JP3070911U - 携帯用通信機器に於ける電磁波モニタ―装置 - Google Patents

携帯用通信機器に於ける電磁波モニタ―装置

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JP3070911U
JP3070911U JP2000000668U JP2000000668U JP3070911U JP 3070911 U JP3070911 U JP 3070911U JP 2000000668 U JP2000000668 U JP 2000000668U JP 2000000668 U JP2000000668 U JP 2000000668U JP 3070911 U JP3070911 U JP 3070911U
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宮本  勇
英央 村上
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マイルストーン電子株式会社
ミューテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信様媒体としての電磁波が高周波に遷
移しても、人間の知覚に感知しうる状態で必要な報知手
段を駆動する様に構成された電磁波モニター装置を提供
する。 【解決手段】 電磁波を受送信する伝送路16、伝送路
16に電気的に結合し、受信若しくは発振する電磁波を
パルス状の電気信号に変換する結合手段3、結合手段3
に接続され、結合手段3から出力されるパルス信号を検
波する検波手段4、検波手段4に接続されている蓄電手
段5、蓄電手段5に接続された遅延駆動パルス信号出力
手段6、遅延駆動パルス信号出力手段6に接続されたス
イッチ手段7、及び当該スイッチ手段7により駆動され
る検波手段4に接続された報知手段80とから構成され
ている携帯用通信機器1に於ける電磁波モニター装置1
00。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電磁波モニター装置及び電磁波モニター方法に関するものであり、 特に詳しくは、高周波の電磁波の発生有無を検出して、当該高周波電磁波の存在 が検出された場合にその状態を報知出来る携帯用通信機器に於ける電磁波モニタ ー装置及び電磁波モニター方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、携帯電話、自動車用電話、PHS、ポケットベル等の携帯 用無線通信機器等に於いて、受信電波の着信或いは自己の通信機器からの電波の 発振を容易に知覚、検出する為に種々の方法が提案されている。
【0003】 例えば、従来一般的に知られている電磁波モニター装置の構成は、図15及び 図16に示す様な構成を有しており、具体的には、図15のブロックダイアグラ ムから理解される様に、適宜の無線装置1に設けられたアンテナ2の先端に高周 波結合装置3、検波装置4及び主に発光ダイオードから構成される表示装置5を 取り付け、検波装置4の検波出力で直接発光ダイオードを点灯させている。
【0004】 そのより具体的な回路構成の例を図16の回路図に示す。
【0005】 即ち、図16の回路構成から理解される様に、先ず当該無線装置1から所定の 電磁波が当該アンテナ2を介して空中に放出されるか、着信電磁波が当該アンテ ナ2を共振させている場合に、つまり、当該無線装置1が、自ら電磁波を発信し ている場合や自ら着信した電磁波を受信している場合のいずれに於いても、上記 した結合装置3で、当該アンテナを含む伝送路16に流れる電磁波を例えば交流 電気信号に変換し、当該交流電気信号を当該検波装置4により、直流若しくは脈 流、パルスからなる直流、或いは交流成分が重畳されている直流等の直流の電気 信号に変換した上で、当該検波装置4の直流電気信号によって、所定の表示装置 5の一例であるLEDを発光させている。
【0006】 然しながら、最近の無線通信に於て、高品位の通信が求められ、その結果、デ ータ送信の周期が短くなってきており、従って、当該LEDでは、実際には、当 該高周波に応答して高速で点滅してはいるものの、人間の視覚には、感知出来な い状態となり、人間の視覚では、当該LEDは、連続的に点灯している状態に見 える事になる。
【0007】 かかる状態は、当該携帯用通信機器に於ける電磁波の着信をモニターする装置 としては、機能の低下と同時に商品価値が低下すると言う問題が発生している。
【0008】 同様に当該携帯用通信機器に於ける当該電磁波の着信を報知する手段として、 例えば、音声、振動等を使用した場合でも、高周波になれば、人間の知覚能力を 越える事になると、人間にその報知事実が確実に伝わらない事になり、同様に当 該携帯用通信機器に於ける電磁波の着信有無報知手段としての機能の低下と同時 に商品価値が低下すると言う問題となる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案の目的は、上記した従来技術の欠点を改良し、当該携帯用通信機 器で使用される無線通信様媒体としての電磁波が高周波に遷移しても、つまりデ ータ通信の周期が短くなっても、人間の知覚に感知しうる状態で必要な報知手段 を駆動する様に構成された携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置を提供す るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記した目的を達成するため、以下に記載されたような技術構成を採 用するものである。
【0011】 即ち、本考案に係る基本的な態様としては、電磁波を受信し若しくは送信する 伝送路、当該伝送路に電気的に結合し、当該受信し若しくは発振する電磁波を効 率良く高周波電気信号に変換する結合手段、当該結合手段に接続され、当該結合 手段から出力されるパルス状の高周波電気信号を検波する検波手段、当該検波手 段に接続されている蓄電手段、当該蓄電手段に接続され、当該パルス信号の一部 のパルス信号の入力に対して所定の遅延時間を介して駆動パルス信号を出力する 遅延駆動パルス信号出力手段、当該遅延駆動パルス信号出力手段に接続されたス イッチ手段、及び当該スイッチ手段により駆動される当該検波手段に直接的に、 或いは間接的に接続された報知手段とから構成されている携帯用通信機器に於け る電磁波モニター装置である。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案に係る当該電磁波モニター装置は、上記した様な技術構成を採用してい るので、携帯用通信機器のユーザーが、自己の携帯用通信機器に対して、高周波 の無線通信用電磁波の着信が有るか否かを、視覚的または聴覚的、或いは触感的 に確認できる携帯用通信機器用の電磁波モニター装置を安価に小型で且つ軽量化 された形式で実現させる事が可能となる。
【0013】
【実施例】
以下に、本考案に係る携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置の一具体例 を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】 即ち、図1は、本考案に係る携帯用通信機器1に於ける電磁波モニター装置1 00の一具体例の構成を示すブロックダイアグラムであり、図中、電磁波を受信 し若しくは送信する伝送路16、当該伝送路16に電気的に結合し、当該受信し 若しくは発振する電磁波を効率良く高周波電気信号に変換する結合手段3、当該 結合手段3に接続され、当該結合手段3から出力されるパルス状の高周波電気信 号を検波する検波手段4、当該検波手段4に接続されている蓄電手段5、当該蓄 電手段5に接続され、当該パルス信号の一部のパルス信号の入力に対して所定の 遅延時間を介して駆動パルス信号を出力する遅延駆動パルス信号出力手段6、当 該遅延駆動パルス信号出力手段6に接続されたスイッチ手段7、及び当該スイッ チ手段7により駆動される当該検波手段4に直接的に、或いは間接的に接続され た報知手段80とから構成されている携帯用通信機器1に於ける電磁波モニター 装置100が示されている。
【0015】 本考案に於ける当該伝送路16はアンテナ2を含んでいる事が望ましい。
【0016】 又、本考案に於ける当該検波手段4は、入力された当該パルス状の高周波電気 信号に対する出力電圧を増大させる機能を含んでいる事が望ましい。
【0017】 一方、本考案に於て使用される当該蓄電手段5は入力される個々の当該パルス 信号が有する電圧を蓄積して、予め定められた電圧値に昇圧せしめる回路を有す る機能を有しているものである事が望ましく、より具体的な構成の例としては、 図1に示す様に、容量51と逆流防止用ダイオード52とで構成されている事が 望ましい。
【0018】 但し、LED点灯電圧が回路の最低動作電圧より高い場合は逆流防止用ダイオ ードはなくても良い。
【0019】 同様に、本考案に係る携帯用通信機器1に於ける電磁波モニター装置100に 於ける当該結合手段3と当該検波手段4の具体的な構成の例を図2のブロックダ イアグラムにより示す。
【0020】 又、本考案に於て使用される当該遅延駆動パルス信号出力手段6は、当該結合 手段3と当該検波手段4により検出された高周波数を持つ着信信号を、人間の視 聴覚の一部に感知しえる程度の低周波パルス信号に変換する機能を有しているも のである事が望ましく、例えば、従来公知の分周回路手段、昇圧回路、サイリス タ、ダイアック、非安定マルチバイブレータを含むアナログ乃至はデジタル発振 手段、バイナリカウンタを含むカウンタ手段、インバータIC、CPU等から選 択された一つで構成されている事が望ましい。
【0021】 上記した本考案に係る具体例に於いては、当該遅延駆動パルス信号出力手段6 としてプリップ・フロップを使用した分周回路を使用した例が示されている。
【0022】 更には、本考案に於て使用される当該報知手段80は、光、音声、音波、物理 的振動或いは回転の何れかを媒体として利用して、当該電磁波の有無を表示する ものであれば如何なるものでも使用可能であり、より具体的には、当該報知手段 80が発光手段を使用する場合には、当該発光手段としては、発光ダイオード、 LEDが使用可能である。
【0023】 又、本考案に於て使用される当該スイッチ手段7は、当該報知手段80を間欠 的に駆動する機能を有するものであって、例えば、図1に例示する様に、ベース 端子が当該遅延駆動パルス信号出力手段6のQ出力に接続されており、当該コレ クタ端子が当該報知手段80であるLEDのカソード側に接続され、又エミッタ 端子が接地されているバイポーラトランジスタで構成されていても良い。
【0024】 本考案に於ける当該スイッチ手段7は、当該蓄電手段5の充電状態若しくは当 該遅延駆動パルス信号出力手段6の出力信号に応答して当該報知手段80を駆動 する様に構成されている事が望ましい。
【0025】 当該スイッチ手段7としては、トランジスタ、サイリスタ等が使用可能である 。
【0026】 当該報知手段80は、特に限定されるものでは無いが、例えば発光ダイオード 、音声発生手段、振動発生手段、回転発生手段、放電灯、液晶表示器等から選択 された一つで構成されている事も望ましい。
【0027】 又、本考案に係る当該電磁波モニター装置100に於ける少なくとも当該遅延 駆動パルス信号出力手段6、当該スイッチ手段7及び当該報知手段80は当該ア ンテナ2の一部に設けられている事が好ましく、特には、当該アンテナ2の先端 部に設けられている事が望ましい。
【0028】 つまり、本考案に於いては、当該電磁波モニター装置100に於ける当該遅延 駆動パルス信号出力手段6は、高周波電磁波を検出して、当該電磁波を人間の視 聴覚の一部に感知しえる程度の低周波パルス信号に変換する機能を有しているも のである事に特徴を有するものである。
【0029】 尚、本考案に於て使用される当該蓄電手段5は、当該検波手段4から出力され る入力パルス信号が無い期間において、当該遅延駆動パルス信号出力手段6の状 態を保持するために、当該入力パルス信号の持つ個々の電圧を積算して予め定め られた所定の電圧を有するパルス信号を出力する様に構成されている事が好まし い。
【0030】 本考案に於ける当該予め定められた所定の電圧は、当該遅延駆動パルス信号出 力手段6が駆動しえるに十分な電圧値である。
【0031】 ここで、本考案に於ける上記した第1の具体例の構成とその動作に付いて詳細 に説明するならば、携帯用通信機器1に設けられたアンテナ2を含む伝送路16 に図示の様に当該結合手段3と当該検波手段4が直列に接続されており、当該検 波手段4の出力端に、当該発光手段8である発光ダイオードのカソード端子が接 続されていると同時に、容量51と逆流防止用ダイオード52で構成された当該 蓄電手段5の入力端子及び当該遅延駆動パルス信号出力手段6の入力端子とがそ れぞれ接続されている。
【0032】 又、当該遅延駆動パルス信号出力手段6は、Dタイプのフリップフロップ53 が使用されており、当該Dタイプのフリップフロップ53のVCC端子59は、 当該蓄電手段5の出力端子に接続されると共に、当該フリップフロップ53の制 御端子58は、上記した様に当該検波手段4の出力端子と接続されている。
【0033】 一方、当該フリップフロップ53のQ端子は、当該発光ダイオード8のカソー ド端子と接続したコレクタ端子と接地されたエミッタ端子を有するバイポーラト ランジスタ7のベース端子に接続され、又当該フリップフロップ53の/Q(Q バー)端子は、当該フリップフロップ53のD端子に接続されている。
【0034】 係る構成を有する本考案の当該携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置1 00に於て、高周波電磁波が着信した場合に、図3に示す様に、当該検波手段4 から高周波パルス信号Pが出力され、当該パルス信号Pの個々の電圧が当該容量 51に逐次蓄積され、当該蓄電手段5の出力電圧Vpは、図3の様に徐々に昇圧 される。
【0035】 そして、当該出力電圧Vpが、例えば、当該フリップフロップ53の駆動電圧 Vccを越えると、当該フリップフロップ53が活性化され、当該検波手段4の 出力端子から出力される当該高周波パルス信号Pをクロックとして、当該フリッ プフロップ53のQ端子及び/Q(Qバー)端子から交互にパルス信号が出力さ れる事になる。
【0036】 その結果、当該フリップフロップ53の出力パルスは、当該検波手段4から出 力される高周波パルス信号を2分の1に分周したパルス信号に変換され、当該ス イッチ手段7として機能する当該トランジスタ7のベースに印加されるので、当 該2分の1に分周したパルス信号に応答して、当該報知手段80の発光ダイオー ドが点滅発光する事になる。
【0037】 係る具体例に於いては、当該フリップフロップ53を多段に組み合わせる事に よって、当該分周比は、1/4、1/8、1/16、1/32・・・と任意に設 定する事が出来る。
【0038】 又、図4は、本考案に於ける第2の具体例の構成を示すブロックダイアグラム であり、図1の具体例との相違は、当該フリップフロップ53に代えて、Tタイ プのフリップフロップ54を使用したものであり、更には、図5は、本考案に於 ける第3の具体例の構成を示すブロックダイアグラムであり、図1の具体例との 相違は、当該フリップフロップ53に代えて、J−Kタイプのフリップフロップ タイプ55を使用したものである。
【0039】 上記第2と第3の具体例に於ける動作は、基本的には、第1の具体例と実質的 に同一であるので、詳細は省略する。
【0040】 次に、本考案に係る当該携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置100の 第4の具体例に付いて、図6を参照しながら説明するならば、本具体例に於いて は、当該検波手段4の高周波パルス信号出力は、当該蓄電手段5にのみ入力せし めており、当該蓄電手段5の出力が所定の電圧になった場合に、当該遅延駆動パ ルス信号出力手段6に設けられた、非安定マルチバイブレータ60を活性化して 、当該非安定マルチバイブレータ60が固有に持つ時定数に従って、当該スイッ チ手段7であるトランジスタTr3をON/OFF駆動させ、発光手段であるL ED8を所定の周波数で点滅させるものである。
【0041】 本具体例に於ける当該非安定マルチバイブレータ60は、図6(A)に示す様 に、2個のトランジスタTr1、Tr2と、2個の容量C1、C2及び抵抗R1 、R2、及びR3とから構成されているものである。
【0042】 尚、当該蓄電手段5の出力電圧は、前記した通り、図6(B)に示す様に、高 周波パルス信号Pの入力に応答して漸次昇圧され、当該非安定マルチバイブレー タ60の活性化しきい値をこえた場合に、当該非安定マルチバイブレータ60が 自励駆動される。
【0043】 その時の時定数は、任意に設定する事が可能である。
【0044】 図7は、本考案に係る第5の具体例の構成を示すブロックダイアグラムであり 、本具体例に於いては、図6に示す具体例に於ける非安定マルチバイブレータ6 0の代わりに、アナログ式のスイッチ手段61を設けたものであり、当該アナロ グ式のスイッチ手段61は、図7に示す様に、バイポーラトランジスタTr1を 主に使用し、当該バイポーラトランジスタTr1のベース端子を当該蓄電手段5 の出力端子と接続せしめると共に、当該バイポーラトランジスタTr1のエミッ タ端子を接地し、且つ当該NタイプのバイポーラトランジスタTr1のコレクタ 端子を前記したと同様のスイッチ手段7を構成するPタイプのバイポーラトラン ジスタTr2のベース端子と接続したものである。
【0045】 その為、本具体例に於いては、当該報知手段80の具体例である発光ダイオー ドは、当該スイッチ手段7のPタイプのバイポーラトランジスタTr2のコレク タ端子と接地との間に設けられている。
【0046】 又、本具体例に於いては、当該PタイプのバイポーラトランジスタTr2のエ ミッタ端子は、当該検波手段4の出力端子と接続されている。
【0047】 又、当該遅延駆動パルス信号出力手段6のトランジスタTr1のベース端子と 当該スイッチ手段7を構成するトランジスタTr2のコレクタ端子との間に適宜 の抵抗R1を接続しておく事が望ましい。
【0048】 本具体例に於いては、当該蓄電手段5の出力電圧が、当該アナログ式のスイッ チ手段61で構成される当該遅延駆動パルス信号出力手段6のしきい値電圧を越 えた場合に、当該トランジスタTr1が駆動され、当該スイッチ手段7を駆動す るパルス信号が当該遅延駆動パルス信号出力手段6から出力されるが、その時点 で当該蓄電手段5の容量電圧は消費されるので、当該検波手段5が再度所定の電 圧に迄昇圧された時点で次のパルス信号が当該遅延駆動パルス信号出力手段6か ら出力される事になるので、その間、当該高周波パルス信号は、所定の数間引き された事になり、実質的に分周したと同様の効果が得られる。
【0049】 一方、図8は、本考案に係る第6の具体例の構成を示すブロックダイアグラム であり、本具体例に於いては、図6に示す具体例に於ける非安定マルチバイブレ ータ60の代わりに、インバータIC或いはシュミットトリガインバータIC6 2を使用するものである。
【0050】 当該インバータIC或いはシュミットトリガインバータIC62から構成され た当該遅延駆動パルス信号出力手段6の入力は、当該検波手段4の出力端子に接 続されると共に、当該遅延駆動パルス信号出力手段6の出力端子は、前記したと 同様のスイッチ手段7を構成するNタイプのバイポーラトランジスタTr2のベ ース端子と接続したものである。
【0051】 又、本具体例に於いては、当該報知手段80の具体例である発光ダイオードは 、当該スイッチ手段7のNタイプのバイポーラトランジスタTr2のエミッタ端 子と接地との間に設けられている。
【0052】 又、本具体例に於いては、当該NタイプのバイポーラトランジスタTr2のコ レクタ端子は、当該検波手段4の出力端子と接続されている。
【0053】 又、当該インバータIC或いはシュミットトリガインバータIC62のVCC 端子64と当該検波手段4の出力端子との間に容量C1とダイオードD1とから 構成された回路63が設けられているが、これは、ICの電源電圧を当該パルス 信号Pがない場合でも保持する必要がある為に設けたものであり、場合によって は省略する事が出来る。
【0054】 又、当該インバータIC或いはシュミットトリガインバータIC62は、ヒス テリシスを有している事が好ましい。
【0055】 次に、本考案に係る第7の具体例の構成を図9及び図10を参照しながら詳細 に説明する。
【0056】 本具体例は、図9(A)に示す様に、当該検波手段4の出力端子を当該蓄電手 段5の入力端子に接続すると共に、当該報知手段80の入力端子を当該蓄電手段 5の出力端子に接続している。
【0057】 更に、本具体例に於いては、当該遅延駆動パルス信号出力手段6を当該遅延駆 動パルス信号出力手段6の構成に近似して、抵抗R1とコンデンサC2とから構 成し、その入力端子を当該検波手段4の出力端子に接続せしめると同時にその出 力端子を、スイッチ手段7を構成するサイリスタSCR7のゲート端子Gに接続 し、当該報知手段80である発光ダイオードのカソード端子を当該サイリスタS CR7のアノード端子と接続させたものである。
【0058】 又、当該サイリスタ7と並列に設けた抵抗R2は、当該サイリスタ7を確実に OFFにする為に挿入されるものであるが、場合によっては、省略する事も出来 る。
【0059】 係る本考案の第7の具体例の動作を図10を参照しながら説明するならば、先 ず、当該検波手段4の出力端子から出力される高周波パルス信号を図10のグラ フ(A)に於いてはCLKと表示しているが、当該パルス信号CLKが、当該蓄 電手段5の入力端子に入力されると、図10のグラフ(B)に示す様に、当該蓄 電手段5の出力端子電圧Vccは、当該パルス信号CLKの入力に応答してその 電圧が、当該容量C1に蓄積されるので、漸次昇圧され、所定の数のパルス信号 の入力によって、当該蓄電手段5の出力端子電圧Vccが、所定の電圧値に到達 する。
【0060】 当該所定の電圧は、例えば、当該報知手段80を構成する当該発光ダイオード のしきい値を越える値に設定しておく事が望ましい。
【0061】 一方、当該遅延駆動パルス信号出力手段6に於いても同様の操作が実行され、 当該サイリスタ7のゲート端子に接続されている当該遅延駆動パルス信号出力手 段6の出力端子の電圧値は、図10のグラフ(C)に示す様に、当該パルス信号 CLKの入力に応答してその電圧が、当該容量C2に蓄積されるので、漸次昇圧 され、所定の数のパルス信号の入力によって、当該遅延駆動パルス信号出力手段 6の出力端子電圧V6が、所定のしきい値電圧に到達する。
【0062】 この場合、当該蓄電手段5の時定数の方を当該遅延駆動パルス信号出力手段6 の時定数よりも若干短くしておく事によって、当該遅延駆動パルス信号出力手段 6の出力端子電圧V6が、所定のしきい値、つまり当該サイリスタSCR7の活 性化しきい値を越えると、図10のグラフ(D)に示す様に、当該発光ダイオー ド8に瞬間的にパルス電流が流れるので、当該発光ダイオードが瞬間的に発光す る。
【0063】 係る操作によって、双方の容量の電荷が消費されるので、その後、上記した操 作がそれぞれの回路5と6で繰り返され、結果的には、当該高周波パルス信号が 、所定の比率で分周されたと同様の結果がえられ、それによって、当該発光ダイ オード7が、低周波で点滅発光する事になる。
【0064】 又、本具体例に於いては、図9(B)に示す様に、当該発光ダイオード8のカ ソードと当該サイリスタのアノードとの間にトランジスタTr1を配置し、当該 トランジスタTr1のベースを当該サイリスタ7のアノードと接続し、当該トラ ンジスタTr1のコレクタ端子を当該発光ダイオード8のカソードと接続する構 成を採用するならば、当該サイリスタSCR7を、当該抵抗R1とコンデンサC 2と合わせた構成を遅延駆動パルス信号出力手段6と見る事も可能となる。
【0065】 次に、本考案に係る第8の具体例の構成を図11を参照しながら詳細に説明す る。
【0066】 本具体例は、図11に示す様に、当該検波手段4の出力端子を当該蓄電手段5 の入力端子に接続すると共に、当該蓄電手段5の出力端子を、ダイアック(トリ グダイオード)66の一方の端子と接続し、当該ダイアック(トリグダイオード )66の他方の端子を当該発光ダイオード8のアノード端子と接続した構成を有 するものである。
【0067】 本具体例に於いては、当該ダイアック66は、上記に説明した遅延駆動パルス 信号出力手段6とスイッチ手段7を兼ねる構成となっている。
【0068】 その動作は第7の具体例と略同様である。
【0069】 上記した各具体例に於いては、当該報知手段80として、発光手段の一つであ る発光ダイオードを使用した例に付いて説明したが、本考案に於いては、係る具 体例に特定されるものではなく、音声発生手段、振動発生手段からなる報知手段 80を採用する事が可能である事は言うまでもない。
【0070】 次に、上記各具体例に於いては、当該発光ダイオード8が一つで構成されてい る場合に付いて説明したが、本考案に於いては、当該報知手段80が発光ダイオ ード、放電灯等を含む発光手段で構成されている場合には、当該発光手段は、1 個である必要はなく、複数個同時に使用するものであっても良い。
【0071】 本考案に於て、当該報知手段80が複数個の発光手段8で構成されている場合 には、当該各発光手段8、8’、8”・・・は、その発光色が互いに異なる様に 構成されている事が好ましく、又、当該複数個の発光手段8、8’、8”・・・ は互いに異なる周期で点滅状態を繰り返す様に構成されている事も好ましい。
【0072】 そこで、以下に上記した様な、当該報知手段80として、例えば、発光手段を 使用し、且つ3種類の異なる発光色を有する発光ダイオード8、8’、8”を使 用し、それぞれを個別に発光させる様に構成された本考案に係る第9の具体例を 図12(A)を参照しながら詳細に説明する。
【0073】 つまり、本考案の第9の具体例に於ける構成は、基本的には、上記した図1に 示す第1の具体例の構成と近似しているが、図1のDタイプのフリップフロップ 53に代えて、少なくとも3個の出力端子を有するバイナリカウンター回路67 た使用されると共に、緑の発光色を有する発光ダイオード8、赤の発光色を有す る発光ダイオード8’及び青の発光色を有する発光ダイオード8”のそれぞれの アノード端子が並列的に当該検波手段4の出力端子に接続されており、又当該そ れぞれの発光ダイオード8、8’、8”のカソード端子は、トランジスタで構成 されたスイッチ手段7、7’、7”を介して接地される様に構成されている。
【0074】 更に詳細には、当該検波手段4の出力端に、当該発光ダイオード8、8’、8 ”のカソード端子が接続されていると同時に、容量51と逆流防止用ダイオード 52で構成された当該蓄電手段5の入力端子及び当該遅延駆動パルス信号出力手 段6を構成するバイナリカウンター回路67の入力端子58とがそれぞれ接続さ れている。
【0075】 又、当該遅延駆動パルス信号出力手段6である当該バイナリカウンター回路6 7のVCC端子59は、当該蓄電手段5の出力端子に接続されている。
【0076】 一方、当該バイナリカウンター回路67のQ0端子は、当該発光ダイオード8 のカソード端子と接続したコレクタ端子と接地されたエミッタ端子を有する第1 のスイッチ手段S1であるバイポーラトランジスタ7のベース端子に接続され、 又当該当該バイナリカウンター回路67のQ1端子は、当該発光ダイオード8’ のカソード端子と接続したコレクタ端子と接地されたエミッタ端子を有する第2 のスイッチ手段S2であるバイポーラトランジスタ7’のベース端子に接続され 、更には、当該バイナリカウンター回路67のQ2端子は、当該発光ダイオード 8”のカソード端子と接続したコレクタ端子と接地されたエミッタ端子を有する 第3のスイッチ手段S3であるバイポーラトランジスタ7”のベース端子に接続 されている。
【0077】 此処で、図12(B)に示す様に、当該蓄電手段5の入力端子に入力される当 該高周波パルス信号であるクロック信号CLKが、波形(a)であったとすると 、当該遅延駆動パルス信号出力手段6を構成する当該バイナリカウンター回路6 7のQ0端子からは、波形(b)に示す様な、当該クロック信号CLKを1/2 に分周したパルス信号波形が出力される事になり、当該発光ダイオード8は、当 該波形(b)のON/OFFに応答して点滅発光する。
【0078】 同様に、当該遅延駆動パルス信号出力手段6を構成する当該バイナリカウンタ ー回路67のQ1端子からは、波形(c)に示す様な、当該クロック信号CLK を1/4に分周したパルス信号波形が出力される事になり、当該発光ダイオード 8’は、当該波形(c)のON/OFFに応答して点滅発光する。
【0079】 更に、当該遅延駆動パルス信号出力手段6を構成する当該バイナリカウンター 回路67のQ2端子からは、波形(d)に示す様な、当該クロック信号CLKを 1/8に分周したパルス信号波形が出力される事になり、当該発光ダイオード8 ”は、当該波形(d)のON/OFFに応答して点滅発光する。
【0080】 つまり、本考案に於ける当該携帯用通信機器に於ける当該電磁波モニター装置 に於いては、当該発光ダイオード8、8’、8”が、当該電磁波の持つ高周波パ ルス信号よりは低周波で、かつ相互に異なる周波数を以て個別に点滅発光する事 によって、ユーザに通信用電磁波の着信を報知する事が出来る。
【0081】 本具体例に於いては、上記の技術構成を多少モディファイする事によって、3 色の発光ダイオードを8通りの組合せで個別に点滅発光させる事が可能である。 最後に、本考案に係る第10の具体例を図13及び図14を参照しながら詳細 に説明する。
【0082】 即ち、当該第10の具体例に於いては、その基本構成は、上記した第9の具体 例と略同一であるが、図13(A)に示す様に、当該遅延駆動パルス信号出力手 段6として6個の出力端子Q0〜Q5を有するバイナリカウンター回路68を使 用するものであり、更には、例えば、当該バイナリカウンター回路68の出力端 子Q0に抵抗2Rを接続すると共に当該Q1端子に抵抗Rを接続し、当該両抵抗 R、2Rを接続して第1のスイッチ手段S1を構成するトランジスタ7のベース に接続したものである。
【0083】 本具体例に於いては、当該トランジスタ7のコレクタ端子が当該検波手段4の 出力端子に接続されており、又当該トランジスタ7のエミッタ端子が発光ダイオ ード8のアノード端子と接続し、当該発光ダイオード8のカソード端子が接地さ れている構成を有している。
【0084】 同様に、当該バイナリカウンター回路68の出力端子Q2に抵抗2Rを接続す ると共に当該Q3端子に抵抗Rを接続し、当該両抵抗R、2Rを接続して第2の スイッチ手段S2を構成するトランジスタ7’のベースに接続したものであり、 又、当該バイナリカウンター回路68の出力端子Q4に抵抗2Rを接続すると共 に当該Q5端子に抵抗Rを接続し、当該両抵抗R、2Rを接続して第3のスイッ チ手段S3を構成するトランジスタ7”のベースに接続したものである。
【0085】 尚、当該トランジスタ7’と7”及び当該発光ダイオード8’と8”とのそれ ぞれの端子の接続構成は、トランジスタ7と発光ダイオード8との構成と同一で ある。
【0086】 上記した本具体例に於いて、今、当該バイナリカウンター回路68のQ0端子 とQ1端子及び当該スイッチ手段7と発光ダイオード8との動作にのみ注目して みると、Q0端子=“L”レベルで、Q1端子=“L”レベルである場合には、 図13(B)に示す様に、当該トランジスタ7のベースには0Vの電圧が印加さ れるので、当該発光ダイオード8には電流が全く流れないので、当該発光ダイオ ード8は消灯したままとなる。
【0087】 次に、Q0端子=“H”レベルで、Q1端子=“L”レベルである場合には、 図13(C)に示す様に、当該トランジスタ7のベースには1/3Vccの電圧 が印加されるので、当該発光ダイオード8には電流が僅かに流れるので、当該発 光ダイオード8は、輝度が低い状態で発光する事になる。
【0088】 又、Q0端子=“L”レベルで、Q1端子=“H”レベルである場合には、図 13(D)に示す様に、当該トランジスタ7のベースには2/3Vccの電圧が 印加されるので、当該発光ダイオード8には電流が、図13(C)の状態よりは 多く流れるので、当該発光ダイオード8は、輝度がかなり高い状態で発光する事 になる。
【0089】 同様に、Q0端子=“H”レベルで、Q1端子=“H”レベルである場合には 、図13(E)に示す様に、当該トランジスタ7のベースにはVccの電圧が印 加されるので、当該発光ダイオード8には、上記回路に於ける最大の電流が流れ るので、当該発光ダイオード8は、最大の輝度で発光する事になる。
【0090】 つまり、本考案に於ける本具体例では、当該発光ダイオード8に関して、4種 類の異なる明るさで発光する事が可能となる。
【0091】 同様に、発光ダイオード8’とスイッチ手段7’及び発光ダイオード8”とス イッチ手段7”も上記と同様に動作する事になる。
【0092】 係る構成に於て、例えば、発光ダイオード8には、赤の色を発光するダイオー ドを使用し、発光ダイオード8’には、緑色を発光するダイオードを、又当該発 光ダイオード8”には、青色を発光するダイオードをそれぞれ使用する様にすれ ば、それぞれの発光ダイオード8、8’、8”を個別的に離散して配列して、そ れぞれの発光色を認識しえる様に構成しても良く、又、当該発光ダイオード8、 8’、8”を互いに近接して配置する事によって、各発光ダイオードから出力さ れる色信号の混合色を認識する事も可能である。
【0093】 更に、本具体例に於いては、当該バイナリカウンタ68に於けるそれぞれのQ 出力端子部から出力される出力パルスの周波数が異なる様に構成されるので、そ れぞれの発光ダイオード8、8’、8”に於ける発光点滅期間、及び発光点滅周 波数が互いに異なる様になる。
【0094】 図14(A)及び図14(B)は、図14(A)の波形(a)に示す様なクロ ック信号CLKが当該バイナリカウンタ68に印加された場合に於けるそれぞれ のQ端子の出力波形を示すと共に、上記した各発光ダイオード8、8’、8”に 接続されたスイッチ手段であるトランジスタ7、7’、7”のベースに印加され るパルス電圧波形を示したものである。
【0095】 本具体例に於いては、従って、当該発光ダイオード8(赤色発光ダイオード) が、上記した様に、最も短い周期で、つまりクロック信号CLKの周波数に対し て1/2分周の周期で、4段階の輝度変化を示しながら繰り返し点滅発光すると 共に、当該発光ダイオード8’(緑色発光ダイオード)が、上記した様に、クロ ック信号CLKの周波数に対して1/16分周の周期で、4段階の輝度変化を示 しながら繰り返し点滅発光する。
【0096】 又、同様に、当該発光ダイオード8”(青色発光ダイオード)が、上記した様 に、クロック信号CLKの周波数に対して1/64分周の周期で、4段階の輝度 変化を示しながら繰り返し点滅発光する様に動作する事になる。
【0097】 上記の説明から理解される様に、本具体例に於いては、3種の発光ダイオード を使用する事によって64通りの異なる発光形態を採る事が可能である。
【0098】 又、本具体例に於いては、当該バイナリカウンタ68のQ0端子とQ1端子を 組として当該トランジスタ7のベースに接続し、Q2端子とQ3端子を組として 当該トランジスタ7’のベースに接続し、更には、Q4端子とQ5端子を組とし て当該トランジスタ7”のベースに接続した構成を採用しているが、係る各端子 の組み合わせは、係る具体例に限定されるものではなく、例えば、当該Q0端子 とQ3端子とを組み合わせても良く、当該Q1端子をQ4端子と組み合わせる様 にする事も可能である。
【0099】 係る異なるQ端子間の組み合わせを変更する事によって、更に異なる発光形態 の組み合わせが実現出来るのである。
【0100】 次に、本考案に係る当該電磁波モニター装置100の第11具体例の構成に付 いて図17を参照しながら説明する。
【0101】 本具体例に於いては、当該報知手段80が、互いに異なる発光色を示す複数個 の発光手段、例えば、2個或いは3個又は3個以上の発光ダイオード8、8’、 8”・・・で構成されている場合に於て、図17に示す様に、当該各発光ダイオ ードのカソード端子を例えば可変抵抗器81乃至83を介してスイッチ手段7に 接続せしめ、当該可変抵抗器81乃至83をユーザーが手動で操作しえる様にす る事によって、ユーザーが、自ら、それぞれの発光ダイオードに設けられた当該 可変抵抗器81乃至83を任意に位置に設定する事によって、それぞれの発光ダ イオード8、8’、8”の各々の輝度を任意に調整する事が出来るので、当該報 知手段からは、各発光ダイオード8、8’、8”からの発光色の混合色を認識す る事が出来る。
【0102】 即ち、本具体例に於いては、ユーザーが任意に当該報知手段の発光色を設定す る事が可能となる。
【0103】 上記具体例に於いては、3個の発光ダイオードを使用する例を示したが、当該 発光ダイオードは2個で有っても同様の効果を得ることが出来る事は言うまでも ない。
【0104】 図18は、上記具体例のより詳細な構成例を示す図であって、図18(A)は 、当該報知手段80内に設けた3個の発光ダイオードのそれぞれに接続されてい る可変抵抗器81乃至83のそれぞれの抵抗調整つまみ84、85、86が、互 いに独立して、当該報知手段80の基部に於て縦方向に配置形成されているスリ ット部87に沿って移動可能となる様に構成されたものであり、又図18(B) には、可変抵抗器81乃至83のそれぞれの抵抗調整つまみ84、85、86が 、互いに独立して、当該報知手段80の基部に於て横方向に配置形成されている スリット部88に沿って移動可能となる様に構成されたものである。
【0105】 即ち、本具体例に於いては、当該報知手段に設けられた、当該発光色が互いに 異なる複数個の発光手段のそれぞれに個別に当該発光手段の発光色の明るさを調 整する輝度調整手段を設けたものであり、又、当該報知手段の基部の外壁部に当 該各発光手段の明るさを調整する輝度調整手段が配置せしめられているものであ る。
【0106】 次に、本考案に係る第12の具体例の構成に付いて説明する。
【0107】 即ち、本具体例に於いては、当該報知手段80が複数個の発光手段8、8’、 8”で構成されている場合であって、当該各発光手段は、その発光色が互いに異 なる様に構成されている場合に於て、前記した具体例に於いては、可変抵抗器8 1乃至83を使用して、発光ダイオードそのもののから出力される光の量を制御 するものであったが、本具体例に於いては、発光ダイオードそのもののから出力 される光の量を制御するものではなく、当該各発光ダイオードから出力された光 を適宜の遮蔽部材を設けて、当該遮蔽部材によって、当該各発光ダイオードから 出力されたそれぞれの光が当該報知手段の外部に放射される量を個別に且つ任意 に制御するものであって、その結果、当該報知手段を外部から見た場合に、それ らの混合色として任意の色に発光している様に見えるのである。
【0108】 より具体的には、図19及び図20に示す様に、報知手段80の基部200に 設けられた複数個の、例えば2個又は3個の発光ダイオード(赤ダイオード8、 緑ダイオード8’及び青ダイオード8”)が設けられており、当該各ダイオード の上方に遮光性を有する適宜の部材で構成された遮蔽板90、91、92が、配 備されており、当該各遮蔽板90、91、92は、それぞれ共通の回転中心軸9 3を中心に、自動的に若しくは外部からの力によって、旋回自在に取り付けられ えいる。
【0109】 その為、当該遮蔽板のそれぞれは、それぞれ対応する発光ダイオードの上方を 全面的に被覆して、当該ダイオードからの出射光が、全て当該遮蔽板によって遮 蔽され、上部には透過出来ない様にする場合と、当該遮蔽板が、対向するダイオ ードの一部を遮蔽するか、全く遮蔽しない位置に移動して、当該発光ダイオード の光の一部若しくは全部を上方に透過させる様に位置する場合とを任意に設定す る事が出来る。
【0110】 その結果、前記具体的と同様に、当該報知手段から出射される光の色を任意に 設定する事が可能となる。
【0111】 より具体的には、当該遮蔽板90〜92の一部を当該報知手段80のカバー部 300に設けた任意の長さのスリット部301から外部に突出させ、当該突出部 分を調整部94として使用する事によって、当該遮蔽板を所望の角度旋回させて 、当該発光ダイオードの被覆量を任意に調整する事が可能となり、その混合色を 任意の色に設定する事が出来る。
【0112】 尚、図21は、上記具体的の別の例を示すものであって、当該報知手段80の 頂部に適宜の反射板95を取付ける事によって、当該混合された光を当該報知手 段80の側面から外部に放出される様に構成したものである。
【0113】 つまり、本具体例に於いては、当該報知手段に設けられた、当該発光色が互い に異なる複数個の発光手段のそれぞれに、変位可能な遮光板を対向して配置した 事を特徴とする電磁波モニター装置であり、又、当該遮光板は、当該報知手段の 外部より移動操作可能に構成されている事が望ましい。
【0114】 次に、本考案に係る第13の具体例に付いて図22及び図23を参照しながら 詳細に説明する。
【0115】 即ち、本具体例に於いては、上記具体例、即ち、報知手段の発光色を任意の色 に設定する操作、或いは報知手段の発光色を任意の色に連続的に変化せしめる操 作を自動化し、ソフトウェアとマイクロコンピュータを使用して実現する様に構 成されたものである。
【0116】 つまり、本具体例は、電磁波を受信し若しくは送信する伝送路16、当該伝送 路16に電気的に結合し、当該受信し若しくは発振する電磁波を効率良く高周波 電気信号に変換する結合手段3、当該結合手段3に接続され、当該結合手段3か ら出力されるパルス状の高周波電気信号を検波する検波手段4、当該検波手段4 に接続されると共に、複数個の発光色が互いに異なる発光手段8、8’、8”と に接続されたマイコン400とから構成されており、当該検波手段4の出力信号 に応答して、当該マイコン400が、当該マイコン400に予め内蔵された所定 のプログラムに従って、当該複数個の発光手段8、8’、8”を互いに異なる周 期で点滅する様に制御するものである。
【0117】 そして、本具体例に於いては、当該報知手段80内の微小空間内に、当該発光 色が互いに異なる複数個の発光手段8、8’、8”と、当該結合手段3と、当該 検波手段4とマイコン400とが配置せしめられている事が望ましい。 記載の電磁波モニター装置。
【0118】 図22(A)に示す様に、本具体例に於ける当該電磁波モニター装置100は 、アンテナ2に接続された結合手段3、当該結合手段3に接続され、当該結合手 段3から出力されるパルス状の高周波電気信号を検波する検波手段4、当該検波 手段4に接続されると共に、複数個の発光色が互いに異なる発光手段8、8’、 8”とに接続されたマイコン400とから構成されている。
【0119】 本具体例では、前述した具体例に於ける蓄電手段5は特に区別して設けられて はいないが、当該検波手段4に於けるコンデンサC2の容量を大きくとってある ので、係るコンデンサC2が、上記の蓄電手段5の作用を兼ねる事になる。
【0120】 そして、本具体例に於いては、当該マイクロコンピュータ(CPU)400と しては、例えばセントラルプロセッシグユニット、MPU(マイクロプロセッシ ングユニット)等一般的にマイコンと称されるものを使用すれば良い。
【0121】 本具体例に於いては、当該マイコン400のP3端子、つまりトリガー端子は 、当該検波手段4に於ける当該ダイオードD2とコンデンサC3との接点に接続 されており、当該ダイオードD2とコンデンサC3との接点の出力信号Bをトリ ガ信号として使用する構成を採用している。
【0122】 つまり、本具体例に於ける検波手段4の構成は、図示の通り、検波用ダイオー ドD1とコンデンサC2が結合されており、当該コンデンサC2は、結合回路か ら出力が無くなって次の出力が出てくるまで、当該CPU400が、動作を停止 しない様にVCCを維持する機能を有している。
【0123】 尚、当該検波用ダイオードD1とコンデンサC2との接点は、CPU400の VCC端子と発光ダイオードのアノード端子にそれぞれ接続されている。
【0124】 一方、当該検波手段4に於けるD2はトリガー用のダイオードであり、又C3 は平滑コンデンサである。
【0125】 又、R1とC1からなる回路は、マイコン400のクロック発生用発振器の周 波数を決定する機能を有するものである。
【0126】 一方、当該マイコン400に於けるP0、P1、P2の各出力端子は、3個の 発光ダイオード8、8’、8”のカソード端子と個別に接続されている。
【0127】 尚、当該発光ダイオード8、8’、8”の各アノード端子、当該マイコン40 0に於けるVCC端子はいずれも当該検波手段4の出力端子Aに接続されている 。
【0128】 即ち、本具体例に於いては、当該発光ダイオードである3個のLED8、8’ 、8”(赤、緑、青)の点灯時間をそれぞれ個別に各任意に制御して、当該1個 の報知手段として、任意の色の光を発光させる事が出来る。
【0129】 図22(B)は、本具体例に於て使用される各発光ダイオードの制御波形図を 示すものであって、先ず、検波手段4に於ける検波ダイオードD1の出力AがO Nとなると同時に、トリガー信号BON状態となり、当該マイコン400に於て 、当該発光ダイオードの単位点灯時間TTがスタートする。
【0130】 本具体例に於いては、当該単位点灯時間TTは、例えば6.5msecの時間 間隔に予め設定されており、その間に3つの発光ダイオードを順次点灯、消灯さ せる様に制御するものである。
【0131】 本具体例に於いては、後述する様に、当該単位点灯時間TT内に於て、3個の 発光ダイオードを順次に所定の時間点灯させるそのご消灯する方式を採用しても 、人間の目の残像現象によって、同時に点灯している様に見える。
【0132】 又、各発光ダイオードの明るさは、点灯している時間に比例する。
【0133】 従って、各発光ダイオードの点灯時間を制御する事によって、任意の色を発光 させる事が出来るのである。
【0134】 このことは、各発光ダイオードに流す電流を制御するより遙に容易且つ安価に 実現する事が可能である。
【0135】 つまり、従来の方法によれば、電流を制御する必要があり、そのためには、ア ナログ素子を使用しなければならないので、上記した様な動作をカウンタIC等 のロジックICで実現させるには、多数の素子が必要となる。
【0136】 本具体例に於いては、マイコン400をソフトウェアを使用して駆動させるの で、上記の様な問題は生じない。
【0137】 図22(B)に戻ってその操作手順を更に詳述するならば、当該トリガ信号B によって、単位点灯時間TTがスタートすると同時に、当該マイコン400のP 0端子の出力信号がON状態となり、発光ダイオード8(赤色ダイオード)を点 灯させ、所定の点灯時間TRが経過すると当該P0端子の出力信号がOFF状態 となり、そのP0端子の出力信号がOFFとなる信号に応答して、当該P1端子 の出力信号がON状態となり、発光ダイオード8”(青色ダイオード)を点灯さ せ、所定の点灯時間TBが経過すると当該P1端子の出力信号がOFF状態とな り、そのP1端子の出力信号がOFFとなる信号に応答して、当該P2端子の出 力信号がON状態となり、発光ダイオード8’(緑色ダイオード)を点灯させ、 当該単位点灯時間TTの出力信号がOFFとなる時点に応答して当該P2端子の 出力信号もOFF状態となり、1サイクルの動作が終了する。
【0138】 その後、当該検波手段4に於ける検波ダイオードD1の出力Aは、当該トリガ ー信号BのOFFに応答して、その電圧レベルを徐々に低下するが、当該コンデ ンサC2により、極端に低下することはなく、VCC以上の電圧を維持する。
【0139】 その後、第2のトリガ信号Bが入力される事によって、当該検波ダイオードD 1の出力AもVCCに復帰する。
【0140】 係る1サイクルの操作が、複数回継続される事によって、当該報知手段の発光 色を任意に決定しえると共に、点滅点灯を行う事が可能となる。
【0141】 本具体例に於いては、当該単位点灯時間TTは予め定められているが、当該単 位点灯時間TT内に於ける3個の発光ダイオードの発光時間の割合は、プログラ ムによって自由に設定する事が可能である。
【0142】 図22Bの具体例では、各発光ダイオードの点灯時間TR、TB、TGの順に 長くなる様に設定されているが、係る順序や長さは自由であり、点灯時間の割合 いは、任意に設定する事が可能である。
【0143】 又、本具体例に於いては、第1の単位点灯時間TT1と第2の単位点灯時間T T2とで、各発光ダイオードの点灯時間を異ならせているが、当該複数の単位点 灯時間TT内では、各発光ダイオードの点灯時間は、図示の様な第1の単位点灯 時間TT1で示す各発光ダイオードの点灯パターンを実行させ、その後の複数の 単位点灯時間TTでは、図示の様に第2の単位点灯時間TT2で示される様な異 なる点灯パターンを実行する様にしてもよく、この場合には、当該報知手段の発 光色がゆっくり変化する様な発光形態が実現する。
【0144】 本具体例に於ける制御操作手順の一具体例を、図23のフローチャートを参照 しながら説明する。
【0145】 即ち、スタート後、ステップ(S1)に於てトリガ信号Bが出力されているか 否かが判断され、NOであれば、ステップ(S1)が繰り返され、YESであれ ば、ステップ(S2)に進み、P0出力を0にして、赤色発光ダイオードを点灯 させる。
【0146】 本具体例に於いては、当該マイコンの端子P0、P1、P2は何れも出力0で 当該発光ダイオードを点灯させ、出力1で当該発光ダイオードが消灯する様に設 定されているものとする。
【0147】 次いでステップ(S3)に於て、所定のタイマーに、プログラムに於て既に設 定されている当該P0端子の点灯時間TRを設定する。
【0148】 その後、ステップ(S4)に進み、当該P0端子に於ける当該点灯時間TRが 経過したか否かが判断され、NOであれば、当該ステップ(S4)の操作が繰り 返され、YESとなれば、ステップ(S5)に於て、当該赤色発光ダイオードを 消灯させる。
【0149】 係る操作に同期して、ステップ(S6)に於て、青色発光ダイオードを点灯さ せる。
【0150】 次いでステップ(S7)に於て、所定のタイマーに、プログラムに於て既に設 定されている当該P1端子の点灯時間TBを設定する。
【0151】 その後、ステップ(S8)に進み、当該P1端子に於ける当該点灯時間TBが 経過したか否かが判断され、NOであれば、当該ステップ(S8)の操作が繰り 返され、YESとなれば、ステップ(S9)に於て、当該青色発光ダイオードを 消灯させる。
【0152】 係る操作に同期して、ステップ(S10)に於て、緑色発光ダイオードを点灯 させる。
【0153】 次いでステップ(S11)に於て、先に設定されている第1の単位点灯時間T T1の時間が経過した際に発生する当該トリガ信号BがOFF状態となったか否 かが判断され、NOであれば、当該ステップ(S11)の操作が繰り返され、Y ESとなれば、ステップ(S12)に於て、当該緑色発光ダイオードを消灯させ エンドとなる。
【0154】
【考案の効果】
本考案に係る当該電磁波モニター装置及び電磁波モニター方法は、上記した技 術構成を採用しているので、ユーザーが使用している携帯用通信機器に対する着 信電磁波の周波数が高周波で有っても、人間の視覚、聴覚に感知しえる程度の低 周波パルス信号に変換する機能を当該アンテナ部の一部に配置せしめたものであ るので、ユーザは、容易に高周波電磁波を使用した無線通信システムに於いても その着信状態を認識する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
1具体例の構成を示すブロックダイアグラムである。
【図2】図2は、本考案に係る電磁波モニター装置に於
ける当該結合手段と当該検波手段の具体的な構成の例を
示す図である。
【図3】図3は、本考案に係る電磁波モニター装置の1
具体例に於ける検波手段から出力される高周波パルス信
号Pと、当該蓄電手段5の出力電圧Vpとの関係を示す
グラフである。
【図4】図4は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
2の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図5】図5は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
3の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図6】図6は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
4の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図7】図7は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
5の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図8】図8は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
6の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図9】図9は、本考案に係る電磁波モニター装置の第
7の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図10】図10は、本考案に係る電磁波モニター装置
の第7の具体例に於ける波形の例を示すグラフである。
【図11】図11は、本考案に係る電磁波モニター装置
の第8の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラ
ムである。
【図12】図12は、本考案に係る電磁波モニター装置
の第9の具体例に於ける構成を示すブロックダイアグラ
ムである。
【図13】図13(A)は、本考案に係る電磁波モニタ
ー装置の第10の具体例に於ける構成を示すブロックダ
イアグラムであり、又図13(B)〜図13(E)は、
上記第10の具体例に於ける遅延駆動パルス信号出力手
段に於ける出力電圧値の例を説明する図である。
【図14】図14は、本考案に係る電磁波モニター装置
の第10の具体例に於けるパルス信号波形図である。
【図15】図15は、従来に於ける電磁波モニター装置
の構成例を示すブロックダイアグラムである。
【図16】図16は、本考案に於ける電磁波モニター装
置で使用される結合手段の具体例の構成を示すブロック
ダイアグラムである。
【図17】図17は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第11の具体例の構成の概略を説明する図である。
【図18】図18は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第11の具体例のより詳細な構成を説明する図であ
る。
【図19】図17は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第12の具体例の構成の概略を説明する図である。
【図20】図20は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第12の具体例のより詳細な構成を説明する図であ
る。
【図21】図21は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第12の具体例の変形例を説明する図である。
【図22】図22は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第13の具体例の構成と波形図を示す図である。
【図23】図23は、本考案に於ける電磁波モニター装
置の第13の具体例に於ける操作手順を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…無線装置、携帯用通信機器 2、13…アンテナ 3…結合手段 4…検波手段 5…蓄電手段 6…遅延駆動パルス信号出力手段 7、7’、7”…スイッチ手段、バイポーラトランジス
タ、サイリスタ 8、8’、8”…発光ダイオード、LED 16…伝送路 51…容量 52…逆流防止用ダイオード 53…Dタイプのフリップフロップ 54…Tタイプフリップフロップ 55…J−Kタイプのフリップフロップ 58…制御端子 59…VCC端子 60…非安定マルチバイブレータ 61…アナログ式のスイッチ手段 62…インバータIC或いはシュミットトリガインバー
タIC 63…容量C1とダイオードD1とから構成された回路 64…VCC端子 66…ダイアック(トリグダイオード) 67、68…バイナリカウンター回路 80…報知手段 81〜83…可変抵抗器 84〜86…抵抗調整つまみ 87、88…スリット 90〜92…遮蔽板 93…回転軸 94…調整部 95…反射板 100…電磁波モニター装置 200…報知手段の基部 300…報知手段のカバー部 301…スリット部 400…マイコン

Claims (24)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を受信し若しくは送信する伝送
    路、当該伝送路に電気的に結合し、当該受信し若しくは
    発振する電磁波を効率良く高周波電気信号に変換する結
    合手段、当該結合手段に接続され、当該結合手段から出
    力されるパルス状の高周波電気信号を検波する検波手
    段、当該検波手段に接続されている蓄電手段、当該蓄電
    手段に接続され、当該パルス信号の一部のパルス信号の
    入力に対して所定の遅延時間を介して駆動パルス信号を
    出力する遅延駆動パルス信号出力手段、当該遅延駆動パ
    ルス信号出力手段に接続されたスイッチ手段、及び当該
    スイッチ手段により駆動される当該検波手段に直接的
    に、或いは間接的に接続された報知手段とから構成され
    ている事を特徴とする携帯用通信機器に於ける電磁波モ
    ニター装置。
  2. 【請求項2】 当該伝送路はアンテナを含んでいる事を
    特徴とする請求項1記載の携帯用通信機器に於ける電磁
    波モニター装置。
  3. 【請求項3】 当該検波手段は、入力された当該パルス
    信号に対する出力を増大させる機能を含んでいる事を特
    徴とする請求項1又は2に記載の携帯用通信機器に於け
    る電磁波モニター装置。
  4. 【請求項4】 当該蓄電手段は入力される個々の当該パ
    ルス信号が有する電圧を蓄積して、予め定められた電圧
    値に昇圧せしめる回路を有する事を特徴とする請求項1
    乃至3の何れかに記載の携帯用通信機器に於ける電磁波
    モニター装置。
  5. 【請求項5】 当該遅延駆動パルス信号出力手段は、分
    周手段、昇圧手段、サイリスタ、ダイアック、非安定マ
    ルチバイブレータを含むアナログ乃至はデジタル発振手
    段、バイナリカウンタを含むカウンタ手段、インバータ
    IC等から選択された一つで構成されている事を特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の携帯用通信機器に
    於ける電磁波モニター装置。
  6. 【請求項6】 当該報知手段は、光、音声、音波、物理
    的振動の何れかを媒体として利用して、当該電磁波の有
    無を表示するものである事を特徴とする請求項1乃至5
    の何れかに記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニタ
    ー装置。
  7. 【請求項7】 当該スイッチ手段は、当該報知手段を間
    欠的に駆動する機能を有するものである事を特徴とする
    請求項1乃至6の何れかに記載の携帯用通信機器に於け
    る電磁波モニター装置。
  8. 【請求項8】 当該スイッチ手段は、当該蓄電手段の充
    電状態若しくは当該遅延駆動パルス信号出力手段の出力
    信号に応答して当該報知手段を駆動する事を特徴とする
    請求項7記載の電磁波モニター装置。
  9. 【請求項9】 当該報知手段は、発光ダイオード、音声
    発生手段、振動発生手段、放電灯、液晶表示器等から選
    択された一つで構成されている事を特徴とする請求項6
    記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置。
  10. 【請求項10】 当該蓄電手段は、容量と逆流防止用ダ
    イオードとで構成されている事を特徴とする請求項1乃
    至9の何れかに記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モ
    ニター装置。
  11. 【請求項11】 当該電磁波モニター装置に於ける少な
    くとも当該遅延駆動パルス信号出力手段、当該スイッチ
    手段及び当該報知手段は当該アンテナの一部に設けられ
    ているものである事を特徴とする請求項1乃至9の何れ
    かに記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装
    置。
  12. 【請求項12】 当該遅延駆動パルス信号出力手段、当
    該スイッチ手段及び当該報知手段は当該アンテナの先端
    部分に設けられているものである事を特徴とする請求項
    11に記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装
    置。
  13. 【請求項13】 当該電磁波モニター装置は、高周波電
    磁波を検出して、当該電磁波を人間の視聴覚の一部に感
    知しえる程度の低周波パルス信号に変換する機能を有し
    ているものである事を特徴とする請求項1乃至12の何
    れかに記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装
    置。
  14. 【請求項14】 当該蓄電圧手段は、当該検波手段から
    出力される入力パルス信号の持つ個々の電圧を積算して
    予め定められた所定の電圧を有するパルス信号を出力す
    る様に構成されている事を特徴とする請求項10記載の
    携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置。
  15. 【請求項15】 当該予め定められた所定の電圧は、当
    該遅延駆動パルス信号出力手段が駆動しえるに十分な電
    圧値である事を特徴とする請求項1乃至14の何れかに
    記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニター装置。
  16. 【請求項16】 当該報知手段が発光ダイオード、放電
    灯等を含む発光手段で構成されている場合には、当該発
    光手段は、1個若しくは複数個使用するものである事を
    特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の携帯用通
    信機器に於ける電磁波モニター装置。
  17. 【請求項17】 当該報知手段が複数個の発光手段で構
    成されている場合には、当該各発光手段は、その発光色
    が互いに異なる様に構成されている事を特徴とする請求
    項16に記載の携帯用通信機器に於ける電磁波モニター
    装置。
  18. 【請求項18】 当該報知手段に設けられた、当該発光
    色が互いに異なる複数個の発光手段のそれぞれに個別に
    当該発光手段の発光色の明るさを調整する輝度調整手段
    を設けた事を特徴とする請求項17記載の電磁波モニタ
    ー装置。
  19. 【請求項19】 当該報知手段の外壁部に当該各発光手
    段の明るさを調整する輝度調整手段が配置せしめられて
    いる事を特徴とする請求項18記載の電磁波モニター装
    置。
  20. 【請求項20】 当該報知手段に設けられた、当該発光
    色が互いに異なる複数個の発光手段のそれぞれに、変位
    可能な遮光板を対向して配置した事を特徴とする請求項
    17記載の電磁波モニター装置。
  21. 【請求項21】 当該遮光板は、当該報知手段の外部よ
    り移動操作可能に構成されている事を特徴とする請求項
    20記載の電磁波モニター装置。
  22. 【請求項22】 当該複数個の発光手段は互いに異なる
    周期で点滅状態を繰り返す様に構成されている事を特徴
    とする請求項17記載のに於ける携帯用通信機器に於け
    る電磁波モニター装置。
  23. 【請求項23】 電磁波を受信し若しくは送信する伝送
    路、当該伝送路に電気的に結合し、当該受信し若しくは
    発振する電磁波を効率良く高周波電気信号に変換する結
    合手段、当該結合手段に接続され、当該結合手段から出
    力されるパルス状の高周波電気信号を検波する検波手
    段、当該検波手段に接続されると共に、複数個の発光色
    が互いに異なる発光手段とに接続されたマイコンとから
    構成されており、当該検波手段の出力信号に応答して、
    当該マイコンが、当該マイコンに予め内蔵された所定の
    プログラムに従って、当該複数個の発光手段を互いに異
    なる周期で点滅する様に制御する事を特徴とする電磁波
    モニター装置。
  24. 【請求項24】 当該報知手段内に、当該発光色が互い
    に異なる複数個の発光手段と、当該結合手段と、当該検
    波手段とマイコンとが配置せしめられている事を特徴と
    する請求項23記載の電磁波モニター装置。
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