JP3070697U - 貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機 - Google Patents

貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機

Info

Publication number
JP3070697U
JP3070697U JP2000000440U JP2000000440U JP3070697U JP 3070697 U JP3070697 U JP 3070697U JP 2000000440 U JP2000000440 U JP 2000000440U JP 2000000440 U JP2000000440 U JP 2000000440U JP 3070697 U JP3070697 U JP 3070697U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
restraining
lid
main body
housing
money
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000000440U
Other languages
English (en)
Inventor
將彦 中井
Original Assignee
中井銘鈑株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中井銘鈑株式会社 filed Critical 中井銘鈑株式会社
Priority to JP2000000440U priority Critical patent/JP3070697U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3070697U publication Critical patent/JP3070697U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋部を開放するときに要する時間を長くして、
貨幣が抜取られるような不正行為を防止又は抑止するこ
とができる貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機
を提供する。 【解決手段】紙幣取扱い装置15を構成するハウジング
17及びボックス18を格納固定した後、拘束カバー2
1を、スタッカー本体16及びハウジング17の両側面
と、ボックス18の裏面側とが覆われる状態に嵌着した
り、拘束ベルト41を、スタッカー本体16及びハウジ
ング17の両側面と、ボックス18の裏面側とに巻付け
た後、拘束カバー21の両側縁部又は拘束ベルト41の
両端部をスタッカー本体16の両側面に固定して、ハウ
ジング17及びボックス18を閉状態(格納状態)に拘
束する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば容器に封入された飲み物、包装された食品、タバコ、雑誌 、新聞等の商品を販売するような自動販売機に備えられる貨幣取扱い装置の蓋拘 束構造及び自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述の自動販売機に備えられる貨幣取扱い装置としては、例えば図17 、図18に示すように、自動販売機1を構成する扉部3裏面に、紙幣取扱い装置 15を構成するスタッカー本体16を固定して、紙幣や異物を取除いたり、スト ックされた紙幣を回収するとき、スタッカー本体16に取付けたメインラッチ1 9と、ボックス18に取付けたスタッカーラッチ20とを解除操作して、ハウジ ング17とボックス18とを開放する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の紙幣取扱い装置15は、ラッチ19,20を解除操作して、ハ ウジン17及びボックス18を開放する構造であるので、紙幣の抜取りに要する 作業時間が短くて済み、作業が簡単に行えるが、自動販売機1に商品を装填する 場合、扉部3を開放した状態で装填作業を行うため、作業者が販売機から離れた り、後向きで作業を行っているときに、紙幣が抜取られることがあり、盗難を防 止することが困難である。また、ハウジング17及びボックス18を閉塞すると 、紙幣が抜取られたことを後で確認することが不可能であり、何回も盗難される という問題点を有している。
【0004】 さらにまた、紙幣取扱い装置15には施錠機構が設けられていないため、扉部 3の施錠部を破壊するだけで、紙幣が簡単に抜取られる。且つ、装置に堅牢な施 錠機構を設けると、盗難を防止することができるが、装置全体の構造が複雑とな り、コストアップとなるという問題点も有している。
【0005】 この考案は上記問題に鑑み、装置本体に設けられた蓋部を拘束部材で閉状態に 拘束することにより、蓋部を開放するときに要する作業時間が長くなり、貨幣が 抜取られるような不正行為が起きるのを防止又は抑止することができる貨幣取扱 い装置の蓋拘束構造及び自動販売機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、投入口から投入される貨幣を装置本体に保管し、該装 置本体の開口側に設けた蓋部を開放して貨幣を回収する貨幣取扱い装置であって 、上記装置本体の開口側外面に、該開口側に設けられた蓋部を閉状態に拘束する 拘束部材を設けた貨幣取扱い装置の蓋拘束構造であることを特徴とする。
【0007】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記拘束部材を、 上記装置本体の開口側外面が覆われる状態に装着される拘束カバーで構成した貨 幣取扱い装置の蓋拘束構造であることを特徴とする。
【0008】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記拘束部材を、 上記開口側外面に巻付けられる拘束ベルトで構成した貨幣取扱い装置の蓋拘束構 造であることを特徴とする。
【0009】 請求項4記載の考案は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記拘 束部材を、上記装置本体の開口側外面に固定する固定手段を設けた貨幣取扱い装 置の蓋拘束構造であることを特徴とする。
【0010】 請求項5記載の考案は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記拘 束部材を、上記装置本体が固定される固定部に対して固定可能に設けた貨幣取扱 い装置の蓋拘束構造であることを特徴とする。
【0011】 請求項6記載の考案は、投入される貨幣を識別して真貨幣を収納する貨幣取扱 い装置を備えた自動販売機であって、前記貨幣取扱い装置を、前記請求項1,2 ,3,4又は5記載の貨幣取扱い装置で構成した自動販売機であることを特徴と する。
【0012】
【作用】
請求項1記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造は、拘束部材を、装置本体の開口 側外面に装着して、蓋部を閉状態に拘束する。一方、拘束部材による拘束を解除 して、蓋部を開放する。
【0013】 請求項2記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造は、上記請求項1記載の作用と併 せて、拘束カバーを、装置本体の開口側外面が覆われる状態に装着して、蓋部を 閉状態に拘束する。
【0014】 請求項3記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造は、上記請求項1記載の作用と併 せて、拘束ベルトを、装置本体の開口側外面と略対応する状態に巻付けて、蓋部 を閉状態に拘束する。
【0015】 請求項4記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造は、上記請求項1,2又は3記載 の作用と併せて、拘束部材を、固定手段により装置本体の開口側外面に装着した 状態に固定して、蓋部を閉状態に維持する。
【0016】 請求項5記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造は、上記請求項1,2又は3記載 の作用と併せて、拘束部材を、例えば自動販売機を構成する扉部裏面等の装置本 体を固定する固定部に直接固定して、蓋部を閉状態に拘束する。
【0017】 請求項6記載の自動販売機は、上記請求項1,2,3,4又は5記載の作用と 併せて、自動販売機に備えられた貨幣取扱い装置の蓋部を閉状態に拘束して、貨 幣が抜取られるのを防止する。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、貨幣取扱い装置の蓋部を開放するとき、拘束部材による拘 束を解除しなければならず、従来例のように作業者が販売機から離れたり、後向 いたときに、蓋部が即開放されるのを妨げることができる。且つ、蓋部を開放す る作業に手間及び時間が掛かるため、貨幣が抜取られるような不正行為が起きる のを防止又は抑制することができる。
【0019】 しかも、拘束部材を装着するだけの簡単な構造であるので、蓋部に施錠機構を 設ける必要がなく、装置全体の構造を簡素化することができる。且つ、安価な構 造でありながら、不正行為を防止することができる。
【0020】 さらに、拘束カバーを、装置本体の開口側外面が覆われる状態に装着するので 、蓋部の開放操作を妨げることができる。且つ、蓋部が壊されたり、キズ付けら れたりするのを防止することができ、装置の保管機能を維持することができる。
【0021】 さらにまた、拘束ベルトを、装置本体の開口側外面に巻付けるので、蓋部がガ タ付いたり、拘束ベルトが緩んだりせず、蓋部を閉状態に拘束するのに必要な締 付け力が安定して得られる。
【0022】 さらにまた、拘束部材を、固定手段により装置本体の開口側外面に固定するの で、拘束部材が脱落したり、装着位置がズレたりするのを確実に防止することが でき、蓋部を閉状態に維持することができる。
【0023】 さらにまた、拘束部材を固定部に直接固定するので、拘束部材を固定するため の手段を装置本体に設けたり、装置本体を改造したりする必要が無く、蓋部を閉 状態に拘束する作業が容易に行える。
【0024】 さらにまた、自動販売機に備えられた貨幣取扱い装置の蓋部を拘束部材により 閉状態に拘束するので、貨幣を抜取るときに要する時間が長くなり、商品装填や 保守点検等の作業時に、貨幣が抜取られるのを防止することができ、貨幣を取扱 う装置として高い信頼性が得られる。且つ、作業者による不正行為もなくなる。
【0025】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は自動販売機に備えられる紙幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機を 示し、図1に於いて、この紙幣取扱い装置15は、自動販売機1を構成する販売 機本体2の扉部3裏面に設けられ、扉部3前面の紙幣投入口7に投入される紙幣 の真偽を、真偽センサー(図示省略)による検知に基づいて判定し、正貨と判定 された紙幣を保管したり、判別不可と判定された紙幣を返却したりする。
【0026】 上述の自動販売機1は、商品放出機構(例えばサーペンタイン機構)を備えた 販売機本体2の前面側開口部に、その開口部全体を閉塞する施錠機能付き扉部3 を左右開閉可能に取付け、扉部3の上部前面に設けた展示部4に、販売される商 品と略酷似する展示見本5を上下段に陳列している。
【0027】 且つ、展示部4前面に、購入する商品を選択するための選択スイッチ6を、展 示部4に陳列した展示見本5と略対応して配列し、扉部3の中央部及び下部前面 に、紙幣を投入するための紙幣投入口7と、硬貨を投入するための硬貨投入口8 と、硬貨又はつり銭を返却するための返却口9と、紙幣や硬貨を返却するための レバー式又はボタン式の返却スイッチ10と、購入した商品を取出すための取出 口11とを設けている。
【0028】 前述の紙幣取扱い装置15は、図2、図3、図4に示すように、スタッカー本 体16と、ハウジング17と、ボックス18と、ハウジング17及びボックス1 8を閉状態(格納状態)に拘束する拘束カバー21とで構成される。
【0029】 スタッカー本体16は、紙幣投入口7と対向して扉部3の裏面側に固定され、 扉部3の紙幣投入口7に、スタッカー本体16の上部前面に突設した紙幣搬送路 16aを連通する。
【0030】 ハウジング17は、スタッカー本体16の裏面側下端部に対して前後回動可能 に連結され、スタッカー本体16の裏面側開口部に格納される閉状態と、図中仮 想線で示す角度に開放される開状態とに回動される。
【0031】 格納時に於て、スタッカー本体16の上端部に取付けたメインラッチ19がハ ウジング17の上端部に係止され、ハウジング17を格納状態に固定する。メイ ンラッチ19を解除操作して、ハウジング17に対する係止を解除すると、ハウ ジング17の開放が許容される。
【0032】 一方、ボックス18は、ハウジング17の裏面側下端部に対して前後回動可能 に連結され、ハウジング17の裏面側開口部に格納される閉状態と、図中仮想線 で示す角度に開放される開状態とに回動される。
【0033】 格納時に於て、ボックス18の上端部に取付けたスタッカーラッチ20がハウ ジング17の裏面側に係止され、ボックス18を格納状態に固定する。スタッカ ーラッチ20を解除操作して、ハウジング17に対する係止を解除すると、ボッ クス18の開放が許容される。また、ハウジング17とボックス18とに施錠手 段を設けてもよい。
【0034】 上述の拘束カバー21は、ハウジング17及びボックス18を格納状態に拘束 するのに必要な強度を有すると共に、例えばポリカーボネイト又はアクリル等の 透光性(透明又は半透明)を有するプラスチックにより平面から見て略コ字状と なる形状に形成され、スタッカー本体16の両側面と、スタッカー本体16に格 納されたハウジング17の両側面と、ハウジング17に格納されたボックス18 の裏面側とが覆われる状態に装着可能な大きさ及び形状に形成している。
【0035】 且つ、図5、図6、図7にも示すように、ハウジング17及びボックス18が 閉状態に拘束される高さ位置に装着され、スタッカー本体16の両側面に突設し た係止部22は、拘束カバー21の両側縁部に形成した略L字状の溝部23に沿 って挿入される。
【0036】 スタッカー本体16の左側面に突設した係止部22の凸部22aは、拘束カバ ー21の左側縁部に形成した係止部24の孔部24aに係止され、右側面に突設 した係止部22の孔部22bは、右側縁部(溝部23近傍)に形成した係止部2 4の孔部24bに連通され、右側係止部22,24の間は、施錠具25(例えば シリンダ鍵)により分離不可に固定される。
【0037】 また、拘束カバー21を、例えばスタッカー本体16及びハウジング17の側 面全体と、ボックス18の裏面全体とが覆われる大きさに形成してもよい。
【0038】 さらにまた、拘束カバー21を不透明なプラスチックで形成したり、例えば金 属や木、セラミックス等で形成してもよい。
【0039】 上述の拘束カバー21の他の固定方法として、例えば図8に示すように、拘束 カバー21の両側縁部に形成した係止孔27を、スタッカー本体16の両側面に 突設した係止爪28に係止固定したり、 また、図9に示すように、拘束カバー21の側縁部に形成した係止片30を、 スタッカー本体16の側面に形成した差込み部31に差込み、差込み部31に保 持された係止ピン32を、コイルスプリング33の弾性により、係止片30に形 成した段部30aに対して係止される方向に付勢して係止固定してもよい。
【0040】 さらにまた、上述の固定方法を介して、上述した拘束カバー21の一側縁部又 は両側縁部を、スタッカー本体16の側面や扉部3の裏面側に固定したり、また 、図10に示すように、前述の係止部22,24と、溝部23と、施錠具25と を介して、拘束カバー21の一側縁部又は両側縁部を扉部3の裏面側に固定して もよい。
【0041】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、紙幣取扱い装置15を構 成する拘束カバー21の着脱方法を説明する。
【0042】 先ず、図2、図3、図4に示すように、上述のハウジング17及びボックス1 8を格納固定した後、拘束カバー21を、スタッカー本体16及びハウジング1 7の両側面と、ボックス18の裏面側とが覆われる状態に装着して、スタッカー 本体16の係止部22,22を、拘束カバー21の溝部23,23に挿入する。
【0043】 同時に、図5、図6、図7に示すように、左側に形成した係止部22の凸部2 2aと、係止部24の孔部24aとを係止し、右側に形成した係止部22の孔部 22bと、係止部24の孔部24bとを連通した後、右側係止部22,24の間 を施錠具25により固定して、ハウジング17及びボックス18を閉状態に拘束 する。
【0044】 次に、通路途中に詰まった紙幣や異物を取除いたり、ストックされた紙幣を回 収したりする場合、施錠具25による施錠を解除した後、係止部22の凸部22 aと、係止部24の孔部24aとの係止を解除し、スタッカー本体16の係止部 22,22を、拘束カバー21の溝部23,23から抜き取り、拘束カバー21 による拘束を解除して、ハウジング17とボックス18とを開放する。
【0045】 以上のように、ハウジング17及びボックス18を開放するとき、拘束カバー 21による拘束を解除しなければならず、従来例のように作業者が販売機から離 れたり、後向いたときに、ハウジング17及びボックス18が即開放されるのを 妨げることができる。且つ、ハウジング17及びボックス18を開放する作業に 手間及び時間が掛かるため、商品装填や保守点検等の作業時に、貨幣が抜取られ るような不正行為が起きるのを防止又は抑止することができる。
【0046】 しかも、拘束カバー21を装着するだけの簡単な構造であるので、ハウジング 17及びボックス18に施錠機構を設ける必要がなく、装置全体の構造を簡素化 することができる。且つ、安価な構造でありながら、不正行為を防止することが でき、貨幣を取扱う装置として高い信頼性が得られると共に、作業者による不正 行為もなくなる。
【0047】 さらに、ハウジング17及びボックス18の開放操作を妨げることができると 共に、ハウジング17及びボックス18が壊されたり、キズ付けられたりするの を防止することができ、装置の保管機能を維持することができる。
【0048】 さらにまた、拘束カバー21の両側縁部をスタッカー本体16の両側面に係止 固定するので、脱落したり、装着位置がズレたりするのを確実に防止することが でき、ハウジング17及びボックス18を閉状態に維持することができる。
【0049】 さらにまた、拘束カバー21を扉部3の裏面側に直接固定するので、拘束カバ ー21を固定するための手段をスタッカー本体の側面に設けたり、スタッカー本 体16を改造したりする必要が無く、ハウジング17及びボックス18を閉状態 に拘束する作業が容易に行える。
【0050】 図11、図12、図13は、拘束ベルト41による拘束方法を示し、拘束ベル ト41は、例えば合成樹脂又は合成皮革等の可撓性又は柔軟性を有する材質によ り拘束に必要な強度に形成され、拘束ベルト41の一端側に固定した連結具42 は、スタッカー本体16の左側面に突設した支持部44に連結している。
【0051】 拘束時に於て、図14にも示すように、所定長さに形成した拘束ベルト41を 、スタッカー本体16及びハウジング17の両側面と、ボックス18の裏面側と を周回する横方向に巻付けて、他端側に固定した係止具43の孔部43aを、ス タッカー本体16の右側面に突設した係止部45に遊嵌する。
【0052】 次に、係止具43の孔部43aよりも外側に突出した係止部45の孔部45a に施錠具46を取付けて、ハウジング17及びボックス18を閉状態に拘束する ので、上述の実施例と略同等の作用効果を奏することができる。且つ、ハウジン グ17及びボックス18がガタ付いたり、拘束ベルト41が緩んだりせず、ハウ ジング17及びボックス18を閉状態に拘束するのに必要な締付け力が安定して 得られる。
【0053】 また、上述の拘束ベルト41に代わる他の拘束体として、例えば伸縮可能に形 成したベルト、チェーン、ワイヤー、金属製のバンド、紐等を用いてもよい。
【0054】 上述の拘束ベルト41の他の固定方法として、例えば図15に示すように、拘 束ベルト41の端部に固定した係止具48の孔部48aを、スタッカー本体16 の側面に突設した係止部49に遊嵌し、係止具48の孔部48aよりも外側に突 出した係止部49の頭部49aを、係止具48の孔部48aに対して係止される 角度(略90度)に回動操作して抜止め固定してもよい。
【0055】 また、図16に示すように、拘束ベルト41の端部に固定した係止具51の軸 部51aを、スタッカー本体16の側面に突設した係止部52の溝部52aに上 方から差込み、軸部51aに連設した球状の頭部51bを、溝部52aに対して 前後方向に抜取り不可に係止してもよい。
【0056】 さらにまた、上述の固定方法を介して、拘束ベルト41の一端又は両端を、ス タッカー本体16の側面や扉部3の裏面側に固定したり、また、前述の連結具4 2と、係止具43と、支持部44と、係止部45とを介して、拘束ベルト41の 一端又は両端を扉部3の裏面側に固定してもよい。
【0057】 一方、扉部3とスタッカー本体16との対向面間に隙間がある場合、拘束ベル ト41を、紙幣取扱い装置15の側面全周に巻付けたり、スタッカー本体16及 びハウジング17の上下面と、ボックス18の裏面側とを周回する縦方向に巻付 けてもよい。
【0058】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の貨幣取扱い装置は、実施例の紙幣取扱い装置15に対応し、 以下同様に、 固定部は、自動販売機1の扉部3に対応し、 拘束部材は、拘束カバー21と、拘束ベルト41と、チェーンやワイヤー、金 属製のバンド、紐等とに対応し、 蓋部は、ハウジング17及びボックス18に対応し、 装置本体は、スタッカー本体16に対応し、 固定手段は、係止部22,24,45,49,52と、溝部23と、施錠具2 5,46と、係止孔27と、係止爪28と、係止片30と、係止ピン32と、連 結具42と、係止具43,48,51と、支持部44と、面ファスナーやマグネ ット、ホック、クランプ、ネジ等とに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0059】 上述の施錠具25,46に代わる他の固定手段として、例えばダイヤル式やマ グネット式の施錠具で固定したり、楔状の部材を差込んだり、ワイヤーや紐を巻 回する等して固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 紙幣取扱い装置を備えた自動販売機を示す正
面図。
【図2】 拘束カバーを紙幣取扱い装置に取付けた状態
を示す側面図。
【図3】 拘束カバーの取付け状態を示す背面図。
【図4】 拘束カバーの着脱方法を示す平面図。
【図5】 拘束カバーの固定状態を示す斜視図。
【図6】 左側係止部の挿入及び抜取り方法を示す側面
図。
【図7】 右側係止部の挿入及び抜取り方法を示す側面
図。
【図8】 拘束カバーの他の固定方法を示す斜視図。
【図9】 拘束カバーのその他の固定方法を示す斜視
図。
【図10】 拘束カバーを扉部裏面に固定した状態を示
す平面図。
【図11】 拘束ベルトを紙幣取扱い装置に取付けた状
態を示す側面図。
【図12】 拘束ベルトの巻付け状態を示す背面図。
【図13】 拘束ベルトの着脱方法を示す平面図。
【図14】 拘束ベルトの固定状態を示す斜視図。
【図15】 拘束ベルトの他の固定方法を示す斜視図。
【図16】 拘束カバーのその他の固定方法を示す斜視
図。
【図17】 従来例の紙幣取扱い装置の開閉動作を示す
側面図。
【図18】 ハウジング及びボックスの格納状態を示す
背面図。
【符号の説明】
1…自動販売機 2…販売機本体 3…扉部 7…紙幣投入口 15…紙幣取扱い装置 16…スタッカー本体 17…ハウジング 18…ボックス 19…メインラッチ 20…スタッカーラッチ 21…拘束カバー 22…係止部 22a…凸部 22b…孔部 23…溝部 24…係止部 24a,24b…孔部 25…施錠具 27…係止孔 28…係止爪 30…係止片 32…係止ピン 41…拘束ベルト 42…連結具 43…係止具 44…支持部 45…係止部 46…施錠具 48…係止具 48a…孔部 49…係止部 49a…頭部 51…係止具 51a…軸部 51b…頭部 52…係止部 52a…溝部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入口から投入される貨幣を装置本体に保
    管し、該装置本体の開口側に設けた蓋部を開放して貨幣
    を回収する貨幣取扱い装置であって、上記装置本体の開
    口側に設けた蓋部外面に装着され、該蓋部を閉状態に拘
    束する拘束部材を設けた貨幣取扱い装置の蓋拘束構造。
  2. 【請求項2】上記拘束部材を、上記装置本体の開口側外
    面が覆われる状態に装着される拘束カバーで構成した請
    求項1記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造。
  3. 【請求項3】上記拘束部材を、上記装置本体の開口側外
    面に巻付けられる拘束ベルトで構成した請求項1記載の
    貨幣取扱い装置の蓋拘束構造。
  4. 【請求項4】上記拘束部材を、上記装置本体の開口側外
    面に固定する固定手段を設けた請求項1,2又は3記載
    の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造。
  5. 【請求項5】上記拘束部材を、上記装置本体が固定され
    る固定部に対して固定可能に設けた請求項1,2又は3
    記載の貨幣取扱い装置の蓋拘束構造。
  6. 【請求項6】投入される貨幣を識別して真貨幣を収納す
    る貨幣取扱い装置を備えた自動販売機であって、前記貨
    幣取扱い装置を、前記請求項1,2,3,4又は5記載
    の貨幣取扱い装置で構成した自動販売機。
JP2000000440U 2000-02-02 2000-02-02 貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機 Expired - Lifetime JP3070697U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000440U JP3070697U (ja) 2000-02-02 2000-02-02 貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000440U JP3070697U (ja) 2000-02-02 2000-02-02 貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3070697U true JP3070697U (ja) 2000-08-11

Family

ID=43204072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000440U Expired - Lifetime JP3070697U (ja) 2000-02-02 2000-02-02 貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3070697U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2012198C (en) Self-locking bill accumulator
JP2021108203A (ja) 貨幣処理装置
JPS60500688A (ja) 貴重品用ポ−タブル・コンテナ
JP3070697U (ja) 貨幣取扱い装置の蓋拘束構造及び自動販売機
US7748513B2 (en) Vending machine
EP1703475A1 (en) Security apparatus
US5205481A (en) Locked cassette bill box
JP2000194915A (ja) 自動販売機の硬貨回収用金庫及びスタンド型自動販売機
EP0137013B1 (en) Portable container for valuable articles
GB2103281A (en) Slot-machine coin safe
JP4387209B2 (ja) 紙幣識別装置
JPS6339796Y2 (ja)
JP4238748B2 (ja) 自動販売機
JP3697332B2 (ja) 紙幣処理装置の取付装置
JP3038978U (ja) 紙幣処理装置の保護カバー
JP3410327B2 (ja) ドロワ装置
JP4899673B2 (ja) 紙幣識別装置
JP2005056349A (ja) ドロワ装置
JP2786116B2 (ja) 硬貨処理機用金庫
JP3289191B2 (ja) レジドロア用高額紙幣保管装置
JP4337663B2 (ja) 自動販売機
JP5668403B2 (ja) 自動販売機
JP4337661B2 (ja) 自動販売機
JPH08293056A (ja) 現金収納装置
JP3002393B2 (ja) ドロワ装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term