JP3070444U - 求職目的別に選択可能な二分割可能な履歴書用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】求職者の現状の立場に応じて使用目的を判別
し、記入項目に関しては求職者の経歴のみを追って書き
込むのではなく、求職者本人の気持ちが上手く企業に伝
えられる形態にして、企業と求職者の双方が履歴書用紙
を通じてお互いに理解を深め合えるものにする。更に保
管整理する際に生じる損傷を抑える補強を施したものに
仕上げる。 【解決手段】書き易く、かつ、観易いものにする為にＡ
３判サイズ用紙の中央位置にミシン目１を入れ、求職者
本人の経歴を書き込む用紙５と求職者本人の要望を書き
込む用紙６の二枚のＡ４判サイズ用紙に分離可能な形態
にして記入内容を大別し、かつ、閉じ穴付き補強シール
２と写真貼付欄に粘着シール９を予め施すことによって
利用する際の損傷や不便さを抑えて求職目的別に使い分
け出来る様に再就職者専用用紙、パート・アルバイト専
用用紙、新卒者専用用紙と三種類の履歴書用紙にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】この考案は、履歴書用紙に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の履歴書用紙は片面のみ使用の用紙であり、再就職者専 用用紙、パート・アルバイト専用用紙、新卒者専用用紙と利用者の現状の立場に 応じて使用目的が判別されるものではなかった。また、記入項目に関しては求職 者本人の経歴のみを追って書き込むものが多く、求職者本人の気持ちを上手く企 業に伝えるべく記入項目が細分化されているものはなかった。仮に求職者本人の 気持ちや要望が記入可能な履歴書用紙だったとしても、それらは求職者に記入項 目の作成を委ねるものであり率直かつ素直に求職者本人の気持ちや要望、必要最 低限の条件の提示が書き表せるものではなかった、それ故に企業は履歴書用紙を 通じて求職者の本心を理解することは出来ず、採用された後も求職者の立場が尊 重されるものではなかった。更に、求職者が履歴書用紙を利用する際、写真貼付 欄にのりづけの手間が余儀なくされた。企業は提出された履歴書用紙を整理する 際、従来のものは展開した際Ｂ４判サイズ、Ａ３判サイズである為にそれぞれを Ｂ５判サイズ、Ａ４判サイズの状態に折り畳んで整理するしかなかった。この整 理方法では一枚の履歴書用紙を折り畳むことによって二枚重ねにすることになり 書類に余分な厚みを持たせることになる。膨大な書類を整理する上で書類に厚み を持たせるのは不便であり、またその折り目は書類の損傷の原因にも繋がる。ま た、閉じ穴を用いて閉じる際には、閉じ穴の損傷を防ぐ為に他のシール等で補強 しなくてはならず、履歴書用紙の保管に不便さを感じることが非常に多かった。 また、企業が新卒者を採用する際には、採用試験の得点を履歴書用紙の余白に書 き込むしかなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】求職者別にＡ３判サイズの履歴書用紙を再 就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙、新卒者専用用紙とそれぞれに使 い分け、かつ、このＡ３判サイズの用紙は表裏両面に記入欄を設け、更にＡ４判 サイズ用紙へと二分割可能になる様にＡ３判サイズ用紙の中央の位置にミシン目 １を入れて、ここで分割可能にすることによって求職者本人の経歴を書き込む用 紙５と求職者本人の要望を書き込む用紙６に使い分けれる様にして求職者の記入 の際の抵抗を軽減してより良く求職者本人の本心が表出されるものにして、企業 が履歴書用紙を整理保管する際も損傷の恐れを気にせず安心して取り扱える様に 補強を施し不便さを軽減することがこの考案の解決すべき課題であり、同時に、 この目的別履歴書用紙を使用することにより、企業と求職者の双方がお互いの要 望を認識し、かつ、納得する上で、双方にとって建設的な飛躍発展を促し、更に 求職者と企業の双方が履歴書用紙を使用する際に生じる余分な手間や用紙の損傷 の軽減化をはかることがこの考案の解決すべき課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】求職者別に再就職者専用用紙、パート・アル バイト専用用紙、新卒者専用用紙とそれぞれ使い分けてＡ３判サイズ用紙の表裏 両面を無駄なく使用する。更に、このＡ３判サイズ用紙の中央位置にミシン目１ を施して二枚のＡ４判サイズ用紙に分割可能な形態にして、この二枚のＡ４判サ イズ用紙の記入内容を一枚一枚区別する。

【０００５】上記のミシン目１に沿って、このＡ３判サイズ用紙を山折り に折り畳み、この用紙を山折り状態で展開した際、用紙上の向かって右側に表出 するＡ４判サイズ用紙は求職者本人の経歴を書き込む用紙５として使用して、同 時に左側に表出するもう一方のＡ４判サイズ用紙は求職者本人の要望を書き込む 用紙６として使用する。また、この二分割されたＡ４判サイズ用紙の表裏面の判 別基準として、Ａ４判サイズ用紙上で向かって左側にミシン目１が来る面を表面 としてその裏に位置する面を裏面とする。更に、このＡ４判サイズ用紙上でミシ ン目１側の縁に沿って幅２０ｍｍ、縦２９７ｍｍ、反対側の縁に沿って幅１０ｍ ｍ、縦２９７ｍｍの余白を表裏両面共に設けることにする。

【０００６】上記のＡ４判サイズ用紙の表裏両面共にミシン目１側の余白 の中央位置に幅２０ｍｍ、縦９９ｍｍの閉じ穴付き補強シール２を貼付すること によって閉じ穴の損傷を防ぎ、Ａ４判サイズ用紙を長形３号の封筒に挿入する際 にこの閉じ穴付き補強シール２の縦９９ｍｍの長さが基準となって奇麗に三つ折 り出来る様にする。

【０００７】再就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙、新卒者専 用用紙の求職者本人の経歴を書き込む用紙５に共通して設置されている粘着シー ル貼付写真貼付欄３には全面もしくは上下の二箇所に予め粘着シール９が貼付さ れている。

【０００８】新卒者専用用紙の求職者本人の経歴を書き込む用紙５には企 業側が新卒者の採用試験の得点を余白に記して履歴書用紙を汚すことがない様に 採用者試験得点記入欄４を表面の最上部に設置する。

【０００９】 再就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙の求職者 本人の要望を書き込む用紙６に設置された本人希望記入欄７は求職者本人の気持 ちを上手く企業に伝えるべく求職者の要望を無理なく用意に書き込むことが出来 る様に穴埋め式の記入欄にする。

【００１０】再就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙の求職者本 人の要望を書き込む用紙６には、企業が求職者をよく理解する為にも最も大事な 項目である求職者の過去の就労より気づいた事・感想記入欄８を設置する。

【００１１】求職者が職業選択を明確化させる為に再就職者専用用紙、パ ート・アルバイト専用用紙、新卒者専用用紙の求職者本人の経歴を書き込む用紙 ５に設置されている取得免許・資格記入欄１０の中に過去において実際に役立っ たものに印を記入する欄１１を新たに設置する。

【００１２】再就職者専用用紙とパート・アルバイト専用用紙の求職者本 人の経歴を書き込む用紙５に設置された通勤時間・通勤距離記入欄１２は従来の ものよりも更に詳細で穴埋め式に書き込める形態にして、同時に、自宅から最寄 りの駅もしくは会社までの地図作成欄１３も設置することにより、採用後に行わ れる企業側の情報処理の手間の軽減化をはかるものである。

【００１３】再就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙、新卒者専 用用紙の求職者本人の要望を書き込む用紙６にも求職者本人氏名・捺印・性別選 択・生年月日・現住所・ＴＥＬ・ＦＡＸ・ハンディーホン記入欄１４を設置する 。

【００１４】

【作用】本考案からなる再就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙、 新卒者専用用紙はＡ３判サイズ用紙の中央位置で二枚のＡ４判サイズ用紙に分割 される様にミシン目１が施されており、かつ、閉じ穴部分は閉じ穴付き補強シー ル２で補強されているので、企業が書類の整理保管する際に不便さが生じない様 になっており、更にミシン目１で切り離して求職者本人の経歴を書き込む用紙５ の方は人事課が所有し、求職者本人の要望を書き込む用紙６の方は求職者が採用 後に配属される課が所有することが出来る様になっている。また、求職者が本考 案からなる履歴書用紙を使用する際には、写真貼付欄には予め粘着シール９が附 着されているのでのりを用意する必要がなくて済む。更に、ミシン目１によって 分割された用紙は大きく二つの内容に分けられていて、記入欄も求職者の本心が 素直に書き込める様に穴埋め式に詳細に応える様になっており、かつ、観易いも のになっている。更に求職者の求職時点での心理面を伺うことが出来、採用後に 何か問題が起こった際の解決の手助けとなるものになる。本考案からなる履歴書 用紙を通じて企業と求職者の双方がお互いの要望を認識し、かつ、納得の上で採 用におよび、双方にとって建設的な飛躍発展を促すことが可能である。

【００１５】

【実施例】再就職者専用用紙、パート・アルバイト専用用紙、新卒者専用用 紙の三種類を、それぞれにＡ３判サイズ用紙の表裏両面の中央位置に幅４０ｍｍ 、縦２９７ｍｍ、左右の両縁に沿って幅１０ｍｍ、縦２９７ｍｍの余白を設けて 、更にその中央に位置する幅４０ｍｍ、縦２９７ｍｍの余白の中央位置上に幅４ ０ｍｍ、縦９９ｍｍの閉じ穴付き補強シール２を貼付した上で表題と枠線を印刷 し、かつ、写真貼付欄内には全面もしくは上下の二箇所に粘着シール９を貼付し 、更にＡ４判サイズ用紙へと二分割可能にする為のミシン目１をＡ３判サイズ用 紙の中央位置に施し、このミシン目１に従ってＡ４判サイズ用紙に山折りして重 なり合う閉じ穴付き補強シール２の部分に閉じ穴を開ける。利用の際、求職者は 現状の立場に応じて本考案からなる履歴書用紙を使い分けることが出来、それぞ れの履歴書用紙の所定の記入欄に自筆で記入し、粘着シール貼付写真貼付欄３に 写真を貼付する際ものりづけする必要もない。求職者が本考案からなる履歴書用 紙を企業に提出する際はミシン目１で分離せず提出する。また企業も本考案から なる履歴書用紙を整理する際、閉じ穴を他のシール等で補強する必要もなく、更 に、提出された履歴書用紙を必要に応じてミシン目１より分割して複写や保管整 理も簡単に出来、更に求職者本人の経歴を書き込む用紙５の方は人事課が所有し 、求職者本人の要望を書き込む用紙６の方は求職者が採用後に配属される課に渡 すことが出来る。

【００１６】

【考案の効果】本考案により企業は履歴書用紙を通じて求職者本人の考え・ 気持ち・就労意識等の内面の心理的要因を素早く認識することが出来、更に求職 者自身が就労に就く際に心に抱く不安感や期待感を明確に考察することが出来る 。また、履歴書用紙を通じて企業と求職者の双方がお互いの要望を認識し、かつ 、納得することによって適所に人材をあてることが容易になり企業の生産効率を 飛躍的に促進するものとなる。そして求職者が履歴書用紙を利用する際にも、写 真貼付欄には予め粘着シール９が貼付されているのでのりづけする手間が省かれ 、また履歴書用紙自体の閉じ穴部分に補強が施されているので、企業は提出され た履歴書用紙の閉じ穴を他のシール等で補強する手間が省かれ、無駄な経費や時 間を費やさずに済む。更に、履歴書用紙がミシン目１より二分割される為、必要 に応じて必要な課に履歴書を分離して配布することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】Ａ３判サイズ用紙大に展開した本考案からなる
履歴書用紙をミシン目１より切れ込みを入れた図２であ
る。

【図２】本人希望記入欄７の詳細図である。

【図３】取得免許・資格記入欄１０と過去において実際
に役立ったものに印を記入する欄１１の詳細図である。

【図４】通勤時間・通勤距離記入欄１２と自宅から最寄
りの駅もしくは会社までの地図作成欄１３の詳細図であ
る。

【００１７】

【符号の説明】

１ ミシン目 ２ 閉じ穴付き補強シール ３ 粘着シール貼付写真貼付欄 ４ 採用試験得点記入欄 ５ 求職者本人の経歴を書き込む用紙 ６ 求職者本人の要望を書き込む用紙 ７ 本人希望記入欄 ８ 過去の就労より気づいた事・感想記入欄 ９ 粘着シール １０ 取得免許・資格記入欄 １１ 過去において実際に役立ったものに印を記入す
る欄 １２ 通勤時間・通勤距離記入欄 １３ 自宅から最寄りの駅もしくは会社までの地図作
成欄 １４ 求職者本人氏名・捺印・性別選択・生年月日・
現住所・ＴＥＬ・ＦＡＸ・ハンディーホン記入欄

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】再就職者専用用紙、パート・アルバイト専
   用用紙、新卒者専用用紙とそれぞれ求職目的別に選択可
   能な、Ａ３判サイズ用紙大に二枚のＡ４判サイズ用紙が
   左右に並んでミシン目１で繋がり切り離し可能な形態に
   して、切り離された二枚のＡ４判サイズ用紙のミシン目
   １側の縁にそれぞれ閉じ穴付き補強シール２を配して、
   分離された際、Ａ４判サイズ用紙の一方は粘着シール貼
   付写真貼付欄３と新卒者専用用紙に限っては採用試験得
   点記入欄４が設置された求職者本人の経歴を書き込む用
   紙５として使用し、もう一方のＡ４判サイズ用紙は求職
   者本人の要望を書き込む用紙６として使用され、求職者
   本人の希望が穴埋め式に書き込める本人希望記入欄７と
   企業の将来の発展の為にも必要不可欠な求職者の過去の
   就労経験を書いてもらう過去の就労より気づいた事・感
   想記入欄８を配した、これら二枚合わせて表裏両面使用
   の履歴書用紙。