において受信した
識別データRが前回受信した識別データRと同一である
か否かを判断し、前記判断が肯定であるならば、ステッ
プb11において受信カウンタCに新たに「1」を設定
し、処理はステップb3へ復帰し、前述のステップb3
〜b7,b10,b11の処理を繰返す。
【0046】前記ステップb10において受信された識
別データが、前回受信したEEPROM12へ登録した
識別データと異なっていると判断されると、処理はステ
ップb12へ進み、前述した図9に示されるシフト処理
を施し、他方端部の記憶領域M1を確保し、ステップb
13において処理回路9を書込モードに設定し、ステッ
プb14において新たな識別データRを前記記憶領域M
1へ書込む。その後、ステップb15にて報知手段14
であるホーン16を1回吹鳴し、ステップb1にてEE
PROM12の書込可能状態を解除し、報知手段14で
あるLED15を消灯し、タイマ24のカウント値tを
クリアする。その結果、処理回路9はステップb17に
て通常のリモートコントロール制御が行われ、処理は再
びステップb1へ復帰する。
別データが、前回受信したEEPROM12へ登録した
識別データと異なっていると判断されると、処理はステ
ップb12へ進み、前述した図9に示されるシフト処理
を施し、他方端部の記憶領域M1を確保し、ステップb
13において処理回路9を書込モードに設定し、ステッ
プb14において新たな識別データRを前記記憶領域M
1へ書込む。その後、ステップb15にて報知手段14
であるホーン16を1回吹鳴し、ステップb1にてEE
PROM12の書込可能状態を解除し、報知手段14で
あるLED15を消灯し、タイマ24のカウント値tを
クリアする。その結果、処理回路9はステップb17に
て通常のリモートコントロール制御が行われ、処理は再
びステップb1へ復帰する。
【0047】一方、前記ステップb3において、設定ス
イッチ35の1度目の操作から開始されたタイマ24の
カウント値tが予め定められる値Tを超えると、処理は
ステップb16へ進み、自動的にEEPROM12への
書込可能状態を解除し、LED15を消灯しタイマ24
のカウント値tをクリアし、通常のリモートコントロー
ル制御を行う。
イッチ35の1度目の操作から開始されたタイマ24の
カウント値tが予め定められる値Tを超えると、処理は
ステップb16へ進み、自動的にEEPROM12への
書込可能状態を解除し、LED15を消灯しタイマ24
のカウント値tをクリアし、通常のリモートコントロー
ル制御を行う。
【0048】さらに、前記ステップb14において、前
記タイマ24のカウント値tが予め定められる値Tへ達
する前に設定スイッチ35の2度目の操作が行われる
と、ステップb18において処理回路9は消去モードに
設定され、ステップb19にてEEPROM12の記憶
内容を全て消去し、ステップb20にて、全ての記憶内
容の消去が完了したことを報知手段14であるホーン1
6を2回吹鳴することによって報知し、処理はステップ
b16へ進む。
記タイマ24のカウント値tが予め定められる値Tへ達
する前に設定スイッチ35の2度目の操作が行われる
と、ステップb18において処理回路9は消去モードに
設定され、ステップb19にてEEPROM12の記憶
内容を全て消去し、ステップb20にて、全ての記憶内
容の消去が完了したことを報知手段14であるホーン1
6を2回吹鳴することによって報知し、処理はステップ
b16へ進む。
【0049】したがって上述の第3実施の形態に従え
ば、最も早く登録されていた識別データは需要性が低い
ものと考えられ、前記識別データよりもむしろ最も新た
に登録されるべき識別データを優先してEEPROMへ
登録するように構成しているので、操作性が格段に向上
する。
ば、最も早く登録されていた識別データは需要性が低い
ものと考えられ、前記識別データよりもむしろ最も新た
に登録されるべき識別データを優先してEEPROMへ
登録するように構成しているので、操作性が格段に向上
する。
【0050】したがって上述の実施の形態によれば、製
造工程での送信機の識別データの受信機側への登録およ
び管理を格段に簡素化することができる。またたとえ送
信機が紛失し、新たな識別データを有する送信機を補給
する際であっても、前記新たな識別データの受信機側へ
の書込登録を容易に実行することができるので、メンテ
ナンスが容易である。また前記EEPROMへの書込可
能な状態は報知手段によって操作者に報知されるので、
操作者は操作の誤認をすることがなく、操作性が高い。
また、2安定位置を有する設定スイッチによって前記E
EPROMの書込/読出可能状態を切換えることができ
るので、操作が簡単である。また前記EEPROMの記
憶内容を消去モードにて消去することができるように構
成することによって、操作者が自動車を長い間離れてい
る際に、他の送信機によってたとえばドアの開閉が制御
されるようなこともなく、セキュリティは非常に高い。
造工程での送信機の識別データの受信機側への登録およ
び管理を格段に簡素化することができる。またたとえ送
信機が紛失し、新たな識別データを有する送信機を補給
する際であっても、前記新たな識別データの受信機側へ
の書込登録を容易に実行することができるので、メンテ
ナンスが容易である。また前記EEPROMへの書込可
能な状態は報知手段によって操作者に報知されるので、
操作者は操作の誤認をすることがなく、操作性が高い。
また、2安定位置を有する設定スイッチによって前記E
EPROMの書込/読出可能状態を切換えることができ
るので、操作が簡単である。また前記EEPROMの記
憶内容を消去モードにて消去することができるように構
成することによって、操作者が自動車を長い間離れてい
る際に、他の送信機によってたとえばドアの開閉が制御
されるようなこともなく、セキュリティは非常に高い。
【0051】さらに前記設定スイッチをタイマと共働し
て機能させることによって、部品点数の減少を図ること
ができるとともに、操作者のスイッチの切換忘れの防止
を図ることができる。また複数の登録すべき識別データ
が存在する場合には、最も早く登録された識別データは
需要性が低いものと判断することができるので、より需
要性の高い新たな識別データを優先して登録することが
でき、操作性が高い。
て機能させることによって、部品点数の減少を図ること
ができるとともに、操作者のスイッチの切換忘れの防止
を図ることができる。また複数の登録すべき識別データ
が存在する場合には、最も早く登録された識別データは
需要性が低いものと判断することができるので、より需
要性の高い新たな識別データを優先して登録することが
でき、操作性が高い。
【0052】また本実施の形態においては、リモートコ
ントロール制御が行われる制御装置としてドアの施錠/
解錠状態を制御する装置に関連して説明しているけれど
も、このことは本発明において制限されることではな
い。
ントロール制御が行われる制御装置としてドアの施錠/
解錠状態を制御する装置に関連して説明しているけれど
も、このことは本発明において制限されることではな
い。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、通信装置に備
わる記憶手段を書込状態設定手段にて書込可能状態に設
定することによって容易に複数の識別データを書込登録
することができるので、識別データの管理および登録を
容易な作業工程で実現することができる。また前記識別
データを送出する送信手段を紛失した場合であって、新
たな識別データを有する送信手段を補給する際であって
も、容易に前記識別データを書込登録することができ、
メンテナンスが格段に向上する。また、識別データの登
録は、受信手段側から送信手段側へ識別データを送信し
て行うのではなく、送信手段に予め登録されている識別
データを用いるので、送信手段および受信手段にそれぞ
れ受信手段および送信手段を設ける必要がなく、簡易な
構成で実現することができる。
わる記憶手段を書込状態設定手段にて書込可能状態に設
定することによって容易に複数の識別データを書込登録
することができるので、識別データの管理および登録を
容易な作業工程で実現することができる。また前記識別
データを送出する送信手段を紛失した場合であって、新
たな識別データを有する送信手段を補給する際であって
も、容易に前記識別データを書込登録することができ、
メンテナンスが格段に向上する。また、識別データの登
録は、受信手段側から送信手段側へ識別データを送信し
て行うのではなく、送信手段に予め登録されている識別
データを用いるので、送信手段および受信手段にそれぞ
れ受信手段および送信手段を設ける必要がなく、簡易な
構成で実現することができる。
【0054】また本発明によれば、消去状態設定手段に
よって記憶手段に消去指示を与えることができるので、
前記通信装置による制御が不必要である場合には、記憶
手段内の記憶内容である識別データを全て容易に消去す
ることができ、セキュリティが非常に高い。
よって記憶手段に消去指示を与えることができるので、
前記通信装置による制御が不必要である場合には、記憶
手段内の記憶内容である識別データを全て容易に消去す
ることができ、セキュリティが非常に高い。
【0055】また本発明によれば、書込状態設定手段に
よる記憶手段の書込/読出可能状態の切換えを計時手段
と共働して行うので、書込状態設定手段の構成を簡略化
し部品点数の節約につながるとともに、操作者によるス
イッチング状態の切換忘れを防止することができる。
よる記憶手段の書込/読出可能状態の切換えを計時手段
と共働して行うので、書込状態設定手段の構成を簡略化
し部品点数の節約につながるとともに、操作者によるス
イッチング状態の切換忘れを防止することができる。
【0056】請求項2の本発明によれば、記憶手段の書
込/消去が完了すると、計時手段による予め定められる
時間が残っていたとしても、書込可能状態を完了するの
で、識別データを誤って記憶させたり、記憶内容を誤っ
て消去したりするおそれがなくなり、誤操作が防がれ、
このことによってもまたセキュリティが向上されること
になる。
込/消去が完了すると、計時手段による予め定められる
時間が残っていたとしても、書込可能状態を完了するの
で、識別データを誤って記憶させたり、記憶内容を誤っ
て消去したりするおそれがなくなり、誤操作が防がれ、
このことによってもまたセキュリティが向上されること
になる。
【0057】請求項3の本発明によれば、記憶手段の書
込/消去が完了し、または計時手段による前記時間が経
過し、これによって書込可能状態が完了すると、記憶手
段は自動的に読出可能状態に設定されるので、その後、
送信手段から識別データを送出することによって受信手
段は被制御装置を制御することができ、したがって操作
性が向上するとともに、操作者のスイッチなどの切換忘
れを防止することができる。
込/消去が完了し、または計時手段による前記時間が経
過し、これによって書込可能状態が完了すると、記憶手
段は自動的に読出可能状態に設定されるので、その後、
送信手段から識別データを送出することによって受信手
段は被制御装置を制御することができ、したがって操作
性が向上するとともに、操作者のスイッチなどの切換忘
れを防止することができる。
【0058】
【0059】請求項4,5の本発明によれば、記憶手段
の書込/消去の各完了時に、第1および第2の各態様で
報知手段によって報知されるので、操作者は書込/消去
を確認することができ、このことによってもまたセキュ
リティを向上することができる。また請求項4の本発明
によれば、記憶内容消去手段は、消去状態設定手段によ
って消去指示されたときには、記憶手段に記憶された全
ての識別データを消去する。したがって単一の受信機に
対し複数の送信機の識別データをそれぞれ登録している
場合、たとえば1回の操作で、全データを消去すること
ができ、操作性が良好である。
の書込/消去の各完了時に、第1および第2の各態様で
報知手段によって報知されるので、操作者は書込/消去
を確認することができ、このことによってもまたセキュ
リティを向上することができる。また請求項4の本発明
によれば、記憶内容消去手段は、消去状態設定手段によ
って消去指示されたときには、記憶手段に記憶された全
ての識別データを消去する。したがって単一の受信機に
対し複数の送信機の識別データをそれぞれ登録している
場合、たとえば1回の操作で、全データを消去すること
ができ、操作性が良好である。
【0060】請求項6の本発明によれば、報知手段によ
って第3の態様で報知されている状態において、記憶手
段の書込/消去を行うことができるので、操作性の向上
を図ることができ、誤操作を防ぐことができる。
って第3の態様で報知されている状態において、記憶手
段の書込/消去を行うことができるので、操作性の向上
を図ることができ、誤操作を防ぐことができる。
【0061】請求項7の本発明によれば、記憶手段の書
込/消去を完了して第1または第2の各態様で報知する
と、書込可能状態であることを表す第3の態様での報知
を終了し、操作性の向上を図ることができる。
込/消去を完了して第1または第2の各態様で報知する
と、書込可能状態であることを表す第3の態様での報知
を終了し、操作性の向上を図ることができる。
【0062】請求項8の本発明によれば、前述の請求項
1の本発明と同様に、メンテナンスの向上、構成の簡略
化、セキュリティの向上、操作性の向上などを図ること
が、同様に、可能となる。
1の本発明と同様に、メンテナンスの向上、構成の簡略
化、セキュリティの向上、操作性の向上などを図ること
が、同様に、可能となる。
【図1】本発明の前提となる通信装置1の簡略化した構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】図1の構成の制御動作を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】本発明の第1実施の形態である通信装置21の
簡略化した構成を示すブロック図である。
簡略化した構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施の形態の制御動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】本発明の第2実施の形態である通信装置31の
簡略化した構成を示すブロック図である。
簡略化した構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施の形態の制御動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明の第3実施の形態である通信装置41の
簡略化した構成を示すブロック図である。
簡略化した構成を示すブロック図である。
【図8】EEPROM12の記憶領域の登録順序を説明
するための図である。
するための図である。
【図9】シフト処理の制御動作を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図10】第3実施の形態の制御動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
1,21,31,41 通信装置 2,42 送信機 3,23,33 受信機 9 処理回路 11 受信回路 12 EEPROM 13,25,35 設定スイッチ 14 報知手段 15 発光ダイオード(LED) 16 ホーン 24 タイマ 25a 第1スイッチ 25b 第2スイッチ R 識別データ t カウント値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−101771(JP,A) 特開 昭63−241282(JP,A) 特開 平1−192974(JP,A) 特公 昭56−29079(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 19/00 B60R 25/00 606 E05B 65/20 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 311
Claims (8)
- 【請求項1】 予め定められる識別データを送出する送
信手段と、 複数の前記識別データを書込/読出可能な記憶手段と、 前記記憶手段を書込可能状態に設定するか読出可能状態
に設定するかを選択する書込状態設定手段と、 前記記憶手段の記憶内容の消去指示を入力する消去状態
設定手段と、 前記書込状態設定手段の書込可能状態操作後の時間を計
時する計時手段と、 前記書込状態設定手段によって前記記憶手段が書込可能
状態に設定されかつ計時手段による予め定められる時間
以内に前記送信手段から送出される識別データを受信し
たときには、その識別データを前記記憶手段に書込み、
前記書込状態設定手段によって前記記憶手段が読出可能
状態に設定されたときには、前記送信手段から送出され
る識別データを前記記憶手段に記憶された識別データと
比較し、両者が一致したときに被制御装置を制御する受
信手段と、 前記書込状態設定手段によって記憶手段が書込可能状態
に設定されかつ計時手段による予め定められる時間以内
に消去状態設定手段によって消去指示されたときには、
前記記憶手段に記憶された全ての識別データを消去する
記憶内容消去手段とを含むことを特徴とする識別データ
を書込可能な通信装置。 - 【請求項2】 受信手段は、記憶手段への書込みが完了
したとき、および全ての識別データの消去が完了したと
き、書込可能状態を完了することを特徴とする請求項1
記載の識別データを書込可能な通信装置。 - 【請求項3】 受信手段は、書込可能状態を完了すると
ともに、記憶手段を読出可能状態に設定することを特徴
とする請求項1または2記載の識別データを書込可能な
通信装置。 - 【請求項4】 予め定められる識別データを送出する送
信手段と、 複数の前記識別データを書込/読出可能な記憶手段と、 前記記憶手段を書込可能状態に設定するか読出可能状態
に設定するかを選択する書込状態設定手段と、 前記書込状態設定手段によって記憶手段が書込状態に設
定されたときには、前記送信手段から送出される識別デ
ータを前記記憶手段に書込み、前記書込状態設定手段に
よって記憶手段が読出状態に設定されたときには、前記
送信手段から送出される識別データを前記記憶手段に記
憶された識別データと比較し、両者が一致したときに被
制御装置を制御する受信手段と、 前記記憶手段の記憶内容の消去指示を入力する消去状態
設定手段と、 消去状態設定手段の出力に応答し、消去状態設定手段に
よって消去指示されたときには、前記記憶手段に記憶さ
れた全ての識別データを消去する記憶内容消去手段と、 受信手段と記憶内容消去手段の出力に応答し、識別デー
タの記憶手段への書込を完了したときには、第1の態様
で報知し、記憶内容消去手段による記憶手段の記憶内容
の消去が完了したときには、第1の態様とは異なる第2
の態様で報知する報知手段とを含むことを特徴とする識
別データを書込可能な通信装置。 - 【請求項5】 予め定められる識別データを送出する送
信手段と、 複数の前記識別データを書込/読出可能な記憶手段と、 前記記憶手段を書込可能状態に設定するか読出可能状態
に設定するかを選択する書込状態設定手段と、 前記書込状態設定手段によって記憶手段が書込状態に設
定されたときには、前記送信手段から送出される識別デ
ータを前記記憶手段に書込み、前記書込状態設定手段に
よって記憶手段が読出状態に設定されたときには、前記
送信手段から送出される識別データを前記記憶手段に記
憶された識別データと比較し、両者が一致したときに被
制御装置を制御する受信手段と、 前記記憶手段の記憶内容の消去指示を入力する消去状態
設定手段と、 消去状態設定手段の出力に応答し、消去状態設定手段に
よって消去指示されたときには、前記記憶内容に記憶さ
れた全ての識別データを消去する記憶内容消去手段と、 受信手段と記憶内容消去手段の出力に応答し、識別デー
タの記憶手段への書込を完了したときには、第1の態様
で報知し、記憶内容消去手段による記憶手段の記憶内容
の消去が完了したときには、第1の態様とは異なる第2
の態様で報知する報知手段とを含むことを特徴とする識
別データを書込可能な通信装置。 - 【請求項6】 記憶内容消去手段は、書込状態設定手段
によって設定された書込可能状態にあるとき、消去状態
設定手段によって消去指示されると、記憶手段の記憶内
容を消去し、 報知手段は、記憶手段が書込可能状態であることを、そ
の書込可能状態である期間に亘って第1および第2の態
様とは異なる第3の態様で報知することを特徴とする請
求項5記載の識別データを書込可能な通信装置。 - 【請求項7】 書込み完了時および消去完了時には、書
込可能状態を完了し、第1および第2の各態様で報知し
たとき、第3の態様での報知を終了することを特徴とす
る請求項6記載の識別データを書込可能な通信装置。 - 【請求項8】 予め定められる識別データを送出する送
信手段と、 前記識別データを書込/読出可能な記憶手段と、 前記記憶手段を書込可能状態、読出可能状態または消去
するかを操作して選択する状態設定手段と、 前記状態設定手段の書込可能状態および消去のための予
め定める状態操作後の時間を計時する計時手段と、 前記状態設定手段によって前記記憶手段が書込可能状態
に設定されかつ計時手段による第1の予め定められる時
間以内に前記送信手段から送出される識別データを受信
したときには、その識別データを前記記憶手段に書込
み、前記状態設定手段によって前記記憶手段が読出可能
状態に設定されたときには、前記送信手段から送出され
る識別データを前記記憶手段に記憶された識別データと
比較し、両者が一致したときに被制御装置を制御する受
信手段と、 前記状態設定手段によって記憶手段の消去のための予め
定める状態に設定された後から計時手段による第2の予
め定められる時間以内に、状態設定手段によって消去指
示されたときには、記憶手段の記憶内容を消去する記憶
内容消去手段とを含むことを特徴とする識別データを書
込可能な通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23237396A JP3071148B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 識別データを書込可能な通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23237396A JP3071148B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 識別データを書込可能な通信装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20731289A Division JPH0771337B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 識別データを書込可能な通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125770A JPH09125770A (ja) | 1997-05-13 |
JP3071148B2 true JP3071148B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=16938217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23237396A Expired - Lifetime JP3071148B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 識別データを書込可能な通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071148B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4497714B2 (ja) * | 2000-12-22 | 2010-07-07 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置の通信システム及び開閉体側通信装置 |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23237396A patent/JP3071148B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09125770A (ja) | 1997-05-13 |
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