JP3070504U - 表示板 - Google Patents
表示板Info
- Publication number
- JP3070504U JP3070504U JP2000000257U JP2000000257U JP3070504U JP 3070504 U JP3070504 U JP 3070504U JP 2000000257 U JP2000000257 U JP 2000000257U JP 2000000257 U JP2000000257 U JP 2000000257U JP 3070504 U JP3070504 U JP 3070504U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポスタ−等の表示物の掲示が簡便にでき、表
示物が雨水に晒されず丈夫であり、かつ表示物の出し入
れが容易であると共に透明感があって見易く、しかも環
境に良い表示板を提供する。 【解決手段】 腰のある資材でほぼ矩形状に形成した基
板(2)を有し、この基板の表裏に中間カバ−(3)と
裏面カバ−(4)を設け、この裏面カバ−上に透明な表
面カバ−(7)と内側カバ−(10)を設けて大の収納
部(6)と小の収納部(9)を形成し、これらの収納部
(6)、(9)にサイズの違うポスタ−等の表示物を上
記収納部(6)、(9)にそれぞれ形成した開口部(1
5)、(17)より収納することができるようにしたも
のである。
示物が雨水に晒されず丈夫であり、かつ表示物の出し入
れが容易であると共に透明感があって見易く、しかも環
境に良い表示板を提供する。 【解決手段】 腰のある資材でほぼ矩形状に形成した基
板(2)を有し、この基板の表裏に中間カバ−(3)と
裏面カバ−(4)を設け、この裏面カバ−上に透明な表
面カバ−(7)と内側カバ−(10)を設けて大の収納
部(6)と小の収納部(9)を形成し、これらの収納部
(6)、(9)にサイズの違うポスタ−等の表示物を上
記収納部(6)、(9)にそれぞれ形成した開口部(1
5)、(17)より収納することができるようにしたも
のである。
Description
【0001】
本考案は、サイズの違うポスタ−やチラシ、新聞、広告文等の表示物をサイズ 毎に収納することができる表示板に関し、特に選挙時に有効に使用することがで きる表示板に関するものである。
【0002】
選挙の時期になると、立候補者のポスタ−が家の壁や塀あるいは掲示板等に貼 られるが、これを貼る際には、ポスタ−の裏面に両面テ−プを所定の大きさに切 って貼り、その両面テ−プの剥離紙を剥しながらポスタ−を家の壁や塀等に貼っ ていくために、かなり手間がかかっていた。
【0003】 また、ポスタ−を剥す際に、両面テ−プの接着剤が家の壁や塀等に付着してし まい、なかなか取ることができず、除去するのに多くの時間を要し、時には接着 剤が貼着面に残って家の壁や塀等を汚すことがあった。
【0004】 更に、貼付したポスタ−は常時風雨に晒されているので、破れ易く、破損した 場合は、再度貼り直したり補修したりしなければならなかった。
【0005】
本考案は、これらの問題点を解消すると共に、更に良好なものを得ようとする もので、ポスタ−等の表示物の掲示が容易であり、作業がし易く、かつ表示物が 雨水に晒されず、丈夫であり、表示物の出し入れが容易にでき、しかも透明感が あって表示物が見易く、環境にも良いものを提供するものである。
【0006】
腰のある資材でほぼ矩形状に形成した基板を有し、この基板の表面に直接ある いは中間カバ−を介して間接的に、大小の収納部を設け、これらの収納部にサイ ズの違うポスタ−等の表示物をそれぞれ開口部より収納することができるように すると共に、、これらの収納部を形成する表面カバ−と内側カバ−を透明な材料 で形成して上記表示物を鮮明に表示することができるようにしたものである。
【0007】 また、表示板の周縁部に鳩目を設け、これによって表示板の支持を簡便にでき るようにした。
【0008】 更に、表示板を塩素を含まないプラスチック材で形成し、廃棄後に焼却しても 有害ガスが発生しないようにした。
【0009】
実施例は、表示板(1)を選挙の際に用いる広報板をとして用いた場合を示し ている。
【0010】 表示板(1)は、基板(2)と、基板の表面を被う中間カバ−(3)と、基板 の裏面を被う裏面カバ−(4)と、上記中間カバ−(3)を被い、この中間カバ −との間に政党の広報用のポスタ−(5)を収納するための大の収納部(6)を 形成する表面カバ−(7)と、上記中間カバ−(3)と表面カバ−の間にあって 立候補者のポスタ−(8)を収納するために上記収納部(6)より小さく形成し た小の収納部(9)を形成する内面カバ−(10)を備えている。
【0011】 上記基板(2)は、腰のある資材でほぼ矩形状に形成されており、図示のもの では、ポリプロピレン材を用い、ライナ−部と中芯部を有する段ボ−ル状に押出 し成型して製作しているが、その他のプラスチック材を用いて種々の方法で作る ことができ、又腰のあるものであればその他各種の硬質プラスチックフォ−ム、 プラスチック板、丈夫な段ボ−ル、厚紙、ベニヤ板等の木板その他の材料を用い ることができる。
【0012】 また、上記中間カバ−(3)と、裏面カバ−(4)と、表面カバ−(7)と、 内面カバ−(10)は、プラスチックフィルムで形成され、その表面カバ−(7)と 内面カバ−(10)を透明なもの(図面のものでは上記中間カバ−(3)も透明にし ている)にし、各大小の収納部(6) 、(9)にそれぞれ収納したポスタ−(5 )、(8)を透視できるようにしている。 なお、実施例ではこれらのカバ−(3)、(4)、(7)、(10)をポリプロピ レン層とEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)層とポリプロピレン層の三層の プラスチックフィルムとし、その表面にコロナ処理を施して印刷がし易くなって いるが、これらのカバ−はその他種々のプラスチックフィルムを単層あるいは複 層にして用いることができる。
【0013】 上記中間カバ−(3)と裏面カバ−(4)の周縁部(11)は、接着や溶着(12)( 実施例では高周波溶着)してこの中間カバ−(3)と裏面カバ−(4)間に上記 基板(2)を収納するようにしている。
【0014】 また、図示のものでは、表示板(1)の左右側及び下側の周縁部において、上 記中間カバ−(3)と表面カバ−(7)間を接着、溶着(実施例では高周波溶着 )して仕切り部(13)を形成し、その中間カバ−(3)と表面カバ−(7)の間に 上記大の収納部(6)を形成している。
【0015】 上記表面カバ−(7)には、ファスナ−(14)が設けられ、このファスナ−を開 いて開口部(15)より上記政党の広報用のポスタ−(5)を収納するようにしてい る。 なお、ファスナ−はスライダ−(16)が表示板の下側にきたときに開口部( )を 閉じるようにすると、雨水が一層入りにくくなる。
【0016】 また、上記内面カバ−(10)は、上記ファスナ−(14)がある側に開口部(17)を設 けると共に、他の周縁部(18)を中間カバ−(3)に接着、溶着(実施例では高周 波溶着) して立候補者のポスタ−(8)を収納するための小の収納部(9)を形 成している。 その際に、内面カバ−の開口部に切欠部(19)を設けておくと、立候補者のポス タ−を容易に取り出すことができる。
【0017】 なお、実施例では上記ファスナ−(14)を表示板の一方側に設けているが、上下 左右のいずれの側に設けるようにしてもよい。
【0018】 上記表示板の外周の周縁部(11)には、適宜鳩目(20)を設けておくことができ、 この鳩目に針金や紐、化粧ビス、ホ−ルインアンカ−、ボルト等を通して表示板 を壁や塀(板塀、ブロック塀、フェンス等) 、支柱等の取付部に固定することが できる。
【0019】 実施例では、上記大の収納部(6)は、A1版(約600mm×850mm)の大 きさのポスタ−が収納できる大きさに形成されており、また上記小の収納部(9 )は、A2版(約420mm×600mm)以下の大きさのポスタ−が収納できる大 きさになっているが、その他の大きさのポスタ−や新聞(タブロイド版を含む) 、宣伝広告紙、お知らせ等を収納できるように形成することができる。
【0020】 上記のように、大小の収納部(6)、(9)を形成しておくと、立候補者のポ スタ−(8)を表示する場合は、このポスタ−(8)を小の収納部(9)の方に 入れて表示し、立候補者のポスタ−(8)の表示をしない場合には、大の収納部 (6)に政党の広報用の大きいポスタ−(5)を入れて、上記立候補者のポスタ −を隠して表示することもできる。 なお、上記小の収納部(9)の上には、更に小さい収納部を順次設けることが できる。
【0021】 上記基板(2)及び中間カバ−(3)あるいは表面カバ−(7)等には、適宜 上記ポスタ−(5)、(8)に邪魔にならない程度に宣伝広告文(21)や標語、ホ −ムペ−ジや電話、ファクシミリ等の番号を表示しておくことができる。なお、 実施例では、これらの表示を基板(2)に設けている。 また、上記表面カバ−(7)を直接基板(2)の周縁部に固着する場合は、上 記中間カバ−(3)を省略することができ、その際に裏面カバ−(4)も省略す ることができる。
【0022】
本考案は、上記のように表示板に大小のポスタ−等の複数の表示物を収納する 収納部を複数設け、これらの表示物を表示板のほぼ中央に位置させて表示するの で、種々の大きさの表示物を見映えよく、しかも簡便にかつ安定して保持するこ とができる。
【0023】 また、複数の大小の収納部を有するので、小さい表示物から大きい表示物に代 える場合、小さい表示物を取り出すことなく、大きい表示物を大の収納部に入れ て小さい表示物を隠すようにして表示することができる。
【0024】 更に、表示物の出し入れは、表面カバ−に設けたファスナ−を開閉するだけで 簡単にでき、又ファスナ−を閉めておけば、上記大小の収納部が密閉状態となっ て、雨水やゴミ等の侵入を防ぐことができる。
【0025】 また、表示板を塩素を含まないプラスチック材で形成すれば、表示板を焼却す る際に塩素ガスが発生せず環境にもよい。しかもプラスチック材は耐寒性、耐候 性等も備えていて使い易い。しかも表示板の表面カバ−や内面カバ−をポリプロ ピレン材で形成すると、透明感が一層よくなる。
【0026】 更に、表示板の周縁部に鳩目を設けると、これに針金、紐、化粧ビス、ホ−ル インアンカ−、ボルト・ナット、掛金具等の止具を用いて壁や塀、支柱等に簡便 に取り付けることができる。
【図1】 本考案の実施例を示す表示板の平面図であ
る。
る。
【図2】 表示板の小の収納部に立候補者のポスタ−を
収納した状態を示す平面図である。
収納した状態を示す平面図である。
【図3】 表示板の大の収納部に政党の広報用のポスタ
−を収納した状態を示す平面図である。
−を収納した状態を示す平面図である。
【図4】 表示板を一部切欠いて示す平面図である。
【図5】 表示板の拡大横断面図である。
1 表示板 2 基板 3 中間カバ− 4 裏
面カバ− 5 政党の広報用のポスタ− 6 大の
収納部 7 表面カバ− 8 立候補者のポスタ−
9 小の収納部 10 内面カバ− 14 フ
ァスナ− 15,17 開口部 20 鳩目
面カバ− 5 政党の広報用のポスタ− 6 大の
収納部 7 表面カバ− 8 立候補者のポスタ−
9 小の収納部 10 内面カバ− 14 フ
ァスナ− 15,17 開口部 20 鳩目
Claims (8)
- 【請求項1】 腰のある資材でほぼ矩形状に形成した基
板を有し、この基板の表面に収納部を形成するよう基板
を被いその周縁部を固着した透明な表面カバ−を設ける
と共にこの表面カバ−の側辺部に開口部を形成するよう
ファスナ−を設け、上記基板の表面のほぼ中央部に上記
収納部より小さい収納部を形成するよう上記ファスナ−
側に開口部を有し他の周縁部を固着した透明な内側カバ
−を設けた表示板。 - 【請求項2】 固着した表面カバ−と基板の周縁部に鳩
目を設けた請求項1に記載の表示板。 - 【請求項3】 腰のある資材でほぼ矩形状に形成した基
板を有し、この基板の表面に収納部を形成するよう基板
を被いその基板よりやや大きい透明な表面カバ−を設け
ると共にこの表面カバ−の側辺部に開口部を形成するよ
うファスナ−を設け、上記基板の裏面に表面カバ−とほ
ぼ同じ大きさの裏面カバ−を設け、この裏面カバ−と上
記表面カバ−の周縁部どうしを固着し、上記基板の表面
のほぼ中央部に上記収納部より小さい収納部を形成する
よう上記ファスナ−側に開口部を有し他の周縁部が固着
させた透明な内側カバ−を設けた表示板。 - 【請求項4】 固着した表面カバ−と裏面カバ−の周縁
部に鳩目を設けた請求項3に記載の表示板。 - 【請求項5】 腰のある資材でほぼ矩形状に形成した基
板を有し、この基板の表面に基板よりやや大きい中間カ
バ−を設けると共に基板の裏面にその中間カバ−とほぼ
同じ大きさの裏面カバ−を設け、上記中間カバ−の表面
に収納部を形成するよう中間カバ−を被いその中間カバ
−と同じ大きさの透明な表面カバ−を設け、この表面カ
バ−の側辺部に開口部を形成するようファスナ−を設
け、上記表面カバ−と中間カバ−と裏面カバ−の周縁部
どうしを固着し、上記中間カバ−の表面のほぼ中央部に
上記収納部より小さい収納部を形成するよう上記ファス
ナ−側に開口部を有し他の周縁部が固着された透明な内
側カバ−を設けた表示板。 - 【請求項6】 固着した表面カバ−と中間カバ−と裏面
カバ−の周縁部に鳩目を設けた請求項5に記載の表示
板。 - 【請求項7】 表面カバ−と内側カバ−と中間カバ−と
基板と裏面カバ−をそれぞれ塩素を含まないプラスチッ
ク材で形成し、上記表面カバ−と内側カバ−と中間カバ
−の周縁部及び内側カバ−の開口部を除いた他の周縁部
をそれぞれ高周波溶着した請求項5または6に記載の表
示板。 - 【請求項8】 中間カバ−の表面に設けた収納部をほぼ
A1版の大きさの表示物が収納し得るほどの大きさに形
成し、かつ中間カバ−の表面のほぼ中央部に設けた小さ
い収納部をほぼA2版の大きさの表示物が収納し得るほ
どの大きさに形成した請求項5〜7のいずれかに記載の
表示板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000257U JP3070504U (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 表示板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000257U JP3070504U (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 表示板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3070504U true JP3070504U (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=43203892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000257U Expired - Lifetime JP3070504U (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 表示板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070504U (ja) |
-
2000
- 2000-01-25 JP JP2000000257U patent/JP3070504U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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